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2015年4月

2015/04/30

入学式「君が代」不起立処分及び「君が代」不起立再処分に抗議し、その撤回を求める

A20150430

2015年4月30日

東京都教育委員会教育長 中井敬三様

河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会

入学式「君が代」不起立処分及び「君が代」不起立再処分に抗議し、
その撤回を求める

 

 東京都教育委員会は4月28日、入学式で「君が代」起立を拒否した田中聡史さん(石神井特別支援学校)に対し減給1ヶ月処分を強行した。減給1か月処分は、「戒告を超える重い処分は違法」と判じた2012年最高裁判決に違反するものである。また、今年1月、東京地裁判決で減給1か月以上の処分を取り消された8人の高校教員に対し、再処分を強行した。これらのことに対し、当会は満身の怒りをもって抗議する。
 「日の丸・君が代」の強制・「君が代」不起立処分は、国民の間で議論の分かれる「日の丸・君が代」について、一方の国家(都教委を含む)の考えを子どもたちに「正解」として教え込むことにある。そして、そうすることによって、上からの指示には考えずに従うことを刷り込む。まさに、戦前の教育の焼き直しを都教委は行っているのだ。こうした教育の結果が先の侵略戦争において、子どもたちを積極的に軍隊に志願させ、あるいは消極的にも徴兵に応じさせ、銃後の守りをさせたのである。
 加えて都教委は教科書採択において、「日の丸・君が代」の強制について「一部の自治体で公務員への強制の動きがある」と記述した実教出版「高校日本史A」「高校日本史B」を選定させない・採択しない介入をもしている。
 東京の公立学校は都教委の思想・言論の統制下にあり、私たちはそこで学ぶ子どもたちの被害を看過することはできない。
 「君が代」不起立を貫く教員は、都教委の行う刷り込み教育に加担してはいけないと考え、「君が代」起立の職務命令を拒否したのであり、「君が代」不起立は、安倍内閣が戦争国家に突き進む現在、子どもたちにとって、社会にとって警告を発する教育行為なのである。そうした行為を処分で弾圧し続ける都教委は、もはや独裁機関である。
 なお、4月23日に行われた教育委員会定例会の議題には処分案件は上がっておらず、処分については非公開の「報告」であった。ということは、28日に処分発令がされた本処分は、教育委員会で論議すらされずになされたことになる。処分の決定方法についても、独裁を地で行っている。
 私たちは、上記のとおり9人に対する「君が代」不起立処分に抗議し、処分の撤回と、5月13日に予定している「服務事故再発防止研修」なる思想転向の強要をやめることを都教委に強く求める。

つぎに、以下の質問に対し、回答を要求する。
①田中聡史さんに対して減給1ヶ月処分を出した理由について、4月29日付東京新聞は「12年の最高裁判決で戒告を超える処分は重すぎるとした判断が示されたが、都教委は起立しない回数が多いとして戒告より重い減給の処分を科した。」と記す。一方、今年3月の卒業式処分の際には、朝日新聞が「(都教委は)11年7月の最高裁判決で、回数によっては減給処分の妥当性を認めたことを根拠に挙げている。」と報道した。
 いったい、両新聞社の報道のどちらが、都教委の考えなのか。都教委は、何を根拠に減給1が月処分を発したのか、説明を求める。
②入学式処分及び再処分は懲戒分限審査会で審査したのち、どのように決定されたのか、説明を求める。
 2015年3月の教育委員会定例会では懲戒処分案件が議案とされていたことが議題から読み取れるが、懲戒処分の対象とされる行為・内容によって議案とされるものと報告で済ますものがあるのか。あるいは、2015年4月からの新教育委員会制度の下で、中井教育長一人で決済することに変更したのか。

