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2013年11月

2013/11/28

都庁前通信

F20131128
「君が代」不起立減給処分取り消しでは、済まさぬ?!
都教委、8年半前にさかのぼって戒告処分のやり直しか!

 都教委は恥ずかしくはないのだろうか。諦めの悪いことよ。
 9月の「君が代」不起立処分取消訴訟最高裁判決は、昨年の判決を踏襲して、起立を求める職務命令は合憲として戒告を是認し、しかし、戒告を超える減給・停職の選択は「慎重であるべき」「都教委は裁量権を濫用した」として減給28件と停職2件の処分取消を都教委に命じた(cf. しかし、不当極まりないことに、根津さんの減給・停職は取り消さなかった)。
 この件で、30人に対し都教委は返金作業をしているが、その一方で今も現職にある教員7人を呼びつけ、再処分を前提とした事情聴取に乗り出した。8年半も前の不起立についてである。減給処分取消では腹の虫が収まらないということなのだろうか。いいかげん陰湿ないやがらせはやめるべきだ。
 当該の7人の処分案件が本日の教育委員会定例会の議題になる公算が強い。人事案件は非公開議案なので教育委員一人ひとりの意見を聞くことができない。しかし、そもそも意見が出されるであろうか。公開議案でさえ非公開議案のような運営(=木村委員長一人が発言し、「皆さんこれでいいですね」と言い、他の委員は頷くだけ。発言はしない)をしているのだから、非公開のこの案件がきちんと議論されるか、心配だ。
 教育委員には、不利益を受けても、「君が代」起立の職務命令に従ってはいけない、従うことができないという教員の思いを知った上で定例会に臨んでもらいたい。

文科省、沖縄・竹富町への教科書是正要求 県教委は否定的な見解

 沖縄県竹富町教育委員会が石垣市と与那国町の両教委と異なる教科書を採択したことで文科省が県教育委員会に竹富町への是正要求を指示した問題で、県教委は20日、定例会を開き、対応を協議。委員らは竹富町の教育現場で問題が生じていないことや、同一教科書を強いると今後地域で公正な審議ができなくなることなど是正要求に否定的な見解を示した上で、現時点では結論を出さず継続協議とすることを決めたという。
こ れについて、琉球新報の社説(22日)は次のように言う。
 「(前略)問題解決を妨げているのは竹富町でも県でもなく文部科学省の方だ。地方分権の精神に逆行し、教育現場を『どう喝』するような是正命令は直ちに撤回すべきだ。
 県教委は『子どもの教育環境を第一に考える』という視点で検討を進めた。『物事は信頼で解決することを子どもたちに見せたい』という言葉に、委員の高い見識がうかがえる。
 県教委の見解は三つある。まず無償措置法に違反しないと認識している。寄付によって竹富町の児童生徒に教科書が配布されているので『無償措置法の目的である義務教育の充実について大きな問題は生じていない』という見解だ。二つ目に、竹富町教委のみに是正要求をすれば、八重山地区で信頼に基づく公正な審議が行われなくなり、かえって混乱・停滞を招くと危惧している。三つ目に、是正要求は地方自治体の主体性に配慮することを求めた、地方分権一括法の付帯決議が反映されていないと指摘している。いずれの見解も説得力がある。(中略) 県教委が竹富町教委に是正要求をしない場合、文科省が直接介入する可能性がある。力ずくで『信頼による解決』を放棄させるのは、子どもにとって最悪の『教育』だと知るべきだ。」
 子どもたちの教育を考える沖縄県教委の委員たちの姿勢に、都教委の関係者は学んでほしい。

