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2010/11/12

渡部です。

本日(11月11日)、東京高裁で、千葉県立高校の女性教員(Sさん)が校長によるパワハラを訴えた控訴審の判決があり、「棄却」でした。

パワハラの一例として、次のようなことがありました。

組合の新聞(2006年12月6日)で、当時の内閣総理大臣・安倍晋三を敬称を付すことなく「安倍」と表記し、「本来なら問題が明らかになった時点で安倍は免職である」と書いたところ、K校長の申し入れにより、<校長及・教頭>対<分会長・S控訴人>とで話し合いがもたれました。席上、校長は時の首相を呼び捨てにするなど政治色の濃い分会新聞では配布を容認することが困難になるとの見解をしめしました。

これに対しSさんは、豊臣秀吉に「さん」をつける人はいない、「安倍」もこれと同様である等と述べ、校長と対立しました。(その後安倍は首相の地位を投げ出し、多くの国民はその無責任さに呆れ、怒った)

その話し合いが終わる段階で校長は、Sさんに対して、「あんたなんか、取るんじゃなかった」と発言しました。

この件について判決文では次のように述べられています。

・・「控訴人を本件高校に異動させるのではなかったな。」という趣旨の発言であると容易に理解することができ、控訴人自身もそのような趣旨と理解したものと認められる。そして、この発言は、控訴人に対する否定的な評価の表明であり、控訴人の自尊心や名誉感情を傷つけるものといえる。

このような発言内容、K校長の立場および控訴人との職務上の関係に照らせば、上記発言は、極めて不用意な発言であり、相当性を欠くものといわざるを得ない。

しかしながら、K校長ら管理職は、・・・控訴人らが管理職側の問題意識を理解しようとしないことに苛立ったK校長が思わず口走ったものであり、控訴人の自尊心や名誉感情を害する確定的な意図や目的をもってなされたとまで認めることは困難である。」

そして、K校長は翌日抗議を受け謝罪しているから、「損害培養をもって償うべきほどに控訴人の人格的利益を侵害する違法な行為であるとまでは断定するには至らない」と結論付けています。

つまり、一方では校長が悪かったと認めながら、他方では、いろいろ理由をつけて、違法とまでは言えないと言っているのです。パワハラには極めて甘い判決と言わざるを得ません。これではパワハラはなくなりません。

控訴人は納得できないとして上告することになりました。

どのような結果になるにせよ、この裁判は、パワハラされたら黙ってはいない、と声をあげたところ大きな意義があります。

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ところで、本日の朝日新聞に、千葉県の森田県知事の肝いりで、2013年度めどに、県立高校で「道徳」が必修になると報道されました。しかし、森田といえば、知事選にあたり、自民党でありながら大々的に「完全無所属」と名乗って当選した「大ウソつき」者です。「大ウソつき」者が「道徳」を推進する。これこそ悪い冗談・茶番に外なりません。



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