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2012年7月

2012/07/30

署名用紙 東京高裁への要請

 2003年に東京都教育委員会が発した「10.23通達」によって、東京都の全ての公立学校の入学式、卒業式等で「日の丸・君が代」に対し一律起立・斉 唱の強制が続いています。さらに八王子市教委は、都教委「通達」と同じ内容の「9.22通達」「12.8通達」を発し、校長は懲戒処分を構えた職務命令を 出しました。多様な考え、多様な行動の自由を示す不起立・不斉唱によって4度の処分を受けその取消を請求して提訴しました。
 4/19に東京地裁は、減給1月・減給6月・停職1月を取り消しましたが、戒告処分を是認しました。また、「国の教育統制機能」を認めて通達・職務命令を合憲・合法と判じました。以下のことを要請します。

〔要請項目〕

1,「日の丸・君が代」に対し一律起立・斉唱を強制することは教育への「不当な支配」を禁じた教育基本法第16条に違反し、教育の自由(子どもの学習の自由・教職員の教授の自由)を定めた憲法23条、26条に違反する点について公正な判断をすること。
2,都教委「10.23通達」、八王子市教委「通達」、職務命令は憲法19条(思想・良心の自由)、20条(信教の自由)及び国際条約に違反する点について公正な判断をすること。
3,戒告を含め全ての累積加重処分は、都教委の裁量権を逸脱・濫用したものであることについて公正な判断をすること。

署名用紙へのリンク



累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第109号)

高裁への要請署名を開始しました。
7/28現在、署名525筆です。ありがとうございます。
第1次集約は7月末です。できるだけ集約します。よろしく。



「日の丸・君が代」処分(戒告から停職まで)
累積加重処分取消裁判 

高裁第1回口頭弁論 10/9(火)10:30~ 第825号
都側「控訴理由書」に反駁する狭い会場・参加者の視線
多様性・相違性・個性の可能性に賭ける

 私(近藤)の控訴審では、双方が控訴した。都側は3つの処分(減給1月・減給6月・停職1月)の“取消を取り消す”ために「過去の処分歴等」を主張する。都側の苦しい言い分の一つを紹介する。
都側は、「式典会場の狭さ」をとりあげた。(第一審原告=近藤)

東京都「控訴理由書」より
 音楽室は、一般に卒業式等の式典が行われている体育館等の広い会場とは異なり、横幅8メートル、長さ12,4メートルしかない狭い会場であり、・・狭い 空間の範囲内において、教職員、卒業生、在校生、保護者、来賓らが集合した状態で、卒業式が行なわれたものである(甲36)。
このような狭い会場において、しかも国歌斉唱という静粛な中での式次第が進行する中で上記のような状況が発生したのであるから、式典参加者の殆どが上記の状況を認識し、第一審原告に視線を注ぐものが相次いだことは明らかである。

 「控訴理由書」には、この引用部分に続いて紊乱・害悪などの決めつけが書かれている。(ニュース第104号)。東京都は、「厳粛な雰囲気が喪失」されたという。いわゆる秩序の維持・円滑な進行を妨げたという処分是認の理由に直結させている。
 私は原告本人尋問でも表明したように、一律起立・斉唱の強制下では異なる考え異なる行動を示す不起立・不斉唱が必要で、生徒に見えていたことを確認して いる。そのことをミタ生徒が自らの個性で受けとめ、社会的な見方、批判力、ひいては思想良心を形成していくかもしれない。それに賭けてみようと思っただけ である。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今後の予定 報道

*河原井損害賠償差し戻し審 高裁口頭弁論 8/1 10時 511号
*米山処分取消・不採用取消裁判 高裁口頭弁論 8/7 15:30 第822号
*土肥裁判 高裁 口頭弁論 9/11 14:30 第511号
*東京「君が代」裁判3次訴訟地裁口頭弁論 9/28 15:00 第527号
累積加重処分取消裁判 高裁第1回口頭弁論 10/9 10:30 825号
*河原井・根津処分取消訴訟 地裁口頭弁論 10/15 15時 第527号
*「授業してたら処分」事件 地裁弁論 10/18 10:30 第527号
*東京小中「君が代」裁判 高裁判決 10/25 13:15 第424号
*東京「君が代」裁判2次訴訟 高裁判決10/31 14:00 101号 

ニュースへのリンク



2012/07/29

2012年「8・31都教委包囲行動」へ(12)

渡部です。

本日(7月27日(金))夜、毎週の「首都圏反原発連合」有志による官邸前抗議は休みでしたが、『原子力規制委員会」人事に異議あり!「原子力ムラ」から選ぶな! 7・27 官邸前アクション』が開かれました。

<呼びかけ>は、:再稼働反対!全国アクション、国際環境NGO FoE Japan(7月24日現在)。

インターネットで流れた呼び掛けには次のようなことが書いてありました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「9月に発足する「原子力規制委員会」の国会同意人事案(田中俊一、更田豊志、大島賢三、中村佳代子、島崎邦彦)が報じられました。中でも委員長候補の田中俊一氏は、長年「原子力ムラ」の中枢で活動し、今なお原発推進機関の職にあります。自主避難者への賠償にも最後まで抵抗しました。

また、「低線量被ばくでは、子どもと大人で発がんリスクには差がない」と発言した中村佳代子氏も併せて、放射線被害を軽視する人選と言わざるを得ません。

「原子力ムラ」当事者や規制対象事業者、官僚OBらで固めた反省のかけらもない驚くべき人選です。・・・・この案が通れば、「再稼働推進」、「福島切り捨て」、「安全神話復活」の「恐るべき委員会」が私たちの前に立ちはだかるでしょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このアクションでは、旗などに対する規制はなく、主催者の所には「日の丸」もなく、多くの方々の発言も十分に保障され、いろいろなシュプレヒコールも発せられました。

以下にいくつかの発言を紹介します。

(テント村)
原子力規制委員会(5年間任期)は「原発ムラ」の人と元官僚など原発を推進してきた人間が入っている。原発を推進してきた人間は入れるべきではない。委員会は脱原発を宣言すべきだ。福島の人たちの苦しみを我が身として考える人でなければならない。委員長候補の田中俊一氏は長年「原子力ムラ」の中枢で活動し、今なお原発推進機関の職にあり、自主避難者への賠償にも最後まで抵抗した。

(福島からの自主避難者)
福島では下請けの被爆労働者がたくさん働いている。彼らは内部被ばくしている。毎日人殺しをしているようなものだ。差別もひどい。東電社員は冷たい水を飲めるが、下請けはぬるい水だ。東電社員はメガネを蔽うものを配布されるが、下請けにはされない。下請け社員は、「廃炉廃炉というが、誰が廃炉にするの?」と言う。弱い立場の人に押し付けないようにしなければならない。こうした問題を見過ごしている厚生労働省に抗議を!

(埼玉の方)
私の住むところは枝野の選挙区だ。彼は地域で「原発反対」のビラをまいている。しかし、秘書(彼の父)に聞くと、「原発推進だ」と言う。彼らは利権に振り回されてきた。ダマされず、みんなの力で世の中を変えて行こう。私たちが正義だ。

(もう一人の埼玉の方)
国や東電は反省していない。彼らに負けるわけにはいかない。東電の利益の91%は家庭用電力からだ。不払い運動をやろう。

(宇都宮の方)
ここに旗をもってきた。これには、≪原発をゼロにしてから死ぬのが、大人の責任だと思う≫と書いてある。これを各地で掲げてほしい。原発は新しいものではなく、過去の遺物だ。

(福井の方)
敦賀原発から20キロのところに住んでいる。ここに来て多くの人が集まっているのでびっくりした。自分たちも先々週から金曜日に集まり始めた。まだ50人位だが、来週以降頑張る。

(神奈川の方)
規制委員会は「ムラ」関係者を据えている。犯罪者を裁判官に据えるようなものだこの人事が通ったら5年間原発再稼働の動きが止まらないだろう。しかし、どんなことがあってもあきらめてはならない。規制庁まえに1000万人集まろうではないか。

(もう一人の福井の方)
大飯町の町長が原発を抱える町の町長たちと経産省の枝野に面会に来て、「自分たちのところの原発も動かしてください」と強く働きかけ、核燃料サイクルもよろしくと言っている。彼らには何の反省もない。福井には18基の原発があるが、「原発があるから福井は平和なのだ」、「福井の原発は福島の原発とも違い三菱製だから安全だ」、などとも言っている。

アクションでは4団体が内閣府の係員(受け取りに出てきた)に要請文を読み上げて渡しました。

なお、本日のアクションでも、警察が不当な過重警備をしてきましたが、参加者と主催者から強い抗議の声が上がり、警備は多少緩まざるを得なかったようです。

本日の参加者は2800人でした。7月29日(日)夕方には<大規模な国会包囲行動>が行われます。

(なお私は、事情でしばらく田舎に引っ込みますので、東京の動きをどなたか報告お願いします。名前を出せない方は私までメールして下さい。そうすれば私の方で全国に「報告」します。)



2012/07/27

法廷カレンダー

法廷カレンダー、2012年8月を更新しました。

法廷カレンダー
「法廷カレンダー」のダウンロード



累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第108号)

「日の丸・君が代」処分(戒告から停職まで)
累積加重処分取消裁判 

高裁第1回口頭弁論
10/9(火)10:30~ 第825号

都側「控訴理由書」に反駁する
 「事情聴取を拒否」事故報告
(職務命令違反・服務事故)に「説明の必要なし」

私(近藤)の控訴審では、双方が控訴した。都側は3つの処分(減給1月・減給6月・停職1月)の“取消を取り消す”ために「過去の処分歴等」を主張する。都側の苦しい言い分の一つを紹介する。

都側は、私の「事情聴取」をとりあげた。


東京都「控訴理由書」より

卒業式終了後、倉田校長は、第一審原告に対して職務命令違反があったことを確認し、その際、第一審原告に対し、職務命令違反は、公務員としてあるまじき行為であることを厳重に注意し、その後、八王子市教育委員会に対して事故報告をなした。(乙3)

その後、第一審原告は、東京都教育庁人事部の担当者から事情聴取を受けたが、自ら倉田校長の立会いを断った上、事情聴取に対して校務分掌・身分の確認に応じたのみで自らの非違行為に関する具体的な説明を一切せず実質的にこれを拒否した(乙13、甲38)

