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2009/07/18

「8・28都教委包囲アクション」へ(6)

渡部です。 

今回は、「君が代」強制解雇裁判の控訴人陳述四人目の<Hさん>です。

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私は、都立高校に36年間勤務し、定年退職後、嘱託員として4年間、全て夜間定時制で教えてきました。

退職後の嘱託教員生活では、受け持ち時間が限られていて、じっくりと教材研究ができるようになり、精神的余裕と落ち着きをもって授業にのぞむことができるようになりました。特に四年目の授業は私の四十年間の都立高校での授業経験の中で、最も印象に残るものでした。この嘱託員としての仕事は、定年後の余生というものではなく、教師としての生き甲斐とやり甲斐を発揮でき、また実感できる大変に貴重な仕事でした。

この生徒達とあと一年、学ぼうと誓った約束は東京都教育委員会の3月30日の合格取り消しによって私が突然いなくなったことは生徒にとっても大変な驚きであり、何人かの生徒は東京都教育委員会の措置に対して怒っていたと聞きました。

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この合格取り消しは当時の小林校長にとっても想定外であったことは、・・・人事委員会審理でも「ちょっと予想外のところがあったかと思います」と小林校長自身が認めています。

この採用取り消し、つまり事実上の解雇は、私たちが退職後に得た「教師としての生きがい」そのものを奪うものでした。また、私たち控訴人10人のうち半分の5人は、通常では5年間、嘱託員として働けたわけですから約1000万円の収入が見込まれていたのですが、それが突然、0になってしまったのですから、生活はたいへん困窮しています。現にアルバイトをしなければ生活できない控訴人もいるのです。

それほどの大きな罪を私たちは犯したというのでしょうか。このことについて、私は5年たった今も深い怒りを禁じ得ません。

不起立によって採用されなかった教職員についての採用拒否事件では、東京地裁の別の部は、採用拒否を違法だとして損害賠償を命じています。合格取り消しを適法とした私たちの地裁判決はどうしても納得がいかないという思いが募るばかりです。

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以上で、4人の陳述の紹介を終わりますが、年配教師たちの教育にかける情熱と、都教委の理不尽な「教育」行政に対する怒りが、皆さんに方にも伝わったのではないかと思います。

なお、判決の日時は、裁判長から示されませんでした。



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