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2010年2月

2010/02/27

七生養護学校 元校長  金崎裁判 勝利

1.「不当処分取り消しを求める金崎裁判」勝利確定 【声明】

2010年2月24日
 「不当処分取り消しを求める金崎裁判」勝利確定

◎ 原告の勝利声明
─都教委は私に対する横暴で理不尽な権力の乱用を謝罪し、直ちに名誉の回復を─

原告 金崎  満

1 2月23日、最高裁判所は「上告を受理しない」との決定を行い、本日私の元に送達されました。これにより私への懲戒処分及び分限処分を取り消すと判断した東京高裁判決が確定しました。このような勝利をみなさんに報告出来ることを大変嬉しく思います。
 これも裁判勝利のためにさまざまにご支援をいただいた多くの方々のおかげであると、心より感謝申し上げます。
 東京都が申し立てた上告を最高裁が受理しなかったのは、東京都教育委員会の異常な学校介入や裁量権の濫用など、横暴な教育行政をきびしく断罪した当然の判断です。

2 高裁判決は、最大の争点であった情緒障害児の学級編制問題について、私の主張を全面的に受け入れ、懲戒処分については、「社会通念上著しく妥当を欠いて裁量権を濫用して発せられた違法なものであり…」と都教委の主張を退けました。そして分限処分については、「一部根拠のない事実を前提とし、考慮すべきでない事項を考慮し、裁量権の行使を誤った結果発せられた違法な処分である」と認め、都教委の杜撰な処分をきびしく断罪しました。

 高裁判決は、「そもそも情緒障害児学級は、情緒障害を持つ生徒のうち、問題行動や集団不適応が顕著で現行の学級編制や教育課程では教育的な対応が十分にできない生徒を対象とするものである」とし、現行の制度が不十分であるために、様々な創意工夫をしながら実践をすすめてきた七生養護学校の教職員の努力を認めたものでした。子どもの発達保障を願う学校の創意・工夫や教職員の努力を評価したという点で、きわめてすぐれた判決でした。

3 そもそも私への処分は、七生養護学校における性教育への攻撃を発端としたものでした。
 しかし「校長から教諭への降任、停職一ヶ月」という異例で厳しい処分の理由に「不適切な性教育」という文言はありませんでした。きわめて短時間での処分の発令(2003年9月11日)、翌月にはあの悪名高い「国旗・国歌の実施に関する10・23通達」が出されるなど、私への処分はきわめて政治的で異例な処分であったのです。
 つまり都教委の施策をくまなく周知徹底させるために、私はその見せしめとして処分され、最大限「活用」されたのです。私への処分は当初から不当だったのです。

4 私の裁判は、都教委の露骨な教育介入や不当な学校支配などの教育行政を告発するとともに、教育における教職員の自主性・自立性を取り戻し、教育に自由と民主主義を確立していくたたかいでもありました。現在の学校現場での深刻な事態を打開し、これからの教育のあり方を問うきわめて重要なたたかいでした。
 それだけに最高裁の上告不受理決定は、都教委の異常な教育行政に決定的な打撃を与えるとともに、日々呻吟している学校現場へ大きな励ましを与えるものと確信しています。
 私は、子どもたちのために本来の教育や学校を取り戻し、教育に自由と民主主義を確立していく上で、最高裁が示した判断の意義はきわめて大きいものがあると考えます。
 東京都は、「上告不受理」を謙虚に受け止め、直ちに確定判決に従うとともに、これまでの権力的な教育行政を改めるよう強く要求します。そして都教委は私に対する横暴で理不尽な権力の乱用を謝罪し、直ちに名誉の回復措置を行うよう強く求めます。

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声 明          原告の勝訴確定
金崎満先生(元七生養護学校長)への不当処分取り消しを求める裁判
最高裁「上告審として受理しない」を決定

2010年2月24日

2月23日、最高裁判所第三小法廷(堀籠幸男裁判長)は、都教委の上告に対して、裁判官全員一致の意見で「1 本件上告審を受理しない 2 申立費用は申立人の負担とする」と決定しました。このことによって、東京高裁の勝利判決(2009年4月9日)が確定しました。
これまで、この裁判を支援してくださったみなさんに心から感謝申し上げます。
この事件は、2003年7月2日の土屋(民主党)都議の都議会での七生養護学校の「こころとからだの学習(性教育)」への攻撃に端を発しています。都教委は、性教育だけではなく学級編制や学校運営等にも問題があったとして、ろう学校を除く全ての障害児学校を調査し、わずか2ヶ月後の9月11日に大量の処分を強行しました。その中でも、七生養護学校の金崎元校長には停職1ヶ月と教諭への降任という重い処分を下しました。処分は、性教育については一言も触れず、「学級編制における虚偽申請」「超過勤務の不正な調整」「都教委の通達に違反した研修承認」を理由にしたものでした。
東京高裁判決は、「本件懲戒処分は重きに失し、社会通念上著しく妥当性を欠いて裁量権を濫用して発せられた違法なものであり、本件分限処分は、一部根拠のない事実を前提にし、考慮すべきではない事項を考慮して処分事由の有無を判断したもので、重きに失し、裁量権の行使を誤った結果発せられた違法なものである」と判示し、都教委の控訴を棄却し、「処分を取り消す」とした東京地裁判決を支持しました。
金崎裁判の勝利の確定は、都教委の乱暴な教育行政を断罪するものです。
私たちは、都教委がこのことについて真摯に反省し、金崎元校長に謝罪するとともに、名誉の回復措置をただちに行うことを求めるものです。そして、都教委のこれまでの強権的な教育行政をあらためさせ、学校に自由と民主主義を確立し、ゆたかな障害児教育の実現のために全力をあげていくものです。

石原都政・都教委の教育破壊を告発する!
「金崎満先生(元都立七生養護学校長)への不当処分撤回を求める裁判」弁護団
「金崎満先生(元都立七生養護学校長)への不当処分撤回を求める裁判」支援の会
 連絡先 東京都千代田区二番町12-1全国教育文化会館4階



2010/02/26

「日の丸・君が代」被処分通信

 経過報告 五三 2010.2.25
八王子市立第五中学校夜間学級
被処分者・原告  近藤順一

「ひとりでも・・・」 ひとりじゃない 
~3回懲戒処分に対し一括提訴~

 「日の丸・君が代」強制は行政による乱暴な学校現場への不当介入であり、教育の自由の侵害です。また、職務命令によりすべての教職員に対して懲戒処分を構えて強制することは、明確な思想、良心の自由に対する侵害です。
 学校教育が統制支配されることは、戦前・戦中の歴史を見ても、きわめて危険なことです。この間、東京都の教職員は延べ400名以上が不服従、抵抗の行動をとり、処分を受け、人事委員会審理、裁判へ取り組んでいます。
 私は2月19日、07(戒告)・08(減給10分の1、1月)・09(減給10分の1,6月)の3回懲戒処分に対して東京地裁に一括提訴しました。すでに関連する裁判が高裁判決に至り、また、集団提訴も多い。わたしの場合、今から単独で裁判闘争にエントリします。外国人生徒への強制問題など独自の視点もあろうかと思う。今は亡き小田実氏の「ひとりでもやる、ひとりでもやらない」に励まされています。でも、これからはひとりじゃないと思っています。皆様方の助言と支援をお願いします。

