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2008年11月

2008/11/27

映画『あきらめない』と講演の夕べ フォトレポート

石川@三多摩です。

11月26日に開催された「映画『あきらめない』と講演の夕べ」(既報)のフォトレポートです。


P20081126

2009年「2・8総決起集会」へ(2)

渡部です。

本日(11月26日)、東京・中野ゼロ小ホールにて、<映画『あきらめない』と講演の夕べ>が開かれ200人が参加しました。主催は、「ビデオプレス」と、「河原井さん根津さんらの『君が代』解雇をさせない会」でした。

最初に、映画『あきらめない―続・君が代不起立』が上映されました。試写会の時よりもバージョンアップされたもので、素晴らしいドキュメンタリー作品になっていました。2008年作品の平和協同ジャーナリスト基金奨励賞を頂いたということです。

是非、多くの人々に見てもらいたいものだと思います。ここには、右傾化する現在の日本社会の中で、教師生命をかけて闘う教員たちと、それを支える人々の闘いがリアルに描かれています。

映画の最後は、それまで根津さんに反抗的だった教え子達数人が、校門前で根津さんを囲み、「屈するな、根津先生!」という慣れないシュプレヒコールを上げるシーンでした。

次に、一ツ橋大学の渡辺治さんの『東京の教育はどうなるー曲がり角の構造改革と石原都教委』という講演がなされました。これも素晴らしいものでした。

渡辺さんの講演は、
1、新自由主義教育の先進東京と「日の丸・君が代」強制のねらい
2、構造改革がもたらす矛盾と怒り
3、どうしたらよいのか?
という柱立てでした。

1では、石原都知事になって以降の都の諸教育政策が新自由主義改革の先進となったものとして紹介され、その要となった教員統制のテコとなったのが、「日の丸・君が代」強制であったことが明らかにされました。

2では、小泉首相以来進められてきた構造改革が大きな矛盾と怒りをもたらし、その結果、昨年の参議院選挙で安倍自民党は大敗し、自民党政権は行き詰まり、反貧困、反構造改革の新しい運動が盛り上がってきていることが明らかにされました。

3では、新自由主義によるこの間の「教育改革」により、教職員の多忙化と疲弊、あきらめ、病気などにより、学校教育が大きく破壊されつつあることを紹介され、今後の私達の方向として、
・組合運動の強化・再建(教師集団作りと再建)、
・日の丸・君が代反対の運動の強化、
・父母達との連帯、
・政治変革、
の重要性が述べられました。

なかでも、日の丸・君が代については、根津さんや河原井さんを先頭とする「不起立運動の強化」を訴えられました。また、映画『あきらめない』を国会議員にも見てもらい、政治を変えることも必要だと述べられました。

全国の皆さん!
情勢は大きく動きつつあります。私たちはこの動きをさらに加速させ、「日の丸・君が代」の強制を止めさせ、改悪教育基本法の実働化を阻止するために、2009年春、『2・8総決起集会』を開きます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   2009年『2・8総決起集会』
<日 時> 2009年2月8日(日)、12:30開場、13:00~16:00
<場 所> 全電通会館(東京・神田駿河台3-6)
        JR御茶ノ水駅(聖橋側)徒歩5分
<資料代> 500円
<内 容> 詳しくはこれから検討しますが、以下の三つの柱になる予定です。
  (1)「7・15分限対応指針通知」撤回の闘い
  (2)「10・23通知」撤回、「日の丸・君が代」強制反対の闘い
  (3)改悪教育基本法の実働化反対の闘い
 なお、私たちは全国各地の闘いも視野に入れた集会にしたいと考えておりますので、全国からの発言も期待しています。



2008/11/24

映画「あきらめない」と渡辺治さんの特別講演

松原@ビデオプレスです。

重ねてのお知らせで恐縮です。映画「あきらめない-続・君が代不起立」と渡辺治さんの講演の夕べが、あさってに迫りました。

「たけしの日本教育白書2008」などテレビでも東京の教育が話題になっていますが、石原都政のもとで、東京の教育はガタガタになっています。教師はものが言えなくなり、子どもたちは「管理」で縛り付けられています。

