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2014/08/30

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2014/08/28

都庁前通信

F20140828

都教委は「戦争する国」の教育に突っ走るな!
防災を隠れ蓑に高校生を自衛隊体験入隊させるな!

 一昨年度から始まった都立高校の宿泊防災訓練で、都教委は「自衛隊との連携」を強化した。昨年7月、田無工業高校は自衛隊朝霞駐屯地で2泊3日の宿泊訓練を実施、生徒34人が参加した。今年は大島高校(大島町)の2年生33人が11月26~28日に、陸上自衛隊武山駐屯地(神奈川県横須賀市)で2泊3日の宿泊訓練を行うという。
 宿泊防災訓練は、石原都知事(当時)が「今の若者には意欲がない。高校を卒業したら韓国のまねではないが、2年間は兵役、消防、警察に強制的にやったらどうか」(2011年11月16日東京円卓会議)と発言したのを受けて一昨年、猪瀬都知事(当時)が「都立高校改革」として具体化したもの。
 都教委は宿泊防災訓練というが、自衛隊では防災ではなく、「体験入隊」の扱いという。自衛隊としては、入隊勧誘活動の一環と位置付けているのであって、これらの生徒に高校卒業後の就職先として斡旋するのは間違いないだろう。集団的自衛権行使容認を決定し、「戦争する国」になったいま、自衛隊は隊員募集に必死だ。学校を隊員のリクルート市場にしようとしているのだ。

  学校に軍隊が入ることの恐ろしさについて、右の投書(東京新聞7月末)から学びたい。


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高校日本史教科書選定に介入した都教委
――裁判での主張を再通知せよ!

 実教出版高校日本史教科書が「日の丸・君が代」について、「一部の自治体で公務員への強制の動きがある」と記述したことが「都教委の考え方とは異なるものである」から「教科書として使用することは適切ではない」と、昨年、都教委が各校長に通知したことにより、実教出版の教科書を選定した学校はゼロになりました。都教委の不当介入にほかなりません。
 その通知に対して、「実教出版教科書問題に関し、違法不当な都教委を訴える会(略称:都教委を訴える会)」が裁判を起こしています。その裁判で都教委は、「『使用することは適切ではない』との見解を示したものであり、『使用してはならない』としたものではなく」と主張したと言います。
 ならば、都教委はすみやかに「使用してはならないとしたものではない」と明記した訂正通知を出すべきであり、少なくとも今進行中の今年の選定・採択に間に合わせるべきです。
 〈校長への通知〉という都教委の〈脅し〉とその意図を〈推し量って〉「自発的に」従う校長という共犯関係=自発的服従が問題の本質なのです。


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7月24日都教委定例会傍聴報告

 この日の公開議題は、①来年度の都立特別支援学校の小学部及び中学部教科書の採択について  ②来年度の都立中学校及び中等学校(前期課程)用教科書の採択について  のみ。

■一人の発言もなく行われた教科書採択

 ①②では、文科省検定済み教科書を使用する都立特別支援学校(小学部・中学部)用、都立中学校・中等学校(前期中学校課程)用2015年度使用の教科書採択が行われた。義務教育段階の学校の教科書は、教科用図書の無償措置に関する法律によって、4年間同一教科書を使用することが定められている。中学校課程は2015年度が4年目となるため、今年度と同じ教科書を使用することを確認。小学校課程は今年で4年を経過するので、この定例会で新たに採択となった。
 指導部長は、採択は上記法律により「『文科省検定済み教科書一覧』の中から学校種別、教科(種目)ごとに1種の教科書を教育委員が選定し、採択する」と説明。委員長は「事務局があらかじめ採択すべき教科書の候補を1種又は数種に限定する、いわゆる絞り込みを行ってはいけないとされている」と説明を加えた。高校日本史教科書選定の際、都教委が「文部省検定済み教科書一覧」に掲載された実教出版社版を事前に除外し、選定させなかったのは、「絞り込み」とどう違うのか、その説明をするべきではないか。  (表面に関連記事)。
 提案の後、選定記入用紙が各教育委員に配られ、各教育委員は記入した。そして、回収、集計、結果発表がされた。選定に際し、各教育委員からは一言の質問も意見もなかった。意見を擦り合わせることによって考えは深化するのに、それをしない。高校や中学校用の採択では、「都教委の考え」と異なる教科書は選定・採択できないように教育委員及び事務方は介入したが、小学校用では、その必要がないということか。法律に則って粛々と採択したという印象を与えるかのよう。茶番としか映らなかった。