荒涼たる学校現場から連帯の行動を

 「10.23通達」下、7回目の卒業式は目前だ。この強制は、まず教職員にダメージを与え教育実践にも、自由を保持する取り組みに対しても、その意欲を減退させる効果をもつ。その結果が現在の学校現場の荒涼たる実態ではないだろうか。口惜しくも、まさに「自由でない教師は自由を語れない」ということなのか。
 47教育基本法の成立はあの戦争そしてその終結と不可分である。御名御璽「終戦の詔書」には、あの戦争の目的を「帝国ノ自存ト東亜ノ安定トヲ庶幾スルニ出デテ」として、終戦の条件と国民への指令を「国体ノ護持」「国体ノ精華ヲ発揚シ世界ノ進運ニ後レサランコトヲ期スヘシ」と述べている。もちろん、ファシズムを打倒した世界の人々の意志と相容れるはずがない。この両者の対立を内包して成立した日本国憲法と教育基本法にはそれが反映している。典型は「9条」と「象徴天皇制」である。
 06教育基本法は、その前文冒頭で「我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家」と述べ戦争責任・戦後責任の無視、戦後60数年に日本が果たした戦争と抑圧への加担を覆い隠す歴史偽造の上に成り立っている。具体的条文では旧法の「この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきもの」と「国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきもの」が削除され、教育の目的と方法の根本規定が改変された。
 「日の丸・君が代」強制処分の継続は06教育基本法の突出した具現であり、それに対する不起立・不斉唱は47法規定にある教育の自由の回復ともいえる。歴史的使命と国際的責任を負っているといわねばならない。プロトコル(国際儀礼)について「自国の国旗・国歌を尊重できない者は他国のそれをも尊重できない」といわれるが尊重と強制は相容れない。それよりも<自国の教育の自由、即ち子どもの学習権や教授の自由、思想・良心の自由を保持できない者が他国の人々の自由や人権、民主や平等を語ることはできない>だろう。

現場の愚直に賭ける ~卒業式を目前にして~

 私は、日本国憲法・教育基本法を厳密に遵守し、不当な支配に服することなく、教育の自由即ち教授の自由を保持し生徒の学習権を保障するため、全力をあげて校務に邁進します。現在、年度末を迎え師走よりも忙しい日々、全都の幼・小・中・高・特別支援学校の現場教職員は直接の人格的接触を通じて、それぞれの園児・児童・生徒の個性ある成長をはかるべく自由で希望に満ちた卒業式を準備しています。
 上記の目的のため、私は「10.23通達」の速やかな撤回、少なくとも当面の暫時執行停止を求めます。また、この問題に関する懲戒処分や分限処分に反対します。2003年以来、「10.23通達」―市教委通達―職務命令―処分―人事委審理―裁判というパターンがくり返され進行しています。私もその渦中にいます。司法の場で問題が解明されることはもちろん大切です。同時に、間接的に都民を代表する立場にある都教委の皆さんと現場の教職員・教職員OBが率直に話し合い、抜本的な対応措置をはかることが必要であると考えます。このために、都議会をはじめ関係部局・方面のご努力を期待します。

 今や、現場からの愚直な発信は風前の灯火かもしれない。だが、ここは、現場の愚直に賭けてみようと思う。



2010/02/25

2010年春の闘い(3)

渡部です。 

本日(2月24日)も東京で、「君が代」処分に関する二つの裁判がありました。

一つは、根津さん・河原井さんの控訴審(二審)です。
これは昨年3月に極めて不当な一審判決を受けた裁判です。
今回は、主に弁護士が、

  1. 世論が分かれている問題に対し、一方的に強制し処分するのは問題であること。
  2. 「日の丸・君が代」は戦前皇国史観、軍国主義を広める役割を担ったもので、そういうものを強制するのは憲法19条違反であること。
  3. 裁量権の濫用にあたること。
  4. 教育公務員の地位は、戦前の反省を踏まえ法的にも守られていること。

などについて意見陳述しました。

これに対し、裁判長は幾つか質問をし、珍しく、「問題は重層的であり、難しい」というような感想を述べました。

しかし、「難しい」ことなど何もないのです。憲法で「国民主権」と定められた社会で、<天皇の世の中がいつまでも続くように>というような歌を「国歌」として法制化し、強制し、それを拒否すれば処分するなどということは、誰が考えても許されることではないのです。

このような本末転倒したことは決して長くは続きません。だから、天皇も心配になり、「強制はよくない」と述べざるを得なかったのです。

もう一つは、東京小中学校「君が代」裁判の一審でした。
この裁判は原告が10人で、本日はその結審にあたり、後半5人分の意見陳述が行われました。以下はその陳述からです。

<Aさん>

10・23通達が出た後、卒入学式は全く変わってしまいました。・・・・学校現場も変わりました。先日の職員会議では、卒業式の提案に意見を言おうと思いましたら、「ここは意見を言う場ではありません。司会の人やめさせてください。提案を確認する場です。」と管理職に言われ、意見すら言わせてもらえませんでした。こんな会議がまかり通っているのです。
・・・・自分の意見は封じられた一方、子どもには自分の意見を言える子を育てよとの研究をしています。多くの教職員は、自分の考えと乖離した仕事をさせられる毎日です。病休者も増えるはずです。
・・・公務員も、自分の仕事がおかしな方向になりそうなとき、抵抗しなくてはならないのは当然だと思います。

<Tさん>

・・町田では「君が代」について指導したか、1月から3月まで毎月、各学校は市教委に報告をさせられています。かけ算は教えたか等と他のことで報告させられることはないのに、「君が代」指導だけ突出しています。
先日、私は卒業式の式次第にある「国歌斉唱」に対し、職員会議で反対意見を述べました。意見を補充するための資料を配布しようとしたところ、校長が「起案されていない」と怒鳴りました。事案決定規定により、校長が了承したものでないと職員会議に提案できなくなりました。「提案事項ではなく、意見を述べるだけです」と答えたのですが、資料は没収されました。反対意見を言ってはならないという圧力を感じました。その後、気を取り直して意見は言いましたが、この様に意見を言うのにも勇気を振り絞らなければなりません。
・・・今や卒業式は、子どもたちを主人公としたものではなく、国家への忠誠を誓わせる場となっています。
・・民主主義とは多様な価値観を認めあうことだと思いますが、今の学校現場には民主主義はありません。
・・・教員にものを言う自由がないということは、とりまなおさず、子どもたちにも意見表明の自由がないということです。