そうした状況をつくるうえで「踏み絵」になったのが40秒間の「君が代強制」です。06年のドキュメンタリー映画「君が代不起立」(ビデオプレス制作)で、この問題を初めて映像の形で国内外に伝えましたが、続編「あきらめない―続・君が代不起立」では、08年3月、累積処分でいよいよクビ! という状況を迎えた根津公子さんと都教委との攻防を中心に描いています。

26日の上映会では、「日本の構造改革分析」などで鋭い論陣を張っている政治学者・渡辺治さんが、50分の特別講演「東京の教育はどうなる~曲がり角の構造改革と石原都教委」を行い、「君が代強制」の狙いを大所高所からずばり明らかにする予定です。ぜひご参加ください。参加する場合は、メール予約(http://vpress.la.coocan.jp/081126yoyaku.html)がお得です。

なおこの作品は、今年の「平和協同ジャーナリスト基金賞奨励賞」に選ばれました。



2008/11/23

12.26都庁前 One Day アクションのお知らせ

 年の瀬も押し迫った12月26日(金)-御用納めの日であるとか-、2008年度の「都庁前 One Day アクション」第2弾を、下記要綱で行います。みなさまのご参加を訴えます。

F200812261

  【クリックすると拡大します】

 印刷用PDFファイルのダウンロードは、こちらをご利用ください。

12.26都庁前 One  Day アクション

「f20081226.pdf」をダウンロード


 各団体・個人は、できるだけ都教委への要請書をお持ちください。その際、解雇させない会事務局にも1部、コピーをいただければ幸いです。また、当日ご都合がつかないという方は、あらかじめ要請書を解雇させない会事務局宛てに送付していただければ、併せて都教委にお渡しいたします。
 河原井さん根津さんらの2009年3月卒業式「君が代」不起立に、機械的な「分限免職」=解雇処分発令を画策する都教委に対して、多くの抗議・反対の声を集中してください。



2008/11/22

2009年「2・8総決起集会」へ(1)

渡部です。

本日(11月20日)早朝、<河原井さん、根津さんらの「君が代」解雇をさせない会>が、都庁前でビラまきをしました。(参加者は20名弱)

ビラは、『どちらが信用失墜行為か?』と題するもので、国分寺二小の校長が「買春容疑」で逮捕された事件を取り上げたものでした。市の教育長は「信頼していた校長だった」と言っています。また彼は、市教委や都教委勤務経験者でもあったそうです。

最近、管理職のこうした事件が多く起きています。ただただお上に忠実で、おかしいことに批判も反対もしない人間がいかに道徳的に頽廃するかということの見本ではないでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ダッチロールを続ける麻生政権。麻生パイロットは二日酔い状態で、与党の内部からさえ「危なくて乗ってられない」と言う声が聞こえてきそうです。

しかも、金融危機は世界恐慌に発展しつつあります。倒産・リストラ・失業の嵐が世界中で吹き荒れ、多くの人々の仕事と生活が破壊されつつあります。1929年以来の世界恐慌の再来です。

これに対し、先日G20などが開かれましたが、一方では「規制強化」、他方では「自由市場の原則」が強調されました。これでは、資本主義の不治の病である貧富の差の拡大による「相対的過剰生産」(貧しい人の増加による市場縮小)は解決できないでしょう。また、いずれも大きなリストラを伴う金融業救済や企業救済をやるのでは、貧富の差はますます拡大することになるでしょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところで、本日の朝日新聞に、田母神氏が、自衛隊の高級幹部を育成する統合幕僚学校の学校長時代に新設した「歴史観・国家観」の講師に、「つくる会」副会長の福地惇氏(大正大)らを招いていたことが出ていました。

「つくる会」教科書と言えば、東京都では、杉並区と、石原都知事の任命した都の教育委員が東京の中高一貫校などで採択しました。

つまり、彼らは、自分達の地位を利用し、田母神氏と同じようなことをやっているのです。アジアや世界の人からはとても認められないような考えを、また公式には日本政府でさえ認められないような考えを、子ども達に植え付けようとしているのです。

