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2010年8月

2010/08/31

8.28都教委包囲行動フォトレポート

8.28都教委包囲行動です。

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「8・28(土)都教委包囲行動」へ(17、最終)

渡部です。

8月28日の新宿繁華街デモの成果を踏まえ、本日(8月30日)、都教委への抗議・要請行動が行われました。

抗議・要請行動には、当初予想の20人を超え、26人が参加しました。

最初に、抗議・要請に当たっては―、当該の所管課では受け付けず、他の道府県では、また都の他の部局でも例を見ない「教育情報課」などというわけのわからない「課」を通さなければならない―という問題について、今回もまた、参加者から多くの抗議の声があがりました。

「所管課が回答すると言うが、回答は情報教育課名だ。しかもいつも不十分な回答だ。ここに所管課をよぶことはできないのか。」

「都教委の不誠実な態度を感じる。直接会おうとしないのは職務専念義務違反でもある。無責任だ。自らの義務を放棄している。」

「このようなやり方は、法律や都の規則にもない。自分達で恣意的にやっているだけだ。」

「極めて不十分な回答しか返ってこない。」

「中には『回答しないのが回答です』などと言うのもある。」

「責任とは何か。直接答えることではないか。」

これで約45分かかりましたが、最後のところでI課長は、「回答は所管課名と課長名でやりたい」と答えました。(しかしどんな回答が返ってくるやら。)また、「宛名のある要請は、教育長・都知事本局にも上げる」、とも明言しました。

次ぎに、以下の16の諸団体・個人からの要請行動に移りました。(敬称略)

  • 都教委包囲首都圏ネットワーク
  • 予防訴訟を進める会
  • 分限免職取消訴訟原告・疋田哲也
  • 公務災害認定請求握りつぶし訴訟原告・早川由紀子(代理)
  • 理由不明の再任用・非常勤不合格、取消要求者・H
  • 「日の丸・君が代」の強制を許さない三重ネットワーク
  • 三重県教組中勢地区高校支部
  • 累積加重処分取消裁判原告・近藤順一
  • 日本聖公会東京教区人権委員会「日の丸・君が代」強制問題に取り組む会(代理)
  • 「日の丸・君が代」の強制に反対する阪神連絡会(代理)
  • NGO言論・表現の自由を守る会
  • 「良心・表現の自由を!」声をあげる市民の会
  • 「君が代」不当処分撤回を求める会
  • 町田市立公立学校教職員組合
  • 河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会
  • 「日の丸・君が代」不当解雇撤回を求める被解雇者の会
 

ところで、これで終わりと思ったところ、最後に参加者のある方が突然出てこられ、要請者の一人の襟首をつかみ、「こら!君が代だ。起立しろ!」と言いました。一体何が起こったのかと思っていると、彼は出席していた教育情報課のI課長とSさんに向い、「都教委はこのように異常なことをやっているのだ。私は元、都庁職員だった。あなた達も都庁の職員としてこのような異常なこととを放っておいてはならない。このようなことをやることは都庁職員の恥だ。都庁内部で十分話し合いをして欲しい。」と述べました。

これには参加者一同驚くと同時に、このような方も私たちを支援してくれていることを知り、大変励まされました。

抗議・要請文はいずれも素晴らしいものでした。ここではその中から「町田市立公立学校教職員組合」の請願書からその一部を下方に紹介します。

なお、本日の抗議・要請行動は105分に及びました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・町田市の保護者Cさんは、お子さんの入学式で初めて「日の丸」を目にし、「君が代」斉唱を強制されたときのことをこう記しています。

 体育館に入ったとたん、壇上いっぱいに張られている「日の丸」の大きさに圧倒された。突然、国家という大きな箱の中に入れられた感じがした。こどもたちは緊張していた。

「一同、起立、礼」という号令とともに壇上の「日の丸」に礼。つづいて「国歌斉唱」という司会者の力強い声の後、「君が代」が流れてきた。呼吸することさえ号令されているようだった。

ここは、いったいどこなんだろう。ここはこどもたちの学校ではなく、軍隊の訓練所なのだろうか。わたしは、一気に時代をさかのぼったような感じがした。

三年後、下の娘の入学式の日も、入学の喜びよりも、「君が代」斉唱のときに着席するんだという思いで頭が一杯だった。

「一同、起立、礼」。幼い六歳のこどもたちとその親たちが、はじめて先生方と顔をあわせる場所で、お互いにこれからうまくやっていきたいですね、という思いを一掃するような「号令」。

号令というのは命令で、集団を統率するには、こんなやり方しかないのだろうか。「号令」に軍服は似合っても、民主主義にはそぐわない。

旗に向かってお辞儀させるというこの儀式は、何のためのものなのだろうか。のちに、校長先生に疑問を述べると、「わたしも年金をもらいたいですからね」と仰ったそうです。・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【河原井さんより傍聴のお願い】