11月14日教育委員会定例会を傍聴して
特定秘密保護法(案)を先取り?
「なぜ非公開?」――「それは秘密です」のよう

 教育委員会を傍聴するに当たっては当然のことながら事前に、教育委員会HPで議題を確認している。この日の議題は報告事項2件及び、議案が3議案(84号議案:教育に関する議案に係る意見について 85号議案:東京都公立学校長の任命について 86号議案:東京都公立学校教員等の懲戒処分等について)とあり、3議案とも非公開が見込まれる旨、書かれていた。
 85,86号議案は個人のプライバシーに関する人事案件なので非公開であることは承知している。しかし、84号議案はどういった議案であり、なぜ非公開なのか、議案の表題からはわからない。
 傍聴受付を済ませ、待機しているところで筆者を含む何人かが受付業務をするS氏に、84号議案が非公開の理由の説明を求めたが、S氏は返事に窮した。「ならば、非公開理由の説明をするよう求めて来てほしい」と私たちは要求。S氏はいったん室外に出、戻ってきて「皆さんの要求を伝えてきました」「議会に出す議案のことだから非公開ということです」と言った。
 定例会の冒頭、委員長は「84~86号議案は非公開」と言った。S氏から私たちの要求は伝わっているはずなのに、非公開の理由は説明されない。「不規則発言、退場!」と言われるのを覚悟し、おそれながら「申し訳ありませんが、非公開の理由を説明してください」と筆者は言った。不規則発言ではないという意味を「申し訳ありませんが」のことばで表現し、配慮したのだが、そんなことを木村委員長は斟酌しない。
人事案件以外は公開が原則の教育委員会を実質、非公開にした定例会が、実教出版「高校日本史A」「高校日本史B」問題で7月と8月にあったばかり。それと同様のことが84号議案で行われるのか、それを黙認してはならないと思い、筆者は発言したのだ。
 筆者の質問に対し、木村委員長は「静かに」を連発するだけで、説明はしない。それに怒った他の傍聴者の、少なくとも8人が説明を求め、声をあげた。すると、木村委員長は「3人は退場」と言い、その指示を待っていたかのように総務部長が傍聴者席の前にやってきて、「威力業務妨害で通報する」と言い、筆者たち3人は退場させられた。しばらくして、もう一人も退場させられた。
 その後、定例会では総務部長が「傍聴人規則2条(7)にかかわる者には誓約書を書かせる。書かなければ傍聴をさせない。3人のうち2人はこれまでも退場させられている(ママ)。今度傍聴にきた時には、会議を妨害しないという誓約書を書かせることにしたい」と発言。それに対し竹花委員が、「『妨害しない』というのでは本人は『質問をしているだけ』と言うだろうから、それも『妨害』にあたるような文面にしてもらいたい」と言い、総務部長は「検討します」と答えたのだという。
 公開の教育委員会(会議)の原則を破り、傍聴者を敵視する教育委員たち。背面監視は止めたけれど、今回からは、延べ2度退場命令を受けた者の傍聴権は誓約書を書かない限り奪う、ときた。教育委員たちには、傍聴者から疑問や要求が出るのは、議事運営に問題があるのかもしれないと振り返る謙虚さを持ってほしい。


徳洲会から5000万円 弁明 二転三転の猪瀬知事は辞任を!

 「言葉の力」を力説してきた猪瀬知事だが、自身の弁明は二転三転し、責任逃れに必至。なんと醜いことか!
 都教委が行なう「日の丸・君が代」の強制と教員処分について猪瀬知事は、「基本的なルールが分からない人は(教員)不適格だ」「歌いたくなかったら口パクやっていたらいい。そんな程度の話を分からないというのは、教師としてふさわしくない」(3月29日)と言った。
 不適格は知事、あなたでしょ。辞任を求める。

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2013/11/14

都庁前通信

F20131114

「はだしのゲン」の撤去問題、東京でも

 1件の陳情とそれに乗じた一部議員の動きに、島根県松江市教委が漫画「はだしのゲン」(中沢啓治作)を小中学校の図書室から撤去したことが明るみとなり、市民から批判が起き、その声は全国に広がり同市教委は閲覧制限を撤回しました(8月26日)。
 しかし、歴史の事実を子どもたちに教えたくない人たちは各地に存在するもので、撤去を求める請願運動がいくつかのところで起きています。 東京では練馬区教委に、「はだしのゲン」を有害図書だとして教育現場からの撤去を求める陳情が提出されました。
 その動きに対しただちに、『はだしのゲン』の自由閲覧を求める練馬区民の会が結成され、同会は全国から寄せられた9000筆以上の署名と、『ゲン』を撤去しないようにとの陳情書を区に提出しました。撤去をしないことを求める陳情はほかに、あと2件出されています。これら4件の陳情は、11月5日の教育委員会で継続審議となりました。練馬区教委が閲覧制限を求める圧力に屈することのないように、注視していきたいものです。

 『はだしのゲン』の自由閲覧を求める練馬区民の会が「はだしのゲン」について書いている次のことばを紹介します。
 「『はだしのゲン』が表現している日本軍の中国などに於ける行為の描写は、普段はやさしい、ごく普通の人間が、戦争という極度の恐怖に追い込まれたとき、想像を絶する蛮行に及ぶことを伝えるものであり、現実を直視することによって、未来に生きる子どもたちが、再び戦争に突入することのない、平和な社会を築くことを、マンガを通して訴えたものです。」 
 子どもたちだけでなく、大人たちにとっても学ぶことが詰まっていると思います。

