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2010/10/20

口頭弁論の報告

累積加重処分取消裁判 原告 近藤順一
 注目された口頭弁論の報告を送ります。

■10月18日(月)、東京の義務制の処分撤回の米山裁判がありました。この日は証人尋問で、一人は東京教組前委員長の谷口さんが、定年退職後の非常勤教員採用問題についてを、米山さん本人がなぜ「日の丸・君が代」不起立なのかを証言しました。弁護側、都教委側それぞれ1時間でした。

◆傍聴記 
▼谷口さんの証言
★ 谷口前東京教組委員長は、2007年、自ら都側との交渉にあたった経験を証言した。再雇用制度は実態的に非常勤教員制度へと継承されたこと、応募すればほとんど採用されていること、自身もスト指導により停職2日の不当処分、実質的な職務命令違反での処分を受けているが、非常勤教員に採用されていることを証言した。この点からも米山さんの合格取消の不当性を述べた。

★都教委代理人の反対尋問では、交渉過程の枝葉末節をあげつらったが、谷口さんの明確な証言により、退職教員の再雇用・生活保障、そして学校のきめ細かい運営・指導を保障する非常勤教員制度の成立の本質がより鮮明になった。
 また「日の丸・君が代での不採用・採用取消はすでにあった」とか、谷口さんの処分は18年以上前の処分とかと言って、米山さんの処分とは違うように印象づけようと作為的尋問をしたがほとんど無力。

▼米山さんの証言
★原告本人への証人尋問に移った。米山さんは、自らの反戦思想の形成過程を具体的な経験から明確に証言した。特に「はじめて、学習指導要領に日の丸・君が代が記された頃、勤務校の校長が自分の戦時体験として、中国戦線での惨殺を語った。」「その校長の告白に教員達がしーんと静まりかえった。」という証言は、職員会議で校長も含めて真剣な論議をしていた学校の情況をリアルによみがえらせた。そして、教育の統制、日の丸・君が代の強制こそが、戦前・戦中・戦後を貫く、戦争への道であることを証言した。20年以上にわたる一貫した不起立は、自分の思想・良心からも、児童への指導や保護者への対応からもゆずれないものだったことが語られた。

また、根津公子さんが見せしめ的に分限解雇されようとしているとき、たとえ、迫りくる不当懲戒処分、労働現場から引き離される不当な採用取り消しが予測されても、一緒に不起立・不斉唱を貫徹しようと思ったということが表明された。

★都教委代理人の反対尋問では、「若い教員に何を話したのか。」「起立したくなかったということか。」「懲戒免職を止める運動のために不起立したのか。」「着席は来賓・保護者に認識されたか。」等、不起立者を「扇動者」として印象づけようとした。

★これに対して、米山さんは、都教委による強制と処分、教育の破壊を阻止する道は不起立しかなかったこと、自ら断固とした行動をとり、現場の教員にも不起立を呼びかけたり、根津さんたちと記者会見も行ったことを堂々と陳述した。
 米山さんの不起立は、消極的に目立たないように行ったものではなく、公然としたものなのである。



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