都障労組3人組(三輪・丸子・河原井)の裁判<結審>

(日 時)9月6日(月) 16:00~

(場 所)東京地裁527法廷



2010/08/30

河原井さんから

猛暑の日々が続いていますがみなさんお変わりありませんか。

裁判傍聴のお願いです。

作戦的にゆっくりとすすめていた都障労組の3人組(三輪・丸子・河原井)の裁判がいよいよ結審を迎え年内判決の予定となりました。

 9月6日(月)  pm4:00~  527法廷(結審)

お時間つくれる方是非裁判の傍聴を宜しくお願いします。



2010/08/29

「8・28(土)都教委包囲行動」へ(16)

渡部です。

全国の仲間の皆さん! 本日の「8・28都教委包囲行動」は猛暑の中、150名の参加で成功しました。

2時より、新宿駅西口と東口で街頭宣伝と署名活動を行い3時15分より、新宿繁華街デモをやりました。炎天下、約2・3キロを、沿道の市民にシュプレヒコールで訴えながら、練り歩きました。86歳の益永スミコさんも全行程自力で歩かれました。

今回は「石原やめろ」「強制反対」の文字が入ったウチワを参加者のほとんど全員が持ち歩きました。他にも、いろいろな団体の旗やぜっけん、横断幕、さらには太鼓、鳴り物もあり、それなりに賑やかでした。

デモ終了後、まとめの集会が都庁第二庁舎前で開かれました。

集会冒頭に、自らも分限免職裁判を抱えるジョニーH さんが、盆踊りの季節なのでということで、「東京音頭」の替え歌「東京怨頭」を歌ってくれました。石原や現在東京で問題になっている諸問題が皮肉られ、大いに受けました。

そして、「君が代」訴訟にかかわっている6つの団体・個人をはじめ、
・5月13日に東京地裁で勝訴した業績評価裁判の大嶽さん 
・8月25日に東京地裁で勝訴した公務災害認定請求裁判の早川さん
ら16名の方々が次々に発言しました。

その中で大嶽さんは、被告(都、区)が判決の内容も検討せずに控訴することになったことに対し区議会で問題になっていることや、自分の勝利判決後13県で業績評価裁判が起されたことなどを報告してくれました。

早川さんは、「勝利判決声明」を配布し発言しましたが、その「声明」には、「判決文中にも、所属部局長が違法に証明を拒む場合には、民間の労災申請手続きと同様、証明印がなくても申請を受け付けられると解釈すべきと判事した。このことは、原告だけでなく、証明が得られなかったばかりに公務災害認定請求手続を行うことができなかった大勢の公務員の公務災害認定に大きな影響を与えるものである」と述べてありました。

また市民の闘いでは、
・「和田中夜スペ」裁判の原告の方、
・「築地市場の豊洲移転反対ん運動(裁判も)」の方、
も発言してくれました。

さらに東京以外では、<宮城><石川><兵庫><大阪><三重>の方々も発言してくれました。

最後に発言に立った、益永さんは、戦前の無自覚的な戦争協力の状況、戦後の新しい憲法下での闘いの状況、戦前と同じ歩みを辿りつつある現在の状況を語り、多くの人々が現在闘っていることに勇気付けられる、と結ばれました。

最後に、「私たちは、被処分者と連帯しつつ、石原都政下の都教委を糾弾し、都の教育行政の民主化を強く求め、さらに改悪教育基本法の実働化を阻止していこうではありませんか」という<集会決議>を採択し、第二庁舎上部にある都教委に向かってシュプレヒコールを行い、本日の行動を終了しました。

なお、今回は189名、27団体の賛同を頂きました。大変ありがとうございました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本日のデモの成果を踏まえ、8月30日(月)、都教委への抗議・要請行動を行います。

15:00 都庁第二庁舎1階ロビー に集合です。

簡単な打ち合わせをして、15:30より、10階の203会議室で抗議・要請行動です。
 (遅れた場合は直接こちらへ)

石原・都教委に対し言いたいことがある方は、どなたでも参加できます。



2010/08/28

「8・28(土)都教委包囲行動」へ(15)

渡部です。

本日(8月27日)「新宿ど真ん中デモ」に参加しました。18:00から始まった新宿東口アルタ前の該当宣伝は、若い人が賑やかに音楽で盛り上げました。アルタ前は人通りが非常に多く、それなりに「沖縄に基地はいらない!日米安保もいらない!」という訴えは届いたと思います。

私のそばにいたイギリス人は日本人が米軍の基地撤去を求めるのは当然だといい、バングラデッシュ人は、私たちが沖縄の米軍基地撤去を求めていることをよく知っていました。

19:30からデモが賑やかに出発しましたが、まさに「新宿ど真ん中デモ」で、私たちが明日通る予定の紀伊国屋や伊勢丹がある繁華街は二度通り(行きと帰り)ました。

21:00再びアルタ前に戻りましたが、デモ中は道路の両側の人波が途切れず、なかなか効果的なデモだったと思います。

主催者(実行委員会)は、当初は成功するかどうか不安だったようです。しかし今回はすでに四回目ということで、着実に実績を積み重ねてきています。一歩踏み出すことが新しい情勢を切り開く、その実例かもしれません。

