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2010年3月

2010/03/31

2010年春の闘い(22)

渡部です。 

昨日(3月29日)、都教委「臨時会」で卒業式の「君が代」処分を決定しました。被処分者数は4名です。
今回、根津さん、河原井さんはこの中には含まれていません。
しかし、都教委は不起立者を根絶することが出来ませんでした。

また、本日(3月30日)、大阪府立東寝屋川高校でも、不起立で4名の「戒告処分」が出ました。
これまで大阪では、「処分」には当たらないとしてきた「訓告」や「厳重注意」でしたが、今回、「戒告処分」(給与の3ヶ月延伸)を強行してきました。
「日の丸・君が代」強制反対闘争は、新たな、全国的な段階に入ったと言えるでしょう。

本日、東京地裁では、和田中「夜スペ」裁判の判決がありました。

記者席が多く設けられ、傍聴席が少なくなったので、傍聴者の席を作るように原告側が要求すると、おそらく10席以上のイスが傍聴席の後ろに並べられました。こんなことは初めてです。

また、判決文の言い渡し前に裁判長は、次のような異例の釈明?否、言訳!を述べました。

2年間に渡る訴訟活動の中で、公教育の教育活動に関する議論が深まった。一方、実定法の枠組みの中でも様々な論点がある。また証人尋問にもやった。そのため、判決文は120ページを超えることになった。結局、「夜スペ」に学校を貸したのは<無効かどうか>、それは<重大な逸脱濫用があったかどうか>が問われた。

これを聞いているうちに多くの傍聴者は、<何を言訳がましいことを言っているのだ>と感じたと思います。

そして、判決は、「夜スペ」は<違法とまでは言えない>ということで、原告の告訴を<却下>するというものでした。

つまり、<言訳を言わざるを得ないような、自信のない不当判決>でした。

<重大な逸脱濫用があったかどうか>というならば、行政には大抵のことは許されるということになります。

また、<違法とまでは言えない>ということは、<違法とも言える>ということと紙一重です。

裁判長は、「不当だ!」「言訳だ!」という声を浴びながら、自信なげに退室しました。

その後の記者会見では、原告側から、この裁判の中で明らかになった様々な事実、

  • 「地域本部長は受験産業の者がなっており、地域の保護者は誰もその役員に入っていない。
  • 「夜スペ」参加の生徒は、週3回、放課後もそのまま学校に残り、午後9時頃まで勉強する。その間、<使用料免除>で光熱費・暖房費も無料。その結果、「落ちこぼれる子」と「思い上がる子」が生まれてくる。
  • マスコミははやし立てたが、これは、「市場開放」「規制緩和」の中で出てきたもので、公教育を教育産業が食い物にするものである。(一人当り月24000円、年間一校で計2000万円以上もの受講料が入る)その結果、格差はさらに助長される。

などが紹介され、「不当判決」に対する強い怒りが表明されました。
また控訴することも明かにされました。

こうして、またしても「不当判決」でしたが、彼らも自信が無くなってきているようです。
一方、私たちの隊列はさらに広がりつつあります。
お互い力を合わせ、行政や司法の理不尽・不当な壁をみんなで押し倒しましょう。



2010/03/30

最後の一日は出勤停止

~「日の丸・君が代」懲戒処分停職1月に抗議する~
八王子市立第五中学校夜間学級 被処分者・原告 近藤順一

3月30日14:00,本校校長室にて都教委係官2人(イズミサワ・オオモト)、市教委係官(久保)、校長(齋藤)の立ち会いの下に処分辞令が発令された。3月30日付で停職1月処分であった。辞令交付後、私が「停職1月ということは、3月31日で退職するがそのまま退職になだれ込むことになるのか、それとも、4月30日までは身分が保証されることになるのか。」ときくと、「それは前者だ。」とのこと。つまり、最後の1日だけは正常な公務をさせないと言うこと。
退職を目前にしても尚、停職処分の実跡をつくろうとする都教委のやり方に強く抗議する。

今回の処分は、以下のことを示し、今後の課題を提起している。

  1. この不当処分は都教委があくまで「日の丸・君が代」強制、処分を続けることを白日の下にさらした。都民の皆さん、全国民に事実を知らせ、1日も早く強制を停止させる闘いを強化しなければならない。
  2. 今回も、懲戒免職、分限処分を阻止した意義は大である。多くの市民の支援を受けた粘り強い取り組みの結果である。4月には入学式があり、引き続き警戒しなければならない。
  3. 過酷な処分ではあるが、現場の教職員は決して強制を受忍していないことを示した。「日の丸・君が代」強制や日増しに強まる学校現場への統制に反対する広範な教職員と共に進まなければならない。
  4. 地裁、高裁での不当判決が都教委の強制を許していることからも、圧倒的な都民、国民に訴え、真実を明らかにする裁判闘争を強化しなければならない。裁判闘争は、学校現場の運動を基本とする職場・地域の取り組みと固く結合しなければならない。今後、改憲に反対する取り組みをしている方々をはじめ、多方面の運動とも連携する必要がある。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私は既に三回の処分に対して「累積過重処分取消」訴訟を行っています。
その第一回公開口頭弁論は次の日程に決まりました。よろしくご支援ください。
2010年5月17日(月)13:15~
東京地裁(地下鉄 霞ヶ関駅)

最後の一日は出勤停止

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3.29立川情宣

3.29立川情宣のちらしです。

 

 

3.29立川情宣

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2010/03/29

都教委要請行動その2

3.29都教委臨時会へ向けての近藤順一さん要請書です。

東京都教育委員会
各委員 様

        

要請書

東京都の学校教育の発展のために強制・処分ではなく
自由と個性の尊重を要請します

八王子市立第五中学校 教諭 近藤順一

本日、貴委員会が私の処分を検討すると聞きました。卒業式における私の行動は、卒業生にとっては最後の学習活動の場面で、生徒の自主性を尊重したものです。卒業式の進行を妨害するものではありません。また、職務命令一般を否定するものでもありません。混乱を起こしたり、職の信用を傷つけるものではありません。
国旗国歌法にも、学習指導要領にも、文部科学省の解説にも、少なくとも「起立する」ことを義務づける内容はありません。国旗国歌の取り扱いは各学校現場の判断に任せるべきと考えます。私は、33年間東京都の教育にたずさわり、特に後半17年間は、夜間中学で来日外国人生徒に向き合ってきました。日本国の国旗国歌に対する自由で寛容ある措置こそ、国際的信用を回復する道です。
先日の事情聴取の折りにも話しましたが、東京都の来日外国人を含む児童・生徒と若い教員が自由で生き生きとした学校生活が送れるよう、次の3点を要請します。

  1. 卒業式における国旗国歌に関わって、懲戒処分や分限処分をしないこと。
  2. 学校現場への国旗国歌の強制をやめること、少なくとも当面、強制措置を暫時停止すること。
  3. 間接的に都民を代表する立場にある貴委員会と現場の教員・教員OBが話し合いを継続する方策をとること。

以上、要請します。 2010年3月29日

要請書


「r20100329-2.pdf」をダウンロード



都教委要請行動その1

3.29都教委臨時会へ向けての解雇させない会要請書です。

東京都教育委員長 木村 孟 様 2010 年3 月29 日
東京都教育委員会 教育長 大原 正行様

河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会
東京都国立市北1-1-6 コーポ翠
TEL 042-571-2921

          要 請 書

本日の教育委員会臨時会において、2009 年度卒業式での「君が代」斉唱時における不起立・不伴奏を行使した教員に対して懲戒処分が決定されようとしている。
私たちは、この処分決定に際し、「日の丸・君が代」を学校現場に強制し、その上、教員を職務命令違反で処分をくり返す東京都教育委員会の教育政策に黙っていられない。よって抗議し、以下、要請する。

        記

  1. 2003 年の10・23 通達は、「教育の自由」「思想・良心の自由」を、学校に一切認めないものにしている。10・23 通達の撤回を求める。
  2. 近藤 順一さん(八王子市立第五中学校夜間学級教諭)岸田 靜枝さん(豊島区立豊成小学校教諭)ら、処分対象者全員に対する懲戒処分、及び分限免職処分を決定しないように求める。

                以上

要請書
「r20100329-1.pdf」をダウンロード



2010/03/28

法廷カレンダー

法廷カレンダー、2010年3~4月を更新しました。

法廷カレンダー
「法 廷カレンダー」のダウンロード



2010/03/27

Acrobat.com サーバーメンテナンス

 本日(3月27日)18:00~22:00、本ブログでオンラインサービスを一部利用しているPDFファイルの表示機能が Acrobat.com サーバーメンテナンスのため停止します。
 ご不便をおかけしますが、従来型の「青いピン」アイコン側のリンクをご利用ください。



近藤順一さん裁判署名(これからの取り組み・その2)

 2010年3月20日付け本ブログ『日の丸・君が代」被処分通信 経過報告 五四』で提起された「近藤順一さん裁判署名」への取り組みを訴えます。

記事: http://kaikosasenaikai.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/index.html#entry-62491376

裁判所 御中

公正な判決を要請します
学校への「日の丸・君が代」強制による累積過重処分の取り消しを求めます。

 東京都の全ての公立小・中・高・特別支援学校では学校行事(入学式・卒業式など)の時、舞台正面への「日の丸」掲揚、教職員・生徒への「君が代」起立斉唱の強制が行われています。この背景には都教委通達(2003.10.23)、八王子市教委通達(同年9.22・12.8)があります。卒業式などは児童・生徒が主役であるにもかかわらず、子どもたちの卒業制作は舞台正面から追いやられ、外国人生徒をはじめ「君が代」に批判・疑問をもつ者にも一律斉唱が強制されています。
 強制の意味するところは「日の丸・君が代」が侵略戦争のシンボルとされ、子どもはもちろん国民全体の思想統制、反戦・厭戦への弾圧につながったことにあります。すでに東京の学校では校長~副校長~主幹~主任~一般教諭という職階制がしかれています。また、職員会議も形骸化しています。
 思想良心の自由は、処分を構えた職務命令によって踏みにじられ、教育の自由である学習権、教授の自由は不当な支配によって侵害されています。
 近藤順一は、外国人生徒と日本人生徒が共に学ぶ夜間中学(八王子第五中)で以下のように累積過重処分されてきました。

2006 卒業式不起立・不斉唱により市教育長指導措置
2007 卒業式不起立・不斉唱により戒告処分
2008 卒業式不起立・不斉唱により減給10分の1,1ヶ月処分
2009 卒業式不起立・不斉唱により減給10分の1,6ヶ月処分

3回(07/08/09)の懲戒処分に対し、東京地裁に一括提訴しました。貴裁判所に次のことを要請します。

  1. 都教委通達・八王子市教委通達・職務命令の違憲・違法を明確にしてください。
  2. 「日の丸・君が代」強制による累積過重処分を取り消す判決を出してください。

 

近藤順一さん裁判署名

「s20100312.pdf」をダウンロード

なお第1次集約は、2010年3月末、第2次集約は2010年4月末、第3次集約は追ってお知らせします。



2010/03/26

映画「“私”を生きる」

土井敏邦です。
 2007年2月から取材・撮影を開始した映画「“私”を生きる」がやっと完成しました。

 ドキュメンタリー4部作「届かぬ声ーパレスチナ・占領と生きる人びと」(「沈黙を破る」DVDは3月発売、他の3部は5月にDVD発売予定)と同時平行して制作してきたため、3年を要してしまいました。
 国内の異様な右傾化に、ジャーナリストの1人として何かをしなければという思いで続けてきた仕事です。
 舞台は教育現場ですが、大きな社会の流れに個人が抗って生きる、その凛とした“生き様”は、教育現場を超えて人びとの心に届くはずだと信じ、なんとかして伝えたいという思いに突き動かされて制作しました。
 5月にDVD化の予定です。また劇場上映の道も模索しています。

 その完成記念上映会を以下のように催します。
 ぜひ、ご参加ください。
                   3月24日記


映画「“私”を生きる」


―完成記念上映会-

【映画「“私”を生きる」とは】

東京都の教育現場で、急激に“右傾化”が進んでいる。卒業式・入学式で「日の丸・君が代」が強制され、教師たちの言論は、厳しく統制されてきた。

その「教育の統制」の巨大な流れに独り毅然と抗い、“教育現場での自由と民主主義”を守るため、弾圧と闘いながら、“私”を貫く教師たちがいる。

 これは「教育」問題や「日の丸・君が代」問題を論じるドキュメンタリーではない。

日本社会の“右傾化”“戦前への回帰”に抵抗し、“自分が自分であり続ける”ために、凛として闘う、3人の教師たちの“生き様”の記録である。


―出演―

【根津公子】(中学校教員・家庭科)

 卒業式・入学式の「国歌斉唱」で不起立を続け、3年にわたり、「6ヵ月の停職処分」を受けてきた。

「『教員を続けるために起立しては』と言われるけど、私は『今の状態は危ない。上からの命令に黙って従うことは恐ろしい明日を創ってしまう』と子どもたちに身体ごと訴え、伝えていく責任があります。それが今一番必要な教育だと思っています」


