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2008/04/11

ルモンドの記事から

フランスの日刊紙ルモンドに載った、4月3日付け「君が代」不起立についての記事の翻訳(抜粋)です。
「日本では祖国を軽々しく扱わない」という皮肉たっぷりのタイトル。筆者は古参のフィリップ・ポンス特派員です。
「君が代」不起立問題のほかに、映画『靖国』の上映自粛、「大江・岩波裁判」判決にもふれた長い記事です。

「君が代」不起立問題部分の翻訳です。


罰せられた教員達(小見出し)

マスメディアの反応が少ないこの他の最近の出来事は、日本における言論の自由にのしかかる多様な圧力を暗示していると言える。
例えば、約20人の中学高校の教師達が処分されたが(10パーセントの減給、6ヶ月の停職、非常勤の場合は契約が更新されない等)、これは2003年に義務付けられた「生徒に国歌を歌わせること」を拒否した為である。
以来、約400人の教師達がこの通達を尊重しなかった為に処分や「再教育」の対象となっている。

リズムがゆっくりした荘厳な日本の国歌は天皇への頌歌である。
日の丸と共に「君が代」は1999年国家の象徴として制度化されたが、この措置は軍国思想に同調するものであるとして、一部の知識人の抗議を引き起こした。
これら国家象徴について、一般大衆間に議論が起きることは事は稀である。
スポーツ大会や勝利に伴う集団的歓喜は青年層にお祭り気分のアイデンティティー意識を生み、戦前の象徴的内容は取り除かれている。

又、国歌の斉唱を強制されているが故に、信条の自由についての議論も巻き起こしている。
2006年、東京地裁は卒業式の際斉唱を拒否した教師の主張を認めた。
判決理由の中で、裁判所は「教師は君が代を斉唱する義務はない」、又「斉唱を強制する事は思想、信条の自由を侵す」と裁定している。
さらに、同裁判所は東京都に対し教師達に1200万円の損害賠償を払うことを指示した。

2003年の通達では、東京都教育委員会は校長達に国旗掲揚に起立することと、生徒に国歌を歌わせる事を教師に強制するようにとの指令を出した。
同指令は従わない者への処分をあらかじめ定めており、この処分に対し400人の教師が東京地裁に訴え出ていたのである。
処分を伴う君が代斉唱の強制は政府が教育に過度に介入することを禁じた教育基本法に反するものであると判事は強調した。

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