明日(8月28日)のデモにも参加するという方が何人かいました。

明日の私たちのデモは暑い中でのデモです。
参加者の皆さん、体調管理には十分注意されてご参加下さい。

「いざ行かん酷暑・残暑に身を焼いて」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以下は<東京「君が代」裁判上告審対策チーム>の取り組みです。
<各界共同アピール> 現在進行中
<最高裁あて署名活動> 10万筆目標
<学校に自由を!10・23集会> 
10月23日18:15~ 10・23集会 (星陵会館)
「・・・全国の多くの皆さんの賛同と参加を訴えます」
(チラシより)
<100万円カンパ活動> 

**********************************************::

『8・28都教委包囲行動』
(主催:都教委包囲首都圏ネットワーク)

<8月28日(土)> 
・14:00~新宿駅周辺(西口とアルタ前)での街頭宣伝と署名活動
・15:00~新宿繁華街デモ
・16:00~都庁第二庁舎前抗議行動(都庁は休みですがやります)

<8月30日(月)>
・15:00~都教委への要請行動(8月28日にも集約します)
(都庁第二庁舎一階ロビー集合です)
(スローガン)
・10・23通達撤回!
・「君が代」処分撤回
・裁判闘争に勝利しよう!
・分限免職を許すな!
・業績評価・成果主義反対!
・主幹・主任教諭制反対!
・石原は即刻辞任しろ!



2010/08/26

「8・28(土)都教委包囲行動」へ(14)

渡部です。

本日(8月25日)東京地裁(白石哲裁判長)で、元文京七中・早川由紀子さんの「公務災害認定請求書の校長によるにぎりつぶし裁判」の勝利判決(!)がありました。

これは、1972年東京都公立中に採用された早川さんが、職場における過労とストレスから、繰り返し、

  • 「中枢神経疲労症候群」(1974年)、
  • 「頚腕症候群・背腰痛により勤務軽減及び通院を要する」(1975年)。
  • 「頚肩腕障害・腰痛症により休業療養が必要」(1976年)
  • 「頚肩腕障害・腰痛症により休職加療を要する」(1982年)
  • 「頚肩腕障害・腰痛症により勤務軽減及び時間内通院を要し、同疾患のため職場環境の変化は病状の変化をきたすため職場の変更を禁ずる」(1986年2月)

などの診断を受けてきました。
その度に彼女は、年休、病休、軽減勤務、時間内通院などを強いられてきました。指の握力がなくなり、黒板に文字を書くのも困難だったそうです。(頚肩腕障害は重症になると体が動かなくなるそうです)

1986年度の文京九中から荒川区の中学校への異動内示には、「職場の変更を禁ずる」という最後の診断書を提出して断りました。そうしたところ、文京区教育委員会は、その診断書も無視して、早川さんに1986年度は文教区教育センターでの研修を命じました。当然、彼女の病状は悪化しました。

1987年1月、早川さんは、「頚肩腕障害・腰痛症」を公務上の疾病とする公務j災害認定請求をしました。しかし、S校長は証明印を拒否し、区教委は「職場の変更は医学上禁じます」との診断書を無視し、文京九中から文京七中への強制配転を行いました。新しい職場での過労が加わり、病状は悪化しました。

1992年、文京七中のK校長に「公務災害認定請求書を預かる」と言われました。ところが、その請求書はそのまま鍵のかかった校長室のロッカーに15年以上も保管されていたのです。(裁判を進める過程で明らかになりました)

また都教委は、裁判が始まった2007年には請求書の所在を確認していながら彼女に知らせず、「地方公務員災害補償基金」にもすぐに送付しませんでした。(裁判所に催促されて送付しました。まだ認定の結論は出ていません)

判決では、この校長による握りつぶしが「違法」であり、<都>と<基金>は連帯して早川さんに「50万円」を支払え、ということが示されました。

判決文には次のように述べてあります。

「公務上外の判断権者はあくまで被告基金(「地方公務員災害補償基金」)であるにもかかわらず、文京七中校長が、『原告が公務災害認定請求をしても通るはずがない』と考えて、原告に返却することも都教委に送付することもせずに公務災害認定手続きを止めていたことは、所属部局長である同校長が自ら実質的な公務上外認定の判断権者となるに等しい運用をしたことに他ならず、公務災害補償制度の趣旨に反し、申請者が被告基金の判断を受ける機会を阻害していたものであって、本件公務災害認定請求書が原告の主張する発症時期から18年余りが経過した後に提出されるという極めて稀というべき事実であるなどの被告東京都が主張する諸般の事情を踏まえてもなお、違法と言わざるを得ない。」