田母神氏が更迭されたのなら、石原や都の教育委員も更迭されて当然です。

しかし、彼らは、7月15日に「分限対応指針」を出し、分限に該当する可能性のある例の一つに、「上司等から研修受講命令を受けたにもかかわらず研修を受講しない、又は研修を受講したものの研修の成果があがらない」などのことを書いています。

しかし、石原や都の教育委員などの考えは田母神氏と同類のものなのです。本来更迭されるべき人間達がこのような「指針」を出し、自分達に反対する人間をクビにしようとしているのです。これまで、「君が代」不起立で闘ってきた東京の教員たちに対する、段階を画した、新たな、そして極めて理不尽・不当な攻撃です。

しかも、東京の事態はすぐに全国化していきます。すでに大阪では、橋下知事のような人物も生まれています。

したがって、都教委包囲首都圏ネットワークでは、こうした事態を前に、例年2月に行っている「総決起集会」を、単に首都圏規模の集会にするのではなく、全国規模に準ずるような集会にしようと考えています。(詳細は次号以降に)

そのために私たちは、全国への宣伝を開始しつつあります。

全国の皆さん!
是非ご協力下さい!
また、ともに闘いましょう!!



2008/11/21

「あきらめない―続・君が代不起立」東京・大上映会(その2)

11月26日(水)、「あきらめない―続・君が代不起立」東京・大上映会のお知らせを、再度掲載します。
前回の記事は、こちらです。

あきらめない-続・君が代不起立

 http://kaikosasenaikai.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/index.html#entry-54766236

ちらしを以下に掲載しましたので、よろしければお使いください。

F20081126

  【クリックすると拡大します】

 印刷用PDFファイルのダウンロードは、以下のリンクから可能です。

あきらめない-続・君が代不起立

「f20081126.pdf」をダウンロード



2008/11/20

11.20都庁情宣

11.20都庁情宣のちらしです。

11.20都庁情宣

「f20081120.pdf」をダウンロード



2008/11/18

戦争責任と抵抗

佐々木です。

11月15日「あきらめないー続・君が代不起立」上映会(東京・八王子)で、歴史研究者の山田昭次さんが「戦争責任と抵抗ー歴史から学ぶもの」というテーマで講演を行いました。戦前の天皇制国家の抑圧体制のなかで、国家のお仕着せの強要に抵抗をした三人の人物についてのお話は、あらたな国家主義の台頭に直面するわたしたちに大きな示唆を与えてくれました。山田さんの講演の要旨を当日のレジュメに即してご紹介します。

*****

民衆の戦争責任とは、戦争に傾斜して行く政治的・思想的抑圧体制に抵抗することだ。
わたしは1945年6月本土決戦が決まったとき、まだ少年だった。「僕の命はこれで終わりだ」と思った。皇民化教育で洗脳されていたので捕虜になるなど想像もできなかった。また同じような子どもが作られたらたまらないというのがわたしの原点である。

1950年、戦後初めて日の丸掲揚、「君が代」斉唱の通達をだした文部大臣天野貞祐はその狙いを次のように述べた。「私がこういうことを唱えたのは別段大学生とかそういう人たち、あるいは知識階級を目当てじゃないのです。小学生なのです。・・・何も理屈じゃなくて、感覚的にそういう気持ち(国のために自分が働く)を持たせたいので・・・」。天野の狙いは小学生のうちに「日の丸・君が代」によって感覚的にいわゆる愛国心を植えつけるということだ。そして天野の念頭には、戦前の小学校の儀式の記憶があったのだろう。

作家の秋田雨雀(1883-1962)は、関東大震災時の朝鮮人虐殺事件直後にドラマ「骸骨の舞跳」を書いている。大震災時朝鮮人を虐殺したのは軍隊・警察だけではなく、民衆も自警団として虐殺に加担した。秋田は劇中、一日本人青年に甲冑や陣羽織を身にまとった自警団員にむかって言わせている。「諸君は諸君自身の着物が要る筈だ/その甲冑を脱いで見たまえ・・・諸君は命のない操り人形だ・・・骸骨だ」と。かれは、日本の民衆が国家のお仕着せの思想から脱して民衆にふさわしい思想を持てと、訴えたのである。