【佐藤美和子】(小学校教員・音楽専科)

キリスト者として、天皇制につながる「君が代」伴奏を拒否し、何度も理不尽な異動を強いられてきた。

「辛いと感じる自分の存在に意味があると思えるようになりました。カナリヤが炭鉱の危険を知らせるように、強制がもたらす苦しみ、今の学校の危険、この国が進む方向の危険を知らせる役割を担うことができれば幸せだし、それが私の役目だと思えてきたんです」


【土肥信雄】(元三鷹高校校長)

 都教育委員会による学校現場への言論統制に、現職の校長として初めて公に異議を唱えた。

「教育がどんどん右傾化している。言論の自由がなくなったときに、戦前の日本に戻るのではないかという恐怖心があります。以前は不安でも言えなかったが、今言わなければ、あの時の一点になっていなければ後悔する、その後悔だけはしたくなかったんです」


―スタッフ―

【監督・撮影・編集】  土井敏邦

【編集協力】               森内康博(らくだスタジオ)

【デザイン】               野田雅也

【製作】     「“私”を生きる」制作実行委員会(代表・橋倉須美子)


【上映会のご案内】

【日時】 2010年4月11日(日) (開場)午後1時半 (開演)午後2時

【場所】 明治大学駿河台キャンパス リバティータワー(地下1F 1001教室)

    (JR中央線・総武線、東京メトロ丸の内線/「御茶ノ水」駅下車 徒歩3分)

       http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html

【参加費】 500円(会場費として)

      学生は無料

【共催】  「“私”を生きる」制作実行委員会 /現代史研究会

【連絡先】 (メール):doitoshikuni@mail.goo.ne.jp



2010年春の闘い(21)

渡部です。 

本日(3月25日)も色々なことがありました。

朝は、<河原井さん、根津さんらの「君が代」解雇を許さない会>の都庁前ビラまきが行われました。

午後からは、板橋高校卒業式事件の藤田先生裁判で、「第五回最高裁要請行動」が行われました。

また16時からは、K先生(義務制)の「不起立」に対する事情聴取が都教委で行われました。

そして16時30分~18時30分には、「君が代処分にNO!都庁前アンサンブル・アンコール」が開かれました。
以下、これについて簡単に報告します。

雨が降り寒い夕方でしたが、100人が駆けつけてくれ、熱い集会になりました。

集会では実に17名もの人が発言しました。今回はその中で、教組に属する方の発言が多かったと思います。
<町田教組>
<新宿教組>
<八王子教組>
<多摩教組>
<三重県教組・高校>
<都障教組>
<都高教>

事情聴取を受けたK先生の発言もありました。(愛知の組合員からのメッセージもありました)

いずれも困難な職場状況の中で闘いが続けられていることを紹介してくれました。都高教の方は、管理職は被処分者を出したくないので、半数くらいの職員を警備などに回している職場もあることも紹介してくれました。(それだけ不起立しそうな教員がいるということです)

「分限処分裁判」を闘っているジョニーHさんは、また新しい替え歌を二曲紹介してくれました。

(1)<マイムマイム>
  ~「嫌な都政だなあ」と違う新太郎?が言っていた~
  (大変愉快な歌詞なのですが長いので省略します)

(2)<さらば慎太と言おう>
  ~「俺も同じだ!」と健作も言っていた~

 さよならだ慎太郎、さよならだこんどこそ
 選び直す日を待って、さらば慎太と言おう

    都民流す涙は知事には見えない
    こらえきれぬ怒りに逆ギレでごまかす

 暴言と癒着とを、いくたびもくりかえす
 だけど勇気を出して、さらば慎太と言おう

ついに、「さよならだ慎太郎・・・・」という替え歌が生まれました!

「麻生政権 冬景色」以来の挽歌となるか。



2010年春の闘い(20)

渡部です。 

まず、昨日(3月24日)のビラまきの報告です。

これが最後のビラまきになります。後の方に、【卒業式チラシ撒きのまとめ】を付けておきました。

<HT高校>
今年はじめて卒業生を出す3部制の高校です(校舎は元2商)。

まず、生徒は1時登校のはずなのに、ほとんどこなかった。保護者は1時から1時30分頃に来るようにとのことだったようですが、やはり他校と比べるとすごく少なかった。チラシは全体として80枚くらい撒いた。

この学校では、正門に「卒業証書授与式会場」大きな看板とそのわきに大きな「日の丸」を立てていた。こんな高校は他にはない。校旗と都旗と「日の丸」が別の校内のポールに掲げられていた。

門には大げさに「卒業式証書授与式会場」などと書いておきながら、門は開かず、通用門から出入りさせていた。また、校内の案内の看板は「←卒業式」となっていた。

チラシ撒きをしてしばらくして副校長が型どおりに、「敷地内に入らないでください」「生徒には撒かないでください」と言ってきた。

その後、事務の人が出てきて、チラシ撒きの一人に「なにをするんですか」といったようなこと(意味不明)を聞くので「チラシを撒くんです」と言うと、「1枚下さい」という。1枚あげた。

さらに男性2人が出てきて、チラシ撒きの2人が置いていた荷物を「ここは校内だからどかして下さい」と言ってきた。

雨が降っていて、歩道も狭いので、二人とも大きな「ゴミ袋」と書かれたポリ袋に私物を入れて「校内」に置いていたのだが、上記のように言った上で、これみよがしに「これはゴミですか」などと言った。

こちらが、役職を聞いたら「経営管理室の者です」といった。要するに事務だ。

更に、先にきた事務員が再び来て、一人が歩道に置き直した袋を持ち去ろうとした。こちらが「それは私のものですよ」と言うと「ああそうですか、ゴミ袋と書いてあるんで」などと言った。そんなことはわかっているはずで、まったくなんてことを言うんだ!ヒドイ。

だいたい、事務がこれほど出てくる学校もない。他校で「事務ですが、チラシをください」と言われたことはあるが、ここの事務は文字通り学校当局の「手先」になっていると思えた。

校長は事務にやらせず、同じことを教職員にやらせればいい(教職員がやればいい)。ことの本質がもっとはっきりするだろうから。

<A高校>
山谷日雇労働組合6名の組合員で、午後12時半から卒業式開始時間の午後2時まで、包囲ネットの統一チラシを配りました。

この日は、冷たい雨と北からの強風が吹くというあいにくの天候となりました。

12時台は主に在校生の登校時間で、門前で配っているビラを受け取って校内に入っていきました。

午後1時前後からは、卒業生、保護者の人々が校内に入っていきました。雨・風でみんな傘をさしていますが、ほとんどの人がわたしたちのビラを受け取っていきました。

グループで登校してきた生徒たちは、校門の中で案内係で立っている職員に「歌わなくていい、立たなくていいって書いているけど本当?」と聞いていました。

わたしたちは校門の外から「そうだよ。君たちが歌いたくなければ歌わなくていいし、立ちたくなければ立たなくていいんだよ。みんな良心の自由があるんだよ」と声をかけました。

案内係で立っていた教職員からわたしたちに「ご苦労様です」とあいさつをかけられました。

午後1時過ぎに浅草警察の私服車がやって来て、狭い道路に路上駐車してこちらの様子を伺っていました。雨風が強いからなのか、外には出ようとせず車に乗りこんだままでした。

午後1時50分になると、案内係の教職員も式場に引き上げていきました。

「歌わなくてもいいよ。立たなくてもいいよ」と声をかけながらビラを手渡しましたが、「はい、わかりました」と返事する生徒もけっこういました。

大体8割くらいの人がビラを受けとっていきました。

<SY高校>
雨が降っていて、チラシはたいして撒けなかった。それでも約100枚は撒いた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【卒業式チラシ撒きのまとめ】

3月2日(火)A高校から始まった都立高校の卒業式は3月24日(水)HT高校等で終了しました。

都教委包囲・首都圏ネットのチラシは全日制・定時制合わせて約60校で撒かれました。チラシ撒きに参加・協力してくれたみなさん、ありがとうございました。

保護者の受け取りはどこの学校もよかったのですが、卒業生の受け取りはバラツキがあり、概して、進学校の受け取りは悪かったです。率直に言えば、進学校の生徒は「チラシなんて・・」、「あまり触れたくない」というような生徒が多く、受け取りが悪かったように思えました。

チラシ撒きを励ましてくれた教職員、保護者もいました。また逆に、こんなものをまくなという教職員、保護者もいました。中には、ひどい教員だなと思えた学校もありました。

卒業式ビラまきは、都教委包囲ネットの他にも、<大田市民の会>、<練馬教育問題交流会>、<板橋の集い>、<府中の会>、など地域で活動する人たちによっても行われました。また<被処分者の会有志>によっても行われました。

全部で80校くらいでビラまきが行われたと思います。

今回のビラまきでの最大の特徴は、管理職が、≪生徒にはまかないで下さい≫と述べるようになったことです。

これによって、いかに彼らが、<生徒たちに知られてはまずいことをしているか>、<生徒たちを無知のままにしておこうとしているか>、ということが明らかになったと思います。

ビラまきで生徒たちに真実が知らされることは、都教委や管理職にとって、とても怖かったのだと思います。

ということで、ビラまきはまさに「国家主義教育に反対する生きた教育実践の場」でもありました。

ところで、「まだ(チラシ撒きを)やってんのか」という警察がありましたが、大事なことは、抵抗を持続することだと思います。

なぜなら、都教委の処分行政は弱まっていませんし、学校支配は強まっています。

しかし、今年も「君が代」不起立を貫いた教職員がいます。闘いは困難な中、粘り強く継続されています。しかも、裁判の数は年々増え続けています。そして、不当判決が続けば今度は法廷も荒れてきます。

人々はいつまでも黙ってはいないのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「君が代」不起立者への処分書交付は3月31日(水)です。
下記の通り抗議と支援の総決起集会を行います。

3月31日(水)
 ・総決起集会 13時 全水道会館 (水道橋東口、工芸高校北)
 ・処分発令現地抗議・支援行動 13時30分~ 
  東京都教職員研修センター前 (水道橋東口、工芸高校隣)
 ・記者会見 15時 全水道会館



2010/03/25

これからの取り組み(その1)

3月29日(月) 9:00 都庁第2庁舎 ホール 都庁第二庁舎入り口前右手に集合
都教委臨時会傍聴行動(処分が議題となります)

3月30日(火) 各学校
義務制の処分が発令されるものと考えられます。

3月31日(水) 13:00 全水道会館(水道橋)
総決起集会(主催:被処分者の会)

3月31日(水) 13:30 東京都教職員研修センター前(水道橋)
処分発令現地抗議・支援行動(主催:被処分者の会)



3.25都庁前アクション・アンサンブル・アンコール フォトレポート

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3.25都庁情宣

3.25都庁情宣のちらしです。

 

 

3.25都庁情宣

「f20100325.pdf」をダウンロード



2010/03/24

法廷カレンダー

法廷カレンダー、2010年3~4月を更新しました。

法廷カレンダー
「法廷カレンダー」のダウンロード



2010年春の闘い(19)

渡部です。 

本日(3月23日)、前回のメールで、<MT高校>ビラまきの報告をしてくれた被処分者Fさんの「人事委員会審理」がありました。

事件の概要は、再発防止研修日に5時間の授業日があり、1月以上も前に日程変更を要求したが全く認められず、授業の方が大切だとして、当日5時間の授業をやったところ、処分を受けたというもの。

まさに、「授業をしてたのに処分された」のであり、都教委や校長からすれば「授業などをしていたから処分した」というわけです。しかも、単なる<注意>ではなく、<減給10分の1、6月>というような重い処分です。これほど本末転倒したことはありません。都教委のやっていることは正気の沙汰ではありません。

本日は、当時、
(1)Fさんの勤務高校の宮島・福生高校校長と、
(2)都教職員センター研修企画課統括指導主事の種村氏の、
二人の証人尋問が行われました。

(1)の宮島校長は、学生時代から「闘志」で、組合でも「闘志」で、かつては「日の丸・君が代」強制に対し先頭に立って「闘った」という人物だったようです。

(2)の種村氏は、この1年間だけ上記の役職についていたという人物です。

尋問内容はほとんど事実確認でした。

ただ、校長尋問の最後にFさんが、「当日夕方、教務の人に、Fさんは大変だったが、今日は授業をしてもらって助かった。そうでなければ、(当日休暇もあったので)課題はパンクしていた。校長は学校現場を何も分かっていない、と言われた」と証言しました。

また、尋問で種村氏は<再発防止研修>について、「受講者に圧迫を与えないようにしている」「思想・信条に反するようなことはしていない」と述べましたが、これに対してはさすがに傍聴席からブーイングが上がりました。

さらに、種村氏は<再発防止研修>について、「かなりの準備が要る。その中には、講師との日程調整の他、支援者が押し寄せてくるのでそれなりの人員配置も必要になる。警備体制も必要になる。周囲の住民にも理解を頂いて実施している。他の研修は入れられなくなる。」などとも述べましたが、これに対しては、「不当な研修を強制しているからだ」とのヤジが飛びました。