第一審原告は、東京都教育庁人事部の担当者から事情聴取を受けたが、自ら齋藤校長の立会いを断った上、事情聴取に対して、「あなたは、これまでに服務事故を起こしたことがありますか。」という問いに対し「私はないと思っています。」と答えるなどした。(乙17、甲38)

私 が「コメントしません。」と答えたことで「事情聴取を実質的に拒否した」と断定している。事実問題は全て校長に話した。上記にもあるように「服務事故」を めぐって対立し、都教委は処分の資料を整えるために「事情聴取」を行った。その場で私が「説明」し「コメント」する必要はないと判断した。

現 在、最高裁「1・16判決」に基づいて都教委と話し合う動きがある。「1・16判決」は減給以上の累積加重処分に警告を発したが、「10・23通達」・職 務命令を合憲合法とし、学校現場では「日の丸・君が代」強制・処分・継続的「服務事故再発防止研修」が進行している。このような事態の中で、原告・被告、 控訴人・被控訴人、上告人・被上告人が同じテーブルについて何らかの「和解」をすることは、現場教職員の闘いを切って捨てる可能性がある。

都 教委が少なくとも「10・23通達」の執行停止を表明してこそ話し合いの条件が成り立つ。それでもピアノ伴奏強要事件のように処分が行われる可能性があ る。20世紀、学テ実施を止めてから10年して、ようやく旭川学テ判決(1976)を勝ち取った。この教訓に学ぶべきだ。今や、全国で強制・処分は強化さ れている。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

高裁への要請署名を開始しました。第1次集約の締め切りは7月末です。今回は高裁への要請です。前回ご協力いただいた方も再度お願いします。


今後の予定 報道

*河原井損害賠償差し戻し審 高裁口頭弁論 8/1 10時 511号

*米山処分取消・不採用取消裁判 高裁口頭弁論 8/7 15:30 第822号

*土肥裁判 高裁 口頭弁論 9/11 14:30 第511号

*東京「君が代」裁判3次訴訟地裁口頭弁論 9/28 15:00 第527号

累積加重処分取消裁判 高裁第1回口頭弁論 10/9 10:30 825号

*河原井・根津処分取消訴訟 地裁口頭弁論 10/15 15時 第527号

*「授業してたら処分」事件 地裁弁論 10/18 10:30 第527号

*東京小中「君が代」裁判 高裁判決 10/25 13:15 第424号

*東京「君が代」裁判2次訴訟 高裁判決10/31 14:00 101号 

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2012年「8・31都教委包囲行動」へ(11)

渡部です。

本日(7月26日)、<河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会>で、都庁前早朝ビラまきをやりました。参加者13人。

ビラには、
①7月12日の都教委定例会で配布された高校の教科書採択に関しての「教科書の調査研究資料」に、<地歴><公民>の教科書については

*北朝鮮による拉致問題の扱い
*我が国の領域を巡る問題
*国旗・国歌の扱い

が特に重視されていることについて、批判した文章と、

②「都庁職員の皆さん!石原都知事の尖閣諸島購入に手を貸さないで!!」という文章(以下の方に貼り付けます)、が載せられました。

ビラの受け取りはあまりよくありませんでした。近くの柱には、「都庁内ではビラ配布やマイクでの宣伝などを禁止する」旨の大きな掲示物が貼られていました。このような掲示物はかつては貼られていませんでした。都庁職員は、こうした掲示物に圧力を感じてビラを庁舎内に持ち込むことをためらったのかもしれません。

ビラまき終了後、5人で都教委定例会の傍聴をしました。本日の定例会での大きな話題は、<いじめの実態把握のための緊急調査について>というものでした。

その中で、学校の「隠蔽体質」というものが問題になりましたが、都教委の事務方は「ありません」と述べました。しかし現実には、人事考課の下では(良く見られるために)、「隠蔽体質」が起きてくるのは必然でしょう。

しかも「調査」と言ってもそれは全く表面的・現象的なもので、「なぜいじめが起きてくるのか」といった根本的な問題は、全く問われていません。とりわけこの間の教育行政に対する反省などは全くありません。すべては、子どもと教員が悪いといわんばかりです。

川渕委員にあっては、

「<いじめ>はなくならない。問題は<虐待>に近いことだ。<いじめ>を<虐待>というネーミングに変えることで、警察が学校に入るというようにならないと解決しない。<学校は警察を入れなさい>という指針を出すことを検討したらいい」

とまで言い出す始末です。まさに取締りの強化によって<いじめ>をなくす、というのです。

しかし、いじめを生み出す社会的背景とか教育環境とかを問題にしないで、取締りをいくら強化しても、<いじめ>は無くならないどころかますます深刻化して行くでしょう。

少なくとも、東京都では、「日の丸・君が代」を処分の脅しを以て強制し、職員会議での挙手採決を禁止し、、人事考課を背景に有無を言わさない上意下達の体制をしき、弱い立場の教職員や生徒・保護者を露骨にいじめている、石原都知事やそれに追随する都教委がいじめの根源と言っても過言ではないでしょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 都庁職員の皆さん!

 石原都知事の尖閣諸島購入に手を貸さないで!!



 石原都知事は4月16日、米ヘリテージ財団(保守系シンクタンク、米政府の政策決定に大きな影響力)での講演で突然、「日本人が日本の国土を守るために東京都が尖閣諸島を購入することにした」と述べました。


 これは一体どういうことでしょうか。あまりにも唐突・突飛な考えです。

 尖閣諸島と言えば、現在日本・中国・台湾などで問題になっているところです。

 そこに尖閣からはるかに離れた東京都が乗り出すなどということは常識では考えられないことです。

 中国や台湾との関係悪化がもたらされるのは当然です。

 丹羽中国大使は「実行された場合、日中関係に極めて深刻な危機をもたらす」と述べているのです。

 お互いの友好関係は一気に失われ、敵対関係が作り出され、戦争に突入するかもしれません。

 

 そもそも、都民の間からそのような要望が出ていたわけでもありません。

 都庁の職員も寝耳に水だったようです。

 ならばなぜ、石原都知事は突然このようなことを言い出したのでしょうか。

 それはこれまでの彼の言動(たとえば「東京から日本を変える」など)から明らかなように、彼の右翼的な政治的野望のために東京都政を私物化し、利用しようとしているからです。


にもかかわらず、都庁の幹部は良く考えもせずに石原のいいなりになり、購入のための「寄付金」集め、「尖閣購入のポスター」の張り出し、尖閣諸島への「上陸申請」、というようなところまで事態を進行させています。

中国や台湾に東京都が積極的に喧嘩を売っているようなものです。

野田首相もこの流れに乗って「尖閣国有化方針」を発表し、丹羽大使をやめさせるようです。


これはかつて関東軍が勝手に柳条湖事件(満州事件)を起こし、それを政府に認めさせ、反対する人々を弾圧し次々に戦火を拡大させていったことと同じ構図です。

石原都知事と都の幹部はその関東軍のような役割を果たしています。非常に危険な火遊びです。

都民のためにも国民のためにも決してなりません。


 都庁の職員の皆さんに訴えます。

 石原の言いなりになって尖閣問題に取り組むのはやめてください。

 そして本当に都民のためになる仕事をして下さい。

2012/07/26

7.26都庁情宣

7.26都庁情宣のちらしです。

「f20120726.pdf」のダウンロード



2012/07/25

累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第107号)

「日の丸・君が代」処分(戒告から停職まで)
累積加重処分取消裁判 

高裁第1回口頭弁論
10/9(火)10:30~ 第825号

都側「控訴理由書」に反駁する
 「事情聴取を拒否」事故報告
(職務命令違反・服務事故)に「説明の必要なし」

 私(近藤)の控訴審では、双方が控訴した。都側は3つの処分(減給1月・減給6月・停職1月)の“取消を取り消す”ために「過去の処分歴等」を主張する。都側の苦しい言い分の一つを紹介する。

 都側は、私の「事情聴取」をとりあげた。


東京都「控訴理由書」より

 卒業式終了後、倉田校長は、第一審原告に対して職務命令違反があったことを確認し、その際、第一審原告に対し、職務命令違反は、公務員としてあるまじき行為であることを厳重に注意し、その後、八王子市教育委員会に対して事故報告をなした。(乙3)
 その後、第一審原告は、東京都教育庁人事部の担当者から事情聴取を受けたが、自ら倉田校長の立会いを断った上、事情聴取に対して校務分掌・身分の確認に応じたのみで自らの非違行為に関する具体的な説明を一切せず実質的にこれを拒否した(乙13、甲38)
第一審原告は、東京都教育庁人事部の担当者から事情聴取を受けたが、自ら齋藤校長の立会いを断った上、事情聴取に対して、「あなたは、これまでに服務事故を起こしたことがありますか。」という問いに対し「私はないと思っています。」と答えるなどした。(乙17、甲38)

 私が「コメントしません。」と答えたことで「事情聴取を実質的に拒否した」と断定している。事実問題は全て校長に話した。上記にもあるように「服務事 故」をめぐって対立し、都教委は処分の資料を整えるために「事情聴取」を行った。その場で私が「説明」し「コメント」する必要はないと判断した。
 現在、最高裁「1・16判決」に基づいて都教委と話し合う動きがある。「1・16判決」は減給以上の累積加重処分に警告を発したが、「10・23通 達」・職務命令を合憲合法とし、学校現場では「日の丸・君が代」強制・処分・継続的「服務事故再発防止研修」が進行している。このような事態の中で、原 告・被告、控訴人・被控訴人、上告人・被上告人が同じテーブルについて何らかの「和解」をすることは、現場教職員の闘いを切って捨てる可能性がある。
 都教委が少なくとも「10・23通達」の執行停止を表明してこそ話し合いの条件が成り立つ。それでもピアノ伴奏強要事件のように処分が行われる可能性が ある。20世紀、学テ実施を止めてから10年して、ようやく旭川学テ判決(1976)を勝ち取った。この教訓に学ぶべきだ。今や、全国で強制・処分は強化 されている。

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高裁への要請署名を開始しました。第1次集約の締め切りは7月末です。今回は高裁への要請です。前回ご協力いただいた方も再度お願いします。


