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2012/03/15

2012年春の闘い(22)

渡部です。

ビラまき報告からです。
(後方に、本日(3月14日)国会の衆議院第二議員会館で開かれた『最高裁判決は何を物語るのか 3・14院内集会』と『文部科学省交渉』に参加しての簡単な報告を付けておきます。東京でも不起立者が出ています。)

(3月13日)
<S川高校>
東京・山谷日雇労働組合(山日労)は3月13日、S川高校の卒業式に出かけていって、包囲ネットの統一ビラを配ってきました。

組合員6人が参加。朝、7時45分には正門前、通用門前の2ヵ所に分かれて配布しました。

まず、事務職員が正門両脇に日の丸と校旗を設置しに出てきました。設置が終わると、その様子を写真でパチリ。後で「ちゃんと出した」と都教委に報告するのでしょうか?

8時ころから教職員や卒業生が登校して来ました。「おはようございます。おめでとうございます。日の丸の押しつけに反対です」とみんなに元気よく、声をかけながら手渡していきました。ほとんどの生徒さんはビラを受け取っていきました。

ビラまきを始めると校長がすぐやってきて「校長の○○です。学校の敷地には入らないでください。式の進行の妨げはしないでください」と通告をしてきました。そして副校長もまたやってきて「ビラを生徒には配らないでください」と言ってきました。「路上でビラを配るのは自由でしょう。それより○○署の警察官はもうきているんですか?」と質問するとそれには答えず、一旦、校内に引き上げましたが、それと入れ替わりで図々しくも私服警官1人が、(去年と同じ人物)校内から出てきて、正門前にドカッと居座ってビラまきの様子をずっと監視していました。

9時を過ぎると父兄・保護者が来校してきました。保護者のみなさんにもていねいに声をかけながらビラを配っていきました。保護者もほとんどビラを受け取っていきました。

9時40分ごろになると、第二校舎の教室に待機していた卒業生が、担任の先生に引率されながら本校舎通用門に入っていきます。卒業生に「君が代は歌わなくてもいいんだよー」と声をかけると、元気のいい男子生徒から「おれ、絶対に歌わないよー」と頼もしい答えが返ってきました。

登校してくる生徒一人一人に声をかけたり、保護者同伴の生徒のために記念写真を買って出たりと、割と面倒見のよさそうな熱血先生がいたので声をかけてみました。「今度、自衛隊と子どもたちが一緒になって宿泊研修を受けさせようとしてしていますが、戦前のような軍事教練が復活されたら大変ですね」「都教委の強制問題は早稲田の入試でも取り上げられましたね」と呼びかけましたが、「大変だねー」と他人事のようなそっけない答えしか返ってきませんでした。ビラは約300枚くらいはけました。

<D高校>
13日、快晴、風がとても冷たい日でした。D高校に2人で行きました。8時15分到着。生徒の出足が早く、もう大半の生徒が登校してしまったあとでしたが、のんびりまきました。門を入ったはるか内側、玄関のドアのところに3脚に立てかけた小さめの日の丸が一つありました。

学校側の対応は、わざわざ出てきて手を出して1枚持っていった人が一人、型通りの「敷地に入らないでください、生徒にはまかないでください」を言いにきた人がひとり。どちらも名乗らず、とくに挨拶も妨害もありませんでした。

校門での監視の教員は、はじめ2名、最後は5名まで増えましたが、半数は好意的な人々で、話を聞いてくれたり、自転車の生徒が(風に飛ばされて)落としたビラを拾って生徒に戻したりしてくれました。 生徒の受け取りはかなりよくて50%くらい、逆に親の受け取りが普通より悪くて50%くらいでした。意識して拒否する親がいて、「ひのきみ問題」がよくも悪くも浸透していることを伺わせます。

通行人の受け取りも数枚ありました。トータル200枚ちょっとだと思います。9時50分終了。(H).

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『最高裁判決は何を物語るのか 3・14院内集会』では、以下のような報告や話がありました。

①「10・23通達、最高裁判決 報告」(澤藤統一郎弁護士)
②「君が代」裁判に問う<人間の尊厳>と<自由>三宅晶子さん(千葉大学)
③橋下政治をどう見るか Tさん(「日・君」強制反対ホットライン大阪事務局)
④現場の声から 都立高校教員、保護者、学生

また、共産党・社民党議員の挨拶もありました。参加者は100人弱というところだったでしょうか。

三宅さんは、最高裁判決について
「心を内部と外部に切り分けている。しかし、『君が代』強制はもはや心情の問題ではなく式というものを通し大きな社会問題となっている。また、大阪の状況を見ると、「君が代」強制は新自由主義による過酷な生存競争、能力主義で生き延びるそのメンバーシップの条件となりつつあり、外部的行為としての服従が人々に求められている」
と述べ、ドイツの例などで日本の強制がいかに異常なものかを浮き彫りにしてくれました。ちなみにドイツ憲法第一条では「人間の尊厳は不可侵である」となっているそうです。

この「大きな社会問題」についてですが、挨拶に立った共産党の議員が、最近、国会の議場にも「日の丸」が掲げられ、入場する議員が皆「日の丸」に礼をするようになった、自分もプレッシャーを感じる、と述べていました。

これは大震災と原発事故後に繰り返し放映された政府要人の記者会見の際、彼らが絶えず「日の丸」に礼をしていた姿が大きく影響していると思います。こうして既成事実が積み重ねられていき、子ども達はそれに何も疑問に思わず従っていきます。

私の職場でも、卒業式の際、壇上で挨拶する校長やPTA会長など、みな壇上高く掲げられている「日の丸」に仰々しく礼をしていました。(私は隣のALTに「 stupid!」と声をかけました)

こうしたことが国会から学校現場まで「儀礼的所作」として広まれば、まさに日本は、<人間が旗に礼をする>正気とは思えない奇妙な国になるわけです。これは一種の偶像崇拝であり、宗教的な所作です。精神的には、人間の尊厳を無視する原始・古代に逆戻りしたようなものです

ところで、この集会では、「東京でも不起立者が出た」という報告がありました。どっこい今年も、東京での闘いの火は消えませんでした。

『文部科学省交渉』では、「大阪の状況について文科省は何も言わないのか」という問いかけについて、「地方自治のことだから」と言うばかりで、文科省の<弱腰と無責任さ>だけが際立ちました。ファシズム・橋下を野放しにするようなものです。彼らはどんどん橋下にやられ、次々に追認するようになるでしょう。

頼みは、やはり最後は一般ピープルです。



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