抗議文へのリンク



2015/04/11

奥野泰孝さんを処分しないことを求めます

Photo

2015年4月10日

大阪府教育委員会  教育長  向井  正博  様

河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会

奥野泰孝さんを処分しないことを求めます

  貴教育委員会はA校教諭の奥野泰孝さんが3月6日に行われた同校卒業式の「君が代」斉唱の際、起立をしなかったとして今月7日に奥野さんを事情聴取したと聞きました。事情聴取とは、処分に向けた作業の一環として行われていますから、私たちは貴教育委員会が奥野さんを処分するのではないかと危機感を持ち、ここに、処分をしないよう訴えます。
  聞くところによれば、奥野さんは3年間担任してきた生徒が卒業式に最も安定した気持で参加できるように考え、ずっと生徒に寄り添う選択をしたということです。
  しかし、奥野さんが「君が代」起立に対し否定的な考えを持ち、これまでに不起立をしたことを以て、同校准校長は奥野さんの不起立を教頭に現認させ、その報告書を作り貴教育委員会にあげ、貴教育委員会は事情聴取を強行したと聞きます。
  ところで、生徒のことを第一に考え、「君が代」起立ができなかったという教員が大阪にはいなかったのでしょうか。東京都教育委員会もご承知のように12年前から「君が代」不起立処分をしてきました。その際に、自身の体調が悪く起立できなかった教員について、ある校長は報告書をあげなかったというケースを聞いています。当然、事情聴取も処分も行われませんでした。
  担任する生徒が卒業式に参加できる最善の方法を考え、「君が代」起立とならなかったのが、奥野さんでなかったら、貴教育委員会はその教員に対し事情聴取をしたでしょうか。しなかっただろうと推測します。奥野さんだったからこそ、校長も貴教育委員会も、奥野さんの話を聞かずに処分に向けて動いているのではないのでしょうか。
  どうか、処分に向けた動きをただちに止めてください。切に要請します。

要請書へのリンク



2015/04/09

都教委宛入学式不起立処分をするな

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2015年4月9日

東京都教育委員会 教育長 中井敬三様
             教育委員長 木村孟様

河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会

入学式「君が代」不起立処分を
しないことを求める要求書

 卒業式に続き4月7日に行われた入学式でも「君が代」起立の職務命令を拒否した田中聡史さん(石神井特別支援学校教諭)に対し、都教委は昨日事情聴取を行い、処分発令に向けて動いています。
 人々の間で論争のある「日の丸・君が代」について、「日の丸に正対し、君が代を起立斉唱する」ことを職務命令を以て教職員に強制し、教職員が起立する姿を子どもたちに見せ、「日の丸・君が代」の尊重を刷り込むことは教育の政治利用以外の何ものでもありません。教育行政がしてはならないことです。
 そうした職務命令に、不利益を覚悟して服従しない田中聡史さんを、私たちは支持します。
 都教委は、田中さんに対する処分発令に向けた動きを直ちにやめてください。

 これまでも私たちはその都度こうした要求・要請を行ってきました。しかし、ブラック企業化した都教委は、都民や教員の声に耳を貸さず、処分発令を議題とする教育委員会定例会を非公開にし、どのような論議がなされたのかも知らせずに処分を発令してきました。
 教育委員会規則第13条は、「会議は公開する。ただし、人事に関する件、その他の事件について、委員長又は委員の発議により、出席委員の2/3以上の多数で議決した時はこれを公開しないことができる。」と謳います。「公開しないことができる」のであって、原則はあくまでも公開なのです。「君が代」起立の職務命令違反云々というこの問題は、個人の問題にとどまりません。都民みんなの問題です。ですから、非公開の場で議論があったか否かを隠して処分案件を承認することはやめてください。
 また、処分量定についてですが、2012年最高裁判決は、不起立を続けるだけでは「戒告を超えるより重い処分は違法」と断じました。それに従うならば、都教委が田中さんに対して2013年から減給1か月処分を強行していることは違法です。
 さらには、入学式処分の発令を5月末にして、処分期間が期末勤勉手当支給の基準日である6月1日にかかるような姑息な真似をしてまで、賃金カットを大きくしています。
 こうしたことに強く抗議し、処分発令に向けたすべての動きを中止するよう要求します。

1. 豊田校長に事故報告書を戻すこと。

2. 人事部職員課服務担当は処分に向けた作業の一切を止めること。

3.1,2が遂行されず、田中さんの処分案件が定例会の議題となった場合、教育委員長及び各教育委員はこれを非公開議題としないこと。傍聴者の前に、議論を丁寧に示すこと。
 減給以上の処分が違法であることを認識したうえで議事に臨むこと。

以上

要求書へのリンク



都庁前通信 2015年4月9日号

F20150409

卒業式「君が代」不起立処分に抗議する!