<Fさん>

・・処分された2004年以降の卒業式と入学式は、毎年苦痛で胃が痛くなるほどつらいものになりました。不起立で処分されるか、子どもたちと自分自身にうそをついて起立するのか、・・処分されない方法に逃げるか、選択を迫られています。これは、憲法によって私の人権が守られている姿でしょうか。都教委通達以降、教員のほとんどは、自分の心の内を語れず、自分の思想を語れず、言葉を飲み込むようになりました。苦渋の末起立した人はもちろん、会場外見回り係、受付係、放送係、ビデオ係等でとりあえず不起立処分を免れても、この苦しさは変わりません。これは、憲法の基本的人権が守られている姿でしょうか。
・・・10・23都教委通達は、民主主義教育の完全な否定です。

<Mさん>

・・・今、教職にあるもので、一緒に暮らしていた兄弟たちから生々しい戦争体験談を聞いて育った世代は、私が最後の年代に入るかもしれません。
(自身の家族の戦中・戦後の苦労、そして長兄が15歳の若さで勤労動員の作業中に亡くなった話を紹介)
そんな私の一家の思いは、少し前の日本の家族にはどこにもありました。裁判官におかれては、どうかご理解いただきたい。日本のあちこちに、「平和を希求する」たくさんの人々がいること、今の日本の「豊かさ」を受け止めながらも、「日の丸君が代」の強制に「戦争」への足音を感じ取っている者がたくさんいるということを。「平和を求める」私が処分されるという事態は、「平和を求める心」を行政が許さないということです。

<根津さん>(本日欠席のため意見書から抜粋)

・・・東京の教育行政の実態はまさに独裁によるものです。10・23通達も職員会議での採決禁止も、まさに独裁の結果です。
・・・校長を含め教員の多くが、学校を私物化した都教委に怒りあるいは諦めを持っています。ご自己の不利益を恐れ、校長は自己の教育的良心に反する職務命令を発し、そして、ほとんどの教員もまた、良心・本心を隠してその職務命令に従っているのです。その結果、子どもたちの前で嘘がまことしやかに、子どもたちに一番身近な教員によって演じられているのです。「厳粛な」儀式の場面で湧く感情に働きかけることにより、子どもたちが戦前と同じように、「起立・斉唱」を正義と、起立を拒否する教員を「非国民」と認識していくのは必然です。元凶は都教委ですが、教員たちは起立することによって、「子どもたちに国家的価値=国家忠誠意識を刷り込む役割を果たしているのです。そのことに教員は自覚的であらねばならないと思います。だから私は起立を拒否するのです。
・・・私にとってこの職務命令は、人として生き続けることができないほどに「思想・良心の自由」を侵害するものです。

********************************************

なお、ジョン・ロックは、『市民政府論』(1689年)という本の中で次のようなことを言っています。

「他の者を自己の絶対権力の下におこうと試みる者は、これによって自分自身をその者との戦争状態におくのである。」



2010/02/24

2010年春の闘い(2)

渡部です。 

本日(2月23日)、東京高裁において、「君が代」解雇裁判の控訴審判決(奥田隆文裁判長)がありました。傍聴89席に200人の傍聴参加希望者が駆けつけました。しかし、出された判決は、「非常な不当判決」(A弁護士)でした。

判決文要旨には次のようなことが書いてあります。
是非、ゆっくり読んでいただきたい。

「本件不起立行為は、控訴人らにとっては、その思想及び良心に基づく行為であるが、一般的には、それらの思想ないし良心そのものと不可分に結びつくものではなく、職務命令に基づき他の参加者とともに国旗に向かって起立し、国家を斉唱するという外部行為を求めることが、直ちにその思想及び良心自体を否定することになるものではない。」

「他の参加者とともに国旗に向かって起立し、国家を斉唱するという外部的行為を求めることが、国旗及び国家に関する多数な思想のうちの特定の思想を有することを外部的に表明させることにはならず、特定の思想を強制又は禁止し、特定の思想の有無について告白を強要するものでもないから、憲法19条に反しない。」

ゆっくり読まれた方は誰しもこのおかしな論理に驚かれるでしょう。

例えば、

  1. 「一般的には、それらの思想ないし良心そのものと不可分には結びつくものではなく」と述べていますが、こう述べることによって「控訴人」らは「一般」の人ではない、「非国人」であると言わんばかりである。しかも、「一般」の人の中にも強制に反対している人は沢山いるにも関わらず、です。
  2. また、「他の参加者とともに」という言葉で、他の参加者はみんな「起立」「斉唱」に賛同しているかのようにみなし、だから「外部行為を求める」のは当然だ、と言わんばかりである。他の参加者の中には、強制・処分に脅され嫌々「起立」「斉唱」してる人、あるいは何も分からないまま「起立」「斉唱」している人は多いにも関わらずです。
  3. そして、「特定の思想を強制又は禁止し、特定の思想の有無について告白を強要するものでもない」と述べていますが、まさに「起立」「斉唱」を強制することによって、「特定の思想の有無について告白を強要」しているのす。江戸時代の「踏み絵」と同じように。「起立」「斉唱」は現代の「踏み絵」以外の何物でもありません。

このような論を詭弁・強弁というのです。彼らは幕府の「代官」のようなものです。

報告会では、この「不当判決」に対し、弁護士と原告(10人)から多くの怒りが表明されました。

以下に、原告の方々(03~04年度に定年退職した後の再雇用や講師の選考に合格していたが、卒業式での「不起立」で合格を取り消された方々。皆さんすでに65歳を超えている)の声を紹介します。(お一人欠席で9人の方々です)

Koさん:

自分は「10・23通達」が出るまでずーと立って歌ってきた。しかし、「10・23通達」が出て、公務員だからこそ、こうしたことは許してはいけないと思い不起立した。教え子を再び戦場に送らないということでやっている。

Kuさん:

一審と同じ結果になり残念だ。こんな裁判官しかしないのか!

Oさん:学校に強制を許すのかどうかという闘いだ。
    このままでは学校はどうなるのか!もっともっと広く訴えたい。

Hさん:200人の傍聴希望者、心が熱くなる。
    この闘いは私たちだけのものではない。
    本日が、最高裁の闘いへのスタートだ。

Mさん:

本日現実の厳しさを感じた。今、東京の教育現場では苦しい中で教員が仕事をしている。勝つまで頑張る。

Kiさん:

内村鑑三の事件を思い出す。当時も、「みんなそうしているではないか」ということで弾圧された。今も同じだ。かつての過ちを繰り返さない、という思いで闘っていきたい。

Kuさん:

裁判所は氷河期だ。「秩序維持の場所」になっている。ただ座っている人さえ許さない。座り続けた人を立たせる。これはどこに行き着くのか。「赤紙」一枚で「戦場へ」という社会が来るのか。   

   

Aさん:

たとえ最高裁で負けても、ずーと闘い続けなければならない。この10年間で日本社会は悪い方に向かっている。ともに良い社会の実現のために頑張ろう。

Kさん:

強い怒りとものすごい危機感を感じる。この裁判中に3人の裁判官全員替わっている。しかも彼らは証人として立った生徒の話は聞いていない。判決文には微妙なフレーズが3~4箇所ある。例えば、「他の参加者とともに」ということで、全参加者に「起立・斉唱」を強要している。また、教委は教育内容へ介入する権利があるということを述べている。これは権力者のこの間の動きを追認するものだ。このまま最高裁で負ければ、改悪教育基本法に基づく教育が強制されることになって行く。

今後、最高裁へ上告、1年半後までには判決が出るそうです。
神奈川の裁判、北九州の裁判も最高裁です。
全国的な連帯を!



