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2011年2月

2011/02/28

2.28都庁前情宣

2011年2月28日、都庁前情宣のちらしです。

f20110228のダウンロード



2月立川駅頭情宣ちらし

2011年2月の立川駅頭情宣ちらしです。

f20110203のダウンロード



2011/02/27

2 月 18 日(金)、立川不起立情宣活動

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この日は常連の方からあらかじめ都合がつかない旨の連絡があったので参加者数を危惧していたのですが、いえいえ予想以上の9名のみなさんが集まった。   
  今期初の立川二中卒業生が「根津先生!」と声をかけてきた。   
  八王子の元教師、根津さんの仲間の方も声をかけてきた。   
  それだけじゃなく、これは傾向的にそうなのですが10代の人たちが署名に応じ、意見を述べるということが増えていますね。



2011年春の闘い(7)

渡部です。

一週間後(3月5~6日)、朝鮮高校の卒業式があります。それを前に本日(2月26日)、≪朝鮮学校への「無償化」即時適用を求める大集会≫(主催:「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会)が、東京・代々木公園野外ステージで開かれました。、

集会には、朝鮮高校の生徒・保護者をはじめ1500人が集まり、賛同団体は324団体、会場カンパは40万円を超えました。

集会では、この間の日本政府の対応について、<主催者>、<朝鮮高校3年生>、<卒業生>、<日本の大学生>、<全国朝鮮学校校長会会長>、<オモニ・アボジ代表>、<在日弁護士>、<朝鮮高校生の「詩集」紹介>、<愛知、三重、福岡からの参加者>、<平和フォーラム>、<北教組、広教組>、などから大きな怒りの声が次々に上げられました。

福岡から参加された発言者は、「菅首相は、北方領土の件でロシアに対し『許しがたい暴挙だ』と述べたが、ほぼ決まりつつあった朝鮮高校への無償化手続きを、菅首相が「停止」させたことこそ、『許しがたい暴挙だ』」と述べました。

以下、①朝鮮高校3年生の発言、②朝鮮高校生が集会で読み上げた「詩」、を紹介します。

①朝鮮高校3年生の発言
 あと一週間で卒業です。しかし胸に引っかかるものがあります。
 未だに「無償化」が実施されないことです。 
 この問題でこの間、自分たちはどれだけ時間が削られてきたことか。
 好きな部活の時間も削り、休みの日も、署名活動や宣伝活動をしなければならなかった。

 しかし、この間、これは単なる<お金>の問題ではない、<権利>の問題だということに気づいた。
 何故、朝鮮人だけが<権利>から排除されるのか。
 これは朝鮮民族に対する明らかな差別だ。

 去年、5000人の署名を文科省に提出した。
 それから1年経つ。この間10万人の署名を集めた。
 しかし、未だに「適用」されない。
 深い悲しみと、激しい憤りを感じる。
 8月末にはほぼ決まりそうだった。
 しかし、11月になって「政治問題」と絡められて
 プロセスはストップした。
 日本政府の態度が様々な差別を生む。

 権利獲得の一年間、日本の同胞の方々の支援に感謝。
 これからも、自分たちの力で解決するために闘う。
 ご理解とご協力を。

②朝鮮高校生が集会で読み上げた「詩」(この間の闘いの中で生まれた『詩集』からです)

≪私たちにあるもの≫

私たちにあるものは 悲しくつらい過去である
私たちにないものは 楽しく明るい過去である

私たちにあるものは ないはずの差別である
私たちにないものは あるはずの権利である

私たちにあるものは 明るく眩しい未来である
私たちにないものは 暗く進めない未来である

≪民族≫

彼は中国人です
彼女はイギリス人です
私は朝鮮人です

彼は中国で中国の歴史を学び
彼女はイギリスでイギリスの歴史を学び
私は日本で朝鮮の歴史を学びます

彼は中国で自尊心を持って生き
彼女はイギリスで誇り高く生き
私は日本で一生懸命生きます
この世界には色々な人がいます
でも誰一人として
生きる価値がない人はいません

生きるとは学ぶということ
学ぶことを許されない人が
この世にはいません
学びたい
この願いが叶うことを
心から祈ります

≪ウリ(私たちの)ハッキョ(学校)≫

黒板に写し出される朝鮮語
音楽室に並べられているチャンゴとプッ
サッカー部が着ている赤いユニホーム
これはみんなウリハッキョの風景

毎日楽しく通う学校
朝鮮学校でしか学べない民族の誇り
学校があるから私たちがいる
私たちがいるから民族が輝く

明るい朝鮮語が響き渡るウリハッキョ
いつまでも在り続きますように



2011/02/26

2011年春の闘い(6)

渡部です。 

本日(2月24日)、夜、『★レイバーネットTV・教育特番★ 窒息寸前! 東京の学校・なう』の生番組がありました。

出演者は、

片山 薫(市議)
青木茂雄(元都立高校教員)
ジョニーH(元市立中学校教員)
根津公子(都立特別支援学校教員)
田中真弓(市立小学校教員)
 K    (都立高校教員)
辻谷博子(大阪府立高校教員)
渡部秀清(千葉県立高校教員)、

キャスターは、土屋トカチ 秋元千枝、でした。

もし、生放送を見られなかった方はアーカイブ(録画)でも視聴できます。
こちらでどうぞ。  http://www.labornetjp.org/tv

番組では、まず東京における「日の丸・君が代」強制の実態だけではなく東京の教育の実態が赤裸々に報告されました。
その中でも、特に「タイムス」というコンピューターシステムによる教員管理が話題になりました。

これについては、番組中もツイッターで「驚いた」などいくつか意見が寄せられました。
(詳しくは、上のアドレスにアクセスして下さい)まさに現代版「モダンタイムス」だとの声が上がりました。

そして、それぞれ、この状態を解決するための考えを述べ合いました。
これは、是非、実際にご覧下さい。

次に、ジョニーHさんの『教育なう2011』という、石原、橋下、森田知事らを批判する愉快なライブがありました。

後半では、まず大阪の①「日の丸・君が代」強制の実態と②「新勤評」反対闘争の実態が報告されました。
①では、この2月高校生たちが、永井愛さん作『君が代を歌わせたい男たち』という劇を上演し、成功したことも紹介されました。
②では、現在オンラインでの署名に取り組んでいることが紹介されました。
以下のところにアクセスして下さい。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~kinpyo-saiban/index.html
(この間の状況を書いたニュースや、署名の趣旨もあります。署名は3月上旬までの限られた期間です。)

次に、北海道の状況について、北海道の方が都合がつかず参加できませんでしたので、私が報告しました。中身は、
①「情報提供制度」(密告制度)と
②「日の丸・君が代」強制の実態についてです。
密告制度は明らかな憲法違反であり、また、卒業式は、教委や校長にとっては、卒業生たちや保護者を祝う場ではなく「君が代」=「天皇制賛美の歌」をいかに強制するかに、全力を尽くす場と成り果てているのです。

