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2011/04/29

都教委定例会、加重処分撤回近藤裁判

渡部です。

本日(4月28日)、<「君が代」解雇をさせない会>の早朝都庁前ビラまきがありました(5名参加)。

ビラには、
 ①「今年の入学式でも『君が代』不起立教員がいます。抵抗の火は消えていません。」
 ②「福島第一原発発電所の事故と『日の丸・君が代』」について述べてありました。
 後者については次のような記述がありました。

「・・原発について学校教育では、『日の丸・君が代』と同じように、原発の素晴らしさを羅列した教科書と電力会社の宣伝リーフレットのごとき副読本を使って教えてきました。」

その後、都教委定例会を傍聴しました。傍聴者は計7名。前回同様、30階のフロアは戒厳状態。今回一緒に傍聴した都高教組役員のTさんに聞くと「異常だ。いつもはこんなことはない。」と言っていました。私たちが行くとこういうことになるのかもしれません。

この定例会で、非常に驚いたのは「平成22年進学指導診断」について報告された内容です。

これは、都立高校の進学実績を上げるために、<進学アドバイザー>(=予備校等の外部講師)を学校に派遣し、進学指導状況を診断した(する)というものです。

2010年度は以下の10校でした。4つの大手予備校が担当しています。
 ①小山台 (担当:河合塾)
 ②駒 場 (担当:代々木ゼミナール)
 ③新 宿 (担当:ベネッセコーポレーション)
 ④町 田 (担当:ベネッセコーポレーション)
 ⑤国分寺 (担当:河合塾)
 ⑥三 田 (担当:駿台予備学校)
 ⑦奥多摩 (担当:代々木ゼミナール)
 ⑧北 園 (担当:駿台予備学校)
 ⑨城 東 (担当:代々木ゼミナール)
 ⑩小松川 (担当:ベネッセコーポレーション)

2011年度はさらに以下の9校が考えられています。
 ①国際、②竹早、③墨田、④武蔵野北、⑤小金井北 ⑥桜修館中等、⑦小石川中等、⑧白鴎、⑨両国

これらの学校はいずれも「進学重点校」に続く学校ということです。

2010年度は7月から10月頃にかけて調査し、その結果が今回発表されました。

それをみると、
 <進学実績向上のための経営戦略>
 <進学指導体制>
 <教科指導>
などについてそれぞれ「診断」され、(成果をあげている取組)と(課題)が、それぞれ2~3項目くらいづつ書かれています。

例えば最初の、①小山台 (担当:河合塾) の場合。

<進学実績向上のための経営戦略>の(課題)では、
 ・当初、中期展望においてターゲットとする大学の合格者数の目標設定がなされていなかった。
 ・個々の教員が独自の考えのみで運営している部分が多く、組織としての蓄積の仕組みがない。
 ・多くの教員が「生徒の資質」を信頼していない面があり、生徒の進路希望の意欲を引き出すことができていない。
というような具合です。

<教科指導>の(課題)のところには、
 ・個々の教員の指導内容自体には問題はないものの、まず入試問題を分析し、そこから逆算した指導計画を立てる必要がある(国語)
などとも書かれています。

要するに、成績上位の大学に多くの生徒を送り込む態勢がどうなっているかの診断です。

まさに予備校に指導される高校教育であり、公立高校の予備校化に他なりません。しかも、教科は「国語」「数学」「英語」「社会」「理科」ばかりを重視しています。

これでは、極めて視野の狭い(社会的に無知の)、上昇志向の「優等生」を大量生産することになるだけでしょう。

ここには、教育基本法で謳われている「教育の目的」の<人格の完成><心身ともに健康な国民の育成>などの観点は全くみられません。

次に驚いたのは、中学校~高校における「武道・ダンス」授業の必修化に向けた取組み、です。武道では<柔道><剣道><相撲><なきなた>が入り、外部講師も活用するとし、2010年度には、モデル校(10校)の一つ台東区立駒形中学校では「武道」に元警察官が活用されています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本日午後、東京地裁にて、近藤順一さんの「君が代」加重処分撤回裁判がありました。

今回は、八王子五中のS校長(近藤さんが処分された当時の)と近藤さん本人に対する尋問でした。

S校長への尋問で印象的だったのは、「職務命令」を出したのは、「校長本人の判断だったのか、それとも強制されてだったのか」という彼の弁護士の質問に対して、「本人の判断だった」と答え、「市教委の通達はスムーズに式を進める上でありがたいと思った。 都教委の10・23通達は参考にさせていただきながらやった」と述べたことです。

これは、弁護士と本人による田舎芝居のようなもので、また「トラの威を借りた」と自ら述べているようなもので、これを聞いて私は、「恥知らず!」と強くつぶやきました。

近藤さんへの尋問では近藤さんは「不起立」の理由について、S校長側の弁護士に答え、「最初は強制に対する抵抗の気持ちが強かったが、次第に生徒への教育を重要と考え、職務上、不起立の姿を明確に生徒に見せ、違う意見もあることを認識させたいと思った」
と堂々と述べました。

また、裁判長に対しては、「現場のプロとして、危機意識をもったら、発信しなければらない。一律起立斉唱することがまっとうな教育なのか、異なった判断を示すことが正しいのか、憲法・基本法に基づき判断してほしい」と述べました。

次回(結審?)は、7月11日(月)13:30~ 527号です。



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