今後の予定 報道

*河原井損害賠償差し戻し審 高裁口頭弁論 8/1 10時 511号
*米山処分取消・不採用取消裁判 高裁口頭弁論 8/7 15:30 第822号
*土肥裁判 高裁 口頭弁論 9/11 14:30 第511号
*東京「君が代」裁判3次訴訟地裁口頭弁論 9/28 15:00 第527号
累積加重処分取消裁判 高裁第1回口頭弁論 10/9 10:30 825号
*河原井・根津処分取消訴訟 地裁口頭弁論 10/15 15時 第527号
*「授業してたら処分」事件 地裁弁論 10/18 10:30 第527号
*東京小中「君が代」裁判 高裁判決 10/25 13:15 第424号
*東京「君が代」裁判2次訴訟 高裁判決10/31 14:00 101号 

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2012/07/24

2012年「8・31都教委包囲行動」へ(10)

渡部です。

本日(7月23日)、抗議の中、オスプレイが米軍岩国基地に陸揚げされた。岩国市長も山口県知事も、抗議の声をあげた。一方日本政府は、米政府の出先機関に成り下がった。

これに抗議するため、東京では本日夕方、首相官邸前で<第一波官邸前行動>が行われた。呼びかけたのは「沖縄・一坪反戦地主関東ブロック」など。約130~140人が集まった。

その中で、次のようなことが語られた。

「高江ヘリパットはこれまで政府は隠していたが、オスプレイの訓練として造られることが明らかになった。環境アセスメントにはそれは触れられていなかった。高江の集落(140人)を取り囲むように、6箇所に丸いヘリパットが作られる。真ん中に直径45メートルの円、その周りに15メートル離れて円を描く。(計:直径70メートルのヘリパットが6つ造られる)とても高江の人たちが住めるところではなくなる。

すでに工事を強行、抗議で座り込む住民の頭越しにクレーンで土を運び入れるという危険なことまでやっている。そこはヤンバルの森でヤンバルクイナやノグチゲラなどが住むところだ。森本防衛相は「調査をして巣があれば30日間演習を停止する」などと言っているが、これまで約束が守られたためしがない。

辺野古のアセスメントにもオスプレイを入れていない。日米両政府はこれまでオスプレイの配備を隠してきた。」

その後、神奈川、東京の市民団体からも発言があり、最後に「沖縄・一坪反戦地主関東ブロック」の<オスプレイ岩国基地陸揚げ弾劾!沖縄への配備中止を訴える>要請書が読み上げられ、首相官邸に届けられた。以下にその一部を紹介する。

「試験飛行は事故調査の発表を待って『安全』と確認されてからだ言っているが、日米政府がいくら『安全』だと言い放っても、今や誰も信用しない。・・・米国のオスプレイ配備の思惑に日本政府が追従するという日米両政府の利益を優先し、日本国民の安全を優先していないことがわかった。すなわち、日米安保条約が国民の安全を第一に保障するものではないことが明々白々となり、日米安保体制を揺るがすものとなっている。」

今回の問題ほど、日本政府がアメリカの単なる「出(手)先機関」であることを暴露したものはない。もはや日本の人々の政府ではなくなっている。「売国政府」と言っても過言ではない。

沖縄では、8月5日に10万人規模の県民大会が開かれる。それに呼応する形で、東京でも同日、『10万人沖縄県民大会に呼応する8・5首都圏集会』が以下の要領で開かれることになった。

<日時> 8月5日(日) 午後1時開始 集会後デモ行進
<場所> 日本教育会館・一ツ橋ホール
(地下鉄都営線・東京メトロ半蔵門線「神保町駅徒歩3分)
<問題提起> 高橋哲哉(東京大学大学院教授)
<主催> 10万人沖縄県民大会に呼応する8・5首都圏集会
<問い合せ> 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
℡ 090-3910-4140



2012/07/23

累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第106号)

「日の丸・君が代」処分(戒告から停職まで)
累積加重処分取消裁判 
高裁第1回口頭弁論 10/9(火)10:30~ 第825号
都側「控訴理由書」に反駁する 「確信的に拒否」
原則的・抑制的・初歩的な教育活動=「校務」

 私(近藤)の控訴審では、双方が控訴した。都側は3つの処分(減給1月・減給6月・停職1月)の“取消を取り消す”ために「過去の処分歴等」を主張する。都側の苦しい言い分の一つを紹介する。
都側は、私の不起立・不斉唱時の「反論」をとりあげた。

東京都「控訴理由書」より

 渡辺副校長から、2回にわたり、「近藤教諭、起立して斉唱してください。」と声をかけられ、起立して斉唱するよう促されたが、これに対して「これは、自分の校務です。」などと反論し、従わなかった(乙3、4、甲38)。
 渡辺一彦副校長から、「近藤先生、立ってください。」と声をかけられ、起立して斉唱するよう促されたが、「校務ですから。」と反論し、従わなかった。(乙8、9、11、甲38)。
第一審原告は、上記の記録から明らかなとおり、いわば確信的に職務命令に従うことを拒否し、これに違反する行為を繰り返していたもの

 副校長の強制・現認に対して、私は一言「校務」と応えた。

原則的:生徒に正対し、はっきりと不起立・不斉唱を示す。
抑制的:卒業式の進行を妨害する発声や表示の必要はない。
初歩的:教育活動の一環としての一貫した不起立・不斉唱行為。

 大谷最高裁裁判官は、不起立・不斉唱を「示威的な拒否行動」と言った。都側の言う「確信的に拒否」が示威的とか挑戦的とかを印象づけようとするなら、それは見当違いである。
 生徒には、「日の丸」も「君が代」も、起立している人、不起立している人、歌っている人、歌っていない人、全てを見て聴いてほしい。会場の全ての人、そ して自分の存在を考えてほしい。式典は、待ったなしのドキュメント教育の場面、子どもと教職員の直接の人格的接触の場面である。不起立・不斉唱は式場に必 要不可欠であった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
高裁への要請署名を開始しました。第1次集約の締め切りは7月末です。今回は高裁への要請です。前回ご協力いただいた方も再度お願いします。

今後の予定 報道

*河原井・根津処分取消訴訟 地裁口頭弁論 7/23 16時 第527号
*河原井損害賠償差し戻し審 高裁口頭弁論 8/1 10時 511号
*米山処分取消・不採用取消裁判 高裁口頭弁論 8/7 15:30 第822号
*土肥裁判 高裁 口頭弁論 9/11 14:30 第511号
*東京「君が代」裁判3次訴訟地裁口頭弁論 9/28 15:00 第527号
累積加重処分取消裁判 高裁第1回口頭弁論 10/9 10:30 825号
*「授業してたら処分」事件 地裁弁論 10/18 10:30 第527号
*東京小中「君が代」裁判 高裁判決 10/25 13:15 第424号
*東京「君が代」裁判2次訴訟 高裁判決10/31 14:00 101号 

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累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第105号)

「日の丸・君が代」処分(戒告から停職まで)
累積加重処分取消裁判 
高裁第1回口頭弁論 10/9(火)10:30~ 第825号
都側「控訴理由書」に反駁する研修を受講したが・・
「研修の目的が達せられなかった」とは??

 私(近藤)の控訴審では、双方が控訴した。都側は3つの処分(減給1月・減給6月・停職1月)の“取消を取り消す”ために「過去の処分歴等」を主張する。都側の苦しい言い分の一つを紹介する。
都側は、私の「服務事故再発防止研修・受講報告書」をとりあげた。


東京都「控訴理由書」より


 私が上記のように書いたことで、「研修の目的が達せられなかった」という。それは、思想改造、転向強要に応じなかっただけのこと。今もその認識に変化無し。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 東京都「控訴理由書」には、地裁判決で取り消された処分時の不起立に対する見解が語られている。(その時の卒業式の模様は前号で示した。)

「ガン細胞」論の復活か?「害悪」論の登場!!

 本件第2処分ないし本件第4処分のいずれの非違行為においても、その非違行為がもたらした害悪は具体的でかつ極めて大きいもの

 かつて、鳥海教育委員は不起立・不斉唱・不伴奏者を「ガン細胞」と言った。今日、都側は短い「控訴理由書」の中で「害悪」を6回使っている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
高裁への要請署名を開始しました。第1次集約の締め切りは7月末です。今回は高裁への要請です。前回ご協力いただいた方も再度お願いします。

今後の予定 報道

*河原井・根津処分取消訴訟 地裁口頭弁論 7/23 16時 第527号
*河原井損害賠償差し戻し審 高裁口頭弁論 8/1 10時 511号
*米山処分取消・不採用取消裁判 高裁口頭弁論 8/7 15:30 第822号
*土肥裁判 高裁 口頭弁論 9/11 14:30 第511号
*東京「君が代」裁判3次訴訟地裁口頭弁論 9/28 15:00 第527号
累積加重処分取消裁判 高裁第1回口頭弁論 10/9 10:30 825号
*「授業してたら処分」事件 地裁弁論 10/18 10:30 第527号
*東京小中「君が代」裁判 高裁判決 10/25 13:15 第424号
*東京「君が代」裁判2次訴訟 高裁判決10/31 14:00 101号 

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2012年「8・31都教委包囲行動」へ(9)

渡部です。

日本中で反対の世論が強まる中、それを全く無視する形で明日、米新型輸送機オスプレイが、米日政府によって、岩国に陸揚げされようとしている。

それに抗議する動きが各地で起きている。本日(7月22日)東京杉並区でも、『沖縄と結ぶ杉並の集い』(実行委員会主催)が開かれた。参加者60数名。

『集い』では以下の2つの講演があった。

 ①「沖縄と杉並の主権者を結ぶもの」(高嶋伸欣 琉球大学名誉教授)
 ②「辺野古新基地建設反対闘争の今後の展望」(安次富浩 ヘリ基地反対協議会共同代表)

①では、この間の沖縄の動きが紹介されるとともに、戦後沖縄が置かれた地位(アメリカの施政権下)やそれに対する沖縄の人々の闘いが紹介された。

②では、辺野古での長い基地建設反対闘争(15年間クイ1本打たせていない)と、オスプレイ配備が如何に危険なものであるか、同時にオスプレイ配備を食い止めることが如何に重要か、が話された。

その中で、特に私の印象に残ったのは、安次富さんが最後に次のようなことを話したことだった。

「何よりも今、オスプレイ配備を食い止めることが大事だ。辺野古もオスプレイ配備を前提にして作られようとしている。だからオスプレイ配備を食い止めれば辺野古への基地建設もなくなる。」