終了後の反省会は大いに盛り上がりました。
レイバーネットの松原さんは、「私たちは新しい伝達手段として、電子ビラを得たようなものだ」と述べていました。
まさにその通りだと思います。
録画も見られますから、是非あちこちで、周りに宣伝して下さい

なお、この間、私のところに以下のようなメールも届いていました。
「業績評価」が<パワハラ>と<密告>の温床になっているというものです。
時間の関係で、番組中紹介できませんでしたので、ここで紹介させていただきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
教員1名が管理職(校長・副校長)と差し向かいになって行われる自己申告の面接は、パワーハラスメントと密告の温床になっています。

少なくとも、私の勤務する学校ではそういう状態で、今年度、心身ともに体調を崩し、思うように働けない状態の私に対してモラルハラスメントを繰り返すある同僚は、自己申告の最終報告書をタイムスで作成しながら、聞こえよがしに、私が十分に動けないせいで、自分が立てた目標が達成できなかったと言い立てることまでありました。

職場には、自己申告の場以外でも、何かというと管理職にご注進する同僚が複数いて、始終監視されているような毎日です。



2011/02/25

2011年春の闘い(5)

渡部です。 

2月21日の東京地裁での<「君が代」不起立再雇用拒否第二次裁判>原告陳述の続きです。(残り二人の方)

<Sさん>
・・私は中学校入学と同時に剣道を習いはじめ、今日に至っております。
そのため試合で掲げる「日の丸」や奏でる「君が代」には、その歴史的経緯を知りつつも、あまり抵抗なく受け入れてきました。
しかし、「10・23通達」による強制的掲揚・斉唱にはどうしても、従うことができませんでした。
というのも、それまでの自己の在り方を考えたおり、この通達に「異議申し立て」することが、教員としての私の責務であると感じたからです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
遠藤周作の『沈黙』ではありませんが、権力に弾圧されたときに、神は「棄教」や「転向」を許すかもしれません。
同様に、生徒は「内心の自由」をないがしろにする、私の愚かな行為を許してくれたかもしれません。
しかし、生徒は、私の行為を許したとしても、私が授業で教えてきた知識は、疑い、否定するでしょう。
「知識なんて、そんなものだ」。私は、それを一番怖れました。
「知の力」を信じなくなる、それこそ、学問や教育の否定につながりかねません。
そうなれば学校教育はなりたたないでしょう。
・・・・
学問や知識は、人間を救い、世の中をよりよくするものだと思います。
そのためにこそ、学問や知識があるはずです。
そして時には、人間を勇気づけます。
私はその学問の力、「学問救世」を信じたいと思います。
「学問救世」とは、私が教員になるとともに今日まで勉強し続けてきた柳田国男のことばです。
日本の伝統文化を重視した民俗学者です。
その柳田は、学問こそが、自分を高め、世の中をよくする原動力だというのです。

学問を伝達する場が学校です。
私は、司法が重視する「正義」の実現のためにも学問が基礎だと思っております。
学問や教育をなおざりにしないために、私は卒業式で「10・23通達」に反して「不起立」を貫いた、
いまはそう思います。

<Iさん>
・・・・
歌の「力」は、詩に詠み込まれた内容を、情感に直接訴えることにその特徴があると考えられます。
一緒に歌を唱うことによって、人それぞれの異なった日常は背景に隠され、一体感を生み出すことが可能になるのではないでしょうか。・・

しかし、この大きな力には、その裏に、「個性の抑圧」という危険性が伴われていることにも気づかされます。
理性を超えた地点での連帯を強要するのです。・・・私は小さいけれどたった一つの「自分」を失うことを恐れています。
そのために、「自分」の判断を含まない行為は避けるべきであると考えています。
「国歌斉唱」を強制されることは「自己」を「無」にするべきだといわれているように思えるのです。

始業式などで行う校歌斉唱においてさえも「強制」にならぬよう、生徒一人ひとりの事情に気を遣ってきました。
宗教的な教義によって校旗に向かって起立し、校歌を斉唱することに抵抗を覚える生徒には「無理をしなくていいんですよ」と事前に伝えたりしていました。
まして、卒業式などで「強制的」に、「君が代」という「国歌」を一斉に唱わせることは、「個人の尊厳」を言い、「個性をのばす」という「教育の本質」にそぐわないことは言うまでもありません。
「個人」である前に「日本人」であれと、有無を言わせず強制的に国家に従わせようとする意図が見て取れます。

さらに、学校に勤めている私たちが、生徒を強制的に国家に従わせていく行為に荷担せざるを得ない=道理のとおらない職務命令に従わざるを得ない=とすれば、それは私自身が生徒の「自由」と「個性」を奪う行為をすることに他なりません。
私は信念を貫く自由を奪われると同時に、生徒の自由をも奪うという二重の矛盾を抱えることになります。
許せない、と同時に許されないことではないでしょうか。

(2003年度)
卒業式当日、意に反して国歌斉唱時に起立しました。
自らの「思い(信念)」と「行為」との矛盾を冒さなければならない、という心の「葛藤」は思いもよらない結果を私の身体にあたえました。
2月の中旬から不整脈が生じ始め、3月中旬から下旬にかけてはなはだしくなり、その後もしばらく不安・不快な状態が続きました。
自らの信念と異なる行為を選択することが、このような形で身体を蝕むということをはじめて経験しました。

翌年、2004年度の卒業式の職務命令には、前年には書かれていなかった、生徒への「国歌斉唱」の指導が明瞭に書かれていました。
このようにして、少しづつ都教委による学校の支配という事態が拡大していくのだ、と改めて気づかされました。
私には前年のような迷いはもう生じませんでした。
「国歌斉唱」の「強制」には従えない、拒否するべきだという信念に従い、卒業式当日は『君が代』斉唱時に着席したまま下を向いていました。
そのために教員生活で初めての戒告処分を受け、さらに2007年度、退職後の嘱託員にも採用されないことになりました。
私は職場から排除されてしまったのです。

<次回>は、4月25日(月)15:00~ 103号
また、原告の陳述があります。



2011年春の闘い(4)

渡部です。 

昨日(2月21日)、東京地裁で<「君が代」不起立再雇用拒否第二次裁判>第六回審理がありました。

この裁判ではこれまで、弁護士の弁論とともに、「原告の意見陳述」を重視して闘われてきました。

以下は、これまで意見陳述した原告の人数です。

  • 第一回(2009、12、21)ー3人
  • 第二回(2010、3、15)-3人
  • 第三回(2010、6、24)-2人
  • 第四回(2010、9、30)-3人
  • 第五回(2010、12、13)-3人
  • 第六回(2011、2、21)-3人(計17人)

