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2009/02/25

2009年春の闘い(6)

渡部です。

日教組全国教研「平和分科会」の報告の続きです。

「平和教育」実践は非常にやりにくくなってきました。

北教組・留萌支部のレポートには、「多忙化や地域や管理職からのしめつけがあり、(平和教育)をすすめるのが難しくなり、レポートの本数が年々少なくなってきている」とありました。

また、福岡教組のレポートには、「福岡県の多くの小中学校では8月の出校日に平和教育が行われているが、高等学校ではほとんどの学校で行われていない。・・・8月には進学・就職にむけた課外授業がどの学校(高校)でも行われており、・・・平和教育を行うゆとりがなく、教職員の意識が低いのが現状である。」とありました。 

さらに、石川高教組のレポートには「今、石川の高校現場では、世界史の『未履修』問題を理由にして年二回も学校指導課が査察に入る。前年度に作成したシラバスどおりに、授業が行われ試験問題が出題されているかどうか『指導』される。学習指導要領の掲げる内容通りの授業の徹底が、目の前の生徒の実態をいわば無視した形で、強引に進められている。」、とありました。

そうした中で、今回の教研では、養護学校や定時制での実践が目立ちました。「平和教育」が「愛国心」や「進学重視」の名の下に、また、業績評価やシラバスなどに見られる教員や教育内容の統制強化により、どんどん片隅に追いやられつつあることを実感しました。

しかし、そうした中でも、全国各地の現場教員たちは、日常の教育実践で、沖縄・広島・長崎などへの修学旅行で、また地域の平和教材の掘り起こし(戦跡、体験者)などで、粘り強く「平和教育」実践を発展させようとしていました。若い教職員も、組合のフィールドワークなどを通して、学習を深め、平和教育実践に取り組んでいました。

佐賀教組の若い組合員は、<『平和』という言葉を再認識させる平和教育の授業実践>というレポートを報告しました。

「昨年8月の日教組九州ブロック青年教育労働者の集いで、宮崎県宮崎市にある『平和台公園』を訪ねたところ、そこには戦前に立てられた『八紘一宇』という文字が刻まれた『平和の塔』があった(その文字は敗戦の8月に、戦争目的に利用されたとして削除され、その後復元ざれた)。

そこで、戦争の真実を正しく知ることの大切さや、『平和』という素晴らしい言葉の陰で曖昧にされているものの存在に気付かせるような授業を考えた。

そして、『平和の塔』の建設の理由を考えることで、子どもたちに自分の考えと事実との違いに気づかさせるよう授業を展開した。

まず、子どもたちの考えを言わせ、その後、『八紘一宇』の意味や、『平和の塔』に使われた石の多くは当時日本が侵略していた中国から持ってこられたことなども話した。また、この場所が東京オリンピックの聖火リレーの起点になったことなどにも触れて、授業の感想を書かせた。

すると、『平和の塔』というよび名に疑問を持つ子ども、『八紘一宇』の思想や戦争を正当化してきた考えに疑問をもつ子ども、平和とは何かをもう一度考える必要があるという子ども、そして真実を多くの人に伝えて行かなくてはという子ども、などがでてきた。」

彼は討論の中で、『平和』という言葉だけじゃ分からない。自衛隊のポスターにも『平和の仕事をしてみませんか』と書いてある。『平和』という言葉に騙されないで、具体的に何をやっているかを見なければならないのでは、と述べました。

(次号につづく)



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