フォト

掲示板

停職「出勤」日記2009

停職「出勤」日記2008

停職「出勤」日記2007

停職「出勤」日記2006

停職「出勤」日記2005

投稿欄

ちらし置場

リンク集

« 東京都庁前でのビラ撒き宣伝行動に参加しました | トップページ | 9月5日(水) »

2007/09/09

9月3日(月)

 立川二中へ。9月の月曜日は、今日が初日で最終となる。来週の月曜日は、今春の卒業式での、私を除く被処分者に対する再発防止研修。そこに抗議と支援に行くので、立川二中には今年は今日が最後だ。

 遠足を迎える子どものように、昨夜は布団に入ってから寝付かれずに3時間、やっと3時半ころ眠りに入ったが、今度は夢の中で「起きなくちゃ」としきりに言っている。そうして5時半起床。

 登校時は夏休みの間「出勤」しなかったからか、「あれ?また来たの?」という表情の生徒がかなりいた。一人は、「がんばってくださーい」と元気な声をくれた。訪問者が3人いたので、おしゃべりに興じてしまったせいか、道行く人と話をすることがなかった。いつも通りがかりにクラクションを鳴らしてくださる市議のAさんが、今日も鳴らしてくださったので、挨拶を返せただけ。

 午後は、防災の日にちなんで、集団下校。生徒はいったん下校して、まもなく、今度は部活動に再登校をする。今度は、とっても元気。挨拶の声が弾んでいた。今年は9月1日が土曜日、この日に防災訓練をするために土曜日を始業にしたり、初日の訓練では混乱するといけないからと始業を8月終わりにしたりした区市や学校も出現した。もっとも夏休みを1週間もカットする学校がしばらく前から出ているが…。週休2日制の意味などとうに葬り去られている。

 昼下がり、青年が自転車を止め、「根津先生ですか?」と声をかけてきた。私が着任する前の卒業生で、妹さんから話しを聞いていて、会ってみたいと思い、何度か訪ねてやっと今日会えたと言う。妹さんは、私が教えたBさんと言う。

 彼と、「日の丸・君が代」の強制と教育との関連問題、強制することや「愛国心」について語り合った。今日掲げていたプラカードに書いた「『立たない教員がいると、生徒は立たなくてもいいと受け取ってしまう』と都教委は言います。しかし、これは教育ではなく、洗脳でしょう」を見て、「確かにこれは洗脳ですね」から始まって、「学校は考えを刺激するようなことはしてくれない。社会科は、事件の背景を考えたいのに、年号ばかり覚えさせられた」と言う。考えることの楽しさや大切さを知っていることがわかる。もっともっと知りたい、考えたいと思っているのが伝わってくる。私に会いにきたのも、会って話をして考えたいと思ったのだろう。自分を持っている青年(少年)で、とてもいい感じを受けた。

 しかし、今まじめな青少年がちょっと知ろうと手を伸ばすと、そこにあるのは、日本の戦争はアジア諸国を開放したとする、勝手に塗り替えた歴史の書物が圧倒的に多い。彼もその歴史を信じている。無理からぬことだ。学校教育が事実をきちんと教えていないことが元凶だ。「アジアを開放した、と主張するのは、日本の右翼の人たち。当のアジア諸国の人たちや政府が、『日本が開放してくれた』と主張しているかしら?」。彼も聞いたことはないようなので、「各国の歴史教科書に日本の侵略がなんと書かれているか、解放してくれたと書いてあるかを調べると、政府の見解がわかると思うよ」と話した。優に1時間は話していった。

 ここ何年か、大学生に話をする機会があり、そこで、改ざんされた歴史を真実と勘違いしている人が年々多くなっているのを感じる。でもまた、事実をしっかり提示すると、「始めて聞きました」とまじめに捉えようとする学生もかなりいる。そこに希望を見るのだけれど、公教育に携わる教員たちの姿勢が問われている。

« 東京都庁前でのビラ撒き宣伝行動に参加しました | トップページ | 9月5日(水) »

停職「出勤」日記2007」カテゴリの記事