2010/02/23

緊急のお知らせ:明日(24日)都庁情宣は中止です

石川@解雇させない会です。

 いつもお世話さまです。

 急なお知らせで恐縮ですが、明日(24日)予定していた都庁情宣は、諸般の事情により中止とさせていただきます。

 後日当該からの経過報告などがあると考えますが、取り急ぎお知らせまで。

 なお既報の3.10都庁前アクション・アンサンブルと、2.24の公判は予定どおり行いますので、ふるってご参加ください。



2010/02/22

お詫びと訂正

石川@解雇させない会です。

 2月19日付「お知らせ」記事↓、「3.4都教委要請行動」は誤報です。誠に申し訳ありません。

http://kaikosasenaikai.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/index.html#entry-62081181

 1ヶ月前のメールがまぎれこんでいたための、完全な誤報でした。ここに心からお詫び申し上げると共に、謹んで訂正させていただきます。

3月4日の都教委要請行動はございません



2.22立川情宣

2.22立川情宣のちらしです。

 

 

2.22立川情宣

「f20100222.pdf」をダウンロード



3.10都庁前アクション・アンサンブル

3.10都庁前アクション・アンサンブルのちらし第2版です。

 

 

3.10都庁前アクション・アンサンブル

「f20100310h.pdf」をダウンロード



2010/02/21

NEAホームページの記事

石川@解雇させない会です。

 NEA(United States labor union committed to advancing the cause of public education)のホームページ http://www.nea.org/ に「世界から」というページで「日の君」問題が取り上げられています。

http://www.nea.org/home/37221.htm


Global Takes
世界から
FORCED#PATRIOTISM
愛国主義の強制

To some they are symbols of pride, to others, the nation’s militaristic past. Saluting the national flag, Hinomaru, and singing the national anthem, Kimigayo, at official school ceremonies are mandatory in Japan’s public schools, but a growing number of teachers call it indoctrination.
ある人々にとってこの事は、他者に対する誇りであり、この国の軍国主義的過去の象徴である。公的な学校行事において、国旗「日の丸」に敬礼し、国歌「君が代」を斉唱することが、日本の公立学校では絶対的に要求されているが、これは思想の強制であると考える教師が増えている。

While some school boards permit teachers to opt out of the practice, the local government in Tokyo has strict penalties for teachers who do not comply. Hundreds of educators have been punished?some with suspensions and salary reductions?for refusing to stand and sing the anthem, resulting in numerous lawsuits filed by the educators.
この行為を 自ら回避することを認めている教育委員会もあるが、東京都は命令に従わない教師たちに厳しい処分を科している。数百人の教師たちが、起立して国家を歌うことを拒否したことをもって、停職や賃金カットなどの処分を受けており、教師たちは多くの訴訟を起こしている。

In March 2009, a Tokyo court ruled that ordering the teachers to sing the anthem while facing the flag does not violate freedom of thought and conscience as guaranteed by the Japanese Constitution, and that the punishments were legitimate. To some observers, the institutionalization of the practice reflects a growing nationalist trend across Japan’s educational system.
2009年3月、東京地裁は教師たちに、国旗に対面して国歌を唄うことは、日本憲法に規定されている思想と良心の自由に違反するものではないとの判決を下した。ある観測筋は、この行為を制度化するということは、日本の教育制度で拡大している国家主義的傾向を反映しているものであるとしている。



2010/02/20

3.10都庁前アクション・アンサンブル

3.10都庁前アクション・アンサンブルのちらしです。

 

 

3.10都庁前アクション・アンサンブル

「f20100310.pdf」をダウンロード



2010/02/19

3.4都教委要請行動

解雇をさせない会の根津です。

今年も都教委は私を異動させようとしています。ほとんど毎年異動をさせるのは、嫌がらせ、見せしめ以外のないものでもありません。
会では12月24日に「質問及び要請書」を出しましたが、「個人のことについては答えない」と逃げています。
そこで、4日に「嫌がらせ・見せしめ異動をさせるな」と要請行動をします。
30~40人が入れる大きな部屋で要請をしますので、ご都合がつきましたら、ご参加くださいますよう、お願いします。
■4日(木)16:00~ 都庁第二庁舎10階201号室
 30分前から1階ロビーで待ち合わせます。

1.メールをご覧になった方から、「異動攻撃があるということは、分限免職の心配はなくなったのか」という質問をいただきました。
答えは、「いいえ」です。都教委が分限免職を狙っていることは変わりありません。それが成功しなかった時、異動させるということでしょう。免職と異動の攻撃では、2006年に分限免職にされた増田都子さんの例を見ればよくわかります。彼女は異動先が決まっていて、異動するとばかり思っていたところに、「分限免職」の発令があったのです。ですから、私の場合もまったく油断はできません。

2.4日にご参加くださる方、できれば皆さんのグループ、個人名で、抗議・要請文を書いてきてください。短くて結構です。
参加できない方は、都教委に要請文を送ってくださると助かります。短い文章で結構です。



2010/02/18

3・10都庁前アクション・アンサンブル

<<<<<「君が代」処分にNO! 石原都政にもの言おう!>>>>>
~3・10都庁前アクション・アンサンブル~

日時・場所  3月10日(水)午後4時半~都庁第二庁舎前

  今年も卒業式が近づいてきました。東京都教育委員会の2003年「君が代」強制の通達以来、子どもたちの成長を祝う卒業式と入学式の行事が、国に忠誠を誓わせる場にかえられました。学校は、職員会議の採決が禁止されるなど、「もの言えぬ」場になってしまいました。卒業式の「君が代」処分者は400名超になりました。
「強制で子ども達を少国民にしてはいけない」として君が代斉唱時に不起立を貫いてきた、河原井さん、根津さんには停職6か月という処分が出されています。08年7月の分限処分指針によって、都教委は「君が代」不起立者に分限処分の脅しをかけています。わずか40秒間すわっていただけでクビ? 全国初、前代未聞の解雇処分を許してはなりません。
 分限指針による解雇処分は、全教職員、さらには全公務員の恣意的な首切りへと道を開きます。石原都政のこれまでの教育改革は、次々に教育の自由と平等を踏みにじり、公教育に競争と格差を拡大させてきました。私達は組合の枠を超え、広くこのアクションを呼びかけようと考えました。
 今こそ教育を強制から救い、子どもに寄りそう教育の地平を切りひらいていきましょう。

