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2011/08/14

反撃(②「8・12~13「日・君」裁判全国学習交流会」)へ(27)

渡部です。

本日(8月13日)、東京社会文化会館にて、「日の丸・君が代」裁判全国学習・交流集会」が開かれ、全国から120人が結集しました。

本日の集会の目的は、この間の<最高裁判決>や<大阪府「君が代」条例>などで、単に教育現場だけではなく、日本社会全体のさらなる右傾化が危惧される中、裁判闘争をはじめ全国で闘っている教職員・市民たちが、お互い学習・交流し合い、今後どうやって闘いの戦線を築いていくか、を明らかにしようというものでした。

集会は、午前中全国各地から以下の報告と質疑がありました。

<全国から>

  1. 北海道(北教組)
  2. 宮城(小学校教員)
  3. 新潟(被処分者の会)
  4. 三重(三教組組合員)
  5. 大阪(ホットライン)
  6. 大阪(教委育合同)
  7. 大阪(門真三中君が代裁判
  8. 兵庫(阪神連絡会)
  9. 香川(日教組香川組合員)
  10. 福岡(北九州ココロ裁判)

<関東から>

  1. 東京の全体状況
  2. 東京の個別報告
  • 予防訴訟
  • 被処分者
  • 河原井根津裁判
  • 神奈川(予防訴訟と個人情報)
  • 藤田裁判

<質疑>

報告はそれぞれ短時間でしたが、レジュメも用意されており、この間の全国的な情勢をかなり共有できたと思います。

また質疑も活発に行われました。特に、<最高裁判決>と<大阪府条例>をめぐる動きは、決して単に教育現場だけの問題ではなく、社会全体に大きな影響を及ぼすものとしてとらえられました。

午後からは、討論で、

Ⅰ、「日の丸・君が代」を中心とする裁判闘争の分析と課題
Ⅱ、大阪・橋下の攻撃の分析と課題
Ⅲ、今後の全国的な闘いの課題

の三つの柱にわたる討論が展開されました。

Ⅰでは、最高裁判決などに出てきた「儀礼」論や「間接的制約」論「外形的行為」論などの、教育や思想・良心以前の理屈でない理屈の検討と、<判決に表れた権力の意思>と闘うために、裁判闘争だけではなくいかに大きな運動をつくっていくか、などが論議されました。また、東京高裁の裁量権逸脱・濫用(処分取り消し)判決をいかに最高裁で守っていくかという意見も出されました。

Ⅱでは、大阪府条例の危険性が、橋下のその後のツイッターなどとともに紹介され、9月の府議会定例会に『教育基本条例案』を出そうとしていることも報告されました。この条例案には、次のようなことも述べてあります。

  • 「知事は府教委との協議を経て、高校が実現すべき目標を設定。目標は規則で定める。教育委員が規則に反して目標実現の責務を果たさない場合は、議会の同意を得て罷免できる」
  • 「府立高校の校長は全員公募して『年俸制』を採用。筆記試験合格者を対象に教員採用権を持たせる」
  • 「府教委は、3年連続で入学者数が定員を下回り、改善の見込みがない府立高校を統廃合」
  • 「同一の職務命令に対し3回違反した場合は直ちに免職とする」

そして、大阪から参加したある教員は、私たちは政治を理解しなければならない。そして私たちは、社会通念・時代・社会を変えることが求められている」と述べました。

また、全体として大阪で9月24日に行われる『「君が代」強制大阪府条例はいらん!全国集会』を成功させ、条例化を阻止しようということが確認されました。

Ⅲでは、最初に、この春の入学式で唯一処分されたTさん(A特別支援学校)が、それに至るまでの経過を具体的に語ってくれました。その中には、以前校長が自分の不起立を現認しようとしないので、わざわざ都教委に「自分を処分してくれ」と連絡したが、それでも処分されなかったこともあった、ということです。いくら都教委が処分行政をやろうとも、かえってこのような教員が生まれてきているのです。

Ⅲの討論では、以下のような意見がだされました。

  • 「思想的にも運動上も質を変えていくような闘いをどう作り上げ、それを若い人達にどう伝えていくかだ」、
  • 「日常の学校の中でどれだけ子どもたちに『日の丸・君が代』問題を語っているか。タブーになっているのでは。この日常活動を重視することが社会変革にも繋がるのでは」
  • 「現場ではさまざまな形での抵抗闘争がある。また、東京で裁判闘争を闘っている人々は時には大きな意見の違いが生じることもあるが、分裂せず権力に対する闘争ということでまとまっている。こういうことが大事では」
  • 「大阪府条例は、教育労働者だけでなく、自治体労働者との連帯の課題が出てきた。橋下は道州制を言っているが、それは一度公務員全員を解雇し、半分だけ雇い、学校は民営化しようとするものだ。福島では、子どもたちが県外に出て行かざるを得ない中で、教員が過員になっているとして、非正規職員がクビ切りにあっている」
  • 「大阪の今回の問題を機に、全国的な連絡網は作れないか」

最後に司会から

  1. 来年もやろう
  2. 全国的なネットワークを作りだそう
  3. 若い世代に伝えよう
  4. 『9・24全国集会』を成功させよう

ということが提起され、二日間にわたった学習交流集会は終了しました。

次回からメールの表題は、<反撃③「大阪不条例はいらん!9・24全国集会」へ>になります。



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