■都教委が「適正」とする教科書は、詰まるところ、「拉致問題」「領土」「国旗・国歌の扱い」にあり

 前回7月10日の定例会において、都教科用図書選定審議会が「適正」と答申した小学校用「教科書調査研究資料」が配布されていた。それを見ると、都教委のこだわりがよくわかる。高校の教科書選定・採択の時とまったく同じだ。
 国語の教科書については「神話や伝承を知り、日本文化や伝統に関心を持たせる資料」があるか否か、「北朝鮮による拉致問題の扱い」があるか否かを調査した結果が表示されている。
 社会科では、「我が国の位置と領土をめぐる問題の扱い」「国旗・国歌の扱い」「神話や伝承を知り、日本文化や伝統に関心を持たせる資料」「北朝鮮による拉致問題の扱い」「防災や、自然災害時における関係機関の役割等の扱い」「一次エネルギー及び再生可能エネルギーの扱い」「オリンピック、パラリンピックの扱い」があるか否かを調査、表示する。東京書籍の地図帳については、「大きな地図と写真で都心の様子を表してあり、2020年オリンピック・パラリンピックの主な会場予定地を確認することができる」と紹介する。
 こうした資料を参考にし、「都教委の考え」と異なるものは排除する方針の下、教育委員によって教科書採択が行われる。迷惑な話だ。オリンピック・パラリンピックの会場予定地よりも、格差や原発被害・汚染の実態、エネルギー問題など、自分たちの将来に深く関わるテーマで子どもたちが学ぶべきことが多くあると思うのだが。

 一方、安倍政権は小学校教科書検定に際し、日本政府の立場を教育現場で徹底させるように迫った。それを受け、どの教科書会社も小学校学習指導要領には書かれていない「領土問題」を入れるなど、国定教科書に向かっている。敵愾心をあおり、子どもたちを戦場に送り込む教育に、教科書会社が加担していることの問題は大きい。

ニュースへのリンク



2014/08/27

田中聡史さんに対する「服務事故再発防止研修」の中止を求める要請書

20140827

2014年8月27日

東京都教育委員会
板橋特別支援学校
教育長 比留間英人様
校長 真下智様

田中聡史さんに対する「服務事故再発防止研修」の中止を求める要請書

河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会

 正直こんなにも早く「戦争は嫌だ・生きたい!」と若者に叫ばせる時代が来るとは誰も思っていなかったのではないでしょうか。8月は誰にとっても「戦争」に改めて向き合う月でもあります。とりわけ「日の丸」を振らせ「君が代」を歌わせお国のために死ぬことを押し進めてきた教育に、直接ではなくとも関係の深い職にある者としては格別の念がおありのことと思います。戦後は子どもの命を守ることを最優先させていく決意で民主主義教育がスタートしました。そして「二度と若い命を戦禍に散らさない」道を3重のガードで固めました。一つは、二度と戦争をしないと誓った「平和憲法」、二つ目は、教育はお国のためのものではないと掲げた「教育基本法」、三つ目は、教諭の仕事は〈校長の命に従い〉を削除し〈児童の教育を司る〉の部分だけに改訂した「学校教育法」です。

板橋特別支援学校 にも

(3) 学校の教育目標
(普通科 重度・重複学級)
3 基礎学力の充実に努め、興味・関心を広げながら豊かな個性と創造力の伸長を図る。
4 日常生活の中に起こる身近な出来事を自ら考え、自主的・積極的に取り組んでいこうとする態度、習慣の確立を図る。

