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2010年10月

2010/10/25

11.28世取山洋介さん講演会

F201011281

「君が代」不起立・不伴奏教員を処分する10 ・23通達発出から7年が過ぎました。子どもの教育を保証する目的ではなく、「おかしいことにノーと言う教員を排除する」ことを目的とした通達そのものが違法であることはいうまでもありませんが、10・23通達を境に、「君が代」処分を現場に強行することで、上司からの指示・命令が大手を振るようになってしまいました。東京の学校はいまや、「教師と子どもとの直接の人格的接触」に基づく教育が極めて困難な場となり、真実や人権を学ぶ場から後退していくばかりとなってしまっています。
――こうした今、教員は、そして、市民や保護者は何をしていったらいいのでしょう――。
教員に「君が代」不起立・不伴奏を認めないことで、生じる子どもへの不利益は?
教員が起立・伴奏を拒否することで、もたらす教育的意味は?
これらの問題について、「日の丸・君が代」処分撤回を求めるいくつもの裁判で意見書を出し、理論構築をしてくださっている世取山洋介さんにお話を伺います。
ご一緒に考えませんか。

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法廷カレンダー、2010年10~11月を更新しました。

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2010/10/20

口頭弁論の報告

累積加重処分取消裁判 原告 近藤順一
 注目された口頭弁論の報告を送ります。

■10月18日(月)、東京の義務制の処分撤回の米山裁判がありました。この日は証人尋問で、一人は東京教組前委員長の谷口さんが、定年退職後の非常勤教員採用問題についてを、米山さん本人がなぜ「日の丸・君が代」不起立なのかを証言しました。弁護側、都教委側それぞれ1時間でした。

◆傍聴記 
▼谷口さんの証言
★ 谷口前東京教組委員長は、2007年、自ら都側との交渉にあたった経験を証言した。再雇用制度は実態的に非常勤教員制度へと継承されたこと、応募すればほとんど採用されていること、自身もスト指導により停職2日の不当処分、実質的な職務命令違反での処分を受けているが、非常勤教員に採用されていることを証言した。この点からも米山さんの合格取消の不当性を述べた。

★都教委代理人の反対尋問では、交渉過程の枝葉末節をあげつらったが、谷口さんの明確な証言により、退職教員の再雇用・生活保障、そして学校のきめ細かい運営・指導を保障する非常勤教員制度の成立の本質がより鮮明になった。
 また「日の丸・君が代での不採用・採用取消はすでにあった」とか、谷口さんの処分は18年以上前の処分とかと言って、米山さんの処分とは違うように印象づけようと作為的尋問をしたがほとんど無力。

▼米山さんの証言
★原告本人への証人尋問に移った。米山さんは、自らの反戦思想の形成過程を具体的な経験から明確に証言した。特に「はじめて、学習指導要領に日の丸・君が代が記された頃、勤務校の校長が自分の戦時体験として、中国戦線での惨殺を語った。」「その校長の告白に教員達がしーんと静まりかえった。」という証言は、職員会議で校長も含めて真剣な論議をしていた学校の情況をリアルによみがえらせた。そして、教育の統制、日の丸・君が代の強制こそが、戦前・戦中・戦後を貫く、戦争への道であることを証言した。20年以上にわたる一貫した不起立は、自分の思想・良心からも、児童への指導や保護者への対応からもゆずれないものだったことが語られた。

また、根津公子さんが見せしめ的に分限解雇されようとしているとき、たとえ、迫りくる不当懲戒処分、労働現場から引き離される不当な採用取り消しが予測されても、一緒に不起立・不斉唱を貫徹しようと思ったということが表明された。

★都教委代理人の反対尋問では、「若い教員に何を話したのか。」「起立したくなかったということか。」「懲戒免職を止める運動のために不起立したのか。」「着席は来賓・保護者に認識されたか。」等、不起立者を「扇動者」として印象づけようとした。

★これに対して、米山さんは、都教委による強制と処分、教育の破壊を阻止する道は不起立しかなかったこと、自ら断固とした行動をとり、現場の教員にも不起立を呼びかけたり、根津さんたちと記者会見も行ったことを堂々と陳述した。
 米山さんの不起立は、消極的に目立たないように行ったものではなく、公然としたものなのである。



2010/10/08

累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第13号)

本日は傍聴、ありがとうございます。

 第3回口頭弁論にお越し頂きありがとうございます。原告(近藤)、被告(都教委)の主張、証人の予定も出そろい、いよいよ本格的な論争が行われることになります。まもなく原告本人、証人尋問が行われるでしょう。改めて簡潔に原告としての主要な論点を提示します。
1,「日の丸・君が代」の強制に反対する思想・良心の核心は、これまで培ってきた反戦平和である。アジア・太平洋戦争への反省はもちろん、現在の日本国自衛隊は世界でも有数の軍事力を保有し、世界最強の大量破壊・殺傷力を持つアメリカ軍と軍事同盟を結びその基地が置かれ、軍国日本の状況を呈している。また、" 国破れて国体あり"が戦後日本の出発であり、1999年以来「君が代」の「君」は天皇であるというのが政府の公式見解であり、都教委による「日の丸・君が代」強制こそ皇国思想推進を如実に示している。
 
2,不起立・不斉唱は都教委が進める一斉起立・斉唱の強制に対する拒否であると同時に、教授の自由に基づいて生徒に多様な考え多様な行動を示す教育実践であり公務の遂行であった。「日の丸」にではなく、生徒に正対して行った不起立・不斉唱は生徒をはじめ多くの参列者が確認できたと思う。
 
3,2003年「10・23通達」以来7年間の事態は、延べ430名の処分に示されるように戦後教育史上突出した、教育の自由に対する大弾圧事件であり、学校現場の児童・生徒及び教職員へ深刻な影響を及ぼしている。この間の教育基本法の改訂はそれを象徴し、新学校教育関連法、新学習指導要領、新教科書となって実働化されようとしている。
 「日の丸・君が代」強制体制ともいえるこの情況を止め自由な学校を取り戻すため、裁判所には憲法判断を求める。
 
4,裁判を含む強制・処分反対運動は、学校現場の教職員の不服従の闘いが基本であり、不起立・不斉唱・不伴奏を含む多様な取り組みを進め、市民と広範につながることを訴える。広範な市民こそが都教委を追いつめられる。


 第4回口頭弁論 (12)月(2)日(木)(16:30~)

ニュースへのリンク



2010/10/02

累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第12号)

展示―「日の丸・君が代」強制との闘い
(累積加重処分取消裁判―報告)

日時/ 10月3日(日) 10:00~19:00
場所/ 八王子労政会館第1会議室(2F)
京王八王子駅5分・JR八王子駅10分)
文化祭協力券(一般1000円・学生500円)
*当日全てのイベントの共通券です。

第13回八王子平和文化祭の展示部門で上記の展示を行います。お近くの方、ふらりと見に来てください。この日は各種展示の他、ホールでは「絹の道合唱団」「琉球古典舞踊」「アニメ『ウミガメと少年』」「砕かれた花たちへのレクイエム」等のイベントや和室では「お点前」も行われます。

 

Photo

 

* 民事19部、注目の青野裁判長です。傍聴にご協力ください。

累積加重処分取消裁判 第3回口頭弁論
10月7日(木)16:30~
東京地裁 527号 (地下鉄 霞ヶ関駅1番出口)

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