★賛同呼びかけ 河原井さん・根津さんらの解雇をさせない会、東京都障害児学校労働組合、多摩島嶼地区教職員組合、新宿区教職員組合、練馬区教職員組合、葛飾区教職員組合、江戸川区教職員組合、品川区教職員組合、西多摩公立学校教職員組合、特別区教職員組合、日野市教職員組合、八王子市教職員組合、町田市公立学校教職員組合、アイム'89、東京都学校事務職員労働組合、都教委包囲首都圏ネットワーク、藤田先生を応援する会、板橋・学校と地域を結ぶ会、虹のたね(町田・鶴川)、風を編む(町田)、ビデオプレス、田畑先生の再雇用拒否の真相を究明する会、疋田教諭分限免職取消訴訟支援の会、視覚障害者労働問題研究協議会、文京七中分会、早川由紀子さんの不当免職撤回を支援する会

★連絡先 河原井さん・根津さんらを解雇させない会
(多摩教組気付 国立市北1-1-6コーポ翠1F西)
℡042-571-2921 Fax042-574-3093
電子メール sasaerukai-santama@nifty.com
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2010/02/16

2月27日、根津公子さんと近藤順一さんのお話を聞く会

石川@解雇させない会です。

 首記の集会が開催されますので、以下のとおりお知らせ致します。

  • 日時:2月27日(土) 14:00~17:00
  • 卒業式、入学式の前に考えたい「日の丸」・「君が代」
    ── 根津公子さんと近藤順一さんのお話を聞く会――
  • 会場:あきる野ルピア3 階・研修室(JR 五日市線・秋川駅下車、北口徒歩3 分)
  • 主催:根津さん・近藤さんを囲む、あきる野市民の会


ツイッターについて

石川@事務局です。

 先ほど記事を投稿したとき、本「事務局ブログ」の大家さんである「ココログ」が、「ツイッター(Twitter)」と「@niftyクリップ」のサポートを開始したことに気づきました。
 Web2.0(笑)時代にも対応できていない私たち事務局では、ツイッターなどに積極的に参加することができませんので、この点を予めおことわりしておきます。
 今後とも変わらぬご支援・共闘の程、よろしくお願い申し上げます。



2010/02/15

2.15立川情宣

2.15立川情宣のちらしです。

 

 

2.15立川情宣

「f20100215.pdf」をダウンロード



2010/02/09

立川駅頭情宣

石川@解雇させない会です。

2月8日、駅頭情宣の様子です。

Img_0001

Img_0002

オートフォーカスを切ってマニュアルで撮影したのが大失敗でした。



2010/02/07

闘う!「2・6総決起集会」へ(15、最終)

渡部です。 

本日(2月6日)、東京では様々な集会がかち合う中、「2・6総決起集会」(第六回)が開かれ、220人が参加しました。

集会ではまず、
主任教諭制度が導入された東京都の学校現場の様子が小学校、養護学校、高校のそれぞれの現場から報告されました。
中でも、興味深かったのは、高校で各人に、コンピューター(1台)と覚えにくいパスワード(2つ)が配布され、その管理がすごくうるさく、置き方まで指定され、戦中鉄砲などが兵隊に渡された時と同じ状態になりつつと報告されたことです。
しかも成績は都が集中管理、電子黒板なるものも導入され、そのための強制的研修なども行われています。(コンピューター会社に儲けさせるため?)

次ぎに斉藤貴男さんの講演。
斉藤さんは、「政権交代」は起きたが、民主党は自民党がやっていた「新自由主義」路線を批判したわけではなく、「仕分け人」の顔ぶれを見ても小泉・竹中の「新自由主義」路線の人たちが多く参加していることを紹介しました。
また、教育面でも彼らが出した「日本教育基本法」は自民党よりも露骨に「愛国心」を謳っていること、新しい教員免制度は法科大学院同様、大学院までいける金持ちしか教員になれなくなること、などを強調しました。

また、「新自由主義」改革である「公設民営化」のアメリカの実態を紹介し、コカコーラ社が支援する学校では「全校コークの日」と言うものが儲けられており、その日に「ペプシ」のTシャツを着てきた生徒は停学になったことなどを紹介しました。

石原東京都知事の批判では、オリンピック招致での「既存施設の利用」は、実はそこに全く新しい施設を作ることだったりした事実を明らかにしました。
そして「10・23通達」以降東京の教育は最悪の状態になっていること、しかし、マスコミも学者もはっきりしたことを言えず、現場の教職員の反対・抵抗が大きな役割を果たしていることを強調、卒・入学式での抵抗を呼びかけました。

次ぎに裁判闘争原告から3人が発言。
とくに最高裁でまもなく判決が出される予定の藤田さんは、司法が腐っていることを自分の経験を紹介しながら暴露しました。

次ぎに不起立を続ける被処分者の発言。
(近藤順一・根津公子・河原井純子さん)
その中で近藤さんは、「現場から教員が行動を起さない限り事態は動かない、そして税金で雇われている教員は行動について説明責任がある。教員は変革の原動力になりうる」と述べました。

次ぎに全国から、

  1. 東京杉並区の和田中「夜スペ」裁判、
  2. 千葉高教組の日教組全国教研レポート却下問題、
  3. 大阪門真三中の「君が代」処分撤回裁判、
  4. 福岡の「君が代」不起立宣言の闘い、

などが紹介されました。

1 の報告には次のような部分がありました。
「少なくとも、毎年の卒・入学式の度に、生徒に『日の丸・君が代』が刷り込まれていくのを、何もしないで座視しててよいとは日教組組合員の誰もが言わないだろう。・・・『日の丸・君が代』問題から逃げてはいけない。・・・『日・君』強制反対の闘いを担う中心は教職員以外にはあり得ない。・・・私たちが諦めたり座視し続ければ、刷り込みは完成し、『思想・良心の自由』は完全に空文化する。」

3 の報告では、「東京のような学校現場にならないために闘っている」という発言がありました。

4 の報告では、卒業式に向け、「不起立宣言」をして闘っていることが報告されました。

最後に、

  • 「2・6総決起集会決議」、
  • 「民主党による新たな教員免許法案に反対する2・6集会アピール」、

を採択し、集会を終えました。

私たちはこの集会の成功を受けて、卒・入学式に向け、「日・君」強制反対の態勢を作っていきます。
全国の皆さん!ともに闘いましょう!!