いずれにしても、当日5時間の授業をやっていたのに<減給10分の1、6ヶ月>の処分をするなどということは、いかに都教委が正常な判断が出来なくなっていたか、ということです。



2010/03/23

東京都教育委員会定例会

 東京都教育委員会2010年年3月25日定例会は開催されません。
 2010年3月29日(月曜日)午前10時から臨時会を開催するとのこと。
 なお当日の議題については別途告示されます。

http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/gaiyo/ko100318.htm

 いずれにしろ3.25都庁前アクションアンサンブル・アンコールは予定どおり行いますので、3.29以降の行動を含めて提起させていただく予定です。
 奮ってご参加ください。



2010/03/21

3.25都庁前アクション・アンサンブル・アンコール

3.25都庁前アクション・アンサンブル・アンコール

3月25日(木) 16:30~
都庁第2庁舎前

 分限指針による解雇処分は、全教職員、さらには全公務員の恣意的な首切りへと道を開きます。石原都政のこれまでの教育改革は、次々に教育の自由と平等を踏みにじり、公教育に競争と格差を拡大させてきました。私達は組合の枠を超え、広く都庁前アクションを呼びかけようと考えました。

★賛同呼びかけ 河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会、東京都障害児学校労働組合、多摩島嶼地区教職員組合、新宿区教職員組合、墨田区教職員組合、練馬区教職員組合、葛飾区教職員組合、江戸川区教職員組合、品川区教職員組合、西多摩公立学校教職員組合、特別区教職員組合、日野市教職員組合、八王子市教職員組合、町田市公立学校教職員組合、アイム'89、東京都学校事務職員労働組合、都教委包囲首都圏ネットワーク、藤田先生を応援する会、板橋・学校と地域を結ぶ会、虹のたね(町田・鶴川)、風を編む(町田)、ビデオプレス、田畑先生の再雇用拒否の真相を究明する会、疋田教諭分限免職取消訴訟支援の会、視覚障害者労働問題研究協議会、文京七中分会・早川由紀子さんの不当免職撤回を支援する会、「君が代」不当処分撤回を求める会、練馬教育問題交流会、埼玉高教組川越特別支援学校分会、就学時健診を考える府中市民の会、教育を考える多摩西部市民の会、学校現場に内心の自由を求め、「君が代」強制を憲法に問う裁判、セルフ・エスティーム・リンケージ、琉球センターどぅたっち、命どぅ宝ネットワーク、荒川区職員労働組合、足立区教職員組合、江東区公立学校教職員組合、港区教職員組合、平和憲法を守る荒川の会、ほしのいえ



2010/03/20

「日の丸・君が代」被処分通信

経過報告 五四 2010.3.19
八王子市立第五中学校夜間学級
被処分者・原告  近藤順一

本日卒業式、「日の丸・君が代」強制下、
5回目の不起立・不斉唱実行

支援の方々に感謝します

5:00前から校門に駆けつけビラを配っていただいた皆さま、ありがとうございました。生徒の中には、「これどういう意味ですか、近藤先生、説明して」という生徒もいました。

強制の事実

夕方6:00より八王子市教委 指導主事の監視下、夜間学級卒業式が行われた。開式冒頭、起立「国歌斉唱」と共に、私は着席、不起立・不斉唱行為に入り生徒に正対した。生徒の中には「あれ!」という感じが走り、歌わないもの多数。すぐさま副校長が近づき「近藤先生、立ってください。」私は「現在、校務遂行中です。」と応じた。 副校長は「6時1分、現認しました。」私は「了解しました。」と応え、式が混乱無きようはからった。
今回の不起立・不斉唱の理由は以下の通りです。

  1. 全ての生徒、教職員には、日本国国家(象徴天皇制を含む)に対してそれぞれの考えをもち、それぞれの行動をとる自由がある。そのシンボルである「国旗・国歌」にどう対処するかは個人の思想良心に関わる。公式の行事、公務遂行中であっても、この自由は保持されるべきである。この内心に反する外部行為(起立・斉唱)を強制されている時、防衛的行為(不起立・不斉唱)を実行するのは憲法・教育基本法の許容範囲である。
  2. すでに懲戒処分を構えた「国旗に正対し起立して国歌を斉唱する」職務命令が発せられており、強制に服従するかどうかは明確な教育課題、生徒への指導内容になっている。生徒の学習権を保持するために、不起立・不斉唱という、異なる考え、異なる行動によって、自由と自立の意義を示した。これは教授の自由による積極的な校務の一環である。この情況下で起立斉唱するならば、それは積極的に国家忠誠を表明する行為か、何らかの理由で強制に従うか、強制に無自覚か、を示すことになりどれも非教育的行為である。
  3. 本来、言葉を尽くして、生徒にも、都民の皆さまにも説明しなければならないが、卒業式の場では強制、処分が強行される。生徒のための卒業式の意義を生かしながら職責を全うするには不起立・不斉唱しかなかった。今後、法廷その他で可能な限り説明責任を果たしたい。

私はすでに公開しているように、日本国憲法、教育基本法を遵守し、限定された教授の自由を保持したいと考えている。とりわけ、生徒との直接の人格的接触を通して学び、成長することを目指してきた。卒業式全体、「国歌斉唱」時はもちろん校務遂行中である。学校には教科学習、生活指導など多岐にわたる分野がある。特別活動の中の儀式的行事もその一つである。その場で強制がはたらき、教育の自由が奪われていることは、部分的だからといって許されるものではない。ましてや、子どもにとっては、精神的成長に深く関わる内容である。かつて家永教科書裁判では子どもの歴史事実の理解、歴史認識に関わる内容が問われたが、今日の「日の丸・君が代」問題はそれに匹敵する、いやそれにもまして重大な意味を呈している。
今日の「日の丸・君が代」問題の困難の出所は学校現場にはなく教育行政側にあり、その影響は学校現場に甚大である。

処分の執行へ

卒業式後、20:20頃、校長室にて事情聴取が行われた。
私は「学習指導要領や文部科学省の解説にも、<起立すること>は提示されていない、生徒に異なる考え、異なる行動を示すことこそ校務である。」と述べた。校長は「職務命令違反で報告する。」と通告した。3/23にも八王子市教委の呼び出しがあるだろう、とのこと。

すでに「累積過重処分取消訴訟」を行っているが、今回も処分が行われるならば、もちろん取消を提訴する。「累積過重処分」の背景となった連続不起立・不斉唱の意味を問うていきたいと考えている。署名など、皆さまのご支援をお願いします。



2010/03/19

3.19卒業式ちらし

3.19卒業式のちらしです。

 

 

3.19卒業式

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2010/03/18

3.18都庁情宣

3.18都庁情宣のちらしです。

 

 

3.18都庁情宣

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2010年春の闘い(18)

渡部です。 

昨日(3月16日)の卒業式ビラまきの続報です。

<K高校>
二人で8時過ぎくらいから撒き始めて150枚くらい。はじめに「敷地内には入らないでください」とは言われましたが、以降目立った注意や妨害は受けませんでした。
門前の歩道は狭く、二人並び歩くのがやっとという感じなので、大変撒きづらく思いました。生徒や保護者の、こちらへの関心は薄いようで、受け取りはさして良くありませんでしたが、挨拶をすると会釈をしてくれる人も多く、気分は良かったです。

<MT高校>(被処分者のFさんから)
私一人だけでの配布。 陸上部の長距離と思われる生徒達が20名くらい学校の周り、校門から玄関までの100m弱を 走っている。さすがに全国大会に行くクラブと 感心する。
さて、教頭から型どおりの注意があるが 一回だけで、友好的?である。おそらく主幹と思われる年配者も友好的で彼と雑談をしながらビラをまく。
生徒の受け取りはそれほど良くない。保護者も他校に比べると今ひとつというところ。
小声で「頑張ってください」と声をかけてくださった保護者一名。
居丈高に「ふざけんな」と言い捨てていく保護者がいたので「まじめに配ってます」と応える。一度は中に入ったが、1分後くらいに門まできて「そんなところでこそこそ配ってないで、なかで堂々と撒いてみろ。さび付いた歴史観などをいつまでも・・」などというので「何のことだか分かりません」というと舌打ちをして入っていった。
主幹と覚しき人と「なかでまけるならしてますよねえ」と顔を見合わせる。

店じまいをしていると組合という人が(本部員か分会長でしょう)「ビラを下さい」というので 「サービスします」とビラ、個人ビラ(3月23日の人事委員会審理)個人の裁判所に提出した陳述書、「よみすて新聞」を渡す。約200枚の配布でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(注記:渡部)「3月23日の人事委員会審理」というのは、「授業をしてたのに処分?」という本末転倒した処分事件に対するものです。

Fさんは2005年3月の卒業式で、2回目の不起立をし7月21日再発防止研修(一般研修)を受けました。その翌日、(専門研修)の日程(9月13日)を知らされました。しかし、本人は当日5時間もの授業があるため、日程の変更を要求しました。校長もFさんの授業の無い9月9日への変更を要請するとしました。しかし都教委は、8月1日(まだ一ヶ月も猶予がある)に、日程の変更は出来ないと回答してきました。
その後もFさんは、都教委に9月9、20、21、22、30日の代替日をしましたが、都教委はそれさえも聞き入れませんでした。
9月13日当日、Fさんは授業を優先し、学校で授業を行いました。
しかし、研修センターより戻った校長はFさんを激しく叱責しました。それに対しFさんは、「教諭の職務は生徒の教育であること。授業は学校教育の根幹であること。生徒に還元できない『研修』なるものに授業を行わずに行くことは、職務専念義務違反に問われかねないこと。学校で授業を行うことが保護者・都民の期待にも添うこと。」を述べたましたが、校長は、「都教委に従うことが大事」との趣旨の発言をしたということです。
その後10月14日、Fさんはこの件で事情聴取を受け、12月1日、<減給10分の1 6ヶ月>という重い処分を受けたというものです。
いかに都教委が異常であるかはこの件を見ても明らかです。都教委は、生徒や授業よりも、教職員が自分達の命令を聞くことの方が大切なのです。
「本末転倒!都教委は気は確かか!」と言わざるを得ません。都教委は石原の影におびえて正常な判断が出来なくなっているのです。まるで戦争中の日本軍兵士の振る舞いのようです。 

Fさんの人事委員会(第1回公開口頭)審理は、以下の通りです。
3月23日(火)
13時30分傍聴券配布開始(都庁第1庁舎北棟38F)
14時開始(都庁第1庁舎39F・人事委審理室)
  証人尋問:宮島福生高校校長(当時)、
        種村統括指導主事(当時)



2010/03/17

2010年春の闘い(17)

渡部です。 

本日(3月16日)の卒業式ビラまきの報告です。

<A高校>
今日は午前中仕事がないので、一人でやってみました。ところが慣れない都心、道を間違えて外苑に入り込み1キロ半も余計に歩いてしまいました。
やっとA高校の正門でまき始めたのが8時45分。すぐにピークがきて、生徒や親が大量に通過します。ところが彼らビラを受け取る気などさらさらなし。ほとんど完全シカトです。ああ都会っ子は嫌だなーとぼやきつつも、待っているうちには、何人かはしっかりした表情の生徒が、理解したうえで(と思う)自分から受け取っていった。こういう子もいるので、ま、全然意味がなくもないのかな、と、自分に言い聞かせる。
年配の教員がひとりが出てきて「1枚いただけますか」と言った。また別の教員は買い物に出てきたらしいが、にこやかに受け取っていった。
門の内側に立って生徒や親にあいさつをしている教員が二人いる。きちんとしたスーツ姿で、腕章はしていない。私のことは完全無視。
親の受け取りもよくない。3割というところ。父親が結構多い。ここはいわゆる「いい学校」なのかも?通行人にも少し渡した。
トータル90枚程度でした。

<O高校>
ここでは、<練馬教育問題交流会>の方たち6人(中にはこの学校のOGの方もいました)と一緒になりました。
「二つのビラを別々に撒くよりも、一つにして蒔いた方が良い」と言ってくれ、そうすることにしました。
(練馬のビラ:<良心の自由ってなんだろう?>)
(包囲ネットのビラ:<あなたにも私にも、立たない、歌わない自由があります>)

管理職が出てきて、例のごとく「敷地内ではまかないで下さい。生徒には蒔かないで下さい」と言いますので、「どこかに言われているのですか」と聞くと、「いや言われていません」という返事。また「なぜ生徒はだめなのですか」と聞くと、しばらく考えて、「・・・学習指導要領で決まっていますから」と答えてきました。

私と練馬の方で、「それはそっちのことでしょう」「生徒にも知る権利があります」「憲法に言論の自由があります」というようなことを言いました。

管理職はすぐ引っ込みましたが、もっとハッキリと、「その学習指導要領にある<愛国心>や、天皇制を歌っている<君が代>を生徒達に強制することに反対しているんです」と言った方が良かったと思いました。