とあり、「平和を願う」香りを感じます。

 自ら考え、自主的・積極的に取り組んでいこうとする態度、習慣の確立は、様々な人の考えや行動に触れ、排除すること無く違いを認めあう中で図られるものだと思います。

 しかし残念なことに上記の「不戦のガード」は、今や三つともが大きく揺らぎ、「戦争をする国づくり」に向かっている状況です。多くの国民は「二度と騙されまい」の決意のもと自分で調べ考え判断し、「戦争をしない道」作りの行動に取り組んでいます。
 「君が代」不起立をした教員たちも、自ら考えぬき悩んだ末に自主的に取り組んだ結果、子どもたちの「思想及び良心の自由」の制約・侵害に手を貸すことはしない、戦前のように全員が同じ考え同じ行動に染まる道を教員として押し進めることはしてはならないと考えて、不起立をしてきたのです。
 不起立という表現は子どもたちに対する教員としての職責を考えての行動ですから、「服務事故」を起こしたのではなく、「再発防止研修」を受講する理由はまったくありません。
 2004年7月23日の東京地裁決定は、当時は1回の「再発防止研修」でしたが、それについてさえ、「・・・自己の思想,信条に反すると表明する者に対して、・・・自己の非を認めさせようとするなど、公務員個人の内心の自由に踏み込み、著しい精神的苦痛を与える程度に至るものであれば、そのような研修や研修命令は合理的に許容されている範囲を超えるものとして違憲違法の問題を生じる可能性がある」として、違憲違法の恐れを指摘しました。それと比較し、昨年都教委が田中さんに対しておこなった「研修」は19回。常軌を逸しているとしか思えません。私たちは、都教委が田中聡史さんに対して予定している「服務事故再発防止研修」を中止するよう要求しています。

 戦後「汽車ぽっぽ」と題名を変えた歌を再び唱歌「兵隊さんの汽車」に戻し、「ぼくらも 手に 手に日の丸の 旗を振って送りましょう」「万歳 万歳 万歳 兵隊さん 兵隊さん 万々歳」と歌わせる日を来させてはなりません。そのためには市民をはじめ教員一人ひとりが自ら考え、自主的に取り組む力が必要ではないでしょうか。
 「日の丸・君が代」の強制と処分、「服務事故再発防止研修」が必要か否かを教育に関わる人間として自ら考え、自主的に取り組む姿勢でご判断くださいますよう重ねて要請いたします。
 また市民の申し入れに対し、警察に出動要請するような非民主的な対応が続いていますが、残念です。私たちはルールに従って声を届けに行っただけです。校長としては、まず会って話を聞くべきではないでしょうか。

以上

要請書へのリンク



2014/08/22

9.10講演会のご案内

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「なぜ〈抵抗〉を書き続けるのか」
講師 田中伸尚さん

日時 2014年9月10日(土) 18時〜
場所 東京しごとセンター 5Fセミナー室
    千代田区飯田橋 3-10-3 TEL03-5211-1571
    飯田橋・水道橋・九段下駅からいずれも徒歩 10 分以内
資料代 500円


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 この国は戦争に向かって全速力で走っています。自衛隊員募集のポスターが、あちらこちらに掲げられるようになりました。子どもたちを戦場に送ってはならない、この流れをストップしたいと、多くの人が考えています。
 しかし、そのために私たちに何ができるのか。独裁的権力を前に、無力さを感じてしまいがちです。
 でも、考えてみれば、圧倒的多数である私たちは、仕事の場で、地域で、行動を選択することはできます。間違っている指示命令に従わなくても、今なら命を奪われることはないでしょう。抵抗する権利は残されています。
 東京の学校現場では、この10年余、「君が代」起立が処分を以って強制されていますが、不起立・抵抗が、根絶やしになってはいません。内部からの抵抗によって、東京の教育行政のひどさを人々が知るところとなり、都教委の暴走に多少の歯止めとなってきたのではないでしょうか。
 昨年からは、都立高校生の自衛隊宿泊体験が始まりました。教科書は「日本政府の立場」を徹底させる内容へと書き換えが始まりました。今後、すごいスピードで戦時下教育が強制されていくときに、教員がそれを返上し、抵抗すること、保護者・市民が教員と連携することこそが、子どもたちを戦場に送らない道となるのではないでしょうか。
 思想弾圧が厳しかった戦前に、戦争国家に抵抗した人々のことを知ることで、“戦争前夜”のいまをどう生きるかを考えるヒントや勇気を得たいと思います。
 抵抗する人々に迫り、 多くの著書を 発表してこられた田中伸尚さんに、表題の講演をしていただきます。
 ご参加をお待ちしています。



田中伸尚さん
 「日の丸・君が代の戦後史」(2000) 「ドキュメント憲法を獲得する人びと」(2002) 「合祀はいやです―心の自由を求めて」(2003) 「大逆事件―死と生の群像」(2010) 「ルポ良心と義務 『日の丸・ 君が代』に抗う人びと」(2012) 「抵抗のモダンガール作曲家・吉田隆子」(2014) 「未完の戦時下抵抗」(2014) 「行動する予言者 崔昌華 ある在日韓国人牧師の生涯」〈最新刊)など著書多数。

ビラへのリンク



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