「8月5日には県民大会が開かれる。しかし、その後もいろいろな形で反対運動を盛り上げていく。普天間基地は日本の航空法に該当しない基地だ。だから、風船をあげようとか、基地への水道を止めよう、などの話も出ている。アメリカと日本政府が一緒になって沖縄に基地を押し付けてきた。だから<沖縄は自治州になろう>という声も出ている。」

「尖閣をなぜ東京が買うのか。石原はアメリカの星条旗をバックにした反中国の団体の講演会でそれを話したのだ。東京都の職員を派遣するなどとも言っている。税金でやるのだ。東京都民は何故黙っているのか。」

「反対する人たちはよく<九条>を持ち出すが、その前に、<一~八条>、つまり天皇のことが問題だ。沖縄をアメリカに売り渡したのは天皇だ(*)。

(*)1949年の<天皇メッセージ>が有名。
「沖縄に対する米軍の占領は、ソ連の脅威に備えるとともに、日本国内の治安維持のためにも重要で、アメリカと日本双方の利益にもなる。琉球列島の軍事占領方法は、主権を日本に残し、25年から50年あるいはそれ以上の期間をアメリカが租借することが望ましい。」
戦後も天皇が政治に口出ししているのだ。天皇制はもういらない。」

「最近沖縄でも右翼が出てきている。辺野古のテントの所に来て『プロ左翼は大和に帰れ!』などと言っているし、宣伝カーで『8・5大会に参加するな!』などと触れ回っている。」

「しかしこの間、脱原発で、<首相官邸前行動>や<17万人の集会・デモ>など新しいものが生まれつつある。私たち主権者が一歩でも二歩でも前に出て、現状を変えていくことが大事だ。日本政府や官僚などへの怒りが高まっている。民衆の怒りは我慢ならないところまで来ている。」

「民主的な行動へ立ち上がることだ。民主主義の本来の姿を守るためにも闘い続ける。」



2012/07/22

2012年「8・31都教委包囲行動」へ(8)

渡部です。

本日(7月20日(金))、
 ①東京「君が代」裁判・二次訴訟控訴審<第一回口頭弁論>傍聴
 ②脱原発官邸前の金曜夜集会
に参加しました。

①では、控訴人(原告)64人のうちの2人と代理人(弁護士)3人が意見陳述をしました。

(原告のUさん)は、とくに処分後に行われている<再発防止研修>について、「公務員は職務命令を守ることがすべてであり、質問をすることも疑問を持つこと自体も許さなかった。しかしその職務命令が間違っていたらどうするのか。職務命令が唯一無二のものとされる恐ろしさを感じた。」「再発防止研修は明らかに思想転向をせまるものだった」と述べました。

(原告のIさん)は、「10・23通達」以前の都立高校と以後の都立高校の変わりようについて語り、「戦前の教育における日の丸・君が代の果たした役割、その反省から戦後民主主義が生まれた。10・23通達はその原点を踏みにじるものだった。だから私は立つことができなかった。都教委は式の目的を何と心得ているのか。」と述べました。

その後、代理人3人もそれぞれ意見を述べました。

私は、これから何回か裁判が開かれるのだろうと思っていました。

しかし、裁判長は「少し協議をする」と述べ、奥の部屋に引っ込み、出てきて言ったことは、これまでの経過と判決日(10月31日)だけでした。つまり、たった一回で結審としたのです。経過の中で今年1月16日の最高裁判決のことを述べており、「それで決まり」と言わんばかりでした。

②では、先週のことを踏まえ、最初からのぼり旗の上の方に「NO NUKES」のポスターと黄色い吹き流しを付け、旗にもドイツの反原発のマーク(太陽の顔のまわりにATOMKRAFT NEIN DANKE)のシールをいくつかつけて仲間と行きました。

ところが又しても主催者が来て先週と同じことを言います。「先週妥協してこうなったんだろう」と言っても、「認めれらない」というのです。すると又近くにいた人が「なぜ悪いんだ」と言いだし、主催者に強硬に抗議しました。しかし、主催者は譲りません。そうしているうちに右翼の人がこちらに文句を言いだしました。

主催者に先週の「日の丸」のことを問いただすと、「あれは認めている。日の丸はただの旗だから」と言います。仲間の一人は「こんなところにいてもだめだ帰ろう」と言って帰ってしまいました。しかし私は、そのまま旗を持って立っていました。

そんなことをしている時、元首相の鳩山氏がやってきて、スピーカーで、「自分はかつて首相官邸にいて人々の声が聞こえなくなっていた。反省している。これから首相官邸に行き、再稼働を止めるように要請してくる」と言って首相官邸に行きました。大きな拍手が起きました。

しばらくして又主催者の別の人が来て盛んに私を説得します。「『日の丸・君が代』の強制と処分を許すな!などと書いてある旗は原発と関係ないから降ろしてください」と言うのです。

私の方では「だから上にいろいろ付けてきたじゃないか。一方で『日の丸』を公然と認めて、他方でこれを認めないのはおかしいのでは。」と言いますが、ラチがあきません。

しかし、「今日は『日の丸』は主催者の脇のところには上がっていませんよ」「私も日の丸・君が代の強制には反対なんですよ」「でも今回は原発反対でやろうとして多くの人々が集まっているのだから・・・」「こんなことをやっていると嫌われますよ。逆効果ですよ」などとも言ってきました。

すでに長い時間が経っていましたので、私の方で、「じゃ、今日はこれで旗をたたむよ。そして帰るから。」というと、「旗をたたんでも、もうすぐ終わりますから帰らないで下さい。」と引き留める。

結局、旗をたたみ「再稼働反対」のシュプレヒコールをし、主催者の彼と握手をして別れてきた。

私は、脱(反)原発運動がさらに発展するためには、主催者は右翼ではない人々や組織にも大きな度量を発揮した方がよいと思う。なぜなら、その人たちや組織がこれまで困難な中で脱(反)原発運動を担ってきたし、これからも困難な中で担っていくことになるだろうから。



2012/07/20

累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第104号)

~「日の丸・君が代」処分(戒告から停職まで)~
累積加重処分取消裁判 高裁第1回口頭弁論 
10/9(火)10:30~ 第825号

都側「控訴理由書」に反駁する  紊乱
それは、あんたたちのせいじゃないの!

私(近藤)の控訴審では、双方が控訴した。都側は3つの処分(減給1月・減給6月・停職1月)の“取消を取り消す”ために「過去の処分歴等」を主張する。都側の苦しい言い分の一つを紹介する。

東京都「控訴理由書」より

「会場内には国歌の音声に上記起立を促す言動が混じり、それが多くの参列者にも聞こえていたことも明らかである。・・第一審原告の不起立行為自体及びそれ が不可避的にもたらした状況が・・厳粛な雰囲気を喪失させていたことは明らかであり、そのような状態のままで国歌斉唱自体が続いて終了したとしても、それ はほとんど形だけのものにとどまり、実質的には、当該国歌斉唱の式次第、ひいては卒業式の式典自体が大きく紊乱されていたといわざるを得ないのであ る。・・その非違行為がもたらした害悪は具体的でかつ極めて大きいもの」
私が不起立すると副校長が近づいてきて「起立してください」とかなり大きな声で言った。その後、「○時○分、現認」と言った。「国歌の音声」「起立を促す言動」は私が発したものではない。
また、東京都「控訴理由書」次のような展開もある。
第一審原告の非違行為に対しては、本人が受ける不利益を考慮したとしても、最も軽い戒告処分よりも一層感銘力の大きい減給以上の処分を選択し、それによって再発防止を図るほか方法がないのである。
「感銘力」などという表現を採っているが、減給以上は明らかに次の行動への牽制であることをあからさまに表明している。処分を下す時は重複する職務命令違反による累積加重処分と言いながら、現在では「再発防止」のためという。
おそらくこれが都教委の本音だろうが、行為の事実ではなく、処分者の恣意によって「過去の処分歴等」が取りあげられ、より重い処分が選択されることは許されない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
高裁への要請署名を開始しました。第1次集約の締め切りは7月末です。今回は高裁への要請です。前回ご協力いただいた方も再度お願いします。

今後の予定 報道

*東京「君が代」裁判2次訴訟 高裁口頭弁論 7/20 14:00 第101号
*河原井・根津処分取消訴訟 地裁口頭弁論 7/23 16時 第527号
*河原井損害賠償差し戻し審 高裁口頭弁論 8/1 10時 511号
*米山処分取消・不採用取消裁判 高裁口頭弁論 8/7 15:30 第822号
*土肥裁判 高裁 口頭弁論 9/11 14:30 第511号
*東京「君が代」裁判3次訴訟地裁口頭弁論 9/28 15:00 第527号
累積加重処分取消裁判 高裁第1回口頭弁論 10/9 10:30 825号
*「授業してたら処分」事件 地裁弁論 10/18 10:30 第527号
*東京小中「君が代」裁判 高裁判決 10/25 13:15 第424号

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2012年「8・31都教委包囲行動」へ(7)

渡部です。

前回の続きですが、その前に。

本日(7月19日)の「朝日」15面に<インタビュー&ルポ:金曜の夜、官邸前で>が載っています。それを読んで、私が<2012年「8・31都教委包囲行動」へ(3)>で書いたことについての疑問がもう一つ解けました。あの日官邸前で、私に「ルールを守れないなら帰れよ」と罵声を浴びせた(メールでは書きませんでしたが)のは、新右翼団体のグループだったということです。(そして彼らは原発推進のシンボルともなった「日の丸」を主催者の脇に立てていたのです)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日の『君が代不起立個人情報保護裁判』の報告会には、教科書裁判の高嶋伸欣さんが参加していました。そして、次のようなことを話してくれました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
東京都で、新しい高校教科書採択に関して、「実教出版の『高校日本史A』を採択するな」という指示がこれまでその教科書を使っていた30数校の校長たちに出ているようだ。証拠を残さないように電話などでやっているらしい。

その教科書には

①国旗・国歌のこと
②家永裁判のこと

が都教委に都合の悪いように記述されている部分(注釈で)があるからと思われる。

このことについては、すでにいくつかのMLに流した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ところで、①の記述は以下のとおりです。

「国旗・国歌法をめぐっては、日の丸・君が代がアジアに対する侵略戦争ではたした役割とともに、思想・良心の自由、とりわけ内心の自由をどう保障するかが議論となった。政府は、この法律によって国民に国旗掲揚、国歌斉唱などを強制するものではないことを国会審議で明らかにした。しかし、一部の自治体で公務員への強制の動きがある。」