いつも思うことですが、ここには「生きた教師論・教育論」があるということです。 

本日は、今回の<Mさん>の陳述を紹介します。
(一部略しました)

・・・・・・・
私は中学・高校・大学と体操競技に打ち込み、卒業後も大学助手として選手生活を送りました。
日夜練習に励んだ甲斐があって念願の全日本代表選手に選ばれました。
その時から、胸に「日の丸」をつけてオリンピックに出場することが私の人生の目標となりました。
「体操ニッポン」の強豪がひしめく中で外国遠征をしたこともありました。
しかし、不本意ながらケガに悩まされ選手生活を断念するしかありませんでした。
人生の進路を大きく転換せざるをえなくなった私は、父が教員だったこともあり、それまでの生き方に区切りをつけて都立高校の教員になる決意をしました。
オリンピック選手への道は断念したとは言え、「日の丸」を背負って世界の舞台に立とうとしていたことが、私の誇りであることに変わりはありませんでした。

その私が、生徒たちに大きな影響を及ぼしかねない教育という場で、あえて国歌斉唱時に立たないという決意をしました。
そう決意したのは、私の初任校である北豊島工業高校という都立高校での体験であり、そこで培われた教育観が大きいのではないかと思います。

・・北豊島工業高校は、教職員が実におおらかな姿勢で生徒に対応していました。
・・男子が多く多少荒っぽいところもありましたが、管理主義的に上から押さえつけるのではなく、根気強く生徒と話し合い、納得させるという指導をしていました。
鑑別所に入れられた生徒に対しても足を運び家族と一緒になって生徒を支える、そのような指導を行ってきました。
・・・・・・・・・・・・・
また、初めて担任を持ち、修学旅行で広島を訪れ原爆資料館を見学し、生徒がそうであったように教員の私も強い衝撃を受けました。
今思えば恥ずかしいことですが、それまでの私は政治や社会の問題に全く無頓着でした。
・・・・・・・・・・・・・・
ヒットラーのナチスがドイツの国威発揚を意図してベルリンオリンピックを開催したことは有名な話ですが、私はこの頃、平和の祭典であるべきオリンピックが、政治に利用されるという側面があることを書物に触れる中で知りました。
大学時代、無自覚に「日の丸」を背負い、誇りに思っていた私はその自分に顔から火の出るような思いにとらわれました。
もちろん、自然発生的に自国の選手を応援する・・そういう自然発生的な「愛国心」というようなものは否定されるべきものではありません。
しかし、「愛国心」は強制されるものではなく、上から強制することは正しいとは思えません。
日本の過去の侵略戦争やヒトラーの侵略戦争の歴史から、私たちは最低限そのことを学ばなければいけないと思います。

・・私は武道が必修となったとき、
宗教上の理由で「授業に出られない」と訴えてきた生徒に別メニューでの課題を与えたりレポートを作成させることで単位を認定しました。
だから、「10・23通達」を目にしたとき、言いようのないものが腹の底から涌き上がってきました。
「愛国心は強制されるべきものではない」と。

・・・私が起立をしなかったのは、「10・23通達」及び都教委の指導が、過去の戦争経験から愛国心は強制してはならないという私の信条に反し、これを強制するものであり、かつ、生徒に対する教育の自由を完全に奪うものであったからです。

最後に「10・23通達」を契機にして、自由と民主主義を伝統とする都立高校の職場の雰囲気が破壊されてきています。
私はそのことに大きな危機感を抱いていることを、声を大にして訴えたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・
その職場を一気に破壊したのが「10・23通達」であり、石原都知事、横山教育長らによる教育行政でした。
東京の教育目標から「憲法と教育基本法に基づく教育」が削除され、都立高校はかつてのエリート校を創るべく、能力主義的なピラミッド型に再編されました。
職場は校長のリーダーシップの確立の名の下、民間企業の手法が最善とばかりに進学指導重点校では「○○大学合格者何名達成」、学力指導困難校では「遅刻者ゼロ達成」など数値目標を達成することだけが学校の経営方針とされ、それに異を唱える教員は戦力外教員として他の学校に異動を余儀なくされるのです。

私はこの書面を書くにあたって、2005年3月28日に放映されたNHKの「クローズアップ現代ー卒業式で何が起きているのかー」の録画ビデオを見ました。
横山教育長が国谷キャスターに「強制はしないんですね!」と再三問われて返答に窮している場面があります。
6年前に放映されたものですが内容は現在もまったく変わることのない新鮮さをもち続けており、悲しい気持ちになりました。
もし、裁判長がご覧になっていないのであれば、ぜひ見ていただきたいと思います。

<次回>は、4月25日(月)15:00~ 103号
また、原告の陳述があります。



2011年春の闘い(3)

渡部です。 

本日(2月21日)、東京地裁で<「君が代」不起立再雇用拒否第二次裁判>第六回審理がありました。
ここでは、弁護士1人、原告3人の弁論と陳述がありました。
いずれも感動的な弁論・陳述でした。
(明日紹介します)

また、夜には、≪レイバーネットTV・教育特番≫という番組の打ち合わせがありました。本日は、こちらの方から先に報告します。

労働者の、労働者による、労働者のためのメディア「レイバーネットTV」(昨年春に東京で開局)では、毎月1回(第三木曜)のレギュラー放送に加え、このたび≪特番≫を開始することになりました。

その初めての試みが、2月24日(木)20時~21時29分に放送される≪教育特番~窒息寸前!東京の学校・なう≫(生放送)です。
アドレス http://www.labornetjp.org/tv で見られます。

ここでは、東京の教育状況だけではなく、全国各地の状況も紹介しようと考えています。

そこで、全国のみなさんから、
是非、情報・意見などを寄せてもらいたいと思います。
とりわけ、<日の丸・君が代>、<業績評価>
などに関する情報・意見を寄せていただきたいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3月卒業式シーズンを前に、揺れる教育現場に切り込みます。
東京だけでなく、大阪からも教員が参加します。
また東京の学校を覆う管理教育、そのシンボルは教員一人ひとりにあてがわれた都教委直結のパソコンです。
「タイムス」と呼ばれるコンピュータシステムの映像を、今回テレビ初公開します。
石原・橋下の教育つぶしはもうゴメン! ぜひご覧ください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

★レイバーネットTV・教育特番★
 窒息寸前! 東京の学校・なう

日時 2011年2月24日(木曜日)
    20:00~21:25

アドレス http://www.labornetjp.org/tv

   石原都知事がつぶした学校の自由
   ネットTVが実態を知らせます!

