フォト

掲示板

停職「出勤」日記2009

停職「出勤」日記2008

停職「出勤」日記2007

停職「出勤」日記2006

停職「出勤」日記2005

投稿欄

ちらし置場

リンク集

« 2012年「2・5総決起集会」へ(14) | トップページ | 2012年「2・5総決起集会」へ(16) »

2012/02/02

2012年「2・5総決起集会」へ(15)

渡部です。

(全国教研の続報2です)
教育を巡る情勢に関しては、共同研究者の上杉聡さん(子どもたちに渡すな!あぶない教科書大阪の会・共同代表)が、昨年の教科書採択に関して次のような動きを紹介してくれました。

「つくる会」系教科書では<自由社版>は叩きやすい。
しかし<育鵬社版>は巧妙に書いてあり危険性がある。(今回<育鵬社版>だけで、「歴史」で約4万5千冊(シェア3.8%)、「公民」で約5万冊(シェア4.1%))
しかも<育鵬社版>では原発について次のように述べてある。「原子力発電については、原子力産業の発展や安全性、環境問題や資源問題、エネルギー保障、軍事保障などを総合的に考える必要があります」 と。
つまり国防の問題に関わるとまで書いてある。
橋下市長は、最近、前回「つくる会」系教科書を採択させた
元横浜市長の中田と元杉並区長の山田を特別顧問にした。
大阪では「維新の会」市長も次々に増えている。
このままで行くと4年後には大阪の半分くらいが「つくる会」系教科書になる。

しかし、日教組中央がこの間一貫して「日の丸・君が代」問題にフタをしてきたせいか、「君が代」最高裁判決については十分な論議にはなりませんでした。共同研究者も「これまでは現代の問題からさけて論議してきた」と述べ、原発や基地問題などの重要性を挙げましたが、「日の丸・君が代」問題については触れませんでした。そこで、傍聴参加だった私は、傍聴席から「日の丸・君が代の問題もある!」とヤジりました。これに対し共同研究者は「そうです」と反応しました。

教研では、情勢全体に関する論議は不十分だったと思います。それでも福岡や北海道の若い参加者からは、「今はまさに戦前」という発言もありました。

全国教研は今回で61回目でした。しかし、日教組が「パートナー路線」を歩み始めた頃(1995年~2000年頃)、その路線に対して、全国教研にあつまる現場教職員からの突き上げが激しいので、日教組中央は一時、全国教研をブロックごとに開催する方向性を出しました。しかし、全国教研を支えてきた現場職教員たちの反対でそれはできませんでした。また日教組中央は、「日の丸・君が代」に関するレポートを排除するといった自殺行為に等しいこともしてきました。さらに日教組の弱体化、教研活動に対する制約・妨害などで全国教研の前途は極めて困難です。

しかし、全国の現場教職員がこのような形で集まり、労働者・人民の立場で論議をする教研集会は極めて貴重なものです。「教え子を再び戦場に送るな!」をスローガンに戦後一貫して日本の民主教育を集団で下から支える大きな役割を果たしてきたと言えると思います。(1995年のパートナー路線によってその役割は色あせてきましたが)

激動する情勢の下、日教組全国教研には今後どのような前途が待ち構えているか分りませんが、もう一度路線をしっかり立て直し、滋賀県甲南中の「平和行進」のように、「10年後の、100年後の、世界中の未来の空に、(平和の)虹がかかることを信じて」歩んで行ってもらいたいものだと思います。

(今回は私にとって、組合員としての最後の全国教研参加でした)



« 2012年「2・5総決起集会」へ(14) | トップページ | 2012年「2・5総決起集会」へ(16) »

投稿欄」カテゴリの記事