②の記述は以下のとおりです。

「1965年に家永三郎が、自身の執筆した高校日本史教科書に対する文部省の検定意見による修正・削除などを違憲・違法として訴えて教科書裁判がはじまった。その最後の判決。この判決により、1984年に提訴された第3次訴訟の争点のうち、731部隊や南京占領時の日本軍による女性への暴行に関する記述などの削除・修正は違法であることが確定した。」

なお、この背景には、産経新聞が今年3月28日、<不適切記述パス 基準疑問>という教科書検定に対する大きな批判記事を書いたこと、3月30日<「強制」の記述は不適切>という(主張)を載せたことがあるようです。

ということは、首都東京の教育は、産経新聞に近い一部のグループによって牛耳られ進められつつあるということです。現場からの抵抗・反撃が求められています。



2012/07/19

2012年「8・31都教委包囲行動」へ(6)

渡部です。

本日(7月18日)東京高裁(大竹たかし裁判長)で、『君が代不起立個人情報保護裁判』の判決がありました。控訴人(原告)25名。判決は棄却でした。

「支援する会」の<傍聴ガイド>によりますと、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本件裁判は、2006年春以降、(神奈川)県教委が、「君が代」斉唱時に不起立であった教職員の氏名を、校長から経過説明書と呼ばれる書式で、収集していることに対して起こされた裁判です。

神奈川県個人情報保護条例は第6条で思想信条情報の収集を「原則禁止」しており、氏名収集はそれに違反していると考えたからです。
(以下略)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ということです。

そして、主な<争点>は以下の3点です。

①氏名収集は思想信条情報であるか。(地裁はこの点は認めました)(最高裁もこの間の判決で不起立は世界観・歴史観に由来する行為と述べています)
②条例6条の「例外規定」を認めるか否か、具体的には「職務命令が有ったか否か。
③条例8条3項には、「実施機関は、個人情報を収集するときは、本人から収集しなければならない」とあるが、本件では誰も同意などしていず、収集することさえ伝えられていない。

しかし今回の判決は、控訴人(原告)らの訴えをいずれも退けた、「一審よりもはるかに反動的な判決」(弁護団)でした。

とりわけ、①に関しては相当大きな問題です。
判決文には次のように述べられています。(とても回りくどい悪文です)

「学校の儀式的行事である卒業式等の式典における国歌斉唱時の起立行為は、一般的、客観的に見て、国旗及び国歌に対する敬意の表明の要素を含む行為であって、そのように外部から認識される行為であるとしても、これらの式典における慣例上の儀礼的な所作としての性質を有するものであり、かつ、そのような所作として外部からも認識されるものというべきであるから、それ自体が特定の思想又はこれに反対する思想の表明として外部から認識されるものと評価することは困難であり、『日の丸』や『君が代』に否定的な歴史観ないし世界観を否定することと不可分に結び付くものということはできず、起立行為を求めることも、そのような歴史観ないし世界観それ自体を否定するものということはできない。・・・・したがって、本件不起立情報は、本件条例6条1号所定の個人情報に該当しないものというべきである。

つまり、「不起立」情報は思想信条に関わる情報ではないというのです。弁護士も述べていましたが、これでは、教員だけではなく、生徒保護者はもとより、すべての人々の不起立情報が思想信条の情報にあたらないとして収集され、結局は「非国民」扱いの対象となってしまうでしょう。

②の「職務命令」について。
神奈川ではこれまで、東京のように個々人あてに書面で出されてはいませんでした。

にもかかわらず、各学校で校長が、教育長通知(校長宛)を説明、読み上げ、配布、指示・指導をしたので

「職務命令として、・・・起立を求める指示・指導をしたものと認めることができる」

と述べています。

これも段階を画した反動的な見解です。

③については、「本人から収集」でなくともよい、と簡単に切り捨てています。

「・・職員に対する指導はもとより、学校など教育機関の管理に関する事務、その職員の任免その他の人事に関する事務を適正に遂行するためには、処分行政庁において本件不起立情報を収集する必要性が否定されるものではないというべきである。」

大竹裁判長は「次期最高裁判事」と言われているようです。
まさに、行政権力の代弁者のような、最低最悪の反動判決を書いたものです。

しかし報告集会では、原告の方々からこの判決に対する大きな怒りと引き続き闘う強い決意が多数出されました。

叩かれて、叩かれて、叩かれて、強く、強く、より強くなるピープルズパワー!! でしょうか。

(なお、報告集会では、東京における高校の日本史教科書採択への圧力も紹介されましたが、次回に譲ります。)



2012/07/17

2012年「8・31都教委包囲行動」へ(5)

渡部です。

本日(7月16日)、さようなら原発10万人集会が東京の代々木公園で開かれました。

すでにニュースでも流れていますが、上空からの写真や会場の写真は、第一ステージが置かれた広場のもので、それは全体の3分の1っくらいしか映しておらず実際には第二ステージ前の広場や、会場に向かう道路にも沢山の人々があふれていました。

昨年9月19日に明治公園で開かれた画期的な大集会は6万人でした。しかし、今回はそれをはるかに上回る17万人(いずれも主催者発表)でした。原発に反対する世論の大きな高まりを感じることができました。

福島をはじめ全国各地からもたくさんの人々が参加していました。それは参加者たちの掲げる様々なプラカード・旗をみればわかりました。

集会での大江健三郎さんや、坂本龍一さん、澤地久枝さんらの発言は、私がいた第二ステージ前の広場では、聞き取りにくかったのでよくわかりませんでした。しかし、そこでは多くの知り合いと会うことが出来ました。

その後デモは3コースに分かれ行われました。私は代々木公園から原宿駅のところを通って明治公園に向かうコースに入りましたが、原宿駅近くの歩道橋上からデモの様子を見ることにしました。

すると警察は、代々木公園から歩道橋のところまでは<4車線>の道路を使ってデモ隊を誘導していましたが、歩道橋直前から<1車線>の隊列にしてデモ隊を200人位づつ切れ切れに出すようにしたのです。

当然、デモは動かなくなりました。それに対して主催者は次のようなことを繰り返し述べていました。

「約束が違う、デモ申請の時の話し合いで800人位の隊列で<2車線>で出すということだった。警察はデモを分断している。皆さん、分断されないように前の人に続いてどんどん前に出てきて下さい。すでに後方では待たされて具合の悪くなった人も出ている。(救急車が3台来たということを主催者のスタッフに聴きました)警察はなぜ約束を守らないのだ。すぐ規制をやめなさい。」

デモを観ていた人々からも「警察は規制をやめろ。」「デモは権利だ。」という声が多数飛びました。

そうしたところ若干規制は緩んだように思われましたが、先の方で、やはり信号などを利用して規制しています。このような規制は3つのコースそれぞれで行われたと思われます。

その結果、デモ隊は小部隊ごとに切られ、大きなデモの迫力がまったくそがれる形になりました。警察を使った支配者(野田政権)らはそれを狙っていたのだと思います。

それでも、今回の集会とデモは、日本の大衆運動の中でも画期的なものだったと思います。

主催は「さようなら原発一千万人署名市民の会」で本日の集会・デモのための実行委員会のスタッフ会議には実に600人もの人が参加したということも聞きました。もちろん、「原発に関係ない旗(組合旗なども)は降ろしてください」などという規制は全くありませんでした。多数の組合旗も市民団体の旗と並んで仲良く行進していました。

今後、さらに運動を発展させるにはどうしたらよいか。次第に課題がはっきりしてきつつあると思います。

呼びかけ人・主催者・スタッフの皆さんご苦労様でした。



2012年「8・31都教委包囲行動」へ(4)

渡部です。

本日(7月14日)、東京にて『コンサート・自由な風の歌7~歌を絶やすな、もっと歌を 声を絶やすな、もっと声を~』がありました。

今回は7回目のコンサートで、これまでこのコンサートを指導されていた林光さん(1931~2012)が今年1月に80歳で亡くなられたので、「林光さん追悼~被爆ピアノとともに~」と銘打たれました。

<~歌を絶やすな、もっと歌を 声を絶やすな、もっと声を~>は、林さんが2011年8月、全教の「教育のつどい」音楽分科会に向けて送ったメッセージの結びにある言葉でした。

プログラムには
「林光さんはコンサート自由な風の歌(2005年・第1回~2011年・第6回)を通して、『君が代』強制に苦しむ音楽教員たちを、音楽と言葉によって励まし続けてくださいました。林光さんへ心からの感謝と哀悼を捧げます。」
と書かれていました。

また被爆ピアノ(ヤマハ アップライト)については、以下のような説明がありました。

 製 造:  1932(昭和7)年 製造番号18209
 形 状:  85鍵 象牙鍵盤 現在のU1の大きさ
 被爆状況: 爆心地より1.8Kmの民家(広島市中央区千田町)で被爆
 経 緯:  被爆ピアノ所有者より、矢川光則氏へ託される。2005年7月から矢川ピアノ工房所有となる。
 現 状:  被爆当時のままであるが、演奏は十分出来るように修復され、コンサートで使用されている。

今回このピアノが4トントラックで広島から運ばれてきたのです。

コンサート会場は1階席(334)は満員で、2階席(118)もかなりの人が入ったと思われます。

コンサートでは、林光さん作曲(作詞も)の曲が数多く演奏され歌われました。歌ではバリトンの飯村孝夫さんの歌がなかなか良かったです。また今回、林さんに代わってコンサートを指導された崔善愛(チェソンエ)さんのピアノ演奏は素晴らしいものでした。(とくにショパンのスケルツォ第2番)三宅進さんのチェロ、橋爪恵一さんのクラリネットも味がありました。

最後に恒例の『自由の風7合唱団:教員と市民の有志による』の合唱(指揮は飯村孝夫さん)がありましたが、55人による合唱でした。ここにもこのコンサートの広がりを感じることができました。

なお、プログラムの中には『裁判紹介』という印刷物が入っていました。これは「君が代」裁判の現状が簡潔にまとめられたものでした。その中に、田中聡史さんの文章も載っていましたので、少し長いですが以下に紹介しておきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 私は今年度の都立板橋特別支援学校での入学式で不起立し、戒告処分と同時に教職員研修センターでの再発防止研修を命じられました。