<番組構成> 

1、〔東京の学校はいま〕

「東京の教育をぶち壊す」と宣言した石原都知事は、8年前に「日の丸・君が代」強制の通達を出し、東京の学校を根本から変えてしまいました。
その一番の被害者はこどもたちです。
PC導入による管理の徹底など学校現場の実態を、映像をまじえながら教員5人が語ります。
出演=根津公子、青木茂雄、ジョニーHほか。

2、〔ジョニーHが歌う「教育なう」〕

3、〔大阪で、そして全国では〕

東京型の教育「改革」のあとを追う橋下府政。
勤務評定で教員をしめつけ、「日の丸・君が代」の強制も開始しました。
その他の地域でも危険な方向が。
大阪の教員をゲストに迎え、実情を伺います。
出演=辻谷博子、渡部秀清

*ツイッターで質問・意見を受け付けています。
 ツイッターの登録は簡単です。
 登録方法は次の動画を参照ください。
 http://www.youtube.com/watch?v=Oiwu4LxYH98

*視聴の仕方など電話サポートしますので
 お気軽にお問い合わせください。
 TEL03-3530-8588

*レイバーネットTVは、放送後、アーカイブでも視聴できます。
 生放送を見られなかった方はこちらでどうぞ。
  http://www.labornetjp.org/tv



2011/02/21

解雇させない会ニュースNo.35

解雇させない会ニュースNo.35です。

解雇させない会ニュースNo.35

「newsno35.pdf」をダウンロード

 


解雇させない会ニュース一覧表

解雇させない会ニュース一覧表を作成してあります。
左側の赤いピンアイコンのリンク先を「お気に入り」に登録することをお薦めします。



2011/02/19

法廷カレンダー

法廷カレンダー、2011年2月~3月を更新しました。

法廷カレンダー
「法廷カレンダー」のダウンロード



2011/02/16

2011年春の闘い(2)

渡部です。 

本日(2月14日)、東京地裁にて、田畑和子さんの再雇用拒否裁判がありました。傍聴席はほぼ満席でした。

この裁判は、今から15年前田畑さんが定年の時、理由不明のまま再雇用を拒否され、退職を余儀なくされたことに対する裁判です。

田畑さんは言っています。

<校長のデッチアゲ ”「病気治療中」・「担任の代わりの仕事を拒否」・「田畑は病気のため給食が食べられないから給食指導はしないと自分で言った」”などが虚偽であることは当時調べれば分かった筈です。それをせず、私を不採用にした都教委は、校長同様私の人権を甚だしく侵害したのです。そして、それは15年経った今も続いています。この事件は単なる不正人事問題ではなく「大きな人権問題」なのです。>
本日の審理では、「君が代」被解雇者の会のAさんが出した「意見書」が効いたのか、校長の疑惑に対して、裁判長が調べることを約束しました。
報告会には、同じように解雇されて闘っている方々も多く見えていましたが、最高裁で闘っている音楽ユニオンの方が、
「最高裁で公開審理を開かせるために、多くの支援の仲間達にも依頼して、署名活動、毎月3回の最高裁前でのビラまきと要請行動をやってきたら、開かれることになった」

と述べていました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<以下は、大阪の市民グループが、大阪市教委に出した質問書です。「君が代」の歌詞について問題にしています。参考になると思いますので貼り付けます。>

質 問 書
2011年2月10日
大阪市教育委員会 様

子どもたちの人権と教育を考える大阪市ネットワーク

前略。私たちは、保護者・市民・教職員が個人で参加している市民グループです。大阪市教育委員会が1月27日付で各校園長に対して出した教育長通知「卒業式及び入学式における国旗掲揚・国歌斉唱について」(教委校(全)第107号)の内容に対して、子どもの人権を侵害するという大きな危惧を持っています。
 特に、国歌斉唱時に起立を強制することはもちろん人権侵害(憲法第19条違反、子どもの権利条約違反)ですが、さらに子どもたちに「大きな声で国歌が斉唱できるよう指導を進める」(通知文)、つまり“口を開けて、声を出せ”と言うなら、その「君が代」の内容・歌詞の意味をどう教えるのかが、一層問われます。もし、“歌詞の意味はわからなくてもいい、教えなくてもいい。慣行としてとにかく大きな声で歌わせよ。”と言うなら、それは学習指導ではありません。そんな人権侵害を防ぐために、以下の質問について大阪市教委の教育行政としての責任ある文書回答を要請します。

  1. 「君が代」の歌詞は現代の言葉ではないので、ほとんどの子どもたちにはわかりません。“大きな声で斉唱できるよう指導する”前に、歌詞の全文が現代の言葉でどういう意味・内容だと教えるのですか。全文の意訳を示してください。
  2. 仮に「君が代」は“日本国の繁栄を願う歌だ”と教えるのなら、歌詞の現代語訳のどういう解釈からそうなると、教えるのですか。
  3. 「君が代」の歌詞は、アジア太平洋戦争中は「天皇陛下のお治めになる御代は、千年も萬年もつづいておさかえになりますやうに。」(初等科「修身」二教科書)という意味だと学校で教えられていました。これ自体は日本国憲法に違反する内容ですが、このことは歴史の事実として、“大きな声で斉唱できるよう指導する”前に必ず子どもたちに教えるべきだと思いますが、大阪市教委はどう考えますか。
  4. 「君が代」の歌詞の意味を学習し、戦争中の「君が代」の指導内容も学んだ中で、国歌「君が代」は歌いたくないと考える子どもがいれば、その上でまだ歌うように指導するのは子どもの人権侵害だと思います。歌いたくない子ども、歌いたい子ども、どちらでもないが歌ってもいいという子ども、いろいろな考えの違いを子どもたちに認め合わせることが教育指導だと思いますが、大阪市教委はどう考えますか。

以上

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

都立高校の卒業式は、3月2日から3月24日にかけて行われます。すでに幾つかの団体が「卒業式ビラまき」計画していますが、包囲ネットでも例年同様実施します。

特に卒業式が集中するのは、

3月5日(土)=44校、
3月11日(金)=48校、
3月12日(土)=38校、

などです。

一緒にビラをまいてくださる方を募集しています。



2011/02/15

2011年春の闘い(1)

渡部です。 

(後半部分に【嘘のような本当の話】があります)

本日(2月11日)、東京にて、卒・入学式に向けての『五者総決起集会』が開かれました。五者とは、次の通りです。
①予防訴訟を進める会
②被処分者の会
③被解雇者の会
④採用拒否撤回を求める会
⑤再雇用拒否撤回を求める第2次弁護団

本日の集会の<スローガン>は、

  • 「内心の自由」を守り抜こう!
  • 不起立・不伴奏を孤立させるな!職場ぐるみで闘おう!