警察は自転車で通りすがり?の警官が一人いたくらいでした。

この学校は中高一貫校で、他の進学校同様、男女とも着飾っていました。しかし、生徒も保護者もビラの受け取りは比較的よく、320枚くらいまけました。

練馬の方たちは裏門でもまいたので、400枚くらいまいたということでした。



2010/03/16

2010年春の闘い(16)

渡部です。 

本日(3月15日)、都立高校の卒業式はありませんでした。

これまで来ている報告を紹介します。今回は山谷日雇労働組合の方々からの報告です。みなさん、ありがとうございました。

(3月9日(火))
<AK(定)>
卒業式でのビラまき情宣には、東京・山谷日雇労働組合の組合員5名が取り組みました。当日は、真冬並みの寒さで、みぞれが途中から雪に変わるという悪天候でした。
午後6時から、卒業式開始の6時50分まで行いました。卒業式に登校した卒業生は約7人くらいで、生徒・保護者など合わせて10枚くらいの人が受け取りました。表立っての警察の監視活動はなかったようです。

(3月13日(土))
<S高校>
東京・山谷日雇労働組合の組合員6名が取り組みました。風が強い日でしたが、天気は温かく、朝8時前には、正門前に到着しました。するとあらかじめ来ていた私服刑事(おそらく向島警察署)の目つきのわるい50代の男がひょこりと現れ、一般の通行人を装ってずうずうしくもビラを受け取ろうと手を出してきました。
仲間が「お前、私服だろう」と一喝しました。この私服は、正門前にずっとたって組合員の動きを監視ししています。
8時前後からはまず在校生の生徒たちが登校してきました。ひとりひとりにビラを手渡し始めると、私服は「ビラを受け取らなくていいから」などと説教をはじめました。仲間たちは「表現活動への妨害をやめろ」と抗議しました。
そのやり取りを見ていた生徒たちは興味や好奇心も手伝って、逆にビラの受け取りがよくなりました。
途中、副校長が正門前に顔を出して、私服と言葉を交わしていましたが、ほどなく校内に引き上げいきました。
9時前後になると卒業生たちが登校し始めてきました。その後、卒業生の保護者が登校して来ました。大体300枚くらいのビラを手渡すことができました。9時45分までビラまきをやりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところで、本日は東京地裁で、再雇用拒否撤回第2次訴訟」の第2回口頭弁論がありました。原告25名。傍聴席100席弱はほとんど埋まりました)
渡辺裁判長の訴訟指揮と、原告3人の意見陳述の際の態度に、傍聴席から抗議の声が一斉に上がりました。「ヤジと怒号にあふれた裁判」となりました。
特にひどかったのは、3人の意見陳述の際の態度で、その間、まともに意見陳述者の方に顔を向けず、絶えず書類をめくっており、余りのひどさに傍聴席から、「書類をめくるのをやめろ!しっかり口頭弁論を聞け!」という声が何度も上がりました。
そうすると、「私はちゃんと聞いています」と言っては、また、書類をめくりはじる。その音がまたうるさい。
ついには、陳述者が「裁判長!」と呼びかけると、「はい!」と返事しましたが、また書類をめくり始めるという具合。
それでも、3人は立派な意見陳述をしました。3人3様に、いかに今回の処分が不当なものであるかを述べ、かつ現代日本の生きた教育論が展開されました。
できればすべてを紹介したいのですが、ここではその一部だけを紹介します。

<Wさん>
「10・23通達」は100%強制であり、例外は認めないものである。反対するものは一人残らず職場から排除するものだ。これは全体主義そのものだ。これに賛成できず、不起立した。
すると事情聴取に呼びだされたが、録音も記録もだめ、そしてつくられた書類に一方的に印鑑を押させられる。しかもそのコピーさえとらせない。
これでは、何が書かれても、あるいは後でどう変えられても、どうしようもない。
しかも、再発防止研修には、「職務命令」を出した校長まで同席させる。なぜか?
不起立者を過激な職員と思わせているがそうではない。多くの職員も同意して起立しているわけではない。生活のことなどがありそうしているだけだ。
しかも、再雇用不合格の理由を質しても「答えられない」という。校長さえも、「自分が推薦したのだから私が否定されたのと同じだ」と言って都教委に行ったが「担当者がいない」とかなんとかで、回答なしだ。自分の業績評価は総合Aだった。にもかかわらず、不合格理由の公表を避けている。

<Tさん>(元定時制高校勤務)
・・現在の定時制高校は、短いとはいえそれまでの人生で挫折を経験し、社会からドロップアウトしてしまった若者がほとんどです。
・・・どの生徒をとっても抱える問題は深刻で、文字通り社会の底辺の縮図そのものです。
(以下、

  1. 暴力問題で全日制を実質退学処分になったH君への実践、
  2. 在日韓国人二世のR君への実践、
  3. 中国残留孤児のSさんとの出会い、

などを紹介し、次のようなことを述べました。)

(1. に関して)
 処分をふりかざし職務命令で教員を動かそうとする都教委のやり方は、学校での生活指導に例えれば規範や規則を大義名分にして、退学処分をふりかざす指導と同じです。それは生徒の心の声に耳を傾け、心を開かせ、それまでの自分と向き合わせることで、弱かった自分を乗り越えさせていく指導とは180度異なります。

(2. に関して)
 ・・次第に学校の授業や読書にも熱心に取り組み始め、4年生になる頃には民族的自覚が芽生えたのか、本名を名乗るようになり、同時にハングルを自学し始め、大学進学をも志すようになりました。
 しかし、その彼が、卒業してまもなく、突如自死するという行為に走ってしましました。自身が在日韓国人であることの壁を越えられなかったことの苦悩の結果であることは疑うべくもありません。それ程に、戦争によって生じた在日韓国・朝鮮人の問題は現在も深刻なのです。

(3. に関して)
(Sさんは卒業式に答辞を読みました)
・・彼女は答辞をこう結びました。「自分の境遇は運命と諦め受け入れてきた。しかし定時制高校での学び、沖縄への修学旅行などの平和学習を通じて、自分の人生は決して運命なんかではない!その背景には戦争があったんだ!」こう語ったのです。

私は「戦争は決して過去のものではない!今、目の前の生徒の中で繰り返されている!」と改めて思わずにはいられませんでした。

<Hさん>
(「10・23通達」以前の生徒・保護者・教員で作り上げた卒業式から)
・・最後に、5名の生徒が卒業への思いを語る場面は、30年を超える私の教員生活の中でも、最も感動的なものとなりました。幼い頃両親が離婚し、父親の手で姉妹3人が育てられ、反抗期も手伝って父親とも話もせず、遊び回っていた高校生活を振り返り、最後のこの場で、それまで素直に言えなかった「お父さんありがとう」の感謝の言葉を、対面する保護者席に向かって叫ぶように述べた女子生徒に、会場全体が涙を誘われました。・・
・・10・23通達以後の式の様子が、常識的に考えてもどれだけ異常か想像してみて下さい。準備段階から式内容や各人の行動がカンジガラメに縛られた職務命令が2回も出され、当日は教員イスに番号札が貼られ、CDやテープの演奏ではダメ、演壇正面の国旗に正対するため卒業生の方には体を向けず、管理職が国歌斉唱の最中に起立のチェックに歩き回るなど、大切な教育活動としての式とは程遠い異常な光景です。
・・つまりは、生徒の卒業を祝う生徒のための卒業式ではなく、都教委の学校管理・学校統制のための式典となったのです。
(こうした動きに抵抗し不起立したHさんは、その後、業績評価に<C>を付けられ、遠距離への不当配転を強いられ、処分による大きな経済的不利益に加え、さらには日勤講師も不合格になりました。Hさんは、障害を持つ家族を抱え、医療費や介護費など多額の出費を強いられでいます。Hさんは次のように言っています)
・・あまりにも暴虐無慈悲な処分という他ありません。



2010/03/15

3.15立川情宣

3.15立川情宣のちらしです。

 

 

3.15立川情宣

「f20100315.pdf」をダウンロード



2010年春の闘い(15)

渡部です。 

本日(3月14日)の卒業式はありませんでした。

しかし、3月11日、12日、13日の報告が入ってきていますので紹介します。

(3月11日)
<S高校>
(これは「よみすて新聞」のHさんのメールからです)8時10分ついたら、すでに「労組交流センター」の人が、教職員用のチラシを撒いていました。
私も撒き始めたら校長が姿を見せ、笑顔で「チラシを2枚ください。生徒には撒かないで、」と言ったので、「生徒に読んでもらうためにわざわざ来たのですよ。」と私からの返事。 校長駆け足で戻る。忙しいのにご苦労さまですな。
後から来た、Fさんが「包囲ネット」のチラシ。「多摩西部市民の会」の方も独自チラシを撒く。昭和勤務のTさんや元保谷の同僚や私の教え子が教師になり彼もわざわざ校門まで挨拶に来る。知り合いの組合の先生も「ご苦労さま」と挨拶しながらチラシを受け取る。
保護者(父親)にビラを渡すと、「何だこれは?」と聞くので、「日の丸の好き嫌いで反対しているのではありませんよ。強制はおかしい・・・・・・ぜひともチラシをお読みください。」と笑顔で優しく説明したのですが、チラシを突き返してきました。おおらかさもなく残念ですが、とにかく対話が大切ですね。
知り合いの議員や元同僚(現役)も保護者で姿を見せていました。170枚配布でした。

(3月12日)
<Ko高校>
二人で7時50分ごろから10時少し過ぎまでやりました。9時ごろまでに出勤の教員、職員の約7割は受け取りました。今までと比べると受け取りがいいです。
「ご苦労様」と声をかける、手を差し伸べながら歩いてくる、こちらの内容を知った上で頭を下げるなど、以前のような無視する態度はほとんどありませんでした。教員の心情に何かしら変化が起こっているのでしょうか。
生徒・保護者の受け取りはあまり代わり映えはしません。9時ごろに教員がきて、ビラを見せてほしいと言いましたが、見ただけで受け取らず。
途中から2人になり、終わるまでずっと校門前にいましたが、妨害等は一切なし。
途中、体格のいい男がビラを受け取り生徒と一緒に校門を入り、校舎前を一周し、再び校門でて、戻らないというこことがありました。権力かも知れませんが、その手の妨害等も一切なく終わりました。撒き数は約半分です。

(3月13日)
<三鷹高校>
晴れ。全日制(第59回) 7時30分~9時5分。ビラまき参加者1名。配布枚数70枚程
自転車で来る生徒、職員が多く、なかなか受け取ってもらえない人が3割程いた。
定時制の方が受け取りが良かった
女生徒はドレスアップしている子がかなりいた。様変わりしていると感じた。
「定時制には土肥前校長がお見えでしたよ」と伝えると「本当ですか」。「今日も来てくれるとイイね」というと皆さん笑顔で頷いた。
都教委から来たのか三鷹高校職員と一緒に男子職員が警備に2人いたのではないかと思う(未確認)

<Ku高校>
この学校は「卒業式」と書いてあった。前に行った高校は「卒業証書授与式」8時から10時まで撒く。生徒の受け取りはほとんどなし。教職員はまあまあ。保護者の受け取りもよくない感じ。全体で150枚くらい撒いた。
校門前は、保護者同伴の女子生徒(ほとんど袴)、スーツ姿の男子生徒の大撮影会と化し、8時30分~9時30分まで大混乱。平服の生徒達の気持ちがやや心配。
警察関係は全くなし。

保護者の男性:「国を愛さない人がいるんですか?」
私:「いるかも知れないが、まあほとんどの人が国を愛するんではないですか。愛するからこそ戦争のない国にしようと思ってるんですが----」
保護者:「国旗は必要でしょう?」
私:「別に必要ないんじない」
保:「それは面白しろいですね」
---そうは言ったものの、保護者はあきれて信じられなかったみたい。

<D高校>
午前9時から10時までD高校でビラ配り。100枚くらい配布。 主として保護者対象。保護者の受け取り状況は、Y高校ほどではないが良好な方。生徒にも少しは配ることができたが、受け取り状況は悪い。この時間帯では生徒の登校は少なかった。
校長らしき人物および副校長が幾度か校門に来て、「敷地内に入るな、生徒に配るな」とうるさい。さらに「もっと校門から離れろ」とか「もういい加減に終わりにしろ」とか「周辺住民から10分おきに苦情がきている」とか言い出す。
大田市民の会の会のメンバー4人も別のチラシを配布している。250枚は配ったという。ボランティアで監視のための弁護士も同伴しており、その弁護士が抗議すると副校長は退いた。
住民が通報したということのようで、パトカーも周辺を通行している。印象の良くない学校だ。
それでも開始時に分会の人がで出て来て労をねぎらってくれた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<Ku高校>の報告に、

8時から10時まで撒く。生徒の受け取りはほとんどなし。
教職員はまあまあ。保護者の受け取りもよくない感じ。
校門前は、保護者同伴の女子生徒(ほとんど袴)、スーツ姿の男子生徒の大撮影会と化し、8時30分~9時30分まで大混乱。
平服の生徒達の気持ちがやや心配。