 今年度から再発防止研修が強化され、「地方公務員法/服務規律について」という講義に「教育における国旗掲揚及び国歌斉唱の意義と教育者としての責務について」という講義が増やされ、講義終了ごとに「振り返りシート」という設問と回答欄が刷られているプリントに記入させられます。

 研修の最後に別室に移って教育経営課長が私の回答についてコメントや解説を付けますが、課長の発言はこのようなものです。

「『法令や命令に伴って、公務員としての義務が定められることを踏まえ、今後どのように職務を遂行していこうと思いますか』という設問に、田中先生は『一部の奉仕者ではなく全体の奉仕者として職務を遂行したい』とお書きだが、『教育公務員として法令や上司の職務命令に従って職務を行っていく』と確認したかった」。


「『教育公務員は学習指導要領に基づき、教育課程の適正な実施に向けて校長が発出した命令に従い教育活動を行う責務がある。このことを踏まえ教育公務員としてどのように職務を遂行していこうと思いますか』という設問に『憲法ならびに諸々の法令を理解し、職務を遂行したい』とお書きだが、校長が教育課程の適正な実施のために職務命令を発出しているのだから、それを守るべきであることを確認したかった」。

これらの発言から読み取れるのは、命令が合憲合法かを判断するのは教育委員会自身かもしくは裁判所であり、現場の公務員はひたすら命令に従うべきという論理です。

この論理がまかり通れば、公務員は野宿者を排除せよとの命令で排除に加担させられ、命令を拒否すれば処分されます。戦争で、誰かを殺せ、と命じられれば戦争犯罪に加担させられ、逆らう者は処分されます。このような公務員を利用した『戦争のできる国家』づくりを許してはなりません。



2012/07/16

法廷カレンダー

法廷カレンダー、2012年7~8月を更新しました。

法廷カレンダー
「法廷カレンダー」のダウンロード



2012/07/14

累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第103号)

~「日の丸・君が代」処分(戒告から停職まで)~
累積加重処分取消裁判 高裁第1回口頭弁論 
10/9(火)10:30~ 第825号
都側「控訴理由書」に反駁する
“3つの処分取消を取り消すための謀略”

1,「服務事故再発防止研修」の効果無し
2,不起立・不斉唱の害悪・式典の紊乱
3,事情聴取における回答拒否対応
4,1年間の間隔をおいた職務命令違反

4/19地裁判決で取り消された3つの処分(減給1月・減給6月・停職1月)に対して、都側は逆転をはかって控訴した。そこで述べられている「過去の処 分歴等」は上記4点である。その全ては私の正当性を証明するものとなっている。順次取りあげていきたい。今回は1,について反駁する。

都側:「当該研修の目的が達せられなかった」
それは、思想転向強要を認めなかっただけのこと。
都側「控訴理由書」のテクスト(被控訴人・第一審原告=近藤)



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
強制・処分・研修への批判を逆手にとるもの

私は、この「服務事故再発防止研修」には都教委の強制・処分の意図がはっきり表れていると考える。(この点は西原博史氏も指摘している。)本来、このよう な違憲違法な「研修」は拒否すべきだが、生徒に対する直接の教育活動の場面ではないので暴露のために参加した。上記テクストの2回においても、「日の丸・ 君が代」に対する都教委見解の説明すらなされずに、一方的な強制・処分の押しつけであった。当時書いた「受講報告書」の内容は現在でも確信を持っている。

学校現場の強制・研修と裁判

現在東京でも大阪でも懲戒処分は戒告にとどめ、「再発防止研修」なるものを強化している。複数回のセンター「研修」、都教委の訪問「研修」、校長による校 内「研修」等、事実上、継続的な「研修」が強制され「反省」と「職務命令受忍」が迫られている。それでも「研修の効果無し」の時は「不適格教員」として分 限処分の可能性があるだろう。現在も続く学校現場への強制と、裁判における戒告是認及び「過去の処分歴等」による加重処分是認(分離分断処分是認)は一体 である。

高裁への要請署名を開始しました。第1次集約の締め切りは7月末です。今回は高裁への要請です。前回ご協力いただいた方も再度お願いします。

今後の予定 報道

*東京小中「君が代」裁判 高裁口頭弁論 7/17 15時 第825号
*東京「君が代」裁判2次訴訟 高裁口頭弁論 7/20 14:00 第101号
*河原井・根津処分取消訴訟 地裁口頭弁論 7/23 16時 第527号
*河原井損害賠償差し戻し審 高裁口頭弁論 8/1 10時 511号
*米山処分取消・不採用取消裁判 高裁口頭弁論 8/7 15:30 第822号
*土肥裁判 高裁 口頭弁論 9/11 14:30 第511号
*東京「君が代」裁判3次訴訟地裁口頭弁論 9/28 15:00 第527号
累積加重処分取消裁判 高裁第1回口頭弁論 10/9 10:30 825号
*「授業してたら処分」事件 地裁弁論 10/18 10:30 第527号

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2012年「8・31都教委包囲行動」へ(3)

渡部です。

本日(7月13日)の「朝日」社会面に、<都が尖閣購入PRポスター作成>という小さな記事が載りました。

それによると、
 ・公共施設や地下鉄の駅構内などに6千枚張り出す
ポスターには、
 ・魚釣島、北小島、南小島の航空写真、
 ・「日本の島を日本の領土だと言う勇気がいま、  問われています」というキャッチコピー、
 ・都に寄付する際の口座番号、
などを掲載。

これは石原による極めて危険な火遊びです。都庁にはそれを止める勇気ある職員たちはいないのでしょうか!? 
ただただ言われたまま黙って従っているだけなのでしょうか!?

本日の同新聞の<声>の欄には<尖閣取得目指す石原氏が心配>という投書が載っていました。そしてその最後に「国を揺さぶる自治体の動きは、かつての関東軍の専断と当時の政府の関係のようで、恐ろしさを感じます」とありました。

まさにその通りです。これは石原だけでなく、橋下にも言えることです。しかし現在の政府の野田首相は、原発、消費税、オスプレイ配備、TPPなどすべて、米日独占の忠実な下僕であることをあらわにしており、米日独占の露骨な政治的代理人である橋下までが彼を持ち上げるようになってきています。それだけさらに危険だと言えます。

そうした中、本日(金曜日)夕方、「首都圏反原発連合」が呼びかけた、大飯原発再稼働反対、脱原発の「首相官邸前抗議行動」があり、私も参加してきました。

日本社会が危険な方向に動きつつある中、この大衆行動は多くの人々に希望を与えていると思います。さらに多数の人々が積極的に参加すればよいと思いますそして、様々な問題を解決しながら、運動をより高い段階に引き上げていけばよいと思います。

その観点から本日経験したことを書きます。

私が友人と二人で17時10分ごろ「都教委包囲首都圏ネット」の旗を立てて首相官邸前に行くと、そこにはすでに50メートルくらい、人々が旗を立て、音楽を鳴らしたりしていました。

しばらくすると主催者という人が、「原発に関係ない旗は降ろしてくれ」と言ってきました。

私は、「私たちも原発に反対するためにきた。いろいろな人々が原発に反対していることを知らせたいのだ。これからくる仲間の目印にもなる。どうして悪いのだ。表現の自由を保証しないのか」と言ったのですが、同じことを繰り返します。

すると周りで聞いていた人たちから「どうして反対しに来た人をそうやって排除するのだ。」「だから前回怒って帰ってしまった人もいる」「主催者はうるさすぎる」、「目をつぶれ」などという声が起き、結局、旗の上方に(周りの人々も協力してくれ)「原発反対」の小さなプラカードを安全ピンでつけ、そのまま旗を立てていることになりました。

18時から20時までの間はほとんど「再稼働反対!」のシュプレヒコールの連続でした。参加者の中から、「もう少しスピーチを入れて欲しい」という声も上がりましたが、数人が1分くらいづつスピーチをしただけでした。

19時40分ごろ、前方の主催者席の方に「赤白」の旗が見えましたので、「もしかして」と思い、そちらの方に私たちの旗を持って向かいました。すると主催者がマイクでシュプレヒコールを繰り返している傍に「日の丸」を持った人が立っていました。私が「なんだこれは。原発と関係ないじゃないか」と言うとそこにいた人々は何も言い返しませんでした。

元のところに帰り、周りの人々に話しました。私たちの旗には、はっきりと、「『日の丸・君が代』の強制と処分を許すな!」と書いてあったので、「日の丸に遠慮して私たちの旗を降ろさせようとしたのではないか」という話になりました。(そうだとすれば運動の質が問われます)

行動終了後、周りの人々と別れるとき、みんな仲良くなり、中には「今度も是非来てくれ!」と言ってくれる人もいました。

本日の参加人数は帰りまで分りませんでしたが、国会議事堂駅から霞ヶ関駅あたりまでは、歩道が身動きもままならないような状態でした。

アジサイの花(アジサイ革命?)を手に持っていた人もいましたが、次回以降の課題は、警察の異常な警備体制を集団の力で津波のように乗り越えることかもしれません。



2012/07/13

2012年「8・31都教委包囲行動」へ(2)

渡部です。

7月5日、上野動物園でパンダの赤ちゃんが生まれました。全国的に喜びの声が上がりました。しかし、7月6日、石原都知事は定例記者会見で、喜ぶどころか、「全然興味ないね」と述べ、「ぜめてセンカクっていう名前つけてやりゃあいい」とも述べました。

パンダは日中友好の象徴的な動物です。赤ちゃんが生まれればさらにその気運が盛り上がります。だから石原は上のようなことを述べ、赤ちゃんを敵視するかのように「センカクっていう名前をつけてやりゃいい」と言い放ったのです。

7月11日、パンダの赤ちゃんは亡くなりました。「センカクなどという名前を付けられてはたまらない」とでも思ったように。

日本の多くの民衆は悲しみました。しかし、今回の経験を次の繁殖に生かそうという声もすぐに上がりました。

石原は尖閣問題で日中両国人民の友好を壊そうとしています。しかし、一般ピープルはそれを大切にしようとしています。今回のパンダの赤ちゃん騒動はそれをはっきりと表したと思います。

シンシン、加油!(がんばれ!)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本日(7月12日)、<河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会>の都庁前早朝ビラまきがあり、7人が参加しました。ビラは、「拉致被害者救出署名・ブルーリボン紹介」通知に対する抗議・要請・質問に関するもので、用意された400枚は時間内に撒き切りました。