でした。
最初に、1・28予防訴訟高裁判決に関わり、最高裁の反動性について、澤藤弁護士から話がありました。「靖国訴訟」を担当した最高裁の石田長官は退職後に、「英霊にこたえる会」初代会長になり、みよし長官は退職後「日本会議」議長になっている、ということでした。

その後、事務局からの<基調報告>では、「本集会の目的」として、次の4点が提起されました。

  1. 「10・23通達に反対し、卒・入学式などにおける「日の丸・君が代」強制に反対する態勢を確立すること。
  2. 「職務命令」発出に対し、職場で強制反対の運動を広げ、「立てない」「弾けない」教職員の支援体制を確立すること。
  3. この7年間の裁判闘争などの闘いを前進させながら、この運動を職場・地域・保護者に広げること。
  4. 生徒への「君が代」斉唱指導の職務命令に対し、「とりくめない」「とりくまない」確認のもと、生徒・保護者の「内心の自由」を保障するよう取り組むこと。

その上で「現在の情勢」として、以下のようなことが報告されました。

・2月中下旬にも「包括的職務命令」発出が予想される。
・エスカレートする生徒への強制。答辞・送辞の管理職による事前チェック、卒業式から答辞・送辞をなくす動き、も出ている。
・強まるセンターからの締め付け。「国歌斉唱時に起立することを約束できないなら担任からはずせ」などという、センターによる校内人事に対する介入が起きている。

この情勢を踏まえて、先程の4点を進め、特に、最近職場に増えてきた若い人たちに問題の本質を伝えていこうということが強調されました。参加者からも積極的な意見が多数出されました。

また、包囲ネットでも「2・6総決起集会」で提起しましたが、五者でも卒業式ビラまきが提起されました。

東京では今困難な中、卒・入学式に向けての闘う態勢が整いつつあります。

全国の皆さん!私たちは主権者です。その私たちが、又未来の主権者たる生徒たちが、「天皇制賛美の歌」を強制されるいわれは全くありません。何時までも戦前と同じようなことを許してはなりません。

共に、「日の丸・君が代」強制反対のために闘いましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【嘘のような本当の話】

都教委は、去る12月27日、≪都内公立学校の全教職員を対象としたストレス検査の実施について≫という文書を出した。

それには次のようなことが書いてある。

(都教委は)「全国に先駆けて、平成23年度(2011年度)から都内公立学校全教職員を対象にストレス検査を定期健康診断の項目に追加して実施します」

「ストレス検査の実施は、本人にこころの病に対する自覚を促し、精神科への手遅れ受診を防ぐために行うもので、『早期自覚』『早期対処』基本とするメンタルヘルスの対策のひとつです」

「今後、東京都教育委員会では『東京都立学校職員健康管理規則』の改正等を行います。」

しかし、東京都の教職員に「ストレス」がたまるのは、「10・23通達」を始めとする、この間の都教委の<理不尽な教育行政>にあることは誰でも知っている。

だから、その<理不尽な教育行政>を改めれば「ストレス」の大部分はなくなる。

しかし、これを読む限り、「ストレス」を作り出しているのは都教委ではなく、教職員本人であり、この検査をやるのは、その「自覚を促し、精神科への手遅れ受診を防ぐため」だという。どこかの国で、都合の悪い人間を「精神病院」に送ったことを思い出させる。(都教委もついにここまで来たか)

こうして都教委は、教職員の中にますます大きな「ストレス」を作り出している。そしてこれも、「全国に先駆けて」「全教職員を対象に」である。 



2011/02/14

法廷カレンダー

法廷カレンダー、2011年2月~3月を更新しました。

法廷カレンダー
「法廷カレンダー」のダウンロード



2011/02/10

2.7都庁前情宣

2011年2月7日、都庁前情宣のちらしです。

f20110207.pdfのダウンロード



2011/02/09

2.4立川駅頭情宣

2011年2月4日、立川駅頭情宣情宣のちらしです。

f20110204.pdfのダウンロード



2011/02/08

渡部です

本日(2月7日)、<河原井さん、根津さんらの「君が代」解雇させない会>の早朝都庁前ビラまきがあり、17人が参加しました。

ビラには、次のような一節がありました。

「今年は大逆事件100年目にあたるが、こうした国家の思想弾圧に司法が率先して加担し、これを正当化してきた歴史が過去にもあり、三権分立となったはずの現在もその体質を清算していない。まともな一審判決を覆してまで権力に迎合した今回の判決、こうしたことの一つひとつが、言論弾圧・統制、ファシズム、戦争への道である。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日の佐々木賢さんの講演の要旨です。

(1)
最初に、現在の貧困の実態を幾つかの統計で紹介してくれました。

例えば、「就学援助対象生徒」の急増です。1999年には78万4000人だったのが、2009年には142万1000人になっています。

「高校求人数」の急激な減少も紹介してくれました。1992年には160万人だったのが、2009年には13万人になっています。

2010年の15歳から34歳までの非正規雇用者比率は男子42%、女子51%です。

2009年の仏・米・日の若年失業者は仏25%、米15%、日10%です。

若者の貧困が深刻になっている事実が分かります。

(2)
次に、何時ごろから貧富の格差が進んでいるかについて、佐々木さんは、次のように述べました。

1995年発効のマラケシュ条約(略称:WTO設立協定)以降のことだ。これにより、貿易の自由化、民営化が世界的に進むことになった。

「民営化」は英語で「privatization」というが、正確に訳すと「私物化」だ。これ以降「公」のものは「私物化」され、営利企業化されていった。

例えば、給食・警備員の「民営化」などが進んだ学校などを見ると、1998年の義務教育費国庫負担額は、約3兆300億円だったが、2009年の額は、約1兆6000億円(半減)になった。

その結果他方で、株で大儲けするものが出てきた。

2006年日本人で、不動産を除く金融資産1億を越す人は200万人強となった。

1974年の最高税率は75%だったが、1999年には37%まで下がり、さすがに批判が出て、2007年以降は40%になった。

1991年の相続税の総額は、約4兆円だったが、2006年には1兆円だ。

このように富裕層優遇策がとられてきたのだ。だから、税金が足りなくなったのは当然だ。

さらに、佐々木さんは、日本社会の階層格差=民営化負担率という以下の表を示してくれ、

    人口  人口比  時給  金融資産   所得方法   民営化負担
A層 204万人  1.7%   70000円 213兆円  株・為替など     1/100
B層 2400万人 20.0%  7000円 428兆円  大企業正規・公務員   1/10
C層 7356万人 61.3%  1200円 487兆円  中小企業・職人・店員   1/4
D層 2040万人 17.0%   600円  25兆円  非正規・生活保護        1/2

もし、超富裕層の641兆×課税不足分(70%-40%=30%)×10年間分
とすると、約1920兆円となる。これで十分国債は返済できる、と述べました。

(3)
次に、人々を意識操作する手口について、Barnays の「民主主義の重要な要素」「支配への民衆の自発的な協力」という言葉と、以下のような手口を紹介してくれました。

