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2009/07/30

「8・28都教委包囲アクション」へ(11)

渡部です。 

今回は22日(卒業式(19)グループ)の
<Gさん(大崎高校定時制勤務時に減給処分)>と
<Kyさん(深澤高校勤務時に戒告処分)>
<Tさん(東大和高校勤務時に減給処分)>
の陳述です。(少し長くなりますが、
今回で22日の陳述紹介は終わりです。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<Gさん(大崎高校定時制勤務時に減給処分)>

(Gさんはこれまで3回の処分を受け、今年3月末
定年まで1年を残し早期退職されました)

・・・私は、2006年3月の卒業式で2回目の処分を受ける前の
2005年5月に教育庁に呼び出され、
指導部長から直々に「厳重注意」を受けました。
「厳重注意」の理由は、
2005年3月に実施されたH高校定時制卒業式の直前において、
私が授業で、卒業式で「君が代」斉唱時に「起立しない、
歌わない自由がある」と生徒に説明したことが、
学習指導要領に反した不適切な指導になるからだ、
とのことでした。

その卒業式で、
私が担任をしていた3年生のクラスのなかで、
出席していた生徒全員が「君が代」斉唱の際に
着席しました。・・・・
当時のH高校N.M校長は、卒業式前の職員会議で、
内心の自由について卒業式の予行などで生徒に説明することも、
また、この時期に授業で説明することも許されないと説明しました。
普段の授業で内心の自由について生徒に説明するのは構わない、
と付け加えましたが。
なぜ、普段の授業でよくて、「この時期」にはいけないのか、
何の説明もありませんでした。
むろん説明できるはずもありませんが。
校長がこのような話をするようになったのは、
2004年度の卒業式から、生徒に対して
「学習指導要領に基づいて適切な指導を行う」ようにという項目が、
新たな職務命令として追加されたことに基づくものでした。

さて、私は卒業式当日病気で休んでしまったのですが、
その翌日、校長に呼び出され、
事前に生徒にどんな話をしたのかと詰問されました。
この件については逃げも隠れもする必要はないと考え、
授業で説明したことを答えました。
しかし、そのあと都教委による聞き取りの調査があり、
ついには教育庁への呼び出し、
「厳重注意」ということになりました。・・・

でも、この卒業式ではもっと重大な問題が起こりました。
・・ひとつは、卒業式の「君が代」斉唱の際に、
生徒たちが座った時、H教頭は、
自分の席を立って生徒たちのところまで行って、
彼らの体を揺すりながら起立するように促したということです。
・・・・・
さらに、H教頭は、主幹教諭と2人で、校長の指示に基づいて、
卒業式の翌日、不起立をした生徒たちに対して、
保護者の了解すらも取らずに、事情聴取を行いました。
・・・・・そして、この事情聴取については、
都教委と協議しながら行ったことを校長が認めましたので、
都教委の指示に基づいて行われたことは間違いありません。
東京都教育委員会が生徒の人権を侵害する
行為をしたことは明白です。
・・・・・・・・

<Kyさん(深澤高校勤務時に戒告処分)>(国語の先生です)

・・・・履歴に載る処分である「戒告」と勤勉手当の6万円もの減額、
そして、退職後の嘱託不採用と物心両面にわたる不利益を
被ることを知りながら、何故、起立しなかったか?
・・・・教師の使命は、単に文法や文学史に関する知識を
切り売りすることではなく、
生徒諸君がこれから長い人生を送る上で、
生きる指針を授けることにこそあると私は確信しています。

生きる指針とは、何か?
それは、「長いものには巻かれろ」や
「寄らば大樹の陰」式の処世訓ではなく、
「権力に盲従することなく、権威に盲信することなく、
自らの信念に基づいて生きよ」という表現のうちに
凝縮されてあるものだと思います。
中国の古典『孟子』の一節にある
「自ら反(かえり)みて縮(なお)ければ、
千万人と雖(いえど)も、吾(われ)往(ゆ)かん」の気概だと思います。

私は、起立しなかったことについて、
自らの良心に疚(やま)しさは全くありません。
寧(むし)ろ、時の権力の不当な命令に対して、
蟷螂(とうろう:カマキリのこと)の斧をかざして、
精一杯の抵抗を試みたと自負しています。
・・・・・・・