終了後、都教委定例会の傍聴に4人で参加しました。今回の定例会の中で特に目立ったのは、

 ①東京都独自の「道徳教育教材集」の作成・配布
 ②来年度使用都立高校用教科書の調査研究資料

でした。(以下①②について報告します)

①について

今回出されたのは、中学校版『心 みつめて』というものです。今年度7月下旬に、公立中学校の全生徒に配布する予定とのこと。
(小学校:1・2年生『心 あかるく』、3・4年生『心 しなやかに』、5・6年生『心 たくましく』、は来年3月に全校配布) 

中身は
第一章 先人のことばに学ぶ
(『論語』などの故事成語、世阿弥、福沢諭吉など32の言葉で構成)

第二章 先人の生き方に学ぶ
(伝記読み物で 辰野金吾 滝廉太郎、佐藤慶太郎、萩原タケ 嘉納治五郎、湯川秀樹、山田寅次郎、ガリレオの8人が登場)

第三章 自分を見つめて学ぶ
(24の内容で構成、そのうち最後の10は「主として集団や社会とのかかわりに関すること」。
一番うしろには、
 < 23 我が国を愛し、その発展に努める>
 < 24 世界の中の日本人として>
という項目がある)

第一章の32の言葉のうち、4つが『論語』(儒教思想)からのものです。また福沢諭吉の言葉は『学問のすゝめ』からですが、

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと云へり」

といったものではなく、

「自由と我儘(わがまま)との界は、他人の妨げをなすとなさざるとの間にあり」といったものです。

第二章の伝記読み物は全く低俗なレベルのものです。(戦前の「修身」とほとんど同じレベルです)例えば、湯川秀樹については、ノーベル賞を取るためにいかに妻が支えたかなどのことが述べてあり、彼のその後の国際平和のための活動などは全く触れられていません。湯川秀樹もとんだ取り上げられ方をしたものです。

第三章は、先ほども最後の(23)(24)について紹介しましたが、同じ項目の最初の方を紹介しますと次のような具合です。

(15)社会の秩序規律を高める
(16)みんなでつながって、よりよい社会を!
(17)公正、公平な態度で、正義の実現を!
(18)集団の一員としてよりよく生きていくために

この本(『心 みつめて』)の目次の後には、夏目漱石の「日記」から

「真面目に考えよ。誠実に語れ。摯実(しじつ)に行え。汝の現今に播く種は、やがて汝の収むべき未来となって現わるべし」

という言葉も載せられていますが、夏目漱石の『こころ』にみられる「こころ」の真実に迫るような内容はこの本には全くありません。すべてはキレイ事です。

使われている写真もほとんどが日本の風景写真であり働いている人々のたくましい写真などは一切ありません。

そもそも、石原のような全く道徳的でない人間が知事になっている東京で、真面目に『道徳教育教材集』を作るなどということ自身、悪い冗談でしかありません。石原を辞めさせる方がはるかに道徳的です。

②について

『地理A』の教科書の「調査項目の具体的な内容」というのが紹介されましたが、極めて政治的な内容が<その他>として以下のように付けてありました。

<その他>
*北朝鮮による拉致問題の扱い
*我が国の領域をめぐる問題の扱い
*国旗・国歌の扱い

そして次のような解説もついていました。

*北朝鮮による拉致問題については、東京都教育委員会教育目標の基本方針1に基づき、人権尊重の理念を正しく理解できるようにするため、その扱いについて調査する。
*我が国の領域をめぐる問題及び国旗・国歌の取扱いについては、学習指導要領総則に基づき、これらの問題を正しく理解できるようにするため、その扱いについて調査する。

まさに学校教育を通して石原などの一方的な考え方を子どもたちに注入しようとしていることがよくわかります。

私たちはこうした流れに抗してあくまでも闘いを続けていきます。



7.12都庁情宣

7.12都庁情宣のちらしです。

「f20120712.pdf」のダウンロード



2012/07/11

2012年「8・31都教委包囲行動」へ(1)

渡部です。

一方で、原発再稼働反対闘争が盛り上がり、オスプレイ配備反対闘争も各地で盛り上がりつつあります。

他方、石原都知事に民主党政府まで一緒になり尖閣諸島国有化問題などナショナリズム(後ろにアメリカがいる)をあおる問題も表面化してきています。

石原について言えば、東京の教育現場ではこの間、
 ①自衛隊参加の宿泊防災訓練
 ②学校現場に北朝鮮拉致被害者救済署名が下される
というようなことが起きています。
 私たち都教委包囲首都圏ネットでは、②について、
石原による都政(都立学校)の私物化、政治利用であるとして都庁前でビラをまきました。

また、大阪の橋下は「維新八策」の中で、<9条改悪><TPP参加><日米同盟強化>などの方針を掲げています。

結局、石原や橋下は日米独占の露骨な政治的代理人であることがはっきりしつつあります。

不況が進行しつつある中、一方で、一般ピープルの大衆的な運動が発展しつつ、他方で、日米独占による露骨な戦争準備が進行しつつある、と言えるでしょう。(つまり階級矛盾の激化です)

こうした中、都教委包囲首都圏ネットでは、今年も以下の要領で『8・1都教委包囲行動』を行います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<日時> 8月31日(金) 16時集合・開始

<場所> 都庁第二庁舎前(都庁通り)

<行動> 都教委への抗議と要請

<メインスローガン>
●10・23通達撤回!
●「君が代」不起立処分撤回!

<サブスローガン>
・石原知事は尖閣諸島問題をもてあそぶな!
・差別・排外主義をあおるな!
・石原・大原教委は戦争挑発をするな!

・教育円卓会議による教育破壊をゆるさない!
・宿泊防災訓練反対!
・学校と自衛隊の連携を許すな!

・原発再稼働反対!
・原発と核武装推進の石原は知事をやめろ!
・大阪・橋下の教育関連条例撤廃!



2012/07/10

累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第102号)

~「日の丸・君が代」処分(戒告から停職まで)~
累積加重処分取消裁判 高裁第1回口頭弁論 
10/9(火)10:30~ 第825号


6/27高裁判決を読む 教職員を小バカにする論理:“「慣例上の儀礼的所作」、それはあんたの思想と関係ないよ”
“「職務上の命令」、無責任の免罪符”
“「敬意の表明」(天皇賛美・国家忠誠)は日本人の証し・儀式に不可欠”

1・16最高裁判決追随の高裁判決

都障労組3人に対して最高裁判決後、初の高裁判決が下された。内容は減給1月・減給6月の取消、戒告是認というものだった。憲法判断、裁量権判断は4/19地裁判決に引き続き最高裁に追随した。判決文からいくつか指摘する。

3つのテクスト

*「国歌斉唱の際の起立斉唱行為は、一般的、客観的に見て、これらの式典における慣例上の儀礼的な所作としての性質を有するものであり、かつ、そのような 所作として外部からも認識されるものというべきである。・・起立斉唱行為は・・特定の思想又はこれに反対する思想の表明として外部から認識されるものと評 価することは困難であり、職務上の命令に従ってこのような行為が行われる場合には、上記のように評価することは一層困難である」(高裁判決)
*「起立斉唱行為は、一般的、客観的に見ても、国旗及び国歌に対する敬意の表明の要素を含む行為であるということができる。」(同上)
*「国歌君が代の『君』は日本国及び日本国民統合の象徴であり、その地位が主権の存する日本国民の総意に基づく天皇のことを指しており、君が代とは、日本 国民の総意に基づき、天皇を日本国及び日本国民統合の象徴とする我が国のことであり、君が代の歌詞もそうした我が国の末永い繁栄と平和を祈念したものと解 する・・広く各世代の理解を得られる」(小渕恵三「1999年 国旗・国歌法制定時の国会答弁」)

判決は「日の丸・君が代」の一律起立・斉唱が無思想なものであり「教育統制機能」と関係ないかのように判じる一方で、教職員に「範」を示すことを強要す る。「職務上の命令に従って」いれば安心だよ、それを隠れ蓑にして職責に問われることはないという。「一層困難」とは自己保身を誘引し、不当な介入・支配 の職務命令を受忍させる究極の論理である。
ところが「敬意の表明」の必要性・合理性を示す学習指導要領(国旗国歌条項)、国旗国歌法、地方公務員法になると急に荒っぽくなる。小渕首相の答弁は当時 の野中官房長官によって政府見解とされ今日まで変更されていない。つまり、国旗国歌に対する「敬意の表明」は“天皇賛美・国家忠誠”であり、その強制は重 大な教育内容への介入を意味することは明らかである。このことをいつまでも隠し通せるはずはない。
高裁への要請署名を開始しました。第1次集約の締め切りは7月末です。今回は高裁への要請です。前回ご協力いただいた方も再度お願いします。

今後の予定 報道

*「授業してたら処分」事件 地裁弁論 7/9 11:00 第527号
*東京小中「君が代」裁判 高裁口頭弁論 7/17 15時 第825号
*東京「君が代」裁判2次訴訟 高裁口頭弁論 7/20 14:00 第101号
*河原井・根津処分取消訴訟 地裁口頭弁論 7/23 16時 第527号
*河原井損害賠償差し戻し審 高裁口頭弁論 8/1 10時 511号
*米山処分取消・不採用取消裁判 高裁口頭弁論 8/7 15:30 第822号
*東京「君が代」裁判3次訴訟地裁口頭弁論 9/28 15:00 第527号
累積加重処分取消裁判 高裁第1回口頭弁論 10/9 10:30 825号


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2012/07/09

法廷カレンダー

法廷カレンダー、2012年7~8月を更新しました。

法廷カレンダー
「法廷カレンダー」のダウンロード



2012/07/03

抗議と要請及び質問

 

