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2008/05/18

5月13日(火)

あきる野学園に。登校・出勤の人たちに挨拶を交わし、私は都庁で撒いたチラシを、近藤さんは、ご自分の挨拶の手紙を職員に手渡した。今日も皆さん、気持ちよく挨拶をしてくれる。

 プラカードの前でじっと立ち止まっている生徒に「これは私のことです」と声をかけると、その生徒は、「不当って、どういうことですか」と聞く。私は「君が代」不起立で処分されていること、それは不当だと思うことを話したうえで、プラカードの書いた2つのことを尋ねた。プラカードには、「『君が代』の意味を知っていますか?なぜうたうのか、考えて歌っていますか?」と書いていた。彼は、「意味だけでなく、歌詞もよく知らない。歌詞も意味も習わなかった」「なぜ歌うのかも考えたことなかった」と言い、「みんなに話してみよう」と言っていた。
「よかったら名前を教えて」と言うと、「高○年A」さんと教えてくれた。
 今日は都合で10時に引き上げた。


 近藤さんの手紙は、次のとおり。

「日の丸・君が代」、東京の教育、
   そして生徒のこと ~考えてみませんか~
被処分者 近藤順一

あきる野学園の教職員の皆さま

4月の半ばから、こちらにお伺いしております。私は、この3月卒業式において「日の丸・君が代」不起立、不斉唱により2回目の処分(減給10分の1)を受けました。東京都教育委員会の2003年「10.23通達」以来、都立高校ばかりでなく市区町村の小中学校でも「日の丸・君が代」が強制され、延べ400人以上の処分が強行されました。
私は、自分の不起立・不斉唱を、一人の教員としての職務遂行であると考えています。なぜなら、教育は異なる考え、異なる表現が認められることを前提とするからです。ましてや夜間中学には多くの外国籍生徒も学んでいます。その多くはアジアの諸地域から来た者です。都教委、市教委の「日の丸・君が代」強制は多文化共生に逆行し、一律の形式からはずれる者を処分、排除しています。そして、今進められている学習指導要領の改定、教育振興基本計画の作成、教員免許更新制などによって、一層統制が進行することを危惧しています。
私は、自らの思想・良心の自由を保持し、教育の本来のあり方を取り戻すため、昨年の処分に対しても東京都人事委員会に不服審査請求を行い、今回も同様の措置を執るつもりです。都教委は、被処分者を「服務事故発生者」として「再発防止研修」を課すでしょう。これは事実上の「転向強要」です。

あきる野学園の管理職の皆さま

日ごろの皆さまの教育実践に感服しています。貴校の根津教諭は現在停職6ヶ月の処分を受け、復帰は10月になるでしょうが、それまでにも公式、非公式に話し合いの機会をもっていただけたらと思います。
都教委は、私たちを「校長の職務命令違反」で処分しました。このように学校に分断を持ち込むやり方に強く抗議します。それぞれ考えは異なっても粘り強く話し合い、不一致点は留保していく必要があります。
 私は、根津氏を支援するというよりも、一人の教員として、また、被処分者として、共に考え行動していくつもりです。共に考えていきましょう。

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