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2010/04/17

根津公子さんから【ニュースNo.30より】

根津公子

 前号でお知らせしたように、娘が2月12日に大動脈解離を発症して以来、私はずっと仕事を休み、看護に当たっています。したがって、卒業式も入学式も欠席しました。
 我が子が突然死と隣り合わせの大病に襲われ、発症当初はかなりうろたえてしまいました。1月から毎週やってきた立川駅頭での情宣や都庁前アクション等の「解雇をさせない会」の活動についても考える余裕はなく、一切そっち退けとしてしまいました。卒業式での処分を想定して、皆様に署名の取り組みをお願いしておきながら、このような状態になってしまいましたこと、ご容赦くださいますように。
 最悪の状態を覚悟しながら、娘の心に寄り添い支え、できるかぎりのことをしようとしてきて、3月末の検査で非常によい結果が出、とりあえずはほっとしました。この原稿を書いている今は、日常生活へ復帰するための訓練・サポートをしています。そして4月12日に私は職場復帰をする予定です。私がそばにいるから快復するわけではないことはわかりつつも、あと数日で娘から離れることができるか。それまでに、私の心の整理をしなければなりません。
 3月中は一瞬も娘のそばを離れることはできない状態でしたが、4月に入り、職場復帰は無理でも入学式の時間帯だけ参加することは不可能ではありませんでした。「なぜ、入学式に出ないのだ。処分を回避するためではないのか」という率直な批判(悪意ではなく)が私にも届いています。どんなに批判があっても、私には仕事や闘いを我が子の命と比較することはできません。私にとって「君が代」不起立は、都教委の不当介入を許さずに教育活動を行おう=職務を遂行しようとする行為です。その結果、都教委と闘うことになっているのです。闘いが先にあるのではないのです(闘っている人たちは誰もそうだと思いますから、こういう言い方は適当ではないですね)。ですから、入学式の時間帯だけ出席するという行動選択は、私にはしっくりきません。また、復帰訓練のペースを途切れさせ早めて、入学式の日から職場復帰をする選択はまったく不可能でした。経済的なことで言えば病気の性質上、これまでのように懲戒免職にされても平気、とはいえない状況にはあります。しかし、だから入学式の出席を回避したのではありません。私には、我が子の命が最優先なのです。
 この間、お見舞いや励ましのことばをくださった皆さま、本当にありがとうございました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。

 さて、卒業式での「君が代」不起立・不伴奏処分の報に接し、まずは、この間ずっと不起立を表明してきた近藤順一さんのほかに不起立・不伴奏者がいたことに安堵しました。
 近藤さんが、「起立できなかった」ではなく、積極的な教育活動として不起立をした、職務を遂行したと発言されていることに喜びを噛みしめています。近藤さん曰く、「不起立を続けていくと、不起立は積極的な教育活動ということがわかる。」こんなにも気持ちを共有できて、本当にうれしく、励まされます。
 処分された4名のうち、この年度の退職者が近藤さんを入れて3名、お一人Iさんが49歳現職の方。今後都教委が、私にしてきたように、Iさんをターゲットに攻撃を画策してくるのは必至です。
 そこで、10・23通達撤回を望む全都の教職員、退職教職員に、失礼を省みずに訴えます。Iさんの決意にすべてを託すのではなく、いま現場に身を置く一人ひとりが自身の問題として、行動を開始しようではありませんか。1年をかけて子どもたちや保護者にしっかり考えを語り、職場で発言をし、論議を起こして来春を迎えましょう。私の体験から言えば、当事者として動くことで、はじめて見えてくるものがあると思います。
 退職した人たちには、体験と体験にもとづく能力と時間を駆使して今以上に日常不断に、都民への情宣、現場への助言・励まし、都教委への働きかけ等をしていただきたいです。何よりも、先輩諸氏の行動に、現場の教職員が力を得ることは間違いありません。
 10・23通達に反対する教職員、元教職員は大勢います。その人たちが動けば、世論が変わり、都教委を変えることができるはずです。都教委の学校支配が日に日にひどくなることをストップさせられるとしたら、それは、その気持ちのある人たちの実際の行動にあると思います。

 12日からは、5年ぶりにほぼ1年を通して仕事をすることになります。



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