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2007/12/06

「希望は生徒」

今学期、中学3年生国語で自伝を読む単元を組み、レポートを課したので、根津さんの『希望は生徒』をレポートの範例に使わせていただきました。
私がこの本を選んだ思いを読み取った生徒は自分がレポートを書く動機も深くなっています。

みかん農家に生まれ、忙しい父母を助けての家事、自分の下着は自分で洗っていたお父さんの生き方、その軍隊での抵抗を発掘した最初の問い等など、家庭科を日本国憲法の理念につなぐ根津さんのお仕事の原点が伝わる自伝の傑作です。
ペアで仕事している若い講師も感動しています。
中学、高校での教材化をお薦めします。
図書館にもリクエストしましょう。

http://homepage2.nifty.com/kaikosasenaikai/

「生かされる」よりも「生きる」力を!

わからないことがあったら、自分で調べて考えなさいと先生たちはいつも言うのに、 「日の丸・君が代」のことになると、歌詞の意味さえ教えられないで、歌うことを強要されるのはどうしてだろう?
「自分の頭で考えよう」と生徒に問いかけ続けた家庭科教師のドキュメント。
(「希望は生徒」の帯より)

根津さんはよびかけます。
「私は当面、2008年3月に向けて、校長に起立の職務命令を出させない、都教委に「校長の権限と責任において発した(?!)職務命令」違反で処分を出させない、解雇をさせない、その闘いに全力をあげています。解雇は私一人の問題ではなく、これを許してしまったら、「君が代解雇」は瞬く間に全国に広がります。学校は沈黙する教員たちで固められ、先述した足立区のようなことが頻発し、改悪教育基本法に沿った、お国のための教育が進行することは必至ですから。「生かされる」のではなく、「生きる」ことができる学校を、社会をつくるために、一緒に動き出しませんか」。
(「希望は生徒」 終わりに より)

2004年から東京の公立学校では、卒業式・入学式での「君が代」斉唱の際、起立・伴奏をしない教職員に懲戒処分が出されています。しかもその処分は、不起立の回数に比例して処分量定を増やすという「累積加算処分」で、他県に例を見ないやり方です。
私は処分を受け続け、2007年3月の卒業式で、停職六カ月というこれまでで最も重い処分を受けました。東京都教育委員会(以下、都教委と言う)が「停職は六カ月まで」と言っていることからすると、2008年の卒業式で不起立をしたら免職=解雇は必至かもしれません。
一人拒否をしたところで、現状が変わるわけではないかもしれません。でも私は教員として、教育に反することや、教育に反する職務命令に従うことはできません。「君が代」不起立で教職員を解雇するという教育行政が、どのような教育を目指し、どのような子どもを作ろうとしているかを考えると、私はやはり起立はできないと思うのです。また、不起立という行為は、私が家庭科の教員として、また中学校の教員として36年間、「考えずに従うのはやめよう。自分の頭で考えて行動しよう」と子どもたちに語り、仕事の中で大事にしてきたことと、同一線上のことです。決して特別のことをしているのではありません。
「日の丸・君が代」の強制に反対し、「君が代」で起立をしないことが、今は異端として特別視されるようになってしまいましたが、少し前までは多くの教職員が信念を持って当たり前にしてきたことでした。歴史を改ざんし侵略戦争を美化しようとする動きや改憲等の動きのなかで、社会の中心軸が大きく右に傾き、安泰と思われてきた公務員にさえ、憲法が保障する思想及び良心の自由や表現の自由、教育の自由の問題で解雇の危険が生じるのですから、今私たちはかなり危ない社会に生きているということです。
都教委が出した「10・23通達」による「君が代処分」から4年が経ち、教職員が「君が代」に起立するのが当たり前となりました。この間、「日の丸・君が代」を暴力で押し付ける都教委の圧力に、理不尽と思いながらも教職員たちは屈せられてきましたが、その姿はそれらの個々の教職員の内心の思いとは別に、残念ながら子どもたちに一定の影響を与えます。
自分の頭で考えることや、理不尽なことに抵抗してもいいのだという、人が人として生きる上で大切なことを学ぶ機会を、結果的に子どもたちから奪っていると感じます。いや、社会全体から奪っているのかもしれません。こうして、危ない社会に私たちは与させられていっているのではないでしょうか。
この本は、「君が代」に不起立で不服従を続ける一人の教員である私の歩みを書き記したものです。まずは現実を知っていただきたいと思います。「君が代、いいじゃないか」とおっしゃる方も、是非読んでいただいて、いつもとは違う視点からこの問題について考えていただけたらうれしいです。
(「希望は生徒」 はじめに より)

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