 卒業式で「君が代」起立の職務命令を拒否した田中聡史さん(3月まで板橋特別支援学校教員)に対し、都教委は3月30日、減給1ヶ月処分を発令しました。このことに私たちは強く抗議し、都教委に処分の撤回を申し入れています。
 田中さんは2011年入学式で「君が代」不起立を現認され処分をされて以降、毎回処分をされ続け、今回は8回目の不起立処分。2013年(4回目)からは減給1ヶ月処分にされてきました。処分による不利益は、減給の1ケ月間、給料の1/10 がカットされるだけではありません。処分された期間、6月の一時金がカットされ、定期昇給もありません。都教委が今後さらに重い処分を狙っていることも明白です。また、賃金面での不利益だけでなく、短期間での異動等、都教委によるブラック企業まがいのパワハラも起きています。余程の信念がなければ、「君が代」不起立を続けることはできません。

◆「君が代」起立の職務命令を拒否するのは

 「君が代」起立命令・処分の狙いは、指示命令には考えずに従うものだということを、処分の脅し・見せしめによって教員たちの頭に叩き込むことにあります。そして、それを見る子どもたちが、それを肯定的に受け止めることにあります。先のアジア・太平洋戦争中にもこのようにして、子どもたちは「少国民」「軍国少年」につくりあげられ、兵士を志願し、他国の人の命を奪い自分の命を失っていきました。
 安倍内閣は集団的自衛権の行使容認を決め、いつでも戦争を始められる準備をしています。戦争を始めたとき、政府はまずは自衛隊員を戦地に駆り出し、自衛隊員で足りなくなれば、いろいろなかたちの徴兵をするでしょう。そのとき、人々は殺し、殺される徴兵を拒否できるでしょうか。拒否できない精神をつくるために、日ごろから指示・命令には考えずに従うことを教え込む必要があります。卒業式・入学式で「君が代」起立をさせるのは、そのためなのではないでしょうか。
 「君が代」不起立をする教員は、このようなことには加担してはならないと考え、不利益を覚悟で不起立を貫いています。

◆減給処分は違法

 2012年最高裁判決は「君が代」不起立を続けるだけでは「戒告を超える重い処分は違法」と判じ、その判決に沿って、これまでに都教委が行った減給や停職処分は、根津さんを除き取り消されてきました。ですから、都教委が田中さんに対して行ってきた減給1ヶ月処分は違法です。違法を承知で、都教委は田中さんに対して思想弾圧を行い、東京の教員たちの抵抗を抑え込むことに躍起となっています。
 都教委が「君が代」不起立処分を始めて12年になりますが、教員の不起立・抵抗は続いています。私たちは、教員の闘いを支持し、都教委に対峙していきます。


3月26日都教委定例会傍聴報告

■「君が代」不起立処分、なぜ傍聴できない?!■

 卒業式で「君が代」不起立をした田中聡史さん(不起立処分連続8回目)に対する処分が、また、今年1月の最高裁判決で減給処分が取り消された現職の一人に対し再処分が決定された。処分をするなという人で、傍聴は抽選となった。 公開議題は、議案が「来年度教科用図書選定審議会の諮問事項について」、報告が「コミュニティ・スクールの設置状況について」のみ。後者について報告したい。

