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2009/09/13

9月10日(木)

 立川二中へ。私が校門前に立つと間なしにNさんが見えた。Nさんが「社会科の授業・続き(4)」を生徒に手渡し始めたところに、地域の挨拶隊(=2005年、私が停職1ヶ月にされて校門前に立つようになった数日後から始まった)の一人がやってきて、私たちのところに立った。第二木曜日の担当と言う60代後半に見える女性だ。私たちが挨拶のことばをかけても、今日も無視するような感じ。女性が立ち始めて2~3分、ふと見ると、女性の手には、Nさんが生徒に手渡したチラシがある。どういうこと?と思って見ていると、女性の横を、チラシを受け取った一人の生徒が通ろうとしたその時、女性は生徒の前に、手を広げて出した。ことばはなくても生徒は、その手にチラシを置いた。

 生徒が過ぎ去ったところで私は女性に言った。「何の権限、誰の判断でチラシを取り上げるのですか?」。女性は、「勉強に関係ないものだから」「私の判断」「悪気はない。ただのおばさんだから、難しいことはわからない。ボランティアをしているだけ」と逃げの一手。「わからなくて取り上げるわけないでしょ。下手な嘘は止めましょうよ。あなたが読ませたくないと思ったから取り上げたのは明らかじゃないですか」と、生徒がいない時に途切れ途切れに言った。そして、「あなたが取り上げた生徒に返してくるべきでしょう」と迫ると、取り上げた2枚のうちの1枚を、その直後に「登校」してきた別の生徒に渡した。「これでいいでしょ?1枚は、私が読みたいから」と持っている。

 「子どもは、いろんな考えがあることを知ったほうがいいのです。知れば、考え、判断します。それが勉強です。あなたのように、あなたの知らせたくないことは、妨害するなんて、していいことではないでしょう」「あなたの行為は、憲法19条、21条違反ですよ」と話したら、その女性、またまた、「ただのおばさんには難しいことはわからない」と逃げた。

 始業のチャイムがなると、その女性、「さ、終わりでいいかな」と独り言を言い、校舎に向かって歩き出した。玄関の中に姿を消したかと思うと、数秒で出てきた。案の定、入るときには手に持っていたチラシはなかった。数秒でしたことははっきりしている。きっと、女性は、正義の仕事をしたと思っているのだろう。チラシは届けなくたって、インターネット上の「停職『出勤』日記」で読めるのに。

 今朝も、自転車で学校前を通る、お孫さんが二中に通われているSさん、卒業生のAさんと声を掛け合った。他に、子ども用いすを前後につけた自転車で出勤される女性が、笑顔で頭を下げられ、「がんばってください」と明るい声でおっしゃって行かれた。初めての方だ。

Nさんが帰られ、一人本を読んでいると、市議のHさんが、気づかない私に、今朝もクラクションを軽く鳴らして、挨拶をしてくださった。

 しばらくして、車が止まり、若い男性が私を見ながらこちらにやってきた。サングラスを取ったその顔は、卒業生のKさん。すぐにわかった。高校を卒業した後、専門学校に行っていて、今日は試験なのだという。大急ぎで近況を伝え合い、「先生がんばって」「Kさん、試験、がんばってきて」と別れた。

 午後にも卒業生が声をかけてくれた。現在高校3年生、顔はわかったが、名前が出てこない。「ごめん」と言って、名前を聞いた。3年生になると選択授業が多く、今日は午前授業。学校帰りにおばあちゃんの家に寄ってきたからここを通ったのだという。「先生、まだがんばっているんだ」と感心された。

 今日は、暑い中を、谷島さん、それになっちゃん(八王子時代の生徒)が来てくれた。

 思いがけず、懐かしい出会いあり、訪ねてくれる人ありで、とっても濃密な、短い一日だった。



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