「君が代」を国歌とし、学校教育に強制したのは「天皇の政治利用」ではないのか

 山本太郎参議員が園遊会で天皇に手紙を渡したことが「天皇の政治利用」だとして自民党や維新の会の橋下氏たちが批判してきましたが、ここに来て、懲罰動議は見送られたようです。「天皇の政治利用」をこれまでずっと行ってきたのは自民党です。

 日本国憲法は「国民主権」という基本原理から「天皇の政治利用」を禁じています。それなのに、天皇を讃える歌「君が代」を国歌としたことは、「天皇の政治利用」なのではないでしょうか。 2004年の園遊会で米長教育委員(当時)が「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と天皇に告げたのは、「君が代」が天皇を讃える歌であることを意識しての行為であったことは明らかで、やはり、「天皇の政治利用」でしょう。
 最近では、4月28日、政府は沖縄県民の怒りを無視して「主権回復式典」を強行し、“お墨付き”のように天皇夫妻を出席させたこと、2020年の東京オリンピック招致に際し、IOC委員が皇太子を訪問し、日本のプレゼンに高円宮久子氏が同行し登壇したことは、猪瀬都知事や安倍首相が「天皇・皇室の政治利用」を意図的意識的に行った結果でした。 さらには、自民党の憲法改正草案には、「天皇を元首とする」とあります。「政治利用」を超えて、憲法の基本原理〈国民主権〉の否定につながりかねません。 
 ことばに惑わされずに、ことの本質を見ていかないと、とんでもないことが起こされかねません。



■10月24日教育委員会定例会傍聴報告
――習熟度別授業や補習の強制にまったく問題を感じない教育委員たち

 公開議題2議題の一つ、「全国学力・学習状況調査の結果について」 を報告します。
 いわゆる全国学力テストの結果についてです。今年4月に行った学力テストの東京の結果は①小・中ともすべての教科で全国の平均正答率を上回っている。 ②特に中学校は21年度と比較して上昇している。 ③ (②の理由は)習熟度に合わせた教材使用の学校が増えたことと、放課後を利用した学習サポートを実施している学校が増えたこと。 しかし、④東京に比べ、学力調査上位県(秋田県)の児童・生徒は「家で、テストで間違えた問題について勉強している」割合がぐんと高い。⑤今後、一層、習熟度別指導や放課後等を活用した学習サポート(=補習)に取り組むということでした。
 都指導部は上位県との学力の違いの原因を「東京の生徒がテストで間違った問題を家で復習する率の低さ」と分析し、“放課後の補習授業をいっそう推進する必要性がある”と強調しました。しかし、「放課後、補習授業をしている学校の割合は 東京94%(3年前は91%)、 全国86%」(指導部)とのこと。補習授業をしている学校の割合はすでに全国に比べ、10%以上も東京が上回っているのです。東京が「学力向上は補習授業、習熟度別授業の充実にある」として、全国に先がけて推進してきたことがよく窺えます。しかし結果は?!上記③と平均点が上がったこととに因果関係があるとは思えません。指導部も教育委員もこのことをどのように考えているのかと疑問に思いました。
 習熟度別授業の弊害についても、委員の誰からも疑問が出されなかったことには首をかしげました。「できる」「普通」「できない」のコースに分けられての授業形態が生徒に優越感や劣等感を与え、その弊害は現場では問題にされてきたところです。「できない」コースの授業そのものが成立しない状態は、教員であれば、目にしてきたことです。教育委員の皆さんには、子どもたちの悲鳴が聞こえないのでしょうか。
 子どもたちが勉強すること・わかることを楽しいと思えるような授業形態や授業内容の編成は、現場を知る教員たちに任せるべきことです。そのための支援や30人学級実現の条件整備が教育行政の仕事です。本来の仕事に都教委は力を注ぐべきです。

 文科省がこれまでの見解を変えて学力テストの結果を学校別に公表することを検討し始めたことに関連して、都教委はどうするのかと竹花委員から質問が出されると、「区市町村教委も公表してよいと都教委は考えている」(指導部)と回答し、次回以降は学校別の結果公表を行うことをほのめかしました。
 都の学力テストの結果が悪かった足立区では2005年のテストの際、学校間で順位を争い、点数の取れない児童・生徒に欠席を求め、また、教員が机間巡視をして誤答を指さし正解に導く、誰が見ても不正であることが、かなりの数の学校で組織的に行なわれました。しかもそのことが発覚したのは1年半後、教員や校長からではなく、保護者からの通報によるものでした。
 このような醜いことが子どもたちの前で行われたことを良しとする人は、いないはずです。しかし、その反省を都教委が全くしていないことが、都教委の今回の発言からわかります。教育行政は、1964年に学力テスト(=学テ)が廃止になった主な理由が、競争の過熱・不正であったことを忘れてはなりません。

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