フォト

掲示板

停職「出勤」日記2009

停職「出勤」日記2008

停職「出勤」日記2007

停職「出勤」日記2006

停職「出勤」日記2005

投稿欄

ちらし置場

リンク集

« 多摩中事件控訴審傍聴要請 | トップページ | 「教育の現状と課題、11・15大内氏講演・討論会」へ(11、追) »

2008/11/16

「教育の現状と課題、11・15大内氏講演・討論会」へ(11、最終)

渡部です。

本日(11月15日)、『教育の現状と課題、11・15大内氏講演・討論会』が76人の参加で開かれました。

大内さんの講演に先立ち、東京の教育現場から二つの報告がありました。
一つは、「7・15分限対応指針通知」についてです。
これについて報告した町田教組のKさんは、以下の三つの大きな問題点を上げました。

(1)病休、産休、育休、介護を抱えている教職員に対して、 休暇取得の方法までとりあげた配慮を欠いた内容であること。
(2)主任制度の導入、教員免許更新制度と連動することによって、 恣意的に処分を出して教職員の使い捨て、低賃金労働化の拍車をかけるおそれがあること。
(3)「君が代」不起立による処分者に適用されかねないこと。

そしてKさんは、「ここで都教委のさらなる暴走を許せば、『分限指針』も一人歩きし、教免法と相俟って全国に教育破壊を進めることになる」、「来年3月は、今年度解雇阻止を実現した全国の仲間の結集を再度呼びかけます。都教委の『分限処分』攻撃を、根津さん分限解雇阻止の実現から切り開いていきましょう。」と結んだ。

もう一つは、都教委による「主任教諭導入と人材育成基本計画」についてです。(東高教のFさんが報告しました)
それによると、

(1)義務制(小中学校)と高等学校給与表を統合する
(2)主任教諭職を新たにつくり、管理職以外の給与を削減し、現在の賃金水準維持のためには主任教諭⇒主幹と受験しなければならなくする。
(3)主任教諭になるには業績評価と職務レポートによる選考がある。
(4)レポートテーマは、「自らの実践等をふまえた主任教諭としての 具体的な改善策について」。

ということでした。

そして、その「主任教諭」は教諭に対する研修責任者となり、現場における教員の階層化がさらに進む、とのことでした。

その後、大内さんの『教育基本法改悪以降の教育の現状・問題点と私たちの課題』という講演に移りましたが、非常にわかりやすく、かつ新情勢に応じた問題提起もされ、参加者一同大きな力を得ました。

大内さんの講演の骨子は、以下のようなものでした。

(1)イラク戦争とは何だったのか?
(2)1990年代以降の改憲動向
(3)2007年7月参議院選挙の自民党(与党)大敗はなぜ起こったのか?
(4)格差と戦争
(5)今後の政治情勢
(6)今後の教育運動の課題

その中で大内さんは、1985年のプラザ合意以降、日本企業の多国籍化・グローバル化が進み、海外資産・権益の維持のための財界による自衛隊海外派兵要求が強まり、教育基本法改悪と改憲の動きが強まったこと、

しかし、それに対する反対運動の高まりと小泉構造改革が生み出した格差拡大により、2007年7月の参議院選挙による安部政権の惨敗となったこと、

格差社会は1995年に日経連が出した『新時代の「日本的経営」』により一気に進行してきたこと、そしてアメリカに見られるように貧困層を作り出すことにより、兵士へのリクルートが行われること、

安部・福田内閣は、格差問題と米軍への給油活動延長が困難になって退陣せざるを得なくなったこと、麻生内閣も同じ問題を抱えていること、したがって格差拡大と給油法案への反対が重要であること、などを述べられた後、

「(6)今後の教育運動の課題」、のところで、

(1)改悪教育基本法の具体化への反対
(2)格差社会と憲法改悪(特に9条と25条改悪)への反対

を強調されましたが、とくに、現代教育に求めれらる「自由」と「社会主義」として、

・「日の丸・君が代」「愛国心」強制などの国家・行政による介入に対しては、「自由」を主張すること、
・教育の市場化・商品化をもたらす新自由主義(教育の自由化)に対しては、平等を実現するための「公的規制」(=社会主義)を主張すること、

が重要だと述べられました。

この「社会主義」という言葉に対しては、多くの参加者から「新鮮だ」との感想が出されました。

格差拡大と世界金融危機の進行の中、多くの人々の生活が脅かされる時代になったので、再び「社会主義」という言葉が自然に出てくるようになったのだろうと思いました。

その後、包囲ネットからは、日教組が十分闘えない状況下で、私達が下から運動を作り上げていく武器になるようなパンフ(季刊予定)を作るために、全国各地から「レポーター&サポーター」を募集することが提案されました。

また、包囲ネットでは、来年2月8日に、全国の仲間にも呼びかけて、

(1)首切り自由の「7・15分限対応指針」反対!
(2)「日の丸・君が代」強制・処分反対!
(3)改悪教育基本法の実働化を許すな!

の三本柱で、「総決起集会」を開くことになりました。



« 多摩中事件控訴審傍聴要請 | トップページ | 「教育の現状と課題、11・15大内氏講演・討論会」へ(11、追) »

投稿欄」カテゴリの記事