フォト

掲示板

停職「出勤」日記2009

停職「出勤」日記2008

停職「出勤」日記2007

停職「出勤」日記2006

停職「出勤」日記2005

投稿欄

ちらし置場

リンク集

« 4月15日(火) | トップページ | 4月17日(木) »

2008/04/21

4月16日(水)

 南大沢学園(特別支援学校)に。今日も私より先にEさんと近藤さんがいらしていた。近藤さんは、校長や職員に渡す手紙を用意されていた。
 私は、「わたしはどんなにおどされても、まちがっていると思うことにはしたがいません」と書いたプラカードを立てて、生徒や元同僚を迎えた。立ち止まってプラカードを読む一人の生徒は、「間違ったことはしてはいけない。うん。根津先生がんばってください」と言って、門の中に入っていった。また、一人の生徒は、私のことをテレビで見たと言う。「がんばってください」「(「日の丸・君が代」は)戦争に使ったんでしょう。○○先生も反対だって、言っていたよ」としばらく話をしていった。
 8時15分、校長と小中学部の副校長が連れ立って現れた。「迷惑なので、お帰りください。本校の教育活動には関わらないでください」と目を合わせずに言うと、私の返事は聞かずに、門の中に引き上げた。私と会話になることは避ける。対応の仕方は、法令上私とは、何の関係もなくなった今も相変わらずだ。もしもこの発言を校長の職務、生徒のため、と本気で思うなら、校長は私を説得しようとするだろうに、その気配は微塵もない。
 副校長は、と言えば、職務時間中に職員室の自席から真後ろを向き、私の方をまるで監視しているような様子。到底、机に向かって仕事をしているとは思えない。
 今週末に離任式が予定されているのだけれど、それに根津を呼ばないことを職員に告げたと言う。その理由を校長は、「転出先のあきる野学園の校長から出張命令が出ないから」と言ったそうだ。停職中に出張命令が出せるはずはない。そんなことは誰も承知のこと。それを承知で、生徒との関係を考えて、立川でも鶴川でも、出席させてくれた。それが、人として当たり前の行為であり、校長の裁量というものだ。こんな差別的なこと、いじめをすればするほど、職員の気持ちが校長から離れていくことが、この人にはわからないのだろうか。
 隣の公園に行く生徒たちに「言ってらっしゃい」「お帰りなさい」と声をかけ、その反応に温かい気持ちをもらった。
 午後は、都教委の今日の暴走を予期させることになった、多摩中事件の結審。最終の意見陳述をした。


 以下は、近藤さんの手紙。


私達は、教える機械じゃありません

被処分者 近藤順一

都立南大沢学園養護学校、学校長及び都教委の皆さん、

 新年度を迎えお忙しい毎日かと察します。この3月の卒業式でも「日の丸・君が代」強制、処分が強行されました。とりわけ3月まで貴校に在職していた根津公子氏には停職6ヶ月という重い処分が課されました。私は、自分に課せられた処分と共に、これに強く抗議します。根津氏は「教育に反することには加担しない。理不尽なことには服従しない。それが教員としての職務と思うから私は着席します。」(『希望は生徒』)と述べています。
私も3回目の不起立、2回目の処分を受ける中で、自らの思想・良心の自由を保持すると共に、生徒に対し、多様な考え、行動があることを示す必要を感じます。学校現場での職務遂行としての不起立の意義を考えています。今回、現職解雇という遮断ではなく、対話の道を選択した皆さんが、これ以上の強制、処分を停止することを強く要求します。

教職員の皆さま、生徒・保護者の皆さま、地域の市民の皆さま

 私達は、現職解雇を危惧していました。停職6ヶ月という重い処分ではありましたが、解雇を免れました。その背景には、皆さまの力強い声と行動があったと確信しています。この間の皆さまの取り組みに敬意と感謝の意を表します。

私達は引き続き訴え行動します

 不服従を貫く教員を「ガン細胞」と称し、「不適格者」として嘱託解雇・不採用にする、ましてや「現職解雇」さえ危惧され、強制異動(配置転換)によって物か機械のようにあつかわれる。これは、新教育基本法、新学習指導要領、教員免許更新制による近い将来に「一般化」される「排除の事態」ではないでしょうか。そして、現在、労働現場で先行、普遍化している日雇い派遣、ポイント派遣、臨時雇用など、人を人とも考えない事態と重なるのではないでしょうか。それが、私達の先輩教員が手を染めた「教え子を戦場に送った」道に通じることを21世紀の今、現実問題と考えています。
 昨日、根津氏の新たな職場である都立あきる野学園を訪れました。都教委の皆さんにただ一つ感謝すべきは、すばらしき自然に囲まれ「山笑う」季節に、正に奥多摩の山々に迎えられたことです。
 私達は、今後とも苦難の境遇に呻吟する若者をはじめ各界各層の皆さまと共鳴し、自らの信じる道を歩みたいと思います。  (2008.4.16)


« 4月15日(火) | トップページ | 4月17日(木) »

停職「出勤」日記2008」カテゴリの記事