今回の判決は、<公務災害認定において所属長の勝手な判断・握りつぶしは違法である>、ことを明確に認めた点で、大きな意味のある勝訴判決だったと思います。

困難な状況の中でまた一つ、小さくとも大事な一歩前進がありました。

「公務災害認定」で苦しんでいる全国の多くの仲間の皆さん!是非この判決を大いに活用して下さい。

また、本日配布された、「意見陳述書」(彼女が5月12日に行った)は感動的なものでした。

以下に、「早川さんを支援する会」の連絡先を紹介しておきます。詳しいことは直接早川さんにお問い合わせ下さい。

  東京都文京区小石川 5-11-15-1104
 「早川さんを支援する会」

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以下は<東京「君が代」裁判上告審対策チーム>の取り組みです。
<各界共同アピール> 現在進行中
<最高裁あて署名活動> 10万筆目標
<学校に自由を!10・23集会> 
 10月23日18:15~ 10・23集会 (星陵会館)
「・・・全国の多くの皆さんの賛同と参加を訴えます」
 (チラシより)
<100万円カンパ活動> 

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『8・28都教委包囲行動』
(主催:都教委包囲首都圏ネットワーク)

<8月28日(土)> 
・14:00~新宿駅周辺(西口とアルタ前)での街頭宣伝と署名活動
・15:00~新宿繁華街デモ
・16:00~都庁第二庁舎前抗議行動(都庁は休みですがやります)

<8月30日(月)>
・15:00~都教委への要請行動(8月28日にも集約します)
(都庁第二庁舎一階ロビー集合です)
(スローガン)
・10・23通達撤回!
・「君が代」処分撤回
・裁判闘争に勝利しよう!
・分限免職を許すな!
・業績評価・成果主義反対!
・主幹・主任教諭制反対!
・石原は即刻辞任しろ!



2010/08/25

累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第9号)

<F>:地教委の「権限」(都教委「準備書面(1)」への反論シリーズ⑥)

 都教委の弁:「教育委員会(八王子市教委)は・・必要かつ合理的と認められる範囲で、教育の内容及び方法に関しても国に比してより具体的な基準を設定し、必要な場合には具体的な命令を発する権能を有し、その責務を負っているのである。」(P52)
 「『不当な支配』とは国民全体ではない一部の勢力による介入であり具体的には、政党、官僚、財界、労働組合などによる介入ということになる。」(P53)

  ここで都教委が持ち出してくるのが地教行法23条「五 学校の組織編成、教育課程、学習指導、生徒指導及び職業指導に関すること」を「管理し、及び執行す る」「権限」である。これでもって地教委は大綱的基準に縛られないから「10・23通達」や「市教委通達」は不当な介入ではないという。旭川学テ最高裁判 決をも曲解し、国と地教委の形式的権限調整の問題を憲法問題の上位に置いている。現場の教職員にとって、日常的に不当な介入の危険性を感じ、また現実に <不起立を監視する市教委職員の派遣>などの介入を行っているのは教育委員会である。これを転倒させて「教育基本法10条1項の立法主旨からしても、地教 委の有する教育に関する固有の権限の行使については、原則として同項の『不当な支配』に該当することはない。」(P61)とする。噴飯ものである。
  さらに、儀式の内容、方法は地教行法23条5号により「教育委員会(・・教育委員会の権限に属するすべての事務をつかさどる権限を有する教育長を含む。) と学校(具体的には、学校教育法28条3項、51条、76条により教育課程の編成を含む学校運営上必要な事項をつかさどる権限を有する校長)とが決定する ものである。」(P67)という。これでは、学校=校長であり、儀式における「日の丸・君が代」の扱いは教育委員会と校長が決め、不服従者が存在する学校 では校長が職務命令を発するのも至極当然ということになる。教育内容や方法は、児童・生徒の意見を聞き、校長も含め教職員が共同して作り上げるという考え は、さらさらみられない。
 都教委の論は、教育委員会が最高裁判決の大綱的基準にも教育基本法の「不当な支配」条項にも縛られないフリーハンドをもつという独断を展開する。

ニュースへのリンク



「8・28(土)都教委包囲行動」へ(13)

渡部です。

「8・28(土)都教委包囲行動」では、当日、都教委へ抗議・要請行動はできませんので、翌々日(8月30日(月)に要請行動を行います。

今回は、都教委に会場を準備してもらうことにしました。そうしたところ、本日(8月24日)教育情報課のSさんから、

8月30日(月)の時間・会場は、<15:30~ 第二庁舎10階 203会議室>

という連絡が入りました。

ですから、当日参加される団体・個人は、当日15:00に、第二庁舎一階のロビーに、できれば「抗議文」なり「要請文」なりを準備して集合して下さい。そこで簡単な打ち合わせをして、一緒に会場に向かいたいと思います。

短くても長くても、また形式も自由です。とにかく、不当な教育行政の介入により、都の教育現場をぶち壊している都教委や石原都知事に対し、私たちの怒りをぶつけようではありませんか。