2012年7月2日

東京都教育委員会 大原正行教育長様

河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会
国立市北1-2-12 多摩教組気付

「北朝鮮による拉致被害者の救出を目指す署名への協力依頼及びブルーリボンの紹介」通知に対する抗議と要請及び質問

 東京都教育委員会(以下、都教委という)が6月1日付で上記の文書を各都立学校長あてに通知したことに対し、当会は抗議し、その撤回を求めます。
 拉致被害者の救出は急ぐべき課題です。しかし、その解決の方法については被害者家族の間でも、議論のあるところです。経済的制裁を方針とする「家族会」や「救う会」は被害者家族の代表ではなく、政治団体である事実は否めません。
 都教委がしている問題の第一はこれが政治活動であることです。都教委は知事本局から独立し、政治的中立を厳守すべき機関のはずです。
 問題の第二は通知文書に「任意でお願いする」と記述しても、問題が薄まるものではないということです。もの言えば制裁を加える都教委の教職員管理・支配の中では、校長は都教委の「依頼」に忠実にならざるを得ないでしょうし、校長によるパワハラが横行し、そうした校長たちに人事権や評価権を握られる教職員もまた、不利益を覚悟しなければ、署名の拒否はできないでしょう。署名は事実上の強制であり、新たな「踏み絵」です。
 こうしたことが明白であるにもかかわらず、この決定にかかわった都教委構成員の中からストップがかからなかったことは、東京の教育行政の異常さを浮き彫りにしています。
 すでに署名は各支援センター及び支所、あるいは都教委に届けられているはずです。都教委は速やかにそれを各校長に返却し、教職員が立ち会う中で廃棄処分にさせることを要請します。

要  請

 都教委は集めた署名を速やかに各校長に返却し、教職員が立ち会う中で廃棄処分にさせること。

なお、以下の質問に速やか(2週間以内)に回答を求めます。

質  問

1.本通知を発出する過程で、反対意見は決定にかかわった都教委構成員の、一人からもなかったのですか(あったか、なかったか、構成員数○人のうちの○人と答えてください)。

2.署名依頼を勤務時間の中で、職務に準じて行うことを正当とする根拠を示してください。
  「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対応に関する法律」をその根拠とするならば、教職員の職務内容との関連で示してください。

3.拉致問題を人権侵害の事実として授業等で取り上げることは大事なことだと思います。その際、同時に戦争中に日本が行った拉致=「従軍慰安婦」の未解決について取り上げることが、公正な人権教育、国際化教育だと考えますが、都教委の方針をお聞かせください。

4.「全員署名をお願いします」と書き添えて署名用紙が回覧されたり、毎朝校長が署名協力依頼の発言をするなどの学校があると聞きます。これは明らかに「任意」を超えます。こうしたことはあらかじめ「想定」されたことでしたが、都教委は、その想定はしなかったのですか。

5.ピースリボンや「日の丸・君が代強制反対」をあしらった衣服の着用に対し、都教委は「都教委の方針に反する」ことを理由に処分を発してきた経過があります。
ところで、ブルーリボンを紹介し着用を奨励するのは、勤務中の着用を前提にしたことだと考えられますが、ブルーリボンの着用は「都教委の方針に賛成する」ことだからでしょうか。

以上

追伸
 上記の「抗議と要請及び質問」について、7月1日に行った当会総会において参加者一同の賛成がありましたので、申し添えます。

「r20120702」のダウンロード



2012/07/02

河原井・根津さんらの「君が代」解雇を許さない会総会と三宅晶子さんの講演・映画

渡部です。

しばらく東京を留守にし、ご無沙汰しました。

前回(5月8日)のメールでは、泊原発停止やギリシャ・フランスでの総選挙に表れた『一般ピープルの力の台頭』について述べました。

その波は今、日本にも波及しつつあるようです。6月22日、29日には、首相官邸前に「大飯原発再稼働やめろ!!」と何万という人々が集まりました。『紫陽花(あじさい)革命』とよんだ人もいるようです。警官も、津波のようなデモを規制できなかったようです。

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本日、東京国分寺で、上記取り組みがありました。(約50名参加)

<総会>では、2012年度入学式でたった一人不起立をした田中聡史さんが、先日行われた再発防止研修について次のようなことを述べました

「研修では、自分が<全体の奉仕者として仕事をする>と言うと、<教育公務員として仕事をしなさい>と言い、自分が<憲法並びに法律に基づいて仕事をする>と言うと、<学習指導要領に基づき教育課程の適正な実施をしなさい>、<職務命令が合憲かどうかは裁判所が決めることだから、現場はただ命令に従ってやればよい>と言う。つまり盲目的に従えということだった。これでは戦争にも加担させられることにもなると思った。」

田中さんは現在も、週一回は校長室で校長と、 月1回は研修センターから職員が来て(7月は2回)、8月31日には研修センターへ行き研修を受ける、など、執拗に都教委による【思想転向】を迫られています。

こうしたことが「民主主義社会」と言われる日本で、しかも「天皇賛美の歌」に起立しなかったとして行われているのです。本末転倒も甚だしい。研修が必要なのは、田中さんではなく都教委に他なりません!!

入学式でたった一人の不起立者になった田中さん。しかし、たった一人でも不起立を貫いたことは、「ついに不起立がなっくなった」と言いたかった都教委にとっては、きわめて大きな打撃です。

その後、緊急提案として≪北朝鮮による拉致被害者の救出を目指す署名への協力依頼及びブルーリボンの紹介」通知に対する抗議と要請及び質問≫が提案され、補強意見を入れて、提出することになりました。

<三宅さんの講演>では最初に、ナチスが実権を握った1933年、フランクフルト大学で学生たちがヒトラー式の挨拶をしている写真と1936年ベルリンオリンピック時のスタンドで観客がヒトラー式挨拶をしている写真が紹介されました。どちらの写真にも、ヒトラー式の挨拶をやっていない人たちが写っていました。

その後、三宅さんは、1947年の日本国憲法と1949年のドイツ連邦共和国基本法の「第一条」を紹介してくれました。
前者の第一条は、
「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」
後者の第一条(1)は、
「人間の尊厳は不可侵である。これを尊重し、かつ、保護することは、 すべての国家権力の責務である。」
つまり、前者では「天皇」が第一条になっていますが、後者では「人間の尊厳」が第一条になっているのです。

また、ドイツの軍人法11条には、「上官の命令が違法である場合には従ってはならない」と述べてあることも紹介してくれました。

さらにドイツの教科書では、「抵抗の諸形態」ということが示されていることも紹介してくれました。

休憩をはさんで、三宅さんは、ドイツ映画『ウェイブ』(デニス・ガンゼル監督 2008)を紹介してくれました。
これは、現代ドイツの高校教師ベンガーは、独裁制をテーマにした授業で、クラスに様々な規律をつくって独裁を体験する実験を行った。その結果・・・、というような内容の映画ですが、まさに現在日本の教育現場で起きるようなことが描かれており、衝撃的な映画でした。このDVDは市販されているそうです。

終了後、反省会は大変盛り上がりました。とくに田中さんの闘いの意味・意義について深められ、今後、来春の卒業式に向けて、裁判闘争、再発防止研修反対闘争、都庁前ビラまき行動、等々いろいろな取り組みを展開していこうと話し合われました。

そうした点でも、今回の総会は、新たな大きな出発点となったと思います。

一人はみんなのために、みんなは一人のために!



2012/07/01

累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第101号)

~「日の丸・君が代」処分(戒告から停職まで)~
ようやく決まった 高裁第1回口頭弁論 
10/9(火)10:30~ 第825号
控訴審にむけて 裁判と学校現場は一体
~不起立・不斉唱・不伴奏の意義を認めない“服務事故サイボーグ研修”~

都教委は不当な「研修」を直ちに打ち切れ

6/29,3月の卒業式の不起立・不斉唱により戒告処分された2人に対して、「服務事故再発防止研修」が行われた。「研修」の名の下に思想転向、人間改造を強要するところから“サイボーグ研修”と言われている。
この2人を含め卒業式関係で処分された3人に対するセンターでの「研修」は既に4/5に行われていたが、都教委はなおも繰り返した。もう一人は入学式でも 処分された関係で切り離して8/31にセンター「研修」が予定されている。しかも、この間校内研修、センター指導主事が学校に出向いての「訪問研修」なる ものが繰り返されている。その内容は、1/16最高裁判決における「10・23通達」・職務命令の“合憲合法”を認めさせ、今後の不起立・不斉唱に歯止め をかけようとするもの。教育の自由に対する介入そのものである。
今進行している「研修」は以前とは異なり、処分は戒告にとどめているが、事実上の継続した強制「研修」である。学校現場から完全には引き離していないが、 極めて意図的なものである。一定期間「研修」させ、「研修を受講したものの成果が上がらない」「再び非違行為を行」うとして「不適格教員」とされる可能性 がある。都教委は、2008・7・15に「分限対応指針」を提示している。分限処分は突然やってくる。
「研修」が強行された水道橋・教職員研修センター前には40名以上の支援者が集まり、抗議のシュプレヒコールをあげた。

高裁審理に向けご支援を

ようやく期日が決まった。4/19地裁判決は、違法な裁量権濫用により3つの処分を取り消したが、「10・23通達」「八王子市通達」・職務命令を合憲合 法とする基本的には不当判決であった。二審高裁では不当な支配の禁止、教育の自由について憲法判断を勝ち取り、旭川学テ判決で示された学習の自由、教授の 自由をさらに明確にすることである。また、戒告を含む全ての処分を取り消させ、損害賠償を認めさせることである。都側も控訴し「処分取消を取り消す」策謀 を打ち出した。予断を許さない。
裁判での前進と学校現場の自由は相互に関係し、東京の公立学校の児童・生徒、教職員の皆さんが生き生きとした学習・教育を進められることを願っています。
一審地裁審理でも、署名(942筆)や傍聴など多くの皆さまのご支援を頂きました。私の裁判のスタイルは、審理の過程・内容を徹底的に公開し大衆的な裁判闘争を取り組むことです。今後ともよろしくお願いします。

高裁への要請署名を開始しました。第1次集約の締め切りは7月末です。今回は高裁への要請です。前回ご協力いただいた方も再度お願いします。

今後の予定 報道

*「授業してたら処分」事件 地裁弁論 7/9 11:00 第527号
*東京小中「君が代」裁判 高裁口頭弁論 7/17 15時 第825号
*東京「君が代」裁判2次訴訟 高裁口頭弁論 7/20 14:00 第101号
*河原井・根津処分取消訴訟 地裁口頭弁論 7/23 16時 第527号
*河原井損害賠償差し戻し審 高裁口頭弁論 8/1 10時 511号
*米山処分取消・不採用取消裁判 高裁口頭弁論 8/7 15:30 第822号
*東京「君が代」裁判3次訴訟地裁口頭弁論 9/28 15:00 第527号
*累積加重処分取消裁判 高裁第1回口頭弁論 10/9 10:30 825号

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