  1. 感動と単純な物語、理性より感情を刺激
  2. 超富裕層・超貧困層を見せない
  3. 中産層20%の意識は、支配層意識に近く、その番当投だ。教員もこの位置にいる。
  4. 敵の提示をする(例えば隣国・汚職公務員、テロリストなど)
  5. 家庭・学校・職場・地域から孤立させ、国に帰属させる。
  6. 「国益」「お国」「日本はどうなる」などの言葉で、支配を隠蔽する。
  7. 事件を個人的な責任にし、社会的背景を捨象する。
  8. 悪平等「差があって当然」という世論づくり。しかし、階層比較をしてみると、1990年に上位20%対下位20%の所得格差は10倍だったが、2005年には168倍になった。

以下 9,10 は、時間の関係で略。

(4)
最後に、「これからの大衆運動」として佐々木さんは、短時間でしたが、次のように話してくれました。

「アジア最低賃金運動」というのがある。ここで、最低賃金(時給)を調べた。すると、それぞれ次のようなものだった。

タイ(1.29ドル=約100円)、マレーシア(1.18ドル)、中国沿海部(1.08ドル)、中国内陸部(0.55ドル=約40円)インド(0.55ドル)、スリランカ(0.43ドル)、ベトナム(0.38ドル)、カンボジア(0.33ドル)、バングラデッシュ(0.22ドル=約17円)、であった。
(ちなみに2010年の日本の最低賃金(都道府県ごとに決まる)で、一番低いのは、鳥取、島根、高知、佐賀、長崎、宮崎、鹿児島、沖縄の各県で、642円です。最高は東京の821円です)

そして、国際資本は賃金の安い国に工場を作りそこから世界中に輸出している。例えば、ユニクロは、バングラデッシュに工場を持っている。

これを見ても分かるように、このような状況の下で、世界中の労働者の賃金が切り下げられ、解雇されているのである。(だから日米欧などの先進国で若者の失業率が高くなっている)

一方、国際資本はこうして多くの利益を得ている。

だから国際的な労働者の連帯が必要になる。もし、一番低いバングラデッシュの最低賃金が上がおれば、それは大きな意味を持つことになる。

国境問題などで労働者は騙されてはいけない。それはあくまでも、国際的な富裕層の利益のための争いだ。

佐々木さんの話は、

  1. 貧困層増大と格差拡大は密接に関係していること、
  2. それは富裕層に対する優遇税制や、この間の世界的な(資本に対する)「規制緩和」「自由化」、「民営化(私物化)」などによってもたらされたものであること、
  3. 世界中の労働者は国際資本により搾取されていること、

などを浮かび上がらせてくれるものでした。

集会後、佐々木さんを囲んでの懇親会(20人余り参加)では、会の最後に期せずして、参加者一同で、国際労働歌(「インターナショナル」)を歌うことになりました。

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2011/02/07

累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第19号)

04処分・特別支援学校3人に不当判決

~1/31・民事19部青野裁判長、論理展開を停止~

 予防高裁判決に続いて、地裁でも不当判決が出された。私の裁判も担当は青野裁判長であり判決文を検討しておく。
 「日の丸・君が代」の評価:判決文は「日の丸・君が代を否定的に評価する考えや、これらを国旗・国歌とすることについて異論があることは事実である・・卒業式等における国歌斉唱時の起立斉唱行為は、戦前の我が国の軍国主義や侵略戦争を是認、礼賛する態度であると一般的に認識されているものではなく」と述べる。異なる見方があることを認めているのは当然である。歴史的な評価と共に、現在の国家統制、世界有数の軍事力・海外派兵にまで至った情況と「日の丸・君が代」の強制がリンクされていることこそ重大である。これに対する起立・斉唱による「尊敬する態度」表明は一定の価値強制である。「日の丸・君が代」を象徴天皇制国家のシンボルとすること、ましてやそれを学校教育に強制することには国民の中に異論があり、論争的課題である。
 通達と職務命令の関係:判決文は、職務命令と通達の発出根拠法という形式的な点から「本件通達と本件職務命令とが当然に一体のものということはできない」としている。一方、都教委が職務命令発令を指導したこと等から「一体的な意味合いをもって発令されたと見る余地がある」としながらも、判決文はここで思考停止し都教委の学校支配を免罪している。
 処分の裁量権濫用:判決文は、「懲戒権者の裁量権の行使に基づく処分が社会通念上著しく妥当を欠き、裁量権の範囲を逸脱してこれを濫用したと認められる場合に限り、違法であると判断すべきである。」と述べる。そして、二人について「最も軽い戒告処分」、減給10分の1・6カ月も「不当な処分であるとはいい難い」と断じている。

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 *裁判の予定:3/3再度の進行協議(証人尋問対象者と次回の口頭弁論時程の確認) 4月28日(木)午後(時間未定) 次回口頭弁論(証人尋問)

ニュースへのリンク



渡部です

本日(2月6日)、『2・6総決起集会』が開かれました。

すでに開場前から、しごとセンター前の道路に右翼の該当宣伝カーが12台ほど来て、大音響で「教育勅語」を流したり、私たちに対する罵声を繰り返していました。

こうした右翼の動きにもかかわらず、主催者の予想を上回る210名の参加で、会場も超満員となり、集会は成功しました。

集会では、基調報告、歌、講演、集会決議、行動提起を除き、計18人が発言しました。いずれも、現在起きている具体的な問題を暴露するもので、私たちを取り巻く情勢が、いかに理不尽なものになってきているかを物語るものばかりでした。

包囲ネットが提起した基調報告では、この間分断させられてきた人々は、今こそ大きな団結を作り出し、本当の意味の民主主義社会を作り出していこう、ということが強調されました。

ジョニーHさんの歌は新曲で、貧困、家庭崩壊、差別選別、管理教育の中で、孤立させられている子どもたちの気持ちを代弁するものでした。

また、佐々木賢さんの『教育と貧国』という講演は、

  • 私たちが現在おかれている格差・貧困が どのようにして起きてきたのか、
  • 私たちは誰と団結しなければならないのか、をわかりやすく説明してくれるものでした。

(次回メールで少し詳しく紹介します)

以下に18人の発言の特徴的な部分を紹介します。

<神奈川・横浜>
横浜市の教科書採択で18区中8区でつくる会系の教科書が採択された。こうなるとは考えてもいなかった。彼らは草の根的に運動をやっている。彼らの教科書は天皇賛美の内容だ。しかし、500箇所も誤りがあるお粗末なものだ。中には、「弥生時代に日本人のやさしさが生まれた」などという記述もある。

<杉並和田中夜スペ裁判>
新聞報道になった和田中の「生徒へのわいせつ事件」は、藤原校長がいる時に起きたものだった。プール重大事故隠蔽というのもある。夜スペはSAPIXが撤退した。

<朝鮮高校無償化問題>
一時は無償化する方向に行っていたが、「凍結」、「審査停止」、「当面は再開しない」となった。2月26日(土)に、代々木公園野外ステージで、集会(10:30~12:30)をやる。(終了後デモ)是非参加を。