とありましたが、ここも進学校です。彼らが、<エリート気分><勝ち組気分>に浸り、浮かれ、「社会的無知状態」になっていないか、気にかかるところです。



2010/03/14

2010年春の闘い(14)

渡部です。 

まずは、3月10日のビラまきから。
<N高校>
中島さんの裁判を支援している府中の会の市民も5名が参加しました(府中版のビラ)。

  1. ビラまき状況は極めて平穏で、生徒・保護者もよく受け取ってくれました
  2. 中には、ビラを見た瞬間に「いらない」と語気を強めて拒否する人も1人いました
  3. 管理職は、校長と副校長らしき人物がそれぞれ1回見に来ました。しかし、警察の監視もなく、平穏でした

次ぎに、3月11日のビラまきです。
<N高校>
ビラまきを同じ多摩市在住のAさんと2人で行いました。

  1. 卒業生とごく一部の在校生のみが参加するようで、卒業式を知らずに登校した在校生が校門で帰されている様でした。何人もいました。
  2. 校門では恰幅のいい教員が2人仁王立ちでした。
  3. ビラの受け取りあh生徒も保護者もよかったのですが、生徒の方で、受け取ってから「こんなのいらない」と叫んで行く生徒もいました。昨年は、校門の中で、ビラを回収していたのですが、今年はそのような様子もありませんでした。
  4. 警察の姿もなく、管理職が一度見に来ました。しかし、校門の中には数人の教員が待機しており、いかにも「混乱にいつでも対応するぞ」の構えでした。
  5. 若い教員が門の陰から私たちをカメラで隠し撮りをしていました

(注)ちょっと前までは、私を知るもの、私の知っている教員が何人もいたのですが、全く知らない人ばかりで、隔世の感ありました

<S高校>
8:20頃行くと、H氏が「よみすて新聞」を配布していました。
交流センターも1名。交流センターは8:30過ぎに引き上げました。
塾のビラも1名。塾は9時前におそらくは駅前に移動した様子です。
8:40ころ 多摩西部市民の会も1名。
で、3者3様の同趣旨の ビラを配る。
私が行く前に校長がビラ配布について注意をしたようです。その後はこれといったこともなく、10時まで配布しました。生徒の受け取りはまあまあというところ、保護者の受け取りが、よそよりも悪い印象を持ちました。
約200枚の配布です。

<R高校>
生徒はほとんど受け取らなかった。
保護者と教職員はほとんど受け取った。

次ぎに3月12日のビラまきです。

<A高校>
生徒はほとんど受け取らなかった。男子生徒が2階から登校してきた男子に「ビラを受け取れ」と呼びかける。その後、「ビラをヤブレ!」という。

さらに次に登校してきた男子に「ビラをうけとり、目の前でヤブラないとダメだよ!」という。さらにその次の生徒に「ビラを全部受け取って、全部ヤブレ!」という。

さすがに私の前で破る生徒はいなかったが、悪質な生徒は大人や教員よりも残忍だ。

私は無視して配り続けたが。

(生徒がここまでこのような態度にでるのは初めてです。「日の丸・君が代」強制がいかに子どもたちに粗野で粗暴な精神を植えつけているかが分かります。戦前も無垢な子どもたちの方が、支配者のイデオロギー支配によって侵略戦争に積極的になっていました。:渡部記)

次ぎに3月13日のビラまきです。
<F高校>
家から歩いて3分、ビラ配りは私一人だけでした。定時制の副校長がいつも以上にしつこく注意。
私も表現の自由、生徒の知る権利、を少しは話す。
私にくっつき、生徒に渡すたびに「生徒には配らないでください」
でも生徒の受け取りはかなり良い。どうも、教頭もいるのでなんだろうと止まるとビラが出されるのでつい受け取る、様です。

保護者も概ね良く受け取る。約360枚校門警備の教員達の態度が気になりました。ゴミ入れのポリバケツを校門内に用意し、生徒にビラを捨てさせていました。捨てていた生徒はそれほどは多くないと思いますが。

若い教員が特に熱心だったので「教員がなにやっているんですか。私も教員だったんです。 生徒の知る権利は保障しませんか」と言ったところ、ばつの悪そうな顔をしていました。
また、大柄の人が居丈高に「何やってるんだ」といいますので「ビラを配っています」と応えたところ、「ふざけるな」と言い捨てて入っていきました。教頭に「都教委の人ですか」と聞いたところ職員だそうで、何とも大変な人が学校に勤務するようになっているんだと驚いた次第。 もしかすると、教頭などの仕事ぶりを都教委に密告するような人がいて、管理的というか右翼的にならざるを得ないのかな、と邪推する次第です。

<E高校>
生徒は80%が自転車通学だという。卒業生も自転車できた。かなりのスピードを出したまま校門に入ってくるし、風が強く、チラシを渡すのは困難。チラシはほとんど撒けなかった。

保護者は歩いて来るので、保護者には撒けた。

副校長が「敷地内に入らないでください」言ってきた。

警備に出ていた先生にチラシを渡そうとしたら、ひとりの先生は「いりません。撒いてほしくないと思っています」と言った。もう一人の先生は「いま仕事中だから」といってとらなかった。
何を考えているのか。仕事場にチラシ撒きが来ているのだから、チラシを見るのは仕事の一環だろうが。警備で立っているのも仕事なら、チラシをみるのも仕事だろうが。

<H高校>
卒業生も保護者も比較的よくとった。管理職が「敷地内に入らないでください」「校門前は交通がはげしいですから、生徒に撒かないで下さい」と言った。練馬教育研究会は7名できてチラシを撒いた。

<N高校>
校門前で260枚ビラまきをしました。本日8時半から10時まで、校門前で6人でビラを撒きました。
練馬では(わたしはメンバーではありませんが)練馬教育問題交流会が熱心にビラまき行動に取り組んでいてこれで5校目になるそうです。

撒いたのは「良心の自由ってなんだろう?」の練馬教育問題交流会の黄色のビラと「あなたにも私にも、立たない、歌わない自由があります」の 都教委包囲・首都圏ネットワークのピンクのビラの 2種類を1セットにしたものです。

4日前が雪とは信じられないようないい天気でしたが、風が強く自転車通学の生徒にはちょっと渡しづらかったです。
生徒は卒業生も含め全員制服で、在校生と卒業生の見分けはつかず「お早うございます」と声をかけながら手渡すと「なんのチラシ?」などといいながらも、受け取りはよかったです。

こちらがスーツでネクタイのせいかもしれませんが「ありがとうございます」と言ってくれる生徒もいました。N高校の生徒は、礼儀正しいというか、素直な生徒が多かったです。
保護者も「卒業おめでとうございます」と、こちらもニコニコしながら配るとたいてい受け取ってもらえました。

受付開始が9時、卒業生入場が9時45分だったので、生徒の入門のピークは8時50分ごろ、保護者は9時20分くらいでした。生徒は7割、保護者は9割くらい手渡せたと思います。

校門警備の教職員は3人でしたがお決まりの「敷地に立ち入らないでください、生徒には配らないでください」というようなことは何も言われませんでした。また公安の影も見当たりませんでした。

<T高校>
道を間違え、到着が遅くなってしまった。5分ぐらい後に板橋の会の人も来た。

どうも生徒の登校時刻が他校よりやや早かったようで、私達のスタートが後れを取ってしまった。撒き始めてじき生徒の登校がピークになった。人数があまり多く見えなかったので、あれは卒業生で、在校生はもっと早かったのか?あるいは在校生の列席は少ないのか。

板橋の会 3人(黄色ビラ)約250枚
包囲ネット 1人(ピンク)約110枚(両方受け取った人もいる)
受け取り率は生徒1ー2割、保護者8割というところ。
他に通行人も少し。
老齢の保護者で一人だけ、「不愉快だ」と言って突っ返してよこした人があったらしい。

生徒の受け取りが1ー2割というのは、実はこの高校としてはなかなかすごいことである。例年はほとんど受け取ってくれなかったのだ。それどころか、なかなか目も合わせてくれないのである。



2010/03/13

2010年春の闘い(13)

渡部です。

まず昨日(3月11日)の卒業式ビラまきの続報です。

<AS高校>
先生、卒業生、保護者とも受け取り率は80%位でしょうか。
150枚くらい撒けました。先生の中に、「ありがとうございます。こういうチラシを撒いてくれて助かります」という人がいました。

警察はワゴン車できていました。私服1名がわりとそばにずっとはりついてました。「卒業式でおめでたいときですからよろしく」など言いました。

8時頃に管理職らしいのが来て「生徒には撒かないでください」というので「はぁ? なんで?」と言ったら、それには答えず、もう一度「生徒には撒かないでください」と言いながら引っ込んでしまいました。

<Y高校>
大田市民の会の人たち6名とともに配る。保護者中心に約100枚。受け取り状況は良い。ありがとうございます、と言いって受け取る人も。配っていて気持ちがよい。

次ぎに本日(3月12日)のビラまきです。

<都立K高校>
都立K高校の卒業式は東京都の研修センターで、つまりいつも処分書の交付がされる、あの場所で行われました。

柵が設けられてもいませんでしたし、敷地内に入らないでくださいとも言われませんでした。校門前でも、研修センター前でも、学校側はなにも言ってきませんでした。

卒業生も在校生も、教室に集まり、そろって、会場に向かいました。保護者は直接、会場に向かいました。

研修センターでのチラシ撒きは、8時30分過ぎから行いましたので、出勤する研修センターの職員にも撒きました。校門前と研修センター前とをあわせて約300枚撒きました。

校卒業生の様子は写真をみて下さい。(包囲ネットブログ参照)卒業生たちのコスチュームはまちまちです。仮装している人もいれば制服の人もいれば袴の人もいればパーティ服の人もいます。

都高教の組合員の先生の話では、職員会議では意見は受け止られず、何を言っても無駄だという雰囲気になっているとのことです。また、学校側の会議ばかりが増えて忙しく、教職員が組合的にも、同僚的にも話す機会がなくなっているとのことのようでした。

<多摩地区のKT高校>
8時前、校門前につくと、職員が「ビラを」というのであげると、副校長が出てきて、「敷地内ではまかないでください」とだけ言って、校舎の中に入っていった。

やがて、生徒・職員が登校してくる。女性とは和服で着飾っている。男子生徒は背広姿が多い。ビラの受け取りは比較的良い。

すると、被処分者の会のHさんも来て、「よみすて新聞」というのを蒔き始めた。二人で色々話しながら蒔く。「ごくろうさま」という教員や、知り合いの教員などもいたりで、友好的だった。保護者の反応も比較的良い。

Hさんは持ってきた200枚すべてまいた。私は、320枚まいた。警察の姿は見えなかった。

明日は三鷹高校全日制の卒業式である。

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本日夕方、辺野古でのキャンプシュワーブ前座り込みに呼応して「首相官邸前行動」が行われました。(主催:辺野古への基地建設を許さない実行委員会)

緊急行動でしたが65人が参加。首相官邸に向けて、大きな声でシュプレヒコールをし、代表団が首相官邸に「申入書」を届けました。

この行動は、

3月19日(金) 18:30~
3月26日(金) 18:30~

にも行われます。各個人・団体の「申入書」などを持ち寄って下さいとのことです。



2010/03/12

3.10都庁前アクション・アンサンブル フォトレポート

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【写真=レイバーネット】


本日、校長より「日の丸・君が代」強制、処分に向けた職務命令 発出

2010.3.10 被処分者・原告 近藤順一

 職員会議の中で、おおむね次のような内容で包括的職務命令が発せられた。

校長:前回の職員会議で、市教委・都教委の通達を提示した。新学習指導要領の特別活動はすでに実施されている。小学校と同じ内容である。国旗に向かって起立し国歌を斉唱するよう口頭ではあるが職務命令を発する。

その後、私との間で次のやりとりがあった。

近藤:3点について質問する。まず、1月8日付の「卒業式及び入学式等の式典の適正な実施について(通知)」は例年出されているものか。本日の職務命令は事前に市教委、都教委と協議して出されたものか。この職務命令に違反すれば懲戒処分、分限処分の対象となるか。

校長:違反すれば、懲戒に該当する。事前の相談はない。これから報告する。(通知)の件は調査する。(後に、例年発せられ提示していることを伝えに来た。)

卒業式は3/19だが、これで強制、処分の態勢は貫徹した。



2010/03/11

2010年春の闘い(12)

渡部です。

本日(3月11日)の卒業式ビラまきの報告です。

<B高校>
最初は通用門で在校生と卒業生にチラシを配りました。受け取りはよかったです。

8時少し前に副校長がきて「敷地内では撒かないでください」といいました。続けて「在校生や卒業生にはまかないで下さい」といいましたので、「なぜですか」とききました。
副校長:「卒業式を祝ってあげたいからです」、
私:「私たちも同じ気持ち、そう書いてあります。卒業式が壊れていることをうったえているのです。そのことをどう考えますか」
というと、何も言わずに戻っていきました。