また、30日の抗議・要請行動に参加できない団体・個人の方々は、8月28日の行動の時に持ってきていただければ、私たちが一緒に届けます。(読み上げるなどをして渡す予定です)

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以下は<東京「君が代」裁判上告審対策チーム>の取り組みです。
<各界共同アピール> 現在進行中
<最高裁あて署名活動> 10万筆目標
<学校に自由を!10・23集会> 
 10月23日18:15~ 10・23集会 (星陵会館)
 「・・・全国の多くの皆さんの賛同と参加を訴えます」
(チラシより)
<100万円カンパ活動> 

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『8・28都教委包囲行動』
(主催:都教委包囲首都圏ネットワーク)

<8月28日(土)> 
・14:00~新宿駅周辺(西口とアルタ前)での街頭宣伝と署名活動
・15:00~新宿繁華街デモ
・16:00~都庁第二庁舎前抗議行動(都庁は休みですがやります)

<8月30日(月)>
・15:00~都教委への要請行動(8月28日にも集約します)
(都庁第二庁舎一階ロビー集合です)
(スローガン)
・10・23通達撤回!
・「君が代」処分撤回
・裁判闘争に勝利しよう!
・分限免職を許すな!
・業績評価・成果主義反対!
・主幹・主任教諭制反対!
・石原は即刻辞任しろ!



2010/08/24

「8・28都教委行動」へ(12)

渡部です。

本日(8月23日)、包囲ネットでは、新宿警察署にデモ申請しました。すると、警察は新宿繁華街コースに難色を示しました。しかし、結局は新宿繁華街を通ることになりました。
デモコースは以下の通りです。

15:00 柏木公園集合
15:15 デモ出発~新宿大ガードのところを渡り~
 ~新宿東口アルタ前~紀伊国屋前~
 ~伊勢丹前~右折して~明治通り~右折して~
 ~甲州街道~新宿駅南口陸橋を渡る~甲州街道
 ~新宿中央公園多目的広場(都庁第二庁舎の裏)着

全行程約2300メートル、所要時間45分(予定)で、16:00時頃到着。
終了後、都庁第二庁舎前で都教委(誰もいない?)に向かってシュプレヒコール。

包囲ネットではウチワ・プラカードを用意します。
皆さんもいろいろもってきて下さい。
また、暑いので、帽子、タオル、給水なども忘れずに。
終了後、打ち上げもあります。費用3000円程度。
(人数制限あり)
みんなで気勢を上げ、暑気払いしましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以下は<東京「君が代」裁判上告審対策チーム>の取り組みです。
<各界共同アピール> 現在進行中
<最高裁あて署名活動> 10万筆目標
<学校に自由を!10・23集会> 
 10月23日18:15~ 10・23集会 (星陵会館)
「・・・全国の多くの皆さんの賛同と参加を訴えます」
 (チラシより)
<100万円カンパ活動> 

**********************************************::

『8・28都教委包囲行動』
(主催:都教委包囲首都圏ネットワーク)

<8月28日(土)> 
・14:00~新宿駅周辺(西口とアルタ前)での街頭宣伝と署名活動
・15:00~新宿繁華街デモ
・16:00~都庁第二庁舎前抗議行動(都庁は休みですがやります)
<8月30日(月)>
・15:00~都教委への要請行動(8月28日にも集約します)
(都庁第二庁舎一階ロビー集合です)
(スローガン)
・10・23通達撤回!
・「君が代」処分撤回
・裁判闘争に勝利しよう!
・分限免職を許すな!
・業績評価・成果主義反対!
・主幹・主任教諭制反対!
・石原は即刻辞任しろ!



2010/08/21

「8・28都教委包囲行動」へ(11)

渡部です。 

しばらくご無沙汰しました。

本日(8月20日)、東京にて、『全国「日の丸・君が代」裁判原告団 学習・交流会』が開かれました。

交流会には、弁護士も含め、<大阪><新潟><神奈川><北海道><東京>から100人余りが集まり、会は次のような日程で進められました。

(午前)(1)全国・東京の各団体からの報告
(午後)(2)午前の報告に対する質疑
    (3)討論 
 ①攻撃の状況と闘いの現段階
 ②訴訟と判決の分析と課題
 ③今後の全国的な闘いの課題

(1)全国・東京の各団体からの報告 では、各地での具体的な状況が豊かに語られました。ここでそれを詳しく紹介できないのが残念です。
その項目だけでも紹介します。

<大阪>(3団体から)
 ・東寝屋川高校卒業式「職務命令」と「戒告処分」について
 ・「大阪府教育委員会分限処分指針」策定
 ・新勤評反対訴訟原告に対する「再任用拒否」  
 ・大阪市教委による「日の丸」常時掲揚の強制
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ・門真三中不起立処分撤回闘争から
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ・東豊中高校反処分訴訟から

