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2013/07/25

7.25都庁前情宣

F20130725
都教委に続き、府教委が実教出版「日本史」を採択しないよう「見解」

 都教委が6月27日、実教出版高校「日本史」教科書について、「都教委の考え方と異なる」との理由で、実質採択させない「見解」を出したのに続き、東京と同じように昨年から「君が代」不起立処分を始めた大阪でも、同じく「見解」を通知しました。
 都教委も大阪府教委も、実教出版のこの記述を「都教委の考え方と異なる」「一 面的」とは言いますが、決して「間違っている」と断言しません。間違っていないことを承知だからです。記述に神経をとがらせ、強権を発動するのは、自身の行なっている「君が代」不起立処分の事実を、高校生に知られたくないからでしょう。隠したいがために、この挙に及んだのでしょう。恥ずかしい限りです。
 都教委よ!大阪府教委よ! 各高校が教科書を採択し、都道府県教委がそれを追認する教科書採択制度を否定し、介入することは許されません。

 次の報道も、両教委の「見解」を問題視しています。

「日の丸・君が代 教科書記述『一面的』大阪府教委 異例の見解 選定前、高校に示す」(朝日新聞7月16日夕刊)

 大阪府教委が、実教出版(本社・東京の一部記述が「一 面的」だとする見解を9日付で府立の高校と支援学校計約180校に示していたことがわかった。高校教科書は各校が選び、都道府県教委が採択する仕組みになっており教委が各校の選定前に見解を伝えるのは異例。
 府教委が「一面的」だとしたのは「日本史A」「日本史B」の以下の記述。
 「国旗・国歌法をめぐっては、日の丸・君が代がアジアに対する侵略戦争ではたした役割とともに、思想・良心の自由とりわけ内心の自由をどう保障するかが議論となった。政府は、この法律によって国民に国旗掲揚、国歌斉唱などを強制するものではないことを国会審議で明らかにした。しかし一部の自治体で公務員への強制の動きがある」
 府教委は「最高裁判決で、国歌斉唱時の起立斉唱を教員に求めた校長の職務命令が合憲だと認められたことに、全く言及がない」などとした。府には君が代の起立斉唱を全教職員に義務付ける全国初の条例があり、不起立者を懲戒処分にしている。府内各校は選定結果を16日までに報告する。府教委が選定前に見解を出すのは初めて。
 この教科書について、文部科学省教科書課は「検定上誤りとは考えられず、許容される」としている。同じ記述を巡り東京都教委も先月、「都教委の考え方と異なる」として「使用は適切ではない」とする見解を通知した。


7月11日の教育委員会定例会を傍聴して

 議題は、①いじめ防止対策推進法施行に伴う対応について ②東京ジュニア科学塾について ③東京都における発達障害のある児童・生徒に必要な教育基盤の検討について の各報告。

 傍聴者が入場してすぐに、傍聴者の一人(仮にAさんとする)は実教出版の日本史について「見解」を出したことに怒り、教育委員たちを批判しました。「静かに!静かにしなさい!」「次に不規則発言をしたら、傍聴人規則に従って、退場してもらう」と司会役の木村教育委員長。傍聴者の意見は聞かない、「都民の声を聞く」担当の教育情報課を通して要請をしても、年に2度、苦情の種類と件数が定例会に報告されるだけで、中身は教育委員に全く届きません。Aさんは、都民の一人として、「見解」に対する怒りを直接伝えたのだろうと感じました。聴いていた私たちも都教委に対し、強い怒りを持っていましたから。

 傍聴者の発言を制止した後、①の議事に入りました。国の「いじめ防止基本方針」を踏まえて、いじめ防止対策推進法を6月28日に公布し、9月28日施行ということで、説明がなされました。説明が終わったところで、先のAさん、いじめと体罰に関して、「死ねとか殺すとか、教育委員が言うんじゃないよ」「竹花委員は辞任しろ」。4月11日の定例会での「都内公立学校における体罰の実態把握について(第一次報告)」に対し、竹花教育委員が「(部活動での)死ね、殺す、出て行け、という強い発言、…今ぐらいのことは(体罰として)精査しなくていい。こんなのは指導の範疇だ」(趣旨)と発言したことを指して、言ったのです。この発言は当日欠席だった乙武教育委員以外は皆聞いていることであり、どの委員も反論や、疑問を呈することはしませんでした。頷く委員さえいました。木村教育委員長はAさんの発言を躍起になって制しましたが、当の発言をした竹花教育委員及び、それを容認、あるいは同意したほかの教育委員の見識が問われたのだと思いました。理は木村教育委員長いうところの「不規則発言」の側にあることは明らかでした。
 議事の、いじめ防止は大事な課題です。しかし、この間、いじめ問題に関する教育委員たちの質問・意見を聞いてきて理解に苦しむことがあります。子どもの間で起きるいじめは大人社会の縮図であると思います。子どものいじめを解決するに当たっては、大人社会のいじめに目を向けるのが当然のことと思いますが、その視点からの発言が教育委員の誰からも全くありませんでした。肝心なことには触れない委員たち。なぜなのか、不思議です。

 ②の議事。小学生は理科好きが8割なのに、中学生になると理科離れとなる中、「科学に高い関心を持つ生徒の資質や能力をさらに伸長」させるために40人の塾生を選んで実施するといいます。理数フロンティア校小学校50校、中学校50校あるそのうちの中学生からの応募で、中学1年生108名が塾生になる抱負を論文にして応募し、選考の結果40名を選んだとのこと。こうしたことについては、山口委員「もっと多くの子どもたちに広げられないのか」等、どの委員もなんと積極的に発言することか。
 6月27日の実教日本史「見解」については、木村委員長以外、誰も一言も発言しなかったこととは、対照的です。都民の意見が分かれるであろう問題についてこそ、しっかり意見を交わし、結論を得るのが、教育委員の任務であるはずです。

PDF版: https://docs.google.com/file/d/0B9YwoRhL94xDS2s4MkgwdlRZek0/edit?usp=sharing



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