▼「コミュニティ・スクールの設置状況について」
 「コミュニティ・スクールとは、『学校運営協議会』が設置され、教育委員会から任命された保護者や地域住民等が、一定の権限と責任を持って学校運営の基本方針を承認したり、教育活動について意見を述べたりできる制度を持った学校」(文科省)という。学校運営協議会は2004年、地方教育行政法に「教育委員会は・・・学校の運営に関して協議する機関として、学校運営協議会を置くことができる」と加えて発足した制度。
 教育行政に反対意見を持つ人がこれに任命されるわけはなく、介入の危険はあっても、公平性は全くない。文科省は2013年6月の教育振興基本計画において、「コミュニティ・スクールを全公立小中学校の1割に拡大」と目標を掲げたが、2014年度実施校は全国でたったの1919校(5%)。文科省は2015年3月の教育再生実行会議第6次提言において、「地方公共団体は、すべての学校での導入を目指す」とさらに目標値を高めた。
 それと関係するのかどうかの説明はなかったが、東京の設置状況が報告された。2014年度は小中1908校中238校、2015年度は262校(13,7%)(予定)とのことであった。世田谷区、八王子市、三鷹市で6割を占める。全く未実施の区市町村の方が多い。
 報告を受けて委員の発言は、どれも、コミュニティ・スクールを歓迎しないと受け取れるものばかり。「設置する価値があるのか。一度始めたから止められないのではないか。論議し、精査が必要なのではないか。」(竹花委員)/「学校と地域が連携するのはいいこと。しかし、片や学校選択制を言い、片や地域を言うのは自己矛盾を起こしている。」(遠藤委員)/「詳細な調査をしてほしい」(木村委員長)/「『教育委員会は…学校運営協議会を置くことができる』のであって、置かなければならないのではない」という発言もあった。
 「自己矛盾」と言った遠藤委員の発言には頷けた。しかし、氏は子どもたちを地域から離す学校選択制に反対はしてこなかったのに、それを忘れたのか、第三者的な発言は無神経ではないか。また、木村委員長は2004年10月には教育委員長、その前は中教審の副会長だったのだから、この制度を作った側の責任があるはずなのに、やはり、第三者的発言だった。
 普段、報告や議案に反対や否定的意見が出されることはほとんどないので、この件についての発言には何らかの意図があるのかと勘繰りたくなった。 これらの発言を踏まえ、事務方は精査を開始するのであろうか。

▼処分を含む非公開案件に移るということで、傍聴者には退場指示が出された。傍聴者の一人は、「君が代不起立処分が気になって、それを傍聴するために来たのだ。なぜ傍聴できないのか」と職員に聞いた。初めて傍聴した人だった。「個人の人事案件だから」と返答する職員に、「君が代処分は単に個人の問題ではない。教育行政の問題であり、みんなの問題だ」と食い下がる。そして、非公開とできる根拠法の提示を求めた。
 それに対し、職員は教育委員会規則第13条を示した。「会議は公開する。ただし、人事に関する件、その他の事件について、委員長又は委員の発議により、出席委員の2/3以上の多数で議決した時はこれを公開しないことができる。」あくまでも、公開が原則なのだ。人事案件だから非公開と、傍聴を半ばあきらめていたけれど、「君が代」不起立処分は個人の人事案件にとどまらない。公開を要求していいのだと改めて気づかされた。

通信へのリンク



校長宛入学式不起立処分をするな

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2015年4月8日

東京都教育委員会 教育長 中井敬三様  
             教育委員長 木村孟様   
石神井特別支援学校校長 豊田栄治様

河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会

入学式「君が代」不起立処分を
しないことを求める要求書

 卒業式に続き4月7日に行われた入学式でも「君が代」起立の職務命令を拒否した田中聡史さん(石神井特別支援学校教諭)に対し、同校豊田校長は「不起立を現認した」旨を田中さんに通告しました。すでに事故報告書なるものを都教委に提出したものと思われます。それを受けて、都教委は田中さんに対して事情聴取を行い、処分発令に向けて動くのでしょう。
 人々の間で論争のある「日の丸・君が代」について、「日の丸に正対し、君が代を起立斉唱する」ことを職務命令を以て教職員に強制し、教職員が起立する姿を子どもたちに見せ、「日の丸・君が代」の尊重を刷り込むことは教育の政治利用以外の何ものでもありません。教育行政がしてはならないことです。
 そうした職務命令に、不利益を覚悟して服従しない田中聡史さんを、私たちは支持します。
 都教委は、田中さんに対する処分発令に向けた動きを直ちにやめてください。