<Tさん(東大和高校勤務時に減給処分)>
・・・・・
私が今回入学式「国歌斉唱」時に不起立をせざるを
得なかった理由は主に2つ。

1点目は私の「日の丸・君が代」強制に関わる内面ー
思想・良心・表現の自由に関わる問題。
この点はこの場では述べません。

2点目は、この「日の丸・君が代」強制は、
「思想・良心の自由」の問題に止まらず、
東京都の公教育の変質に繋がると考えたからです。
・・・それはまず、都教委幹部が「日の丸・君が代」問題を
都立高校戦後教育の総決算と位置づけ処分乱発に奔走する。
さらにこの間の都教委が現場に押し付けた政策を見れば
一層明白です。

一つ目の事例が、職員会議における教職員による
「挙手・採決」行為を禁止したこと。
一体どんな権限があって各学校の学校運営まで
口を挟んでくるのでしょうか?
あなた方が現場の生徒・教員の実態をどれだけ
知っているというのでしょうか?・・・
・・・・・・・「民主主義」を生徒に教えるのが教員の仕事で
その当該者に民主主義そしてその合意手段としての
「挙手・採決」の権利を認めない。
これが矛盾でなくて何なのでしょうか?

事例の二つ目、教員賃金体系に民間の成果主義手法を
取り入れた業績評価制度の件。・・・現行の業績評価制度は
制度の趣旨である教員のスキルアップや職場の活性化には
ならない、むしろ弊害が多い。
まずおかしい点。
都教から校長へそして教員へという一方通行の
評価しかない点。・・・・
目標設定もおかしい。・・・何でも「教育目標の数値化」。
・・教育は、一年という短期間で「成果」のようなものが
現れる分野もありますが、中・長期的なスパンで
生徒が成長する分野の仕事もあります。・・・
数値を上げる前に生徒の変化や地域社会や課程の変容を
深く理解することも必要な時代になってきています。
数値をひたすら上げること、
それが本当に都民の期待なのでしょうか?

この制度のおかしい点は、まだまだあります。
評価する側が、2割か3割は「悪い」評価の教員がいる
と決め付け、それに見合う人数を
校長の一次評価で要求している傾向が見られます。
これが客観的な評価制度と言えるのでしょうか?
さらにおかしな点がある。
この制度導入当初は、評価段階はABCDEの5段階でした。
それが最近ABCDの4段階に制度改悪されました。
(普通)がなくなり、ABの「良い」かCDの「悪い」の
「白か黒」しかない評価方法に変更。
私も校長面談で「C」評価され、
「普通と評価されていましたが、普通ではなC(悪い)評価に
なるんですか?」と追及。
しかしまともな解答をもらえませんでした。・・・

都教委の学校支配の突破口が、
現場の教員の意見を押しつぶし、
「ものを言う教員」を黙らせる手段=「日の丸・君が代」の
強制・処分だったのです。

この処分の撤回をお願いします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・

以上、8人の陳述を紹介しましたが、
いずれも重いものがありました。

東京ではこれまで、
延べ420人もの教員が都教委に処分されています。
(元校長も都教委を相手に裁判を始めました。)

都教委はどうしてこれを根絶やしになど
できるでしょうか!?

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2009年 『8・28都教委包囲アクション』

<メインスローガン>
○改悪教育基本法の実働化と闘おう!
○10・23通達を撤回せよ!通達に基づく処分を撤回せよ!
○石原都知事は即刻退陣せよ!
(スローガン)
・教職員の差別・分断を図る主任教諭制撤回!
・職員会議での挙手・採決禁止の通知を撤回!
・業績評価制度(人事考課制度)廃止!
・「君が代」不起立分限処分を許さない!
・教員免許更新制度撤廃!

<日時> 2009年8月28日(金)
       15時~18時30分
<場所>都庁第二庁舎二階玄関前歩道
<予定>13時30分~14時30分 都庁前ビラまき行動
         (「石原都知事は即刻退陣しろ!」というビラ)
      15時~     包囲行動・発言
      16時~     要請行動(参加団体・個人)
      17時30分~ 要請の報告・発言
<主催> 都教委包囲首都圏ネットワーク

参加する団体・個人は<抗議文><要請書><質問書>などをご用意してください。プラカード、ゼッケン、横断幕なども。私たちも「新趣向」を考えています。よいアイデアがありましたらお寄せください。みんなで人権無視、憲法違反の石原と都教委に押しかけましょう。



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