<大阪門真三中>
2008年3月の卒業式で9人が処分され、現在裁判闘争中。職務命令もないのに処分された、訓告書もデタラメ、など5点にわたり争っている。

<兵庫>
1999年から闘ってきた。兵庫は処分は出ていないが、対岸の火事と考えないで大阪の闘いを支援している。

<東京・義務制>
校長は全国的に名を売り込もうとした校長だった。職員会議はなく、学期一回の連絡会だけだった。自分は「自己申告書」を出していなかったが、校長が勝手に書き出していたことがわかった。また、「学力向上事業」で、対象教員の出勤簿を偽造し、その教員に振り込まれたお金を「間違って振り込まれた」と言ってとりあげ、自分の妻に渡していた。これは犯罪だ。しかし都教委は、停職3ヶ月で済ませている。 

<都立高校・タイムスについて>
学校ではすべて「タイムス」というコンピューターシステムで仕事をさせられる。すべての仕事は全部貸与コンピューターに記録されるシステムであり、教材も何も全部都教委に筒抜けである。生徒の成績も全部都が管理している。だから、都全体の生徒の順位を付けることもできる。教員はみんなパソコンに向かっている。朝の「おはよう」、帰りの「さよなら」も言わなくなってきている。

<都立高校・就学計画について>
このところ、全日制あふれ、定時制にも入れない生徒たちが大量に出てきている。これをマスコミなどは、経済状況のせいなどと言っているが、ちがう。すでに何年も前から、定時制統廃合などにより、計画的にすすめてきたのだ。あふれ出ることは分かっていた、あふれ出ることを前提とした計画だったのだ。

<都立特別支援学校>
そのあふれた生徒たちがどこへ行くか。特別支援学校では定員がない。希望者はすべて受け入れる。そこで、特別支援学校に来る生徒が急増している。これまで定時制高校があったが、今はなくなり、はじき出され、特別支援学校に来ている。さらに「発達障害」などといって子どもたちをどんどん選別し、特別支援学校に送っている。

<業績評価裁判・大嶽さん>
この間、東京ではどんどん職階制が進んできた。現在、7段階になっている。みんなバラバラにされている。自分の裁判は最初、原告席には自分と弁護士さんの二人しかいず、被告席には都教委など20人くらいが並んだ。ここで敗れれば東京の業績評価が破綻するからだ。勝訴して、現在連帯の輪が広がっている。ここで引き下がったら、ファシズムになる。

<予防訴訟・永井さん>
1・28逆転判決は、東京地裁の難波判決を一つ一つ否定したものだった。しかもここで「慣習法」を持ち出してきた。そしてそれが「法制化」されたから「学習指導要領」も法的拘束力を持ち、「職務命令も」「処分」も当然だというのだ。

<東京・義務制>
学校評価制度というものがあり、最近、アンケート形式で児童による教員評価が行われつつある。これは設問にも問題がある。

<藤田裁判・藤田さん>
自分の裁判は最高裁にかかり間もなく3年になる。刑事事件を調べてみた。すると無罪になる確率は10000分の1だった。たまに無罪を出すのは、宝くじと同じで、そうでもしなければ人々は裁判に見向きもしなくなるからだ。裁判所は罪をつくり、人殺しをするところだ。いずれ自分にも判決が降りるだろう。そしたら罰金が払えず、監獄に入るので、毎日うな重を差し入れてくれ。

<都立高校・被処分者>
自分は現在50歳だ。あと10年間、やっていけるか不安だ。主任教諭も受かっていたが、辞令が出なかった。職場はめちゃめちゃだ。自分はクリスチャンだが、現在起きていることは当時の記録を見れば、内村鑑三の「不敬事件」と同じことだ。

<東京・中島裁判>
自分は「君が代」の歌詞は違憲であるとして裁判を闘っている。(先日の控訴審判決では裁判所は このことの判断を避けた)自分の地域ではほとんどの保護者が自分のことを知っている。(学区域5000部のチラシをポスティングしている)卒・入学式のチラシまきも継続している。

<近藤順一さん>
4回の処分を受け、一人原告で裁判闘争を闘っている。自分の場合は、「不起立は教育実践である」として闘っている。都教委と自分とどちらが正しいのかを問うている。

<渡辺厚子さん>
今度が最後の卒業式になる。これまでどうり闘う。自分は「子どもため」というより、「自分が自分であるため」に闘っている。「団結」というより、まず各自自立した個人として闘うことが大事だ。その上で、連帯していく。

<根津公子さん>
「10・23通達」が出て、この間の動きを見ると、子どもたちが「小国民」化してきていると感じる。自分が処分され転勤したとき、生徒達から「ルールを守れないならやめろ!」と言われた。戦前も今も同じだ。教員たちは、本当に「教え子を戦場に送らない」ことをしているのか。戦前は弾圧に萎縮し、教員たちは黙って行った。その結果、子どもたちも「小国民」になった。闘いを作り出すのはここ1~2年だ。「不起立」の闘いが次につながることを望んでいる。

『集会決議』は次のように結ばれました。「私たちは、いまこそ闘いの原点に立ち返り、勤評・学テ反対闘争以来の過去の闘いに学び『日の丸・君が代』強制反対、新勤評・主幹制等を含めたあらゆる『新自由主義教育』体制に抵抗する広範な運動を広げていこうではありませんか。」

『行動提起』は三つでした。

  1. 予防訴訟逆転判決の不当性・反動性を暴露していこう。
  2. 現場でのレジスタンス運動を発展させていこう。
  3. 卒業式でのビラまきを成功させよう。

総決起集会の成功により、私たちは、今後の闘いへの新たな一歩を踏み出したと言えます。

(次回メールで佐々木さんの講演を紹介します。)

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2011/02/06

佐藤です

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どうしたのでしょう?立川の勢いは止まりません。

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  初参加者3名を加えて、今日は前回の11名をさらに上回る15名の人たちが立川駅北口に集まった。
  立川駅の北口というのは新宿並の人の流れがあるところですが、それに負けない注目度でした。
  「死んどるヒマはない」の86歳・益永さん、遠くからありがとうございました。
  来週11日はおやすみをし、次回は18日(金)17:30~立川駅南口です。

  がんこものを応援をしようとするみなさん、一度は、ぜひ!