戦前、立教大学の英文学者富田彬(1897-1971)は、多くの教員が戦争協力をする中、文学の自立性を堅持し、戦争への迎合を拒否した。彼はある青年への手紙で「私は私の職業圏内で今どのような嵐が吹いているか知らない。私は私自身をいき、与えられた私の職域で働いているだけである」。また「文学報告」については「文学は、直接何かの役に起とうとする時、堕落し始める。(中略)文学報告とは筆で食う商売を時局向きに生かすことではない。文学に生き文学に死することによって、結果的に日本を世界に顕揚することである。」と書いている。

関東大震災直後、大逆罪で捕らわれた金子文子は獄中で七回も転向を迫られたが、天皇制へ屈服することはなかった。家父長制の下で性的差別に抵抗して築いた自己の思想だからこそ放棄できなかったからである。

いま、日の丸・「君が代」強制に反対する教員たちは、自分の体験と思索にもとずき、ひとりひとり個性的な思想を堅持して国家のお仕着せに抵抗している。考えを異にしても連帯して闘っている。借り物でない自分の思想で闘っていることはすばらしいことだ。この新しい連帯運動は、日本の未来を開く可能性をもっている。

****



2008/11/17

多摩中控訴審1回目 傍聴お願い

皆様
根津公子です。
いつも「君が代」裁判の傍聴等、ご支援ありがとうございます。
お願いばかりで申し訳ありませんが、多摩中控訴審第1回目が18日にあります。できましたら、傍聴をお願いしたく、メール送信させていただきます。
2001年から1年に亘った多摩中での攻撃は、今考えれば、10・23通達による「君が代」処分の前哨戦であったのだと思います。
多摩中事件とは、家庭科の授業で「従軍慰安婦」「同性愛者」を取り上げたことをきっかけにして、「苦情」つくりが行われ、私を指導力不足等教員に申請したが、それが失敗すると、その攻撃の中で教育委員会の指示のもと、校長が主催した協議会へ私が出席しなかったことを職務命令違反として減給3ヶ月処分にされたもの。
■18日(火)15:00~ 東京高裁(地裁と同じ建物)
              820号法廷

なお、20日(木)10:00からは、地裁528号法廷で、河原井・根津の07年「君が代」処分と河原井さんが所属する都障労組3人の04年裁判が行われます。こちらもできましたら、傍聴をお願いします。すみません。

多摩中控訴理由書

「a20081031.pdf」をダウンロード



10・25集会名の都教委要請に対する回答について

被処分者の会近藤です。

10・25集会名の都教委要請に対する回答について
報告日 2008年11月14日
報告者 近藤 徹(被処分者の会)

既報の通り、10月28日、「学校に自由を!10・25集会参加者一同」名で都教委要請行動を行いました。都教委側は、黒田浩利教育庁総務部教育情報課長、同徳田係長が対応しました。
2008年(平成20年)11月11日(火)にFAXにて回答がありましたので報告します。

<要請項目> 2008年10月28日付 
宛先:東京都教育委員会教育長  大原正行 殿
東京都の教育政策の変更を求める要請(要請趣旨略)
(1)2003年10月23日に発したいわゆる「10.23通達」を撤回すること
(2)同通達に基づく一切の懲戒処分・厳重注意等を取り消すこと
(3)同通達に基づく被処分に対する再雇用の採用取り消し、採用拒否を取り消すこと
(4)上記訴訟に関し東京高等裁判所に対する控訴を取り下げること
(5)職員会議での採決禁止を定めた「4.13通知」(2006年)を撤回すること
(6)被処分者等への報復的な異動をしないこと
(7)教育に馴染まない人事考課制度を廃止すること
(8)現制度下では、被処分者等への恣意的な業績評価をしないよう指導すること
                                                                     以  上
「学校に自由を!10、25集会」参加者一同