<新潟>(1団体から)
 ・「日・君」強制とそれにたいする抵抗の流れ
 ・06年被処分者の公開口頭審理で明らかになった事実

<神奈川>(2団体から)
 ・「神奈川こころの自由裁判をすすめる会」から
 ・「君が代不起立個人情報保護裁判」から

<北海道>
 ・08年まで「職務命令」「処分」はなかった。
 ・09年3月の卒業式で2名に文書訓告」
 ・北教組事件後、3月、5月、7月に「通知」。
   3月から「実態調査」・「通報制度」(密告制度)。

<東京>
 ・全体状況
 ・解雇・採用拒否
 ・予防訴訟
 ・「君が代」裁判8団体から2つ
 ・「君が代」裁判2個人
 ・藤田裁判 

(2)午前の報告に対する質疑 ではとくに北海道の状況に対する質問が多く出されました。
その中で、「実態調査」(違憲・違法の項目が多数)に対しては多くの職員が「非協力」で抵抗していること、「日・君」強制にたいしても「不起立」などで多くの職員が抵抗していることが報告されました。

(3)討論 
 ①攻撃の状況と闘いの現段階 では、「日・君」強制が教育活動全体への攻撃の突破口になっていることが強調されました。例えば東京では、私物のパソコンは学校には持ち込ませず、「タイムズパソコン?」なるものが配布され、すべての連絡・報告・教材・通知表・書類作成は個々人に配布された市教委・都教委直結のパソコンを通してやる、職員会議は月一回25分のみとなり、パソコンを見て報告を受けるだけ、などということまで報告されました。

 ②訴訟と判決の分析と課題 では、この間相次いでいる「不当判決」にどう対決するかについて、幾つかの論点につき率直な意見の交換が行われました。

 ③今後の全国的な闘いの課題 では、すでに7つの裁判が最高裁にかかっており、今年度中には現在高裁で闘っている7つの裁判(うち一つは昨日敗訴)も最高裁にかかることが濃厚、という現段階での課題として、東京の方から、

  • 文科省、国会議員交渉
  • 最高裁などへの訴訟支援の連携
  • 連絡体制の確立
  • 情報紙(誌)の交換
  • 全国集会など
  • 国連へのカウンターレポーターの取り組み

などの課題が出され、討論されました。

その中では、「タイムズパソコン?」に触れて、次のような意見も出されました。
「これはグローバル化に対応している。パソコンに入力させることでデータベース化され、専門性が解体されていく。授業内容などもパターン化され、やがて『週案』提出の替わりに『ソフト』が渡されるようになるのでは。(教育の国家統制)それに対して若い先生たちがそれほど疑問には思わない。それと日の丸・君が代への無関心がセットで進行している。」

また、大阪の「新勤評反対訴訟団」(来年はじめにも最高裁判決?)にかかわっている参加者からは、来る11月21日(日)または20日(土)に、≪「新勤評」制度の全国化を阻止し、大阪訴訟への不当判決を許さない全国集会(仮称)≫を開くことが報告されました。

学習・交流会中も、また終了後の懇親会でも、参加者の多くからは、「呼んでいただいて嬉しい」「このような会を開いてもらい良かった」「参加してよかった」「今後も全国的な集会を開いてほしい」(11月の大阪の新勤評全国集会が第二弾になるか?)といった感想が出されました。

今回の学習・交流会は、確かに、全国的な「日・君」強制反対闘争の新たな第一歩になったと思います。

主催者の皆さんご苦労様でした。

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以下は<東京「君が代」裁判上告審対策チーム>の取り組みです。
<各界共同アピール> 現在進行中
<最高裁あて署名活動> 10万筆目標
<学校に自由を!10・23集会> 
 10月23日18:15~ 10・23集会 (星陵会館)
 「・・・全国の多くの皆さんの賛同と参加を訴えます」
 (チラシより)
<100万円カンパ活動> 
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私たちの「8・28都教委包囲行動」も近づいてきました。

今回の新宿繁華街デモは、石原・都教委に退場のレッドカードを突きつける賑やかな宣伝・署名活動・デモにしたいと考えています。

当日は、鳴り物・プラカード・ゼッケン・横断幕など持ち寄って下さい。(すでに石川からも、大きな幟を持っての参加の連絡が入っています。)

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『8・28都教委包囲行動』
(主催:都教委包囲首都圏ネットワーク)

<8月28日(土)> 
・14:00~新宿駅周辺(西口とアルタ前)での街頭宣伝と署名活動
・15:00~新宿繁華街デモ
・16:00~都庁第二庁舎前抗議行動(都庁は休みですがやります)

<8月30日(月)>
・15:00~都教委への要請行動(8月28日にも集約します)
(都庁第二庁舎一階ロビー集合です)
(スローガン)
・10・23通達撤回!
・「君が代」処分撤回
・裁判闘争に勝利しよう!
・分限免職を許すな!
・業績評価・成果主義反対!
・主幹・主任教諭制反対!
・石原は即刻辞任しろ!