2・6総決起集会フォトレポート

石川@解雇させない会です。

2月6日中野ゼロ小ホールで、都教委包囲首都圏ネットワーク主催「2・6総決起集会」が行われました。近藤順一さん、根津公子さん、河原井純子さんが、「君が代」不起立を続ける被処分者として登壇し、アピールを行いました。

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2010/02/06

訂正

石川@解雇させない会です。

河原井さん・根津さんらの 「君が代」解雇をさせない会ニュース No.28 の最終ページ「今後の予定」に誤記がありました。

卒業式、入学式の前に考えたい「日の丸」・「君が代」
──根津公子さんと近藤順一さんのお話を聞く会――
の曜日です。

【誤】2月27日(日)14:00~17:00
 ↓
【正】2月27日(土)14:00~17:00

お詫びして訂正させていただきます。

なお PDF 版のニュースは、以下のとおり訂正いたいました。


解雇させない会ニュースNo.28

「newsno27.pdf」をダウンロード



2010/02/05

闘う!「2・6総決起集会」へ(14)

渡部です。 

本日(2月4日)、都教委に対して「河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇させない会の要請行動がありました。20人が参加しました。

要請の一つは、根津さんの「異動」に関してです。都教委は一方的に根津さんを異動対象者にし、校長に「異動カード」を強制的に出させ、「根津の人事については、都教委が預かります」と述べ、彼らが策定した「異動要綱」さえも無視し、根津さんを異動させようとしています。
そのような「嫌がらせ、見せしめの異動をさせない」ための要請です。

またもう一つは、今年定年を迎える河原井さんが再任用・短期再任用・非常勤教諭の3つの採用試験を受けたが、いずれも「不採用」で、その理由さえも示さないということに対し、「釈明・及び撤回を求める」要請です。

要請行動の場でいちばん問題になったのは、「解雇させない会」が去る12月24日に、根津さんの件で出した「質問及び要請書」をに対する回答についてでした。

その回答は、「個別の教職員の人事異動に関する質問等にはお答えできません」という「教育情報課長名」のものでした。

しかし、質問は「異動要綱」に沿った異動が行われているかということであり、個人のプライバシーに関することではありませんでした。また、宛先は大原教育長と担当所管(人事部)でしたが、回答は「教育情報課長名」でした。

要請行動に参加した人たちから、都教委の不誠実さ、無責任さを怒る声があがりました。「だから、東京の教員採用試験では人が集まらないのだ」という声も上がりました。

ある参加者はこのような都教委の対応に我慢できず、「ここに大原教育長を呼んで下さい。来るまで私は帰りません。」と述べました。

根津さんは、「都教委預かりというのは異動要綱のどこに該当するのか。もうすでに子どもたちは来年度も私はいると考えて来年度の授業を楽しみにしています。その子どもたちを悲しませるのか。もし私が職場で必要ないというのなら転勤します。だから職員にも、子どもにも、保護者にも、校長にも聞いてみて下さい。」と述べました。

また、河原井さんは、「東京の教育現場は<命令と服従の職場>となっており、<赤でも校長が黒と言えば黒>になる。子ども達が一番被害を被る。今日は個人的な要請書も持ってきました。もう黙っていることはできません。」と述べました。

また、その他にも、

・決まっていた非常勤教員採用が「君が代不起立」で 取り消された米山さん、
・「分限免職裁判」の疋田さん、
・「再雇用拒否」で15年間(現在裁判闘争)で闘っている田畑さん、

らも都教委の異常なやり方に抗議する「要請書」を出しました。

「来るまで私は帰りません」と述べた方はその後、教育情報課長と教育長のいる30階まで行きました。しかし本日は会えなかったので、「24日にまた来ます」と言って帰ってきたとのことでした。

いつまでも、このような異常な公僕(都教委)の体質を主権者である私たちが許しておくわけにはいきません。

闘う!「2・6総決起集会」に多数参加して下さい。

***************************************

≪2・6総決起集会≫

(メインスローガン)

  • 改悪教育基本法路線と対決しよう!
  • 「日の丸・君が代」強制反対!

(サブスローガン)

  • 石原都知事はすぐにやめよ!
  • 10・23通達の撤回!
  • 「君が代」処分撤回!
  • 「君が代」分限免職処分反対!
  • 教員免許更新制廃止!
  • 民主党の教員免許制度反対!
  • 教職員の差別と分断を図る主任教諭制度反対!

【講演】 斉藤貴男さん
『民主党政権の教育行政と石原・都教委の教育行政を批判する』    

【発言】(予定)

  • 被処分者から(河原井さん、根津さん、Kさん、他)
  • 裁判闘争から(「君が代不起立」処分撤回裁判関係、藤田裁判、他) 
  • 学校現場から(義務制、高校、養護学校から)
  • 連帯の挨拶(千葉、大阪、和田中「夜スペ」裁判、他」)

<日時>2010年2月6日(土) 18時開場、18時30分開会
<場所>中野ゼロ・小ホール(中野駅南口徒歩5分)
<参加費>500円



2010/02/03

闘う!「2・6総決起集会」へ(13)

渡部です。 

去る1月14日に東京地裁で行われた和田中「夜スペ」裁判(最終弁論)の続きです。

新自由主義に基づく「教育改革」の大きな柱の一つは公教育の「民営化」(市場化)です。
「夜スペ」裁判はその「民営化」の実態を明らかにしました。

今回の「準備書面」(全30ページ)では、11月24日に行われた第6回口頭弁論におけるT証人(現同本部副本部長)の尋問速記録による立証が詳しく紹介されています。
全部を紹介できないのが残念ですが、その一部を以下に紹介します。
(「準備書面」全文を欲しい方は返事を下さい)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<ア 和田中地域本部の会計、経理事務は非常に稚拙で不透明であること>
(ア) 
 質問:これは・・平成19年度の会計報告で、・・・地域本部として始めての会計報告だということですが、地域本部が開設されたのは平成16年1月ですね。
 証言:すみません、開設当初は私は居なかったので分からないんですけど。
 質問:・・・開設以来、3年間分の会計報告はなかったんですね。
 証言:それはちょっと、私も良く分からないです。
 質問:ご存じないですか。
 証言:はい。
 質問:どなたがご存知でしょうか。
 証言:・・・私はちょっと存じ上げないので申し訳ありません。
 質問:・・会計監査報告がありませんが、このときは監査制度はなかったということでよろしいですね。
 証言:会計士さんがこられてあれしましたので、それが監査の代わりになるかなというふうに、ちょっと認識をいたしました。
 質問:・・地域本部の平成19年度の総収入は・・1402万1440円でよろしいですね。
    (甲21号証を示す)
 証言:これが収入だと思います。
 質問:(甲41号証を示す)地域本部の平成21年度予算の総収入は、2114万9776円ですね。 
 証言:21年度予算書のことですか、一応予算として、はい。

以上(ア)で立証されたことは、現副本部長で夜スペ準備室長の役もやっていたような証人だが、結局会計やその処理についての過去からの引継ぎも出来ておらず、過去も現在も誰が一番会計責任者で、知る人間なのかさえも答えられない事実。会計監査の意義も理解していない事実。PTA会計のレベルにも達せず、まるで統制されていない組織実態で、証言にあるような大きな金を扱うにしては稚拙でお粗末極まりない。つまるところ、誰も公益的団体を自覚するような意識も持ち合わせていない、信じられないような稚拙で危ない組織といえよう。
よって、公益的事業を行う団体的確性は持ち得ない。