生徒の一人が受け取ったチラシを返しに来ました。理由は「僕は歌いたいので」ということでした。

私服刑事は8時過ぎにきました。少し離れたところでなにやらメモなどとりながら監視していました。

生徒の登校がとぎれたので、正門に行きました。保護者は正門の方からは入っていました。保護者の受け取りもよかったです。全体で270枚くらい撒けました。

<板橋高校>
(ここは現在最高裁で闘っている藤田勝久先生がいた学校です)

8時から10時までビラを撒きました。
最初は私1人でしたが、8時20分頃から「板橋のつどい」の関係者が加わり、9時前には4名になりました。

8時15分頃副校長がやってきて、「生徒にはビラを渡さないでほしい」「敷地内には入らないように」と言ってきましたが、「1点目についてはそうすべき理由がないので了解できない」と話すと、「あくまでもお願いです」ということで引き下がっていきました。

ただ、その後校門を入ってすぐのところにゴミ箱が置かれました(棄てるように呼びかけることはしていなかったので、あまり用をなしていませんでしたが)。

ビラの受け取りは、生徒と教員が3割くらい、保護者が7割くらいの感じで、約150枚を配りました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<B高校>の報告の中で
<生徒の一人が受け取ったチラシを返しに来ました。理由は「僕は歌いたいので」ということでした。>という部分があります。

しかし、彼らがどれほど「君が代」の歌詞を理解して歌っているかは分かりません。

私(「底辺校」勤務)が最近、1年生・2年生約100人に、「君が代」の歌の意味をと聞いたところ、わずか一人が「確か天皇のこと?」と言っただけでした。
私:「みんなは意味もわからないで歌っているんだ」
生徒達:「あーそうだな」、「えっ、どんな意味なの?」
私:「この歌は何時頃できたか知っている」
生徒達:「戦後?」「30年前?」
私:「その時代は主権者は誰だった」
生徒達:「・・・テンノウ?・・」
私:「君が代」の「君」は誰のこと」
生徒達:「えーと、えーと・・・テンノウ・・?」
私:「千代というのはどういう意味」、
生徒達:「さあ」、「えーと・・」
私:「ちなみに現在の天皇は神話時代から数えても125代なんだ」
生徒:「へー、じゃあ・・・」

ようやく意味が分かったようでした。



3.10都庁前アクション・アンサンブル要請文

3.10都庁前アクション・アンサンブルにおける要請行動で、都教委へ手渡した要請文をお披露目します。

 

3.10要請書

「r20100310.pdf」をダウンロード


2010年春の闘い(11)

渡部です。

まず、本日(3月10日)の卒業式ビラまきの報告です。

<F高校>
雪もそれほどでなく、F高校に行いけました。
8:15分頃に行くと 交流センターのビラ配りが一名。
センターは教職員向けのビラなので8:30過ぎには引き上げて行きました。

多摩西部市民の会が2名、ビラ配りに来ました。
9:50頃には保護者も来なくなり、おしまいにしました。
公安らしきものは全く見られず、注意する管理職も出てこず、校門警備の職員もいない(時々教員は校門付近にきましたが)、何とも平和なビラ配りでした。約220枚くらい撒けました。

<KG高校>
雨もあがり、カサをささずにできました。
卒業生、在校生、保護者はほとんど受け取りました。300余枚撒く。
先生はご苦労さんと言って受け取る人もいました。
在校生の一人が2階から友だちに声をかけたついでに
「朝早くからビラ撒きご苦労様です」と言いましたので、
「ええ、どうも」応えたところ、
「いやー、冗談ですよ」と言ったので、「そのくらいわかりますよ」と応えたら、
「他にも行ってて慣れてるんですね」などと言った。

チラシ撒きをはじめて、しばらくしたら副校長がきて、「わかっていると思いますが、敷地内に入らないでください」「くれぐれも混乱のないようにお願いします」などという。
「この状態で、混乱のおきようもないんじゃないですか」というと、副校長は「そうですね」と言った。
警察は川向こうの木の陰からこちらの様子を見ていました。

次ぎに、本日夕方から『都庁前アクション』が行われました。

北村小夜さんは、【小学校音楽唱歌 共通教材一覧】(1998)を紹介し、これらの歌の多くは、かつて、天皇と戦争賛美に貫かれていたものだったことを、<我は海の子><蛍の光><お山の杉の子><汽車ポッポ>などの歌詞で指摘しました。

例えば<お山の杉の子>の歌詞の6番は次の通りです。
「さあさ負けるな杉の木に 勇士の遺児ならなお強い
体を鍛え 頑張って 頑張って
今に立派な兵隊さん 忠義孝行ひとすじに
お日さま 出る国 神の国
この日本を護りましょう 護りましょう」

<汽車ポッポ>の歌詞は、
「きしゃ きしゃ ポッポ ポッポ
シュッポ シュッポ シュッポッポ
兵隊さんをのせてシュッポ シュッポ シュッポッポ
僕らも手に手に日の丸の
旗を振って送りましょう
万歳 万歳 万歳 兵隊さん 兵隊さん 万々歳」

その後、都教委要請行動に移りました。
この要請行動には約60人が参加しました。

要請に参加した団体は、<町田教組><多摩教組><解雇させない会><求める会><包囲ネット><三重県の教組のA支部><三重ネットワーク><大阪とよなかのグループ>でした。

都教委からは教育情報課二人だけ。

それぞれが「申入書」「要請書」「請願書」「抗議・要求書」などを読み上げ、最後に参加者全体で、必ず教育委員に渡すよう強く念を押しました。

終了後、再び都庁前での抗議集会を行い、シュプレヒコールをし散会しました。(100人はいたと思います)

最後に、今年度もすでに「君が代」不起立者が出ています。

日本は戦後、憲法前文に「ここに主権が国民に存することを宣言し」と明記し、学校では「臣民」ではなく、「主権者」を育てることになりました。

その学校が、再び「天皇制」を賛美する歌を強制され、「臣民」(天皇の奴隷?)を育てることを強制され、それに従わない教員たちは「処分」され「非国民扱い」されています。

これほど「非民主的」なことはありません。だから抗議・抵抗・反発は決して無くならないでしょう。むしろ、単なる「人権問題」ではなく、今後は、「主権問題」としてますます政治問題化していくでしょう。



3.10都庁前アクション・アンサンブル

石川@解雇させない会です。

 3月10日、都庁前アクション・アンサンブルは、約90名の参加で賑やかに行われました。
 前夜の雪はすっかり消え去り、春めいた陽気を引き継ぎ穏やかなコンディションの下、「日・君」解雇/処分をさせないという思いを労働者・市民に訴え、都教委への要請行動を実施しました。
 当日投光器が故障で使えないというハプニングがあったり、私がカメラを忘れるなどがありましたが、卒・入学式をめぐる不起立闘争と3.25都庁前アクション・アンサンブル・アンコールなどへのたたかいの高揚を勝ち取られたものと考えます。
 なお詳細は、写真や投稿記事などを本ブログ宛に依頼中ですので、改めてご報告する予定です。



2010/03/10

裁判闘争と現場の行動を結合しよう

被処分者・原告 近藤順一

強制・処分を継続、強化する都教委
東京都教育委員会が2003年「10.23通達」により、東京都内すべての公立小中高の入学式、卒業式などの学校行事における「日の丸」掲揚、「君が代」起立・斉唱の強制を開始してから6年4ヶ月が経過しました。これは、行政による乱暴な学校現場への不当介入であり、教育の自由の侵害です。また、職務命令によりすべての教職員に対して懲戒処分を構えて強制することは、明確な思想、良心の自由に対する侵害です。
学校教育が統制支配されることは、戦前・戦中の歴史を見ても、きわめて危険なことです。この間、東京都の教職員は延べ400名以上が不服従、抵抗の行動をとり、処分を受け、人事委員会審理、裁判へ取り組んでいます。
私も以下のように、4回の処分を受けてきました。

2006 卒業式不起立・不斉唱により市教育長指導措置
2007 卒業式不起立・不斉唱により戒告処分
2008 卒業式不起立・不斉唱により減給10分の1,1ヶ月処分
2009 卒業式不起立・不斉唱により減給10分の1,6ヶ月処分

2009.10.2.付で、07・08処分不服審査請求に対する東京都人事委裁決が出され、「主文」は「審査請求をいずれも棄却する」という不当なものでした。

3回の懲戒処分に対し一括提訴
07・08・09の懲戒処分に対して、先日2010・2・19付で東京地方裁判所に一括提訴しました。(民事19部22年行ウ68号)もちろん、処分取り消し、慰謝料請求を要求しましたが、事案はいずれも06教育基本法下の問題です。確かに、都教委「10・23通達」や八王子市教委の各通達は旧教育基本法下で発せられました。しかし、本件に関わる職務命令は新教育基本法下のものです。私が重視する不当な支配、教育の自由の侵害について「訴状」では次のように提示しました。

内容及び方法について遵守すべき規準を設定する場合に、その基準が旧教育基本法10条1項にいう「不当な支配」に該当するか否かを判断する要素は、

  1. 教師による創造的かつ弾力的な教育の余地や、地方ごとの特殊性を反映して個別化の余地が十分に残されていること
  2. 教育における機会均等の確保と全国的な一定の水準維持という目的のため必要かつ合理的と認められる大綱的な基準にとどまるものであること
  3. 教師に対し一方的な一定の理論ないしは観念を生徒に教え込むことを強制するものではないこと

である。これは、新教育基本法16条1項の「不当な支配」の該当基準ともなる。

各通達は、教育における機会均等の確保と一定の水準維持という目的のために必要かつ合理的と認められる大綱的な基準にとどまるものではなく、それを逸脱しているというべきで旧教育基本法10条1項ないし新教育基本法16条1項所定の「不当な支配」に該当し、違法である。
 そして、本件各職務命令は、実施指針記載の国旗の掲揚方法,国歌の斉唱方法を実現するため、各通達に従って発出したものであるから、新教育基本法16条1項(旧教育基本法10条1項)所定の「不当な支配」に該当する違法な通達実現のために発出された本件各職務命令もまた違法である。

私はこの裁判のなかで、(1)市民から委託された公立学校の児童・生徒の学習権と教員の教授の自由、(2)国際儀礼と多文化共生、(3)権力の強制と抵抗権などの問題を考え提起していきたい。司法の場で問題が解明されることはもちろん重要です。憲法をはじめとする法律や制度はそれぞれの立場から解釈されていると思います。かつて小泉元首相は憲法前文を引用根拠として自衛隊のイラク派遣を合理化しました。「日の丸・君が代」裁判においても、教育基本法、学習指導要領、国旗国歌法、さらには旭川学テ最高裁判決さえをも、都教委やいくつかの地裁・高裁判決は「10.23通達」「職務命令」妥当の根拠としています。この転倒した動向は正されなければなりません。
戦後の重要な教育裁判として家永教科書裁判と学テ裁判が取り上げられます。前者は60年代から90年代まで、約30年間国民的な運動となりました。そして、歴史認識や戦争責任の課題で国家の政策を根本的に正すことはできませんでしたが、従軍慰安婦、731部隊、南京虐殺など戦争犯罪の実態を白日の下に明らかにしてきました。これによって国民の戦争観や歴史認識は、ある方面からは「自虐史観」と攻撃されるほどに深化し、その後の戦争被害賠償裁判をはじめとする追及は世紀を超えて広がっています。教科書自体も紆余曲折はありながらも一定の事実を書くようになっています。逆にそれに反する扶桑社版や田母神発言が浮き彫りにされています。今年は韓国併合100年に当たり、歴史認識に現政権がどのように対応するか注目されます。
また、学テ裁判でも、憲法・旧教育基本法・学習指導要領の教育の自由、子どもの学習権について厳密な解釈適用が学校現場に浸透していきました。ここで注目すべきは、第1次学テの実施は1956~66まで、その10年後1976年に旭川学テ最高裁判決が出されていることです。つまりまず学テが停止され、引き続き裁判が闘われたと言うことでしょう。
その点から見て、現在の「日の丸・君が代」強制はまだ止められていません。のみならず、東京都の学校現場はますます息苦しくなっています。児童・生徒は強制下の入学式・卒業式・周年行事しか知らないことになり、道徳をはじめ愛国心教育は幅をきかせることでしょう。「日の丸・君が代」強制も全国に広まる危険性があります。
私は、法廷など裁判への取り組みを通じて一つでも問題提起できればと考えています。同時に、学校現場、労働現場、地域でそれぞれの課題と結合してどう取り組みを進めるかが重要だと思います。

皆様へのお願い

  1. 多くの方に呼びかけ、支援の体制をとっていただきたい。
  2. 署名活動など多面的な活動にご協力願いたい。
  3. 法廷への傍聴や集会にご参加願いたい。
  4. 可能な限り、証人として法廷での証言にご協力願いたい。