<都教委回答> 2008年11月11日付 
         回答者名 東京都教育庁教育情報課長 黒田 浩利
「学校に自由を!10・25集会」参加者一同からの要請に対する回答
(回答)
(1)係争中につき、回答を差し控える。
都教委の主張は、今後、裁判の中で行っていく。
(2)処分等の撤回は考えていない。
(3)選考結果についての要請に応じる考えはない。
(4)係争中につき、回答を差し控える。
都教委の主張は、今後、裁判の中で行っていく。
(5)撤回しない。
(6)人事異動は、異動要綱に基づき適正に実施しており、今後とも適切に実施していく。
(7)引き続き教育職員人事考課制度を活用し、教育職員の資質能力向上及び学校組織の活性化を図っていく。
(8)業績評価は、規則等に基づき適正に実施しており、今後とも適切に実施していく。

●以上のように、これまでの回答と全く同じく誠意がないものです。【以下、略】



2008/11/16

「教育の現状と課題、11・15大内氏講演・討論会」へ(11、追)

渡部です。

「11・15大内氏講演・討論会」について二つほど追加します。

一つは、日経連が1995年に出した「新時代の『日本的経営』」についてです。それによると財界は日本の労働者を以下の3つのグループに分け、労働力の「弾力化」「流動化」「低コスト化」を始めました。

(1)「長期蓄積能力活用型グループ」・・・約1割
 <雇用形態>期間の定めのない雇用契約
 <対   象>管理職・総合職・技能部門の基幹職
 <賃   金>月給制か年俸制、職能給、昇給制度あり
 <賞   与>定率+業績スライド
 <退職金・年金>ポイント制
 <昇進・昇格>役職昇進、職能資格昇進
 <福祉施策>生涯総合施策

(2)「高度専門能力活用型グループ」・・・約2割
 <雇用形態>有期雇用契約
 <対   象>専門部門(企画、営業、研究開発)
 <賃   金>年俸制、業績給、昇給なし
 <賞   与>成果配分
 <退職金・年金>な し
 <昇進・昇格>業績評価
 <福祉施策>生活援護施策

(3)「雇用柔軟型グループ」・・・5割以上
 <雇用形態>有期雇用契約
 <対   象>一般職、技能部門、販売部門
 <賃   金>時間給制、職務給、昇給なし
 <賞   与>成果配分
 <退職金・年金>な し
 <昇進・昇格>上位職務への転換
 <福祉施策>生活援護施策

それから10年以上経ち、小泉構造改革(「新自由主義」の規制緩和政策)により、(3)のグループが急増してきたわけです。つまり格差拡大は政策的になされてきたわけです。

しかも、これに対応して「学力テスト」による学校と生徒のグループ分け、「教員免許更新制」や「業績評価」による教員のグループ分け、が現在進みつつあるのです。

二つは、討論の中で出た若い女性の話です。彼女は、現在、フリーターとして居酒屋で働いていますが、勤務時間になっても、客が入るまでは、「待機時間」としてタイムカードを押せない、とのことです。

「おかしいと思い、計算したら1ヶ月で20時間にもなった。時給は950円で、給料は7万円、3分の1相当の金額が払われていないことになっていた。労働基準監督署に行ったが、店では『協力してもらった』と言うだけだろうと言って話しにならない。」

「そこで、3月に店長に『待機時間は強制か』と聞くと、<お願いしている>と言うので、『じゃ、待機はしない』と答えると、<何その言い方>と言う。すると4月から仕事をほされるようになった。理由を聞くと、<店に協力してくれないから>、<従えないのならやめてくれても構わない>とも言う。」

「同じアルバイトの子たちに待機時間のことを伝えると、<知らない><イヤならやめればいい>と言って「待機」をつづける子が多い。」

「若い子たちは労働法を知らない。会社の言うこともまるまる飲み込んで、その結果、やめさせられても自分が悪かったなどと思い込み、ウツになったり、自殺したりする子もいる。」

