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2008/03/22

市民グループ「HUG-東京の教育」が都教委にプレッシャー

根津公子さんの卒業式を3月24日に控えて、都庁では連日「君が代不起立の根津さんをクビにしないで」という要請行動が続いているが、18日に都教委に やってきたのは、教育を考える市民グループ「HUG-東京の教育」だった。

「陳情」は午前10時半から都庁の会議室で始まったが、小さな会議室には、若いおとうさん、おかあさんたちを含む9人、それにちびっ子10人が集まり、さながら「幼稚園状態」になった。対応したのは、都教委・教育情報課の黒田課長。いつもは「ここは聞くだけの場。質問には答えない」と突っぱね、要請者の怒りを買う課長だが、なぜかこの日は上機嫌で饒舌だった。

最初に代表が「君が代不起立の教師を処分しないで」という教育委員宛の「陳情書」を読み上げ、手渡した。その後、Mさんが口火を切った。

Mさん「この陳情書は教育委員の個人宛なので、各委員に確実に届ける約束をしてほしい」。黒田「要請はたくさん来ているので、教育委員に渡すかどうかは所管の課が判断する。内容によりけりで必要があれば教育委員に上げる」と相変わらずの回答。ここで普通は大もめになるが、Mさんはぐっと抑えて「必ず教育委員に渡してほしい。それはあたりまえだと思う。それから渡したかどうかの結果を知らせてほしい」と要望。黒田「結果を知らせてほしいという要望は所管に伝える。その返事に2週間位かかる」といつもの回答だった。

その後、メンバーの質問に黒田課長は以下のように答弁した。

●なぜ「君が代」斉唱を卒業式でやるのか?

黒田「学習指導要領で決まっているから。国旗国歌を尊重する心を養うのが目的。国際社会においては自国も他国も尊重することが大事だが、特に自国の誇りを育てることが大事である」

●強制はよくないのでは?

黒田「強制はしていない。“適正に実施してください”という指導・助言をしているだけ。“思想信条の自由”は侵していない」

●実際に不起立の人を処分している。強制ではないか?

黒田「“思想信条”で処分しているのではなく、職務命令違反だから処分しているだけ。上司の命令に部下が従わなくては、仕事がうまく進まないでしょう。2月7日の東京地裁判決でも、職務命令は憲法違反ではないと判断している」

最後に、Mさんがこう語った。

「養護学校の卒業式では、重度の障がい児も壇上にあげて、“君が代”に直立不動を強いている。これはおかしい。子どもが主人公であり、一人ひとりの障がい児の状態にあわせて、卒業式をするのが当たり前ではないか」「根津公子さんの家庭科の模擬授業も体験したが、自分で考える力をはぐくむ授業だった。こんないい先生がなんで停職処分を受け、学校に入れないのか。こんな学校って、一体何なのだろう。これから子どもを学校に入れるのがとても不安だ」「都教委の教育目標は、“互いの人格を尊重する”“自ら学び考え行動する”となっていて、その通りだと思うが、実際やっていることはこれに反している。一人ひとりの違いが尊重され、だれもが大切にされる教育を強く望みたい。そのためにも、君が代処分は絶対にしないでほしい」と結んだ。

黒田課長は「教育目標を評価してもらってありがとう。陳情書と共に、きょう出た批判や意見を含めて所管に伝える」と回答して、この日の要請を終わった。

課長の答弁は、いつもと同じではあったが、その饒舌から、かれらの考えが改めて浮き彫りになった。私が感じたのは、都教委の主張は「自衛隊を海外派遣しても、憲法9条を侵していない」という政府の詭弁とそっくり、ということだ。つまり「上司の命令に従わない教員を処分しているだけで、思想信条の自由は侵していない」という詭弁である。いつから日本はどこもかしこも「詭弁がまかり通る社会」になったのか。「戦慄」さえ覚える。

いずれにしろ、この日の市民グループの都庁登場は、根津さんを支援する声が、様々な層に確実に広がっていることを示すものだった。「君が代解雇」を強行しようとする都教委に対して、大きなプレッシャーになったことは間違いないだろう。

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