2010/08/16

積加重処分取消裁判を支援する会 ニュース(第8号)

<E>:職務命令と服務の宣誓(都教委「準備書面(1)」への反論シリーズ⑤)

 都教委「準備書面(1)」は、原告=近藤の不起立が「非違行為」「信用失墜行為」であることを印象づけるためか、各所で次のように述べる。
  都教委の弁: 「自ら、服務の宣誓をし、服務上の義務を負うことを確認している。」(P41) 「服務の宣誓をし、誠実かつ公正に職務を執行することを約 しているにもかかわらず、・・」(P42) 「・・義務の履行により原告の思想・良心の自由が制約されても、それは自らの自由意思によってかかる法律関係 に入った原告にとってやむを得ない制限であり、受忍すべきものである。」(P46)
 憲法・法律の遵守・服務の宣誓は、都教委や校長の「専制」に よる「隷従」を意味しない。「10・23通達」「職務命令」が合憲・合法なのかどうかを審理しているのに、都教委は"黙って従え"という。「日の丸・君が 代」強制の本質みたりということか。ある教育委員は「起立、斉唱の形から入れ」「不起立者というガン細胞を根絶しろ」と言った。教育委員は、選挙で選ばれ た都知事によって任命されている。その意味で都民を代表しているが、日常的なチェックが必要だ。また、職務命令一般を否定するのではなく、「旅行(出張) 命令」は公務災害適用等身分保障の意義もある。そして、06教育基本法では消されたけれど「教育は国民全体に対し直接責任をもって行い」、旭川学テ最高裁 判決では「直接の人格的接触を通して」と教育の本質が規定された。
 違憲・違法な職務命令による一律起立・斉唱という国家忠誠表明を拒否すると共 に、教授の自由により、職務の遂行として不起立・不斉唱を実行し、生徒に多様な行動の可能性や国家・国旗・国歌などを考えるきっかけを提示する必要があ る。不起立時、副校長は、そばまで来て「起立、斉唱を命じ」「現認した」と通告した。これこそ教育実践に対する干渉・妨害である。
 もしも、生徒 が不起立教員に説明を求め自主的な行動をとるならば、丁寧に指導していくことが重要である。それによって国家忠誠表明儀式が一時ストップしても、それは意 義のあることだ。裁かれるべきは強権的な都教委であり、一日も早く強制を停止しなければならない。そのためには、現場の教職員が教育的良心に基づいて不起 立・不斉唱・不伴奏を含む多様な取り組みを進め、広範な市民と共同することである。

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2010/08/09

累積加重処分取消裁判を支援する会 ニュース(第7号)

<D>:皇国思想・軍国主義(都教委「準備書面(1)」への反論シリーズ④)

都教委は「日の丸・君が代」をひたすら暗い過去から切り離そうとしている。だが「日の丸・君が代」は山や川のような自然のものではない。
都 教委の弁: 「現在、日の丸を国旗として、また君が代を国歌として認容する国民の多数の意識は、もとより過去の偏狭な皇国主義、軍国主義に基づくものでは なく、日本国憲法の掲げる平和主義、国民主権の理念に基づき、日の丸、君が代に、その象徴としての役割を期待しているところにあるものであ る。」(P66)
いつの間にか、「日の丸・君が代」が「平和主義、国民主権」の象徴になっている。国旗・国歌法成立時の国会で当時の小渕首相は「君」は天皇のこと「君が代」は日本国のことであるとした。

都教委の弁: 「法律上、日の丸は国旗であり、君が代は国歌であり、そして・・国際社会においても、その歴史的沿革がいかなるものであろうとも、国旗・国歌は尊重されるべきとの共通の認識が存在している」(P65)
「歴史的沿革がいかなるものであろうとも」とは、よく言ったもの。何しろ「日の丸・君が代」も天皇制も引き継いだものだから、都合よく解釈を変えなければならなくなった。
ま ず、都教委は憲法や法律に書かれているから、人間の意識や考えもそうなんだと言う。憲法や法律によって政治制度は変わった。戦前の絶対主義天皇制がそのま ま再登場するのではなく、相似的復活を警告せざるを得ない。戦前の自存自衛・アジア解放の戦争目的と、現在の国益追求・国際貢献の自衛隊派遣は架空のもの ではない。イラクで、ペルシャ湾で「日の丸・君が代」はしっかりその役割を果たしてきた。これからはアメリカとタッグを組んで旗を振るのかも。戦前・戦後 の連続性を支え、触媒となっているのが、戦争責任に対する無反省と教育の国家統制である。「日の丸・君が代」強制、不服従教職員への処分は、都教委がどう 否定しようとも歴史を貫く事実である。
改憲は9条だけがターゲットではない。「教育で日本の歴史や伝統の価値観を教えることを、なんとか憲法に書きこみたい」(2010.5.3第12回公開憲法フォーラムでの櫻井よしこ氏の発言)政権、国民はどこまで許すか。