「社会は私達を使い捨てにしている。教員も、そういうことを見過ごし、教えてくれないことで、それに加担している。しかし、今日の話を聞いて教員も私達の環境と同じような環境になりつつあることが分かった。」

「私達に未来を下さい。教員も、私達と共に手を取り合って闘って下さい。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

二次会で彼女の給料表を見せてもらうと、そこには「天引き」されたものとして、「店の制服のクリーニング代」、「検便代」などもあった。また、「組合費」と言うものもあったので、「組合があるじゃないか」と聞くと、「組合費をとられるだけで組合の新聞一枚見たこともないし、事務所さえもなく、ただ電話番号だけが知らされただけ」ということだった。



「教育の現状と課題、11・15大内氏講演・討論会」へ(11、最終)

渡部です。

本日(11月15日)、『教育の現状と課題、11・15大内氏講演・討論会』が76人の参加で開かれました。

大内さんの講演に先立ち、東京の教育現場から二つの報告がありました。
一つは、「7・15分限対応指針通知」についてです。
これについて報告した町田教組のKさんは、以下の三つの大きな問題点を上げました。

(1)病休、産休、育休、介護を抱えている教職員に対して、 休暇取得の方法までとりあげた配慮を欠いた内容であること。
(2)主任制度の導入、教員免許更新制度と連動することによって、 恣意的に処分を出して教職員の使い捨て、低賃金労働化の拍車をかけるおそれがあること。
(3)「君が代」不起立による処分者に適用されかねないこと。

そしてKさんは、「ここで都教委のさらなる暴走を許せば、『分限指針』も一人歩きし、教免法と相俟って全国に教育破壊を進めることになる」、「来年3月は、今年度解雇阻止を実現した全国の仲間の結集を再度呼びかけます。都教委の『分限処分』攻撃を、根津さん分限解雇阻止の実現から切り開いていきましょう。」と結んだ。

もう一つは、都教委による「主任教諭導入と人材育成基本計画」についてです。(東高教のFさんが報告しました)
それによると、

(1)義務制(小中学校)と高等学校給与表を統合する
(2)主任教諭職を新たにつくり、管理職以外の給与を削減し、現在の賃金水準維持のためには主任教諭⇒主幹と受験しなければならなくする。
(3)主任教諭になるには業績評価と職務レポートによる選考がある。
(4)レポートテーマは、「自らの実践等をふまえた主任教諭としての 具体的な改善策について」。

ということでした。

そして、その「主任教諭」は教諭に対する研修責任者となり、現場における教員の階層化がさらに進む、とのことでした。

その後、大内さんの『教育基本法改悪以降の教育の現状・問題点と私たちの課題』という講演に移りましたが、非常にわかりやすく、かつ新情勢に応じた問題提起もされ、参加者一同大きな力を得ました。

大内さんの講演の骨子は、以下のようなものでした。

(1)イラク戦争とは何だったのか?
(2)1990年代以降の改憲動向
(3)2007年7月参議院選挙の自民党(与党)大敗はなぜ起こったのか?
(4)格差と戦争
(5)今後の政治情勢
(6)今後の教育運動の課題

その中で大内さんは、1985年のプラザ合意以降、日本企業の多国籍化・グローバル化が進み、海外資産・権益の維持のための財界による自衛隊海外派兵要求が強まり、教育基本法改悪と改憲の動きが強まったこと、

しかし、それに対する反対運動の高まりと小泉構造改革が生み出した格差拡大により、2007年7月の参議院選挙による安部政権の惨敗となったこと、

格差社会は1995年に日経連が出した『新時代の「日本的経営」』により一気に進行してきたこと、そしてアメリカに見られるように貧困層を作り出すことにより、兵士へのリクルートが行われること、

安部・福田内閣は、格差問題と米軍への給油活動延長が困難になって退陣せざるを得なくなったこと、麻生内閣も同じ問題を抱えていること、したがって格差拡大と給油法案への反対が重要であること、などを述べられた後、