よろしくお願いいたします。

卒業式を目前にして
 さて、最近の懲戒処分を背景とする嘱託採用に関わる高裁判決(不採用裁判・解雇裁判)では、執拗に不起立・不斉唱・不伴奏行為を攻撃しています。"不起立・不斉唱には至らない行為の選択がある"とか、"「日の丸・君が代」に反対・批判的でも立って歌っている教員がいるし、その者は処分されない"というわけ。つまりは、不起立・不斉唱・不伴奏者を根絶したいという都教委の意図を反映しています。同時に、残念ながら現場の現実を反映していると言わざるを得ません。
 「10.23通達」以来7回目の卒業式を迎えています。プロトコル(国際儀礼)について「自国の国旗・国歌を尊重できない者は他国のそれをも尊重できない」といわれるが、尊重と強制は相容れない。それよりも、<自国の教育の自由、即ち子どもの学習権や教授の自由、思想・良心の自由を保持できない者が、他国の人々の自由や人権、民主や平等を語ることはできない>だろう。
 私は、日本国憲法・教育基本法を厳密に遵守し、不当な支配に服することなく、教育の自由即ち教授の自由を保持し生徒の学習権を保障するため、全力をあげて校務に邁進します。不当な支配即ち強制に従わないこと、生徒に対して、社会には異なる考え、異なる行動があることを示すことこそ職責だと考えます。内心と外部行為、学校と裁判所での言動を一致させたいものです。教育、生徒の皆さんにとっての学習はその場限りのものではなく、成長過程のなかで反芻されていくものだと思います。直面する現場で正確な行動をとり、裁判への取り組みをも含めて説明責任を果たしたいと思っています。
 皆様方の批判と助言を期待します。

【「解雇させない会ニュースNo.29」より再録】



2010/03/09

2010年春の闘い(10)

渡部です。 

まずは、昨日(3月6日)のビラまきの続報です。(その下に沖縄の話があります)

<M工科高校>
到着が遅れた上、校門が広く一人ではまききれないので、保護者を対象にわずか80枚程度をまいただけだった。
ビラの受け取り状況は必ずしも良くない。
例によって副校長らしき人物が出てきて「敷地の外でまいてくれ、生徒にはまかないでくれ」とだけ言って立ち去っていった。
他に「日の丸・君が代強制に反対する大田市民の会」のメンバー6人がまいていた。こちらの方はずいぶんたくさん配ったようだ。

<三鷹高校定時制>

三鷹高校定時制は今年限りで終わりです。
最後の卒業式です。差別・選別の定時制統廃合のためです。
4月から三鷹高校が中高一貫校になるのと一体です。
卒業式は午後2時から行われました。チラシは約50枚撒きました。
土肥校長も来ました。
土肥さんの話では卒業式に出席させない、させるで都教委とやりとりがあったそうですが、出席を認めたそうです。
チラシを撒きながら、土肥先生も来ていますよと伝えると、卒業生も喜んでいました。
近所に住む、既に卒業している生徒も、土肥さんが来ていると人づてに聞いて会いに来た、といって学校の中に入っていきました。

<S高校定時制> 

S高校定時制も今年限りで終わりです。
最後の卒業式です。午後4時から行われました。
チラシは約60枚撒きました。

驚いたことがありました。
全日制の卒業生や在校生の大方が帰った後、教員が正門の鉄扉を閉め、鍵をかけてしまいました。
3時10分くらいだったか。
私は驚いて、その先生に「これから定時制の卒業式があるんじゃないんですか。それなのに閉めちゃうんですか。
それはないでしょう」と言いましたが、その先生は黙って、鍵を閉めてから、通用門の扉を開け放しました。

その通用門は狭く、人一人が通れる幅で、しかも今日は雨が降っていてカサを高くかかげなければならない状態でした。
出る人がいれば、入る人は待っていなければならない状態でした。
その先生はそんなこと全く意に介さないようでした。
私はあきれました。

さすがに、その後、定時制の先生が来て、3時半過ぎに、正門の方を開けました。
定時制は定時制管理ということなのでしょうか。
小さなことでしょうが、学校そのものの崩壊の一端があらわれているのではないかと思いました。

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以下は、3月6日東京で行われた<沖縄の怒りにつながろう3・6市民集会>での安次富安邦さん(ヘリ基地反対協議会代表委員)の発言の一部です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

鳩山首相は選挙時、沖縄に来て「普天間は最低でも県外」と言った。しかし、平野官房長官は名護市長選の後、「斟酌しない」と言った。他にもいろいろ言っている。こういう人たちに日本の将来を任せられるのか。

13年の闘いでようやく海上案は難しくなった。陸上案を押し付けるならば抵抗する。今、沖縄の「民意」が大きなうねりとなっている。これまで振興等で容認してきた沖縄の自民党すら、「これ以上翻弄されたくない。県外・国外だ」と言っている。

今沖縄の怒りはマグマのごとく沸々としている。いつ爆発するか分からない。「県内」ということになれば、起爆装置に手をかけることになる。名護ではこれまで誘致派だった人も陸上案には反対だ。これまでの亀裂を修復して一緒に陸上案を潰そうとなっている。

それでも沖縄に新基地を作るならば、沖縄から日本を追い出そう、と言っている人もいる。

今回の問題では、本土の皆さんが日本の将来をどうするかを問われている。戦後60年以上も米軍が駐留する日本を変えられないのか?日本は外国の高官から「アメリカの属国」と言われている。米軍に対し日本ほど気前のいい国はない。アメリカの同盟国で日本の「思いやり予算」は他の国の全部を合わせたよりも多い。こんな国はない。さらに海兵隊のグアム移転費は7000億円。新基地建設になれば、さらに1兆円だ。これでいいのか?



解雇させない会ニュースNo.29

解雇させない会ニュースNo.29のダウンロードです。



解雇させない会ニュースNo.29

「newsno29.pdf」をダウンロード

 


解雇させない会ニュース一覧表

解雇させない会ニュース一覧表を作成してあります。
左側の赤いピンアイコンのリンク先を「お気に入り」に登録することをお薦めします。



2010/03/08

3.8立川情宣

3.8立川情宣のちらしです。

 

 

3.8立川情宣

「f20100308.pdf」をダウンロード



2010年春の闘い(9)

渡部です。 

まずは、3月3日のビラまきの報告です。

<T大附属高校>
9時から10時まで。配布枚数役150枚。生徒の受け取り状況は不調。保護者の受け取りは良好。配布開始10分ほどして副校長らしい女性教員が近づき「敷地内に入るな、生徒にはまくな」と言う。私はなんの返答もせず黙々と配布をつづけるが、生徒の受け取りは相変わらず悪い。何か指導でも受けているのか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本日(3月6日)は、多くの都立高校で卒業式がありました。

<IY高校> 
受け取りとてもよし。板橋の会より2名、ビラ(黄色)200枚。包囲ネットより私、ビラ(ピンク)140枚くらい。始めのうちはダブって渡したりしたが、足りなくなると分かり、一人1枚にした。

まき始めすぐ、年配の教員が来て、非常におどおどした遠慮深い声で、「あの・・・できれば・・・生徒さんには・・・渡していただかない方が・・・」というので、「大丈夫ですよ。生徒さんにも分かりやすいようにマンガもつけてあります」と答えたら、「わかりました」と去って行った。

また、もうしばらく後に、別の人が来た。また同じ会話をしたほか、正門の中央に立つと通行の邪魔になるので脇にいてほしいようなことをいうので「写真の邪魔にならないように注意しますよ」と答えたら、「そんな!写真なんか撮りませんよ!」と。なにか誤解したらしい。「保護者の方の写真の話ですよ」と説明して理解した。

あと道路がT字路になっていて車の通行が結構多いので気をつけてほしいと言って行った。御苦労様ですと答えておいた。

校舎からわざわざ出て来て、門前のゴミを片付ける振りをしながら、ビラを2枚とも受け取り、ポケットにねじこんで戻って行った職員もいた。

正門横の掲示板には色あせた生徒募集ポスターが貼ってあって、「育て 鍛え 伸ばす自由の精神は規律ある生活から生まれる」と書いてある。

新設校であり、校名からも、妨害の可能性を予測していたが、特別おかしなことはなかった。警視庁なんたらという腕章をつけた人が一人いたが、いちどビラを受け取りに来ただけだった。

生徒達は非常に素直で、おとなしい。「ありがとうございます」と言ってビラを受け取る子がかなりいる。待ち合わせしていたり、複数でつるんではしゃいでいる子も他校より少ない。気になると言えばその辺か。

土曜だからか保護者はやや多い方。お父さんもかなりいる。服装からいうと、底辺校でもなくトップ校でもない雰囲気。

<U高校>

雨が降っていたのでカッパ姿でやりました。

8時10分頃、副校長が出てきて「私にも下さい。子どもたちには配らないでください」と言った。私は「こどもたちにこそ配りたいんです」という。副校長は「配らないでください。これはお願いとしていっておきます」という。

ビラの受け取りは、卒業生も保護者も受け取りはよかった。先生たちは門から奧の方にいた。事務職の人がチラシを下さいといってきた。警察はいなかった。

生徒は羽織・袴姿で、タクシーで来る生徒が多かった。女生徒はネイルしている子が多かった。約320枚くらい撒いた。



2010/03/07

2010年春の闘い(8)

渡部です。 

沖縄の普天間移設問題が大詰めを迎えてきました。
明日(3月6日)、東京では、『沖縄の怒りにつながろう3・6市民集会』が開かれます。
(実行委員会主催:14時より、戸山サンライズにて 電話03-3204-3611)

安保改定50年、世界の力関係が大きく変わろうとしている時、この問題は、日米関係はもとより、日本社会の今後、また世界情勢にも大きな影響を与えることは確実です。

民主党が「県外・国外」という公約を破るようなことになれば、民主党政権は一気に行き詰まるでしょう。

歴史の歯車は、「愛国心」復活や「日・君」強制に見られるような、一時的な逆転はあっても、やがて再び前進を始めます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以下は、本日(3月5日)の卒業式ビラまき報告です。

<H高校(被処分者のFさんより)>

8:25着、少し遅かったかもしれませんが天気も良く、260枚配布しました。

私以外にビラ配りはなく、公安もきてないようでした。
副校長が少ししつこく 敷地内立ち入り禁止、自転車の生徒が多いので渡すのを控えて欲しい旨言っていましたが、十分注意して行いますと答えておきました。

何かを待っていた生徒一人と、この件で少々話しながらのビラ配りでした。
その子は「公務員は命令に従うべき」との思いがあるようでまた「君が代は歌うべき」との思いがあるようで、私もそれなりに お話ししましたがなかなか分かってはもらえなかったようです。
でもいろいろと考えてくれてはいたようです。

<T高校>

朝8時02分頃、パトカーが校門前を通った。

在校生も卒業生も保護者もチラシをよく取った。
300枚撒いたが足りなかった。
保護者のひとりが「私は教会に通っている者です。
このチラシのことはその通りだと思います。」と言ってきた。
通行人でビラを受け取った人が「よく頑張っているね」と言って笑いかけてきた。

都高教の組合員だという先生が「この団体はどういう団体ですか」と聞いてきた。ちょっとショック!(組合員に都教委包囲ネットワークが知られていなかったとは)もっと存在がわかるようにしないと!

