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2013/04/02

卒業式での「君が代」不起立処分に抗議する

A20130401

2013 年 4月 1日

東京都教育委員会
教育委員長 木村 孟 様
教育長 比留間 英人 様

河原井さん根津らの「君が代」解雇をせない会
186-0001 国立市北1-2-12 山本マンショA号 多摩教組気付

卒業式での「君が代」不起立処分に抗議する

 都教委は 都教委は29日、卒業式で「君が代」不起立をした教員に対し、処分を発令した。中でも、田中聡史さん(板橋特別支援学校)に対し、あろうことか、減給1月処分を出した。このことに当会は満腔の怒りを持って抗議する。
 最高裁判決は「職務命令は…19条違反とはならない」としたが、その一方で、原則「戒告を超える重い処分は違法」と判示し、都教委が行なってきた累積加重処分を禁じた。都教委はそれに従って、昨年の処分はすべて戒告とした。最高裁判決を守らざるを得なかったのである。
 ところが今回、その最高裁判決を反故にして田中さんに対し、最判が違法とした減給処分を発令したのだ。
 都教委はその理由について、「戒告では秩序の維持が困難」(朝日新聞)と言ったという。一体、誰にとっての「秩序」なのか。何をもっての「秩序維持」というのか。
 教員は「子どもたちの最善の利益」のために「教師と子どもとの人間的接触」(旭川学テ最判)や「真理を求める態度を養う」(教育基本法)ことを大事にした教育活動を職務とする。それ故に、「君が代」不起立した教員たちは、国民の間で意見の分かれる「日の丸・君が代」について、職務命令のままに「尊重せよ」と子どもたちに刷り込むことに加担しないのである。
 都教委が教員をして、事実上「日の丸・君が代」の歴史や意味を教えず隠す中で、その尊重を子どもたちに刷り込むことは、改悪教育基本法でさえ削ることのできなかった、「真理を求める態度を養う」という「教育の目標」に違反することであり、思想の形成過程にある子どもたちのその学習権を奪うことである。「秩序の維持を困難」にするというのであれば、都教委がしていることこそをいう。
 都教委は田中さんに減給処分を出したことについて、「最高裁判決を踏まえて判断した」(朝日新聞)と居直った。経済的・身分的なひどい不利益を受けてもなお、間違った都教委の指示には従わないという教員の存在が、都教委にとっては脅威であり、そこを潰すために、最高裁判決が言う「学校の規律や秩序の保持」を曲解し援用した。戒告処分では脅しにならない田中さんに重い処分を科さねば、不起立を根絶できず、都教委の「秩序」の「維持が困難」と見ての減給処分であったのだ。
 2004年4月2日に行われた教育施策連絡会での鳥海巌委員(当時)の発言にも、抵抗者が一人でも残ることの脅威が見て取れる。
 「あいまいさを改革のときには絶対残してはいけない。・・・1人の人、あるいは2人の人だからいいじゃないかと言うかもしれませんけれども、改革というのは、何しろ半世紀の間につくられたがん細胞みたいなものですから、…少しでも残すと、またすぐ増殖してくるということは目に見えているわけです。徹底的にやる。あいまいさを残さない。」
 都教委にとっての「秩序」とは、一人残らず都教委の言いなりになることである。都教委及び、時の政権に反対することは「秩序」を破壊すること。政府が宣戦布告をしたら、戦争に協力することが「秩序維持」であって、戦争に命懸けで反対し、兵役を拒否することは「秩序」を破壊することなのである。
 安倍政権が「国旗・国歌の尊重」及び「国防軍」を規定した自民党憲法草案を成立させようとし、戦争をもくろむ状況下、なおのこと、私たちは為政者の「秩序」に騙されはしない。
 都教委が田中さんに対して行った減給処分、及び5人に対して行った戒告処分の撤回を求める。

「a20130401.pdf」のダウンロード



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