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2010/08/08

累積加重処分取消裁判を支援する会 ニュース(第6号)

<C>:国際儀礼(プロトコル)(都教委「準備書面(1)」への反論シリーズ③)

  「起立する」は憲法、教育基本法、国旗・国歌法、学習指導要領のどこにも示されていない。そこで持ち出されたのが国際儀礼である。2008年版の学習指導 要領に対する文科省「解説」では「国旗及び国歌の指導については、社会科において、『国旗及び国歌の意義並びにそれらを相互に尊重することが国際的な儀礼 であることを理解させ、それらを尊重する態度を育てるよう配慮すること』としている。」と付け加えられた。やっとのことでリンクさせたが・・・。
 都教委の弁: 「プロトコル(国際儀礼)でも、国旗に正対し、国歌演奏するにあたっては自国他国を問わず、起立することが国際的な慣習であることが示されており、そうした常識を教えるために行う指導である。」(P19)
  都教委が取り上げる外務省外務報道官編集『やさしい国際儀礼』さらには『国際儀礼に関する12章』では、首脳会談やレセプションでの「国際的な慣例」「起 立と注視が原則」とされているに過ぎない。都教委は、起立・斉唱が「慣習」「常識」「予定するところ」と繰り返しているが、学校教育の場での一律起立・斉 唱は決して国際的な常識ではない。ましてや懲戒処分を構えた強制は、日本国東京都教委の「特異技」に過ぎない。国際的にはあちこちで非難と嘲笑の対象に なっているらしい。
 そもそも、国際儀礼(を学ぶ)と強制ほど相反するものはない。外国人児童・生徒にとっては違和感と共に日本国に対する一層の嫌悪を誘引する可能性がある。思想、良心、信仰から「日の丸・君が代」を拒否する者、国家忠誠表明を拒否する者にとっては苦痛でしかないであろう。
  国際儀礼は、自国の国旗や国歌への自由で寛容ある対応によってこそ醸成されるものである。われわれが国際的に儀礼を払われるには何が必要なのだろうか。戦 後65年になってもまともな戦争責任を果たさない日本国と日本人に、謝罪と賠償を要求する戦争被害者が共通して望んでいるのは「再び残虐な侵略行為を繰り 返さないための日本の次世代への教育」である。
 もしも、多くの戦争被害者にとって悪夢を呼び起こすであろう「日の丸・君が代」の強制を、日本の教職員が受忍するようなことがあったらそれこそ国際的信用を失う。都教委は「日の丸・君が代」が変わったというのだが・・。
 この点は次回に展開する。

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2010/08/07

法廷カレンダー

法廷カレンダー、2010年8~9月を更新しました。

法廷カレンダー
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2010/08/03

累積加重処分取消裁判を支援する会 ニュース(第5号)

<B>:学習指導要領 (都教委「準備書面(1)」への反論シリーズ②)

 都教委の弁: 「起立斉唱することが前述の学習指導要領の主旨を逸脱するような『一方的な一定の理論や観念』を生徒に教えることを意味しあるいは強制するものとは到底言えない。」(P30)
 学テ最高裁判決を十分に意識しているが、教職員に懲戒処分を構えて一律起立・斉唱の職務命令を発することが、どうして「強制」ではないのか。学習指導要領には「起立」とはどこにも提示されていない。
 そして、たびたび持ち出してくるのが<文部科学省「学習指導要領解説」>の「日本人としての自覚を養い、国を愛する心を育てる」という主旨である。ここでは、日本人ではない者や、国に対して様々な考えをもつ者は視野に入っていない。
  都教委は、この文書の中で少なくとも4カ所「範を示すべき教職員」(P14/21/30/69)と述べている。一律起立・斉唱という国家忠誠表明を生徒の 前で行うことが「範を示す」ことだというわけである。起立・斉唱に対する行為は、強制を受忍するかどうかという教育的良心、何をどう教えるのかという教育 の自由の問題である。都教委は児童・生徒には強制していないと言いながら、教職員に「範を示せ」と命令している。その意図は明白だ。

 都教委の弁: 「『指導する』とあるのは、儀式的行事も児童・生徒への指導の場面でもあるので、その旨も明示したものである。」(P30)
 もちろん「儀式的行事」は公務であり、教員の教授の自由を発揮して生徒の自由な学習を保障しなければならない。この教授の自由を抑圧しているのが一律起立・斉唱を強制する「10.23通達」であり、「職務命令」である。
 教員がこの抑圧された中でも教授の自由を発揮して公務を遂行しようとするならば、それは不起立・不斉唱・不伴奏によって強制を拒否し、児童・生徒に多様な考えや行動があることを提示することである。範を示すとはこのことであろう。
 本質的には児童・生徒に対する教化・強制がはかられていることを考えるならば、教職員個人の思想・良心の自由に対する直接的侵害を回避するとしても、休暇や場外退出・場外勤務は、問題を解決する方策ではない。

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