(イ) 
 質問:藤原前校長は、ご自身の公演料などは地域本部に寄付しているとテレビなどで話していましたが、そのお金はどの通帳にいれたのですか。
 証言:・・・・・私もちょっと藤原校長のそういう出演料とか何とかということは一切、私は分からないんですけれども、地域本部のスタートに当たっては、かなりたくさんの本を校長が買い揃えてくださったりという、非常にそういう思いがありました。
 質問:金額等の内訳などは記録はないんですか。
 証言:それは分かりません、私は。
 質問:誰がわかりますか。 
 証言:そういうものを頂いていたかどうかということも、私はちょっと分からないので。

以上(イ)で立証されたことは、この団体の寄付金処理は全く不透明であること。誰が知っているか分からないという証人の回答は信憑性に疑義があるが、どちらにしても公開性の必要性自覚を持ち合わせず、ここでも誰が所管しているかも不明朗な驚くべき事実。
よって、公益的団体性は持ち得ない。 

<イ 私塾(SAPIX)による有料授業実施の事業は、公立学校内で極めて不適切な形で実施>
(ア)
 質問:同じサピックスのテキストを、夜スペのほうでも使うということはあるんですか。
 証言:夜スペで本当はいろんなテキストとか教材も開発できるといいということでスタートしたんでけれど、子供たちの教材に関しましては全てサピックスさんのほうで用意していただきましたので・・・。
 質問:使われていたのも事実なんですけれども、希望者には(受講生以外に)お分けした。
 証言:希望者に売りましたのは、そこにある下の分厚い過去問集で、・・・・サピックスさんのご厚意で、一緒にサピックスの内部生と同じお値段で提供していただきました。
 質問:おいくらですか。8000円というふうに僕らは聞いていますが。 
 証言:そうですね、そのくらいだったと思います。
 質問:どれくらい売れたんですか。
 証言:ちょっと何冊売れたかは、サピックスさんのほうであれしてもらえますか。私はちょっと分からないです。
 質問:つまり今のお答えは、地域本部だとか、夜スペ実行委員会が販売したんではなくて、サピックスが販売したんですね。
 証言:はい。
 質問:・・被告は2008年の12月3日、5日、10日、12日、19日の午前11時半から図書準備室を使用しています。このことについて原告らが。この日は和田中で3年生に対して進路指導の三者面談を行った日であり、その日にサピックス講師が学校と同時並行して別室で独自に進路指導をいったというふうに指摘したところ、被告らは)地域本部による個人面談だったというふうにお答えになった日です。地域本部の関係者も同席した上で、生徒、保護者、サピックスの講師と進路指導ではなく、夜スペ実施に関連した学習相談を行ったというんですが、それは本当ですか。
 証言:そうだと思います。
 質問:地域本部のどなたが同席したんですか。 
 証言:私、あるいはほかの役員とかというふうに記憶しております。
 質問:Tさんはそこで、相談に預かった生徒さんがどこの大学に行くとか、今成績はどうだとかいう個人情報を聞いたんですか。
 証言:どこに進学するとか、そういう話ではなくて、・・・・・・、X組、Y組、Z組ということで(夜スペは)成績別にやっておりますが、そのクラスでいいのかという
 質問:そこにTさんも立ち会っておられたということですね。 
 証言:はい、そういうふうな希望を聞くのは私たちの仕事でもあるかなというふうに思いました。

以上(ア)で立証されたことは、公教育の学校現場の用途又は目的にたいしての明らかな限度を超えた妨げ要因の事実である。私塾サピックスは、有料授業に実質教室を無償の便宜給与で使用している違法性に加え、試験問題集を販売している事実。また、学校三社面談日にあわせ、サピックスが地域本部同席で実質の学力、結果としても進路相談にあたるような独自の保護者・生徒に対する面談を実施した事実。これらは極めて重要な学校教育に対する妨げであり、他校では決してあり得ない暴走とも言える。違法性がありながら、杉並区教委の監督能力の無さも驚きである。

以下、(イ)、(ウ)、(エ)、(オ)は略。

<ウ 和田中地域本部の構成員の不透明さ、藤原前校長の私的団体の様相> (略)

<エ 和田中地域本部自体にも私塾(SAPIX)による有料授業の実施内容についても、公益的性格など皆無>
(ア)
 質問:夜スペという名称は、だれがいつ決めたかという質問です。
 証言:それは良く分かりません。
 質問:知らないということですね。
 証言:はい。
 質問:私塾のサピックスの関係者と証人が始めて会ったのはいつですか。
 証言:(19年の)12月の最初か11月末か。
 質問:それはどこでですか。
 証言:校長室です。 
 質問:藤原校長先生は居ましたか。 
 証言:はい、いらっしゃいました。
 質問:夜スペをサピックス社に決めたのは誰ですか。
 証言:それは分かりません。

以上(ア)から立証されたことは、夜スペの命名来歴を知らず、サピックス社に1社指名したのは誰かも知らない証人の話は100%信憑性は疑問だが、藤原校長が独善的に決めた事業である疑いは十分ある点。つまり、事案の決定過程が隠されており(役員クラスに知らされてない、開始直前で担当しており、企画含め主体的な活動ではない)、透明性、公開性、公平性有る団体とはとうてい言えない点。
よって、公益的団体とは言えない。

以下(イ)、(ウ)は略。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

略しましたところでも本当に生々しい事実が証言されています。

また、この「準備書面」には、次のような部分もありました。

***********************

「和田中地域本部」には教育産業関係者が入っている驚愕の事実について・・・T証人尋問の結果から見て、同本部実態の問題性(透明性欠如、公開性欠如、私益性、民主的手続き・公平性欠如等)が更に浮き彫りとなったので以下に述べる。

(ア)本件使用許可処分当時の同地域本部所属の一人である中萬一憲氏はNPO法人国際教育振興協会の英語教育推進委員会所属となっているが【甲第46号証】、教育産業の中萬学院グループの関係者である。
この中萬学院は、ホームページの中で「NPO法人国際教育振興協会英語推進委員会の運営に携わり、・・・杉並区和田中学校での英語講座開講など、多方面に活動しています。」と明記している。【甲第47号証】
この中萬学院の関係会社に株式会社エドベックERD事業所というのがあり、何と和田中地域本部の採用している英語テキストを教材としてエドベック社から購入している事実が会計書類からあきらかである【甲第31号証】。
NPO法人だから良いという理由は無条件に成り立たない。
このNPO法人は中萬学院と一体に近い関係があり、例えば同法人の英語教育推進委員会の事務所は教材販売のエドベック社と同一ビルに入っており、電話番号とFAX番号は各下一桁が1番違いである。
  NPO内 英語教育推進委員会 045-226-5496
  株式会社エドベックERD事業所045-226-5494
  同社FAX番号        045-226-5495
つまり、実質の教育産業関係者がテキスト販売を和田中地域本部内の事業で収益事業を行っている構造が明らかである。
また、更に「和田だより」【甲第45号証】によれば、前述の同NPO法人からもう一人、小田宏二氏が和田中地域本部に入っている事実がある。
つまりこの人物も中萬一憲氏と同様の教育産業関係者である。
これを否定できる証言は、T証人からは無い。
T証人は役員でありながら、この小田氏を見たことが無いというショッキングな回答であった。
一体誰が、この団体を仕切っているのか。
そして極めて重要な新たな事実は、藤原和博前校長は当時から、教育産業関係者の中萬、小田両氏の来歴について全く説明をしていないことがT証言から明らかになったことである。
ここでも構成員の透明性の無さと、藤原和博前校長の私的団体性が浮き彫りになる。
どのような人物が和田中地域本部を構成しているのかは、藤原和博氏本人しか判らない実態となっているのである。

