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2012/03/31

2012年春の闘い(30)

渡部です。

本日(3月29日)、都教委は、卒業式に関わる処分を本人たちに届けました。

内容は、以下の通りです。

  • 不起立3名(2名は2回目、1名は4回目)にいずれも<戒告>(昇給延伸)
  • 卒業式当日、不当にも卒業生の担任業務を外す「職務命令」を出されたが、それに抗して卒業生の呼名を行った教員に対して<文書訓告>

これまでは、不起立2回目からは<減給><停職>でしたが、今回は4回目の教員も<戒告>となりました。

これは1月の最高裁判決に従ったものと考えられますが、(勿論、「職務命令」合憲判決・分断判決で許されませんが)このような最高裁判決を勝ち取ったのも、また最高裁判決後も変えようとしなかった都教委の姿勢を変えさせたのも、この間の被処分者・被解雇者・不採用者・弁護士をはじめ、多くの闘う人々の闘いの成果だと思います。<文書訓告>も(勿論不当ですが)闘いの成果だと思います。

東京の学校現場にも、大阪の闘いにもきっといい影響を与えると思います。

ただ、4月5日に予定されている「再発防止研修」はこれまでより酷い内容になるようですので、今回の判決を新たな足がかりとして、「再発防止研修」反対闘争を盛り上げていく必要があると思います。

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本日、東京高裁で「和田中夜スペ」裁判の判決が出され、不当にも「棄却」判決でした。

しかし、この裁判闘争の中で色々な問題点が浮き彫りにされてきました。その結果、昨日(3月28日)の杉並区教委では、「夜スペ」の存立条件ともなる「学校希望選択制」の廃止が決定されました。また「夜スペ」の参加生徒も30人枠に対し16人という状況で先細りしています。民間人校長もやがていなくなると言われています。

要するに山田区政下で藤原前校長がやったことはマスコミでは大々的に取り上げましたが、地元からはすべからく反発を受け、杉並区では失敗に終ったということです。

その山田前区長と藤原氏は大阪の橋下の特別顧問になっていますが、原告の杉並区民たちからは「杉並でお払い箱になった人間が大阪に行っている」と言われています。

以下に本日出された原告団の「声明」を紹介しますが、今日・明日の大阪の教育を示唆して興味深いものがあります。まさに具体的な実例での橋下教育行政批判になっています。(大阪の方々は是非読んで下さい)
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               「声明」
★杉並区で行われた「夜スペ」は教育基本法を無視した違法行為 「夜スペ」事業は首長(山田宏前杉並区長)が教育の内容に踏み込んだ数々の教育行政施策の中でも最も悪質な事業であります。山田氏は、教育は首長部局が主導するとして、公立学校の私学化を公言し、教育委員会を軽視、無視して教育行政を行いました。区の莫大な予算を「師範塾」につぎ込み、「学校希望制」や民間人校長の採用、教育基本条例(憲章として決定)の提案、「つくる会」側の教育委員採用を強行しての「つくる会」の教科書採択等々、どれも強行してきました。

★区立和田中学校は私学のモデル校
 山田前区長は和田中を私学のモデルとして校長裁量で何でもできる体制をつくりました。初代民間人校長として藤原和博氏を採用(2代目もリクルートから)、藤原前校長の独断による学校経営は放任されました。藤原氏はメディアをフルに活用、有名人を招いてのパーフォーマンス、杉並PTA協議会はらの脱退とPTAの解散、校長会無視、学校希望制を独自に解釈し全区から生徒を集める等、独自の行動で有名になりました。

★「夜スペ」を強引に実施
 藤原氏は地域本部を利用しました。和田中地域本部による「夜スペ」事業は突然の新聞発表で、教育委員初め皆の知るところとなり、「なぜ私塾が公立学校で有料授業を?」と全国的に話題になりました。区内では、教育委員、教員、保護者、地域住民、多数の区議会議員こぞって大反対の声をあげました。和田中地域本部という団体の不明朗な会計や、本部役員には教育産業界からのメンバーもいることがわかり、「夜スペ」の事業の公共性・公益性は否定され、公教育の破壊が指摘される中実施されました。区民有志は裁判に訴えました。

★首長が替わった結果
 新区長は、行政は教育環境の整備に専念すると議会で明言しました。師範館は中止、学校希望制は廃止と決まり、民間人校長採用は見直しの方向、教育憲章は中止と、山田前区長の独断専横の教育施策はすべて廃止あるいは見直しに向かっています。「夜スペ」では、私塾サピックスが撤退し、引き継いだ東進スクールの生徒は激減しています。和田中地域本部の事業を取り入れている学校は全国に一つとしてありません。区議会で多くの反対をよそに強行された減税基金条例も今議会で廃止と決定し、山田氏が強行した目玉施策はすべて消えました。区長が替わるたびに教育施策が変わることを良しとするものではありませんが、教育基本法や良識の声を無視して、首長独自の思想を権力を行使して強行するなどあってはならないことです。「夜スペ」裁判を通して、首長は絶大な権力の下に誰をも従わせることが出来ることの怖さをあらためて感じています。



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