T高校でいままでとは違ったこと

  1. 学校側はまったく何もいってこなかったこと。
  2. 若い女性の先生が校門入ったところに立って、在校生には「おはよう。ごくろうさん」、卒業生には「おめでとう」、保護者には「おめでとうございます」と元気に挨拶していたこと。
  3. 入ったところにゴミ箱をおいてチラシを入れさせるようにしていたが(生徒はほとんど入れなかった)、そのゴミ箱がおかれてなかったこと。


3.10都庁前アクション・アンサンブル

3.10都庁前アクション・アンサンブルのちらし第4版です。

賛同呼びかけは以下のとおりです。

★賛同呼びかけ 河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会、東京都障害児学校労働組合、多摩島嶼地区教職員組合、新宿区教職員組合、墨田区教職員組合、練馬区教職員組合、葛飾区教職員組合、江戸川区教職員組合、品川区教職員組合、西多摩公立学校教職員組合、特別区教職員組合、日野市教職員組合、八王子市教職員組合、町田市公立学校教職員組合、アイム'89、東京都学校事務職員労働組合、都教委包囲首都圏ネットワーク、藤田先生を応援する会、板橋・学校と地域を結ぶ会、虹のたね(町田・鶴川)、風を編む(町田)、ビデオプレス、田畑先生の再雇用拒否の真相を究明する会、疋田教諭分限免職取消訴訟支援の会、視覚障害者労働問題研究協議会、文京七中分会・早川由紀子さんの不当免職撤回を支援する会、「君が代」不当処分撤回を求める会、練馬教育問題交流会、埼玉高教組川越特別支援学校分会、就学時健診を考える府中市民の会、教育を考える多摩西部市民の会、学校現場に内心の自由を求め、「君が代」強制を憲法に問う裁判、セルフ・エスティーム・リンケージ、琉球センターどぅたっち、命どぅ宝ネットワーク、荒川区職員労働組合、足立区教職員組合、江東区公立学校教職員組合、港区教職員組合、平和憲法を守る荒川の会、ほしのいえ

 

 

3.10都庁前アクション・アンサンブル

「f20100310-4.pdf」をダウンロード



2010/03/06

2010年春の闘い(7)

渡部です。 

卒業式ビラまき報告です。
まずは、3月3日(水)から。

<多摩地区のA高校> (Sさん(被処分者)の報告)
Fさんと2人で400枚以上まけたと思います。
公安は姿を見せませんでした。
ビラは在校生も卒業生も保護者も教職員もだいたい受け取りました。

撒き始めた頃に出勤してきた一人の教員が「こういうのはよくないとおもいますよ。
卒業生と在校生の区別がつかないでしょ?」ときつい調子で言ったので、「いや在校生にも読んでもらいたいし、一向に問題ないと思いますよ」と答えたら、ビラを持っていきました。

その後、管理職らしき人が「敷地内に立ち入らないでくださいね」と言ってきたので、「はい。どこからが敷地ですか?歩道なら問題ないですよね」「歩道なら仕方ありませんね」というやりとり。

それ以外、教職員はおおむね「ご苦労様です」といういい方で、特段の問題はありませんでした。
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 (Fさん(被処分者)の報告)
3日、A高校に行ってきました。
8:20頃、校門前に行くとSさんはすでに配布していました。
今年は公安警察も見えず、校門担当の教職員も好意的で(軽く「敷地内に入らないでください」と一度いわれた程度。
ビラを入れさせるゴミ箱もなく)
在校生・卒業生・保護者の受け取りも良く500枚を少し超えるビラを配布しました。
10:15分頃修了しました。

次ぎに、本日(3月4日(木))の報告。

(1)<M高校>
8時頃につくと既に警察が2人校門の前にいた。
しばらくすると向かいの路上に警察の白いワゴンがきた。
警察はビラを受け取ろうとしたので、渡さないと「まだやってんのかい」などと言った。
一人はビラを撒いているところのに近くにいた。
もう一人は離れたところにいた。

門の前に出てきている教員に「警察は学校が呼んだのですか」ときくと、「行事だからわかっているんだ」と言った。
「抗議しないんですか」とこちらがいうそばから、その教員は警察とニコニコ話していた。
こんなところに警察が出てくるということと「日の丸・君が代」問題は同じなのにと思った。約200枚まいた。

(2)<東京湾岸にあるKM高校の報告>

私が朝8時前に校門前につくと、副校長がいた。

副校長:「労組交流センターですか」
私:「いやちがいますよ」
副:「保護者や大人にはいいが、生徒には蒔かないで下さい」
私:「誰かに言われたのですか」
副:「上に言われた」
私:「都教委か」
副:(無言)
私:「どうして生徒はいけないのか。生徒には知らせるなということか」
副:「式が混乱するから」
私:「あなたたちは一体何を考えているんだ。
   生徒にこそ知らせなければならないだろう。」  
副:「今日は警察も来ます。」
私:「あなた方が呼んだのか」
副:「多くの学校に来ることになっています」
私:「都教委が強制するからこうしたことをしなければならない。
   生徒たちも強制されてるではないか。
   都教委が強制しなければこんなことはしない。」

というようなやり取りで、ビラまき開始。

その後もう一人の副校長が出てきて二人で私を規制しようとする。
二回くらい私に注意して脅すように「二回注意しましたよ」などと言う。
私は「都教委が強制するから、私たちがこういうことをやらなければならないんだ。」と言ってビラを撒き続けた。

すると、そこに若い職員も2人ほどやってきて、生徒がビラを受け取ろうとすると、「生徒に蒔かないで下さい」と言う。
私が「なぜ?」と聞くと、
「・・・・上にいわれましたので」と言う。
「そんなことを言って恥ずかしくないのか」と言うと黙ってしまった。
その後、私は、二人に「私はあなた達の仲間なのですよ」と言ったら、その後は妨害をしなくなった。二人の副校長も校内に帰った。

ビラは多くの卒業生、保護者が受け取った。ここの学校はどちらかというと下町の「底辺校」のようで、生徒はやんちゃで保護者の方々は生活感あふれる人々が多かった。

この学校では、卒業式には、卒業生以外は生徒会とクラブ活動の生徒だけが参加、というものだったが、それでも約250枚のビラがまけた。

帰り際、二人の若い教員に「では今日はこれで。・・・仲間なのですよ」というと挨拶を返してくれた。
警察は来なかった。

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なお、都立高校へのビラまきは私たちの他にも、
板橋区や大田区の方々もやられています。
他にもあるかもしれません。



2010/03/05

2010年春の闘い(6)

渡部です。 

東京の「君が代」処分裁判で、「民主主義とは少数意見を尊重することではないか」というような意見がありますが、「民主主義」とは支配の権威が民衆に由来する政治形態であり、君主制とは相容れない政治形態のことではないでしょうか。(例えそれが立憲君主制であったとしても)

したがって、「民主主義」と<君が代>という歌はそもそも相容れないものなのではないでしょうか。もちろん、「民主主義」の政治形態では少数意見の尊重ということは大事なことだと思いますが。

以下、都教委包囲ネットの3月2日、3日のビラまきの報告です。

<3月2日>
本日3月2日から都立高校の卒業式が始まりました。
今日は都立A高校1校だけでした。
チラシ撒きは8時から、3名で行いました。
チラシ撒きはじめてしばらくしたら、校長が出てきて、「敷地内で撒かないでください。自転車で登校する生徒が多いですから気を付けてください」と言ってきました。

自転車通学の卒業生もほとんどチラシを受け取りました。
また、保護者も受け取ってくれました。
ご苦労様ですという保護者もいました。
9時30分頃、<青井高校関係者>とは思えない男性が、チラシ撒きを一瞥しながら、しかし、手を出してチラシを受け取りました。
都教委ではないかと感じさせましたが、後で聞くと、やはり都教委だったようです。

寒い朝でした。チラシ撒きをする3人のうちの1人は車椅子で呼吸器障害のある人でしたが10時までやりました。

<3月3日>
(都立N高校:「山の手」の進学校)
卒業生も保護者も、手伝いの在校生もチラシをよく取りました。
卒業生は着飾っていました。300枚のチラシは撒き終わってしまいました。
あと50枚は撒けたでしょう。

7時55分頃、副校長がきて、チラシを受け取りました。そして、言ってきました。
副校長:「チラシを撒くのに、道路使用許可はとってありますか。」
当方:「チラシをまくのにそのようなものは必要ありません。どこの学校でも撒いています。」
副校長:「ああそうですか。門の前で撒かないで、端でまいて下さい」(端は交通量からいって、生徒にとってすごく危ないのに)
同じ頃、私服公安刑事が2人校門前に登場し、一人は道路の向かい側に立ちました。
副校長は挨拶し、そばに行こうとしたので、当方はただしました。
「私服刑事を呼んだのは学校ですか。」
副校長:「そうではありません。卒業式を知らせたのは教育委員会じゃないですか。」
そう言いながら、公安刑事のところに行き、なにやら話した上で、先に受け取ったチラシをその公安刑事に渡しました。
そして戻ってきて、当方に、「もう1枚下さい」と言いました 
当方「なぜ副校長がチラシを警察に渡すのですか。おかしいんじゃないですか。取り返しなさいよ。」
副校長は刑事のところに行って、返してもらい、そのまま、校内に入っていきました。

なんという人権感覚か。これが副校長のすることか。
こういう副校長は、なにかあれば教員を売り、生徒を売るに違いない。

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なお、卒業式は、3月5(金)、6(土)、10(水)、11(木)、12(金)13(土)16(火)辺りに集中しています。
ビラまきは8時~10時頃までです。
もし、協力してくださる方がいましたらご連絡下さい。



2010/03/04

2010年春の闘い(5)

渡部です。 

北教組の問題で政府は、すでに制限されている教員の政治活動について、さらなる制限を加えようとしています。これは教員をして体制の従順なロボットになれというものです。すなわち戦前の「聖職教師」です。教員が政治的に黙り込んだら日本社会はどうなるか、それは戦前の教訓が明瞭に示しています。

本日(3月2日)から東京では、都立高校の卒業式が始まりました。包囲ネットでも「下町」の都立A高校にてビラまきをやりました。生徒・保護者とも受け取りが良かったとのことです。

また、本日は、東京「君が代」裁判第三次訴訟が提訴されました。これは2007~9年の被処分者たち50名が原告となって、不当処分の取り消しを求めて新たに提訴されたものです。なお、今回の原告団は、新たに千葉県弁護士会を中心として組織されたものです。(千葉からも応援部隊が到着しました)

報告集会で、千葉の弁護士たちは次のような発言をしました。

  • 千葉でも森田県知事が道徳とか愛国心とか言い出している。東京から他県への波及を止めたい。日本全体で「日の丸・君が代」が強制されないように頑張りたい。
  • ここまで東京の教員が一挙手一投足を縛られているとは。あきれ!怒り!で一杯だ。教育そのものを支配しようとしている。子どもが支配されれば、将来の国民が支配されることになる。
  • 東京の状況は、これはヒドイ!おかしい!国旗・国歌法案審議の時に、「強制しない」と言っているにもかかわらず、強制している。こんなことを許してはいけない。これは他人事ではない。自分のこととして考えなければならない。みんなに関わってくることだ。
 

原告団からは次のような発言がありました。

  • 自分は希望があるとは思っていない。しかし、ここでやめたら 何も残らない。闘い続けて希望を見つける。
  • この闘いは大きなものを相手にしている。日本の近代史総体を正面から問う闘いになっていると思う。確かにこの間敗北続きだが、原則的に取り組むしかない。確かな事実、強靭な論理をもって。この闘いで私たちは、思想・学の上でも豊かなものになる。ワクワクしている。

さらに本日は、東京「君が代」裁判・一次時訴訟の控訴審・第3回口頭弁論もありました。
ここではS弁護士が、

  1. 元校長らの証言を紹介し、「10・23通達」がいかに行き過ぎたものであったか、
  2. 法制化の当時、「尊重義務」が入らなかった経過を紹介、しかしこの間の判決が強制を当然とする一つの方向へ動いていることの異常さ、

を述べました。

闘いはまさに熾烈になってきました。
私たちはいろんなところで声を上げていきましょう。



2010/03/03

3.10都庁前アクション・アンサンブル

3.10都庁前アクション・アンサンブルのちらし第3版です。

 

 

3.10都庁前アクション・アンサンブル

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2010/03/02

法廷カレンダー

法廷カレンダー、2010年3月を更新しました。

法廷カレンダー
「法廷カレンダー」のダウンロード



2010/03/01

3.1立川情宣

3.1立川情宣のちらしです。

 

 

3.1立川情宣

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2010年春の闘い(4)

渡部です。 

2月26日の大阪府議会で、橋下知事が、「子供たちが歌えないのは国として尋常じゃない。(「君が代」が)国歌として定められている以上、しっかりとみんなが起立して歌うことは当たり前」との見解を示したとのこと。

また、自民党府議団の吉田利幸幹事長は、「府立支援学校の元校長、一止(いちとめ)羊大(よしひろ)さんが書いた書籍『学校の先生が国を滅ぼす』(産経新聞出版)の中でも国旗、国歌の指導が十分に行われていないことが明らかにされている。現状はどうなっているのか」などと指摘したという。

これらのことについて一言。

前者について。
「君が代」は、国民主権の日本社会では、「国歌」として法制化してはならない歌なのである。これこそ「国として尋常じゃない」のである。まして、それを何も知らない子ども達に強制するなどもっての外。(しっかり分かっている子どもたちにならなおさら。)

後者について。
元校長が『学校の先生が国を滅ぼす』という本を書いたということだが、自分の責任を棚にあげてこのような本を書いている。恥知らずな人間である。このような人間を信用しては、必ずや「国を滅ぼす」ことになる。

「国を滅ぼす」のは、まことしやかに「愛国心」などと言って、「日の丸・君が代」を錦の御旗に、国民を脅しつける(本当は弱く中身の無い)人間達なのである。

東京では、4月から、不祥事教職員の聴取に<検察事務官OB>を起用することになるようだ。(これまでは都教委の職員がやっていた)都教委の処分案件は年1000件前後もあるので、聴取の専門家を招くことで、効率的に事実関係を把握し、処分決定までの時間を短縮するのが狙いだという。

まるで、不祥事を起す教職員を犯罪人扱いである。
都教委は教職員を敵対視しているとしか思えない。
これでは東京の教育はますます殺伐たるものになるであろう。
東京の教育を破壊しているのは他でもない都教委なのである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

明日から3月、卒業式シーズンです。
都教委包囲首都圏ネットワークでは、今年も卒業式に向けたビラまきをやります。
「日の丸・君が代」強制がいかにおかしいことかを訴えるために。
また、在校生・卒業生・教職員・保護者たちの基本的人権を守るために。



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