(イ)現在和田中地域本部長は地域住民ではなく教育産業関係者である。
本件地域本部の代表は、元事務局長のS氏からE氏(地域本部長と称する)に変わったと「和田中地域本部ホームページ」や「和田だより」【甲第48号証】【乙第48号証】にも有る。
まずこのE氏は地域住民ではない。 
本人自ら挨拶で述べているが【甲第48号証】、「私が地域本部に参加したきっかけは、3年前に私の高校時代の同級生であるHという、教育研究家が開発した「らくだメソッド」という計算ドリル、藤原前校長がドテラで採用した際に、指導のサポートとしてくるようになった」と述べ、「杉並区民ではあるが和田の地域住民ではなく、和田中とは直接係りがない・・・」と表明している事実がある。
このE氏とH氏((有)セルフラーニング研究所代表で和田中の前述学校運営協議会協力会社)は前述のとおり元々密接な関係者であるとともに、H氏のらくだグループ(教材システムの販売、ニンテンドーDSソフト販売等)の一員そのものである。
対外的にらくだグループの一員としてH氏と並んで名乗っている事実がある(甲第49号証)。
なお、H氏は有限会社らくだメソッドの代表取締役でも有る(甲第50号証)。
つまり、ここでも実質の教育産業関係者自身が自らの教材等を同地域本部に採用させ、結果として収益事業を地域本部の名において実施している事実がある。

************************************

これらを読むと、サピックが「夜スペ」から撤退した意味がよくわかります。
なお、藤原校長も大阪の「教育特別顧問」を辞めたそうです。

「2・6総決起集会」では、この裁判の報告と、今後の運動についての紹介があります。 



2010/02/02

来年度も異動か

来年度も異動か
根津公子

 今となってはかなり前の11月下旬、私は校長から、「都教委から『過員』対象として根津さんを指定して異動カードを出すよう言われ、出した」と伝えられた。「過員」解消は、異動年限の来た人や転居などの異動希望者でされるはず。私を「過員」に特定しなければならない理由は存在しなかった。
 異動要綱は、その是非を措き、「校長の人事構想に基づく」異動を謳う。今回のように都教委が個人を特定して「過員」対象にすることや、校長が自身の「人事構想」ではなく、都教委からの指示で異動カードを提出するのは、明らかに異動要綱逸脱だ。そこで、その点について都教委に質問してほしいと校長に要請した。
 12月に入って校長から伝えられた都教委の回答は、「根津の人事については、東京都教育委員会が預かります」だった。根津の異動については、異動要綱なんて関係ない、都教委の恣意で行う、と通告してきたも同然だ。
 「校長の人事構想」にない(=校長が追い出したいと思う)人を1年で異動させることのできる現在の異動要綱を作ったのは03年。10・23通達と同年。米長邦雄教育委員(当時)は、「1年で出せるという画期的なルールの改正」と大喜びをし、「1年ごとにどんどんぐるぐる回る教師が存在して、ではその人たちはどうなるのだろうと、そういうことは校長先生は考えなくていいのです。…とにかく1年で出す」(04.4.9)と校長たちに檄を飛ばした。
 03年以来、私は05年と今年以外は、毎年異動をさせられてきた。その際、「都教委預かり」ということばこそ聞かなかったが、いつも私の異動が、校長の権限ではなく、都教委の指示で行われたことは、これまでの校長や市教委発言から歴然とした事実であった。
私はことの経過を組合に報告し、取り組みを要請するとともに、解雇をさせない会で相談した。会が都教委に「質問及び要請書」を出したところ、「個別の教職員の人事異動に関する質問等にはお答えできません」と、たったこれだけの「回答」。差別人事は許さない。都教委を追及して行く予定である。
 でも、なぜ都教委は、毎年毎年、私を異動させようとするのだろう? これだけ毎年異動させられると、私にだって、抵抗力がつくことがわからないのだろうか。生徒との別れはつらいけれど、気持ちを切り替えることは十分可能だ。新たな出会いもまた、楽しみと思えるようになる。どんな状況下に置かれても、人は、希望を持つ限り生きていくのだ。嫌がらせで異動させても、大した効果はないと思うのだけれど……。
 ところで、米長氏が絶賛した異動要綱は「異動の目的」を次のように謳う。
「公立学校は、都民の信頼と期待にこたえるため、……。そのため、東京都教育委員会は、適材を適所に配置し、学校における望ましい教員構成を確保し、教育活動の活性化を図るとともに、教員に多様な経験を積ませることにより、教員の資質能力の向上と人材育成を図ることをめざし、教員の定期異動を行う。」
 私の1年毎の異動は、この目的に照らして、どう説明されるのか?教えてほしいものだ。

【河原井さん・根津さんらの 「君が代」解雇をさせない会ニュース NO 28】より



解雇させない会ニュースNo.28

解雇させない会ニュースNo.28のダウンロードです。

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解雇させない会ニュースNo.28

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2010/02/01

再任用、短期再任用、非常勤教員すべて「不合格」

再任用、短期再任用、非常勤教員すべて「不合格」
河原井純子

 停職明けてすぐ、校長が「再任用、短期再任用、非常勤教員」の募集をもってやってきました。「勤務です」という顔で。
 「この件についてご存じかと思いますが君が代不起立者は損害を受け続けています。」校長の答は「承知していますが受けるのは権利ですから」でした。
結果は見事、不合格でした。面接内容は抜群と自画自賛しているのですが・・・。校長に「不合格の理由を知りたい」と言いますと、案の定、「私にはわかりません」でしたので早速 教育庁人事部選考課選考係に問い合わせました。伊東選考係長という方が電話口に出てこんなやりとりになりました。
 「私の周りの人たちはすべて合格しています。私の不合格の理由、根拠は何ですか。詳しく知らせてください。」「適正基準は公表していませんので個人に伝えることはできません。」「今年度、全都的に何人の不合格者がいるのですか、教えてください。」「1月21日現在でまだ集計できていません。たとえ集計終了しても公表しません。」       このまま黙っていることはできませんね。

【河原井さん・根津さんらの 「君が代」解雇をさせない会ニュース NO 28】より

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