渡部です

いよいよ『2・6総決起集会』は、明日にせまりました。

本日(2月5日)東京で、『変えよう東京 憲法が生きる教育へ 2・5東京集会2011』が開かれました。

予防訴訟「1・28逆転判決」後の報告集会で、次のように語った女性教員(記者会見にも出た)がいました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 勝ちたい、勝たなければ困ると思っていた。
 それほどまでに学校現場が厳しい、つらいから。
 どうしてこれから仕事を続けていったらいいのだろう。
 こんなにヒドイ判決。しかも卒業式を前にしたこんな時期に。
 これまでは「9・21地裁判決」が支えだった。 
 今日はツライ一日になった。
 しかし、こんなヒドイことが続いていくはずがない。
 夜明けが来るまで闘い続けて行きたい。(原告)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その教員がその後の事について報告してくれました。

「月曜日学校に行くと、記者会見での映像を見た生徒たちがたくさんん寄ってきて励ましてくれた。
『先生泣くなよ』
『先生たちが正しいんだ』
『だから負けるわけがない』、などなどと。
また、新聞などでも大きく取り上げられている。」

このように、世論は動きつつあります。

「強制・弾圧は闘いを生み、広げる!」のです。

私たちも明日の『2・6総決起集会』を新たな出発点として、新たな闘いに踏み出します。

最終的なプログラムを以下に貼り付けておきます。

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『2・6総決起集会』のお知らせ



2011/02/05

渡部です

本日(2月4日)の「朝日」朝刊の<声>の欄に1月28日の予防訴訟高裁判決を踏まえて、『戦前の国旗国歌でいいのか』(無職 80歳)という立派な声が載っていました。私は学校で生徒たちにこの声を紹介し話をしました。

ほとんどの生徒は「君が代」の意味を知らず、中には「君が代」は戦後に作られたもの、と思っていた生徒もいました。

声では、「戦前戦中のように国旗国歌の順守をテコに、教職員や児童・生徒が萎縮し思考停止に追いやられる事態が是認されるならば、この激動の時代、日本の経済・政治はいっそう地盤沈下するばかりである。」と絞めてありましたが、私は生徒たちに、「意味を分からずに歌わされているということは、<萎縮し思考停止>状態に置かれているね」と話しました。

昨日(2月3日)、大嶽業績評価裁判を闘う「岬の会」の第二回定例会が開かれ、16人が参加しました。

この中で、ある教員は、現在の東京の学校現場は、「管理教育となっており、表面上はおとなしいが、いずれ、教職員・生徒は爆発するだろう」と述べました。

また、北村小夜さんは、「現場にいってみると恐ろしい雰囲気だ。みんなおびえている。かつてドイツでは、民主的と言われたワイマール憲法下でナチスが実権を握り、憲法無視の事がどんどん進められたが、いまの日本も同じような事態が進行している」と述べました。

まさに現在、教育現場では、「日の丸・君が代」強制を思想的な踏み絵とし、業績評価で脅し、モノがいえないロボットのような教員たちを大量に作っているのです。

そうした中で、大嶽さんは「闘ったら色々なことが見えてきた。闘ったら真の人間のつながりが見えてきた。それまでのつながりは表面的なものだった。また、闘ったらつながりがどんどん増えていった」と述べました。

ある参加者は「民主主義は闘いとらなければならない」と述べました。

『2・6総決起集会』は、その闘う隊列を整えるための集会です。

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『2・6総決起集会』のお知らせ



2011/02/03

渡部です

本日(2月3日)、東京地裁にて、「君が代」裁判二次訴訟の結審があり、6人(原告2名、弁護士4名)が意見陳述をしました。

最初に原告2名が意見陳述しました。

<INさん>(2度処分される)
「10・23通達」が出る前、新入生の担任になった時、入学式にあたり、「自分の考えにしたがって行動して下さい」と話したところ、ある生徒が「本当に歌わなくて、立たなくていいのか」と質問してきた。「これだけ、強制されてきているんだ」と思った。
「10・23通達」後は、「職務命令」が出され、処分で脅され説明もできなくなった。「日本社会でこんなことが起こって良いのか?」と思った。「処分を背景に強制してはいけないという思いから、自分は不起立をした。」
自分の行動に対して、保護者から
「先生の勇気に感謝します」という声や「先生の行動が立つことができない私たちの応援になっています」という手紙をもらった。このように生徒や保護者の中には、「君が代」の起立斉唱に反対する者もいる。
処分されたあとは、長い間クラス担任をはずされた。不起立が原因だった。人事考課A評価になっても主任教諭に不合格になった。
「君が代」強制で苦しんでいる生徒たちがいる。生徒たちが自分の判断で行動できるよう闘っていきたい。

<ISさん>(2度処分される)
小学校勤務時代、家族の戦争体験を聞いてくる授業をした。すると、いまでも「日の丸・君が代」に対し拒否反応を示す保護者たちがいた。
その後シンガポール訪問の時、華僑慰霊碑の前でガイドさんは当時の様子を説明した。戦争は終っていないと思った。だから自分は「日の丸・君が代」強制に反対してきた。
「職務命令」を受けたときは、良心が押しつぶされるように感じ、血圧が高くなった。しかし不起立した。
授業を自習にして再発防止研修に出された後、生徒に自習のわけを聞かれ話した。生徒は処分に驚いた。自分は「一人ひとり真剣に考えて欲しい」と話した。
その後、「卒業式はどうするの」と、生徒たちから質問を受けた。卒業式の前日も聞かれた。それに対して自分は「決心がつかない」と答えた。すると生徒たちの中には、「立っちゃえば」という声と、「筋をとおすべきだ」という声があった。
卒業式で、生徒たちと目があった。自分は自然に座った。式後、生徒たちは、「筋を通したんだね」、「処分されるのか・・」と言ってくれた。
その後、家に遊びにきた卒業生が、「先生の仕事って厳しいよな」と言った。
処分されることは身を切られる思いであり、心は深く傷つく。非人間的な「10・23通達」は撤回すべきだ。
その後4人の弁護士が意見陳述に立ったが、いずれも、先日の「1・28予防訴訟高裁判決」を受けて、裁判所の姿勢を強く問うものであった。

最後に陳述した澤藤弁護士は、次のようなことを述べました。
「裁判所の本来の役割は人権を守ることだ。人権が侵されるというのは何よりも国家権力によってだ。裁判所は人権を守る強固な砦とならなければならない。
にもかかわらず、最高裁ピアノ判決以来、右へならいの判決しか書くけなくなっている。
都教委による「日の丸・君が代」強制は、思想良心の核心を侵害するものだ。これにすぐる中心的な課題はない。そのことに目を向けないならば、裁判所の存在意義はない。
「日の丸・君が代」強制は国家主義の復権である。裁判官は身分が保証されている。処分されることもないだろう。しっかりした判決を出して欲しい。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「日の丸・君が代」強制は、この春さらに大阪、北海道にも飛び火し、今や日本は、全国的に「天皇制賛美の歌」を子どもたちに強制する国家に逆戻りです。「卒業式・入学式」はまさにそのための儀式となりました。「臣民」育成の場となりました。

戦後65年を経て、名実共に「天皇制国家」の復活です。このような馬鹿げたことを許してはなりません。卒業式に向けて、「国民主権」「民主主義」を守り、子ども・生徒たちを守るための、闘う隊列をともに組みましょう。

『2・6総決起集会』はそのための集会です。

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『2・6総決起集会』のお知らせ



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