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2010/09/28

大嶽業績評価裁判第一回控訴審

渡部です。

5月13日、東京地裁で≪業績評価裁判≫世田谷区立三浦健康学園に勤務していた大嶽昇一さんが2004年度の定期評価で「(2」とされたことに納得いかないとして闘われていた裁判)の勝利判決が出されました。
それに対し、都と世田谷区は控訴し、8月6日には「控訴理由書」が提出され、本日(9月27日)、第一回の控訴審が開かれました。

ここでは書面の確認と次回期日(12月20日(月)13:20~)が決定されただけでしたが、報告会で、・「控訴理由書」 ・「世田谷区が提出した5つの陳述書」についての説明があり、その場で、≪控訴人の主張の概略≫という資料が配布されました。

以下簡単にその内容を紹介します。(少し長くなります)

①東京都の控訴理由について・・裁判所は、・・事実関係の把握が不十分であると推認するにとどまり、裁量権の範囲を超えるほど、「全く事実の基礎を欠くか又は社会観念上著しく妥当を欠く」とまでは断定していないから、本件処置要求(*)を棄却した人事委員会の判定に違法はない。
(*)大嶽さんは、裁判を起す前に都人事委員会にC判定による昇給延伸は不当として措置要求を出していましたが、棄却判定を受けました。

そもそも、措置要求における手続きは、司法手続きに準ずるものというより、あっせん・仲介の性質をもつものだから、職権主義と裁量によるところが大きく、訴訟手続におけるような厳密な証拠調べをする必要はない。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ここに見られるのは、人事委員会が裁量権の範囲を拡大解釈し、「職権主義」なる言葉まで持ち出していること、また、「厳密な証拠調べをする必要はない」とまで述べ、全面的に都側の立場に立っていることです。大阪地検の例ではないですが、人事委員会自らいかにいい加減な判定を下しているかを自白しているようなものです。

②世田谷区の控訴理由
(1)評価は・・評価権者の専門的見地からする裁量に任されている。しかし、原審判決の審理方法には、このような評価権者に認められた裁量に対して、三権分立の原則にそぐわない違法な介入・侵害(「実体的判断代置方式」)があり、誤まっている。また、裁量権の逸脱・濫用の有無についての立証責任は大嶽氏側にあるにもかかわらず、根拠なく世田谷区に負わせている。
(2)原審判決は、大嶽氏がつくりあげた「虚構」を真実にしてしまっており、社会正義の実現、真実追求等という観点から容認できない。(つまり、第一次(副園長)、二次(園長)の評価が正しいと言っています)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(1)では、
  裁判所の審理方法を、「三権分立の原則にそぐわない違法な介入・侵害があり、誤まっている」として批判しています。また、裁量権の逸脱などの立証責任は大嶽氏にあるとして、違法性はないと強弁しています。しかし、裁判所が、「裁量権」に関する訴訟を審理するのは当然であり、それを三権分立の原則にそぐわないというのは全くの暴論です。それでは、「裁量権」があれば何でもできることになるでしょう。これでは職場は実質的な無法地帯です。
(2)では、
  大嶽氏がつくりあげた「虚構」、と言っていますが、裁判では大嶽さんは、具体的な証拠を上げているのです。でなければ、誰も裁判に訴えることなどしないでしょう。だから、ここでいう「虚構」という評価については、今後の審理で大嶽さん側から、さらに具体的な証拠や陳述が出され、反論されるでしょう。

③世田谷区jが証拠として出した5つの陳述書
 これは、以下の人々が出しています。
 <当時の副園長>
 <当時の園長>
 <当時の寮長>
 <当時の非常勤看護師>
 <当時の事務>

その中の<当時の園長>の陳述書に対しては、≪控訴人の主張の概略≫に次のように述べられています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一審での陳述が各評価にかかわる事実に即して述べていたのとは違って、「背景を加味する」と称して、平成16年度の単年度評価であるべき業績評価の基本ルールを逸脱して、三浦健康学園における5年間の大嶽氏との関わりの全ての中から大嶽氏の否定的な評価につながるエピソードだけを一面的に書き連ねることで、いびつな大嶽氏像を描き上げ、裁判所に予断と偏見を与えることを意図した極めて悪質な陳述。自己の主観的な「教育論」を振りかざして大嶽氏を一刀両断し、そのやり方は大嶽氏に対する人格的な誹謗中傷に満ちている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
要するに彼らは闇雲に反撃に出てきています。

大嶽さんは報告会で、「業績評価が入る前の職場は明るかった。しかし今は全く違ってしまった。」と述べていましたが、5つの陳述書に見られる人格否定的なまでの個人攻撃、誹謗中傷などを見ると、業績評価が、いかに職場をダメにし、また人間をつまらなく、醜くしていくのかが分かります。

  大嶽さんを支援する<岬の会>
  ブログ   http://misaki2010kai.blog58.fc2.com/



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