「(6)今後の教育運動の課題」、のところで、

(1)改悪教育基本法の具体化への反対
(2)格差社会と憲法改悪(特に9条と25条改悪)への反対

を強調されましたが、とくに、現代教育に求めれらる「自由」と「社会主義」として、

・「日の丸・君が代」「愛国心」強制などの国家・行政による介入に対しては、「自由」を主張すること、
・教育の市場化・商品化をもたらす新自由主義(教育の自由化)に対しては、平等を実現するための「公的規制」(=社会主義)を主張すること、

が重要だと述べられました。

この「社会主義」という言葉に対しては、多くの参加者から「新鮮だ」との感想が出されました。

格差拡大と世界金融危機の進行の中、多くの人々の生活が脅かされる時代になったので、再び「社会主義」という言葉が自然に出てくるようになったのだろうと思いました。

その後、包囲ネットからは、日教組が十分闘えない状況下で、私達が下から運動を作り上げていく武器になるようなパンフ(季刊予定)を作るために、全国各地から「レポーター&サポーター」を募集することが提案されました。

また、包囲ネットでは、来年2月8日に、全国の仲間にも呼びかけて、

(1)首切り自由の「7・15分限対応指針」反対!
(2)「日の丸・君が代」強制・処分反対!
(3)改悪教育基本法の実働化を許すな!

の三本柱で、「総決起集会」を開くことになりました。



2008/11/06

多摩中事件控訴審傍聴要請

石川@三多摩です。

下記のとおり、多摩中事件控訴審が行われます。多くの方々の傍聴を心から訴えます。

          記

多摩中事件控訴審 第1回公判
11月18日(火)午後3時
東京高等裁判所 820号法廷

               以上


2008/11/05

「あきらめない―続・君が代不起立」上映会のご案内

松原@ビデオプレスです。

「君が代を歌わないだけでクビ!」~石原都政のファッショ的やり方に抵抗する教員たちのドラマ・ドキュメンタリー映画「君が代不起立」(06年・ビデオプレス)の続編「あきらめない―続・君が代不起立」(08年)の上映会の案内です。続編は、ことし3月の卒業式をめぐる攻防を中心に描いています。11月15日の八王子上映会は、歴史研究者の山田昭次さんがゲスト、26日は社会学者・渡辺治さんの特別講演があります。また、VIDEO ACT!10周年ドキュメンタリー祭で初めて2作品が「劇場公開」(一日ですが)されます。ぜひこの機会にご覧ください。なお、当初予定していた「11月7日なかのZERO小ホール」の上映会は中止になっています。ご了承ください。

――――――――――――――――――――――
●八王子上映会
11月15日(土) 八王子労政会館第四会議室
  14時~「君が代不起立」(87分)上映
  15時45分~トーク&ディスカッション
  トーク 山田昭次さん(歴史研究者)
  「戦争責任と抵抗~歴史から学ぶもの」
  17時~「あきらめない―続・君が代不起立」(75分)上映
 18時15分終了
 *ディスカッションには根津公子さん、河原井純子さん、
  ビデオプレスなども加わる予定です。
 参加費 無料
 主催 平和力フォーラム(前田朗代表)
192-0992 八王子市宇津貫町1556 東京造形大学・前田研究室

――――――――――――――――――――――
●東京大上映会
11月26日(水) なかのゼロ小ホール(JR中野駅南口7分) 
 18.30 「あきらめない‐続・君が代不起立」上映
 20.00 特別講演=渡辺治(一橋大学大学院社会学部教員)
   「東京の教育はどうなる~曲がり角の構造改革と石原都教委」
 ・制作者・出演者の挨拶あり
 ・参加費 1000円 メール予約 800円(↓)
  http://vpress.la.coocan.jp/081126yoyaku.html
 ・主催 ビデオプレス Tel 03-3530-8588
  http://www.vpress.jp/
     河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会

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●VIDEO ACT!上映会
 11月30日(日) 渋谷アップリンクファクトリ
  18.30 「君が代不起立」上映
 20.30 「あきらめない‐続・君が代不起立」上映
  上映後、制作者のトークあり
  一般1200円
 主催 VIDEO ACT!
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*その他の上映予定は、ビデオプレスのホームページをご覧ください。


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