 これまでも私たちはその都度こうした要求・要請を行ってきました。しかし、ブラック企業化した都教委は、都民や教員の声に耳を貸さず、処分発令を議題とする教育委員会定例会を非公開にし、どのような論議がなされたのかも知らせずに処分を発令してきました。
 教育委員会規則第13条は、「会議は公開する。ただし、人事に関する件、その他の事件について、委員長又は委員の発議により、出席委員の2/3以上の多数で議決した時はこれを公開しないことができる。」と謳います。「公開しないことができる」のであって、原則はあくまでも公開なのです。「君が代」起立の職務命令違反云々というこの問題は、個人の問題にとどまりません。都民みんなの問題です。ですから、非公開の場で議論があったか否かを隠して処分案件を承認することはやめてください。
 また、処分量定についてですが、2012年最高裁判決は、不起立を続けるだけでは「戒告を超えるより重い処分は違法」と断じました。それに従うならば、都教委が田中さんに対して2013年から減給1か月処分を強行していることは違法です。
 さらには、入学式処分の発令を5月末にして、処分期間が期末勤勉手当支給の基準日である6月1日にかかるような姑息な真似をしてまで、賃金カットを大きくしています。
 こうしたことに強く抗議し、処分発令に向けたすべての動きを中止するよう要求します。

1. 豊田校長には、都教委にあげた事故報告書を取り戻すよう要求する。
 豊田校長は田中さんとこれまで一緒に働いてきて、田中さんが子どものことを第一に考え働いてきたことをご存じのはずです。
2. 人事部職員課服務担当は事情聴取をしないこと。処分に向けた作業の一切を止めること。
3. 1,2が遂行されず、田中さんの処分案件が定例会の議題となった場合、教育委員長及び教育委員はこれを非公開議題としないこと。傍聴者の前に、議論を丁寧に示すこと。
 減給以上の処分が違法であることを認識したうえで議事に臨むこと。

以上

要求書へのリンク



2015/04/08

入学式「君が代」不起立処分をしないことを求める要求書

201549

2015年3月31日

東京都教育委員会 教育長 中井敬三様  
             教育委員長 木村孟様
石神井特別支援学校校長 豊田栄治様

河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会

入学式「君が代」不起立処分を
しないことを求める要求書

 卒業式に続き4月7日に行われた入学式でも「君が代」起立の職務命令を拒否した田中聡史さん(石神井特別支援学校教諭)に対し、同校豊田校長は「不起立を現認した」旨を田中さんに通告しました。すでに事故報告書なるものを都教委に提出したものと思われます。それを受けて、都教委は田中さんに対して事情聴取を行い、処分発令に向けて動くのでしょう。
 人々の間で論争のある「日の丸・君が代」について、「日の丸に正対し、君が代を起立斉唱する」ことを職務命令を以て教職員に強制し、教職員が起立する姿を子どもたちに見せ、刷り込むことは教育の政治利用以外の何ものでもありません。教育行政がしてはならないことです。
 そうした職務命令に、不利益を覚悟して服従しない田中聡史さんを、私たちは支持します。
 都教委は、田中さんに対する処分発令に向けた動きを直ちにやめてください。

 これまでも私たちはその度にこうした要求・要請を行ってきました。しかし、ブラック企業化した都教委は、こうした都民や教員の声に耳を貸さず、処分発令を議題とする教育委員会定例会を非公開にし、どのような論議があったのかも知らされずに処分を発令してきました。
 教育委員会規則第13条は、「会議は公開する。ただし、人事に関する件、その他の事件について、委員長又は委員の発議により、出席委員の2/3以上の多数で議決した時はこれを公開しないことができる。」といいます。「公開しないことができる」のであって、原則はあくまでも公開なのです。「君が代」起立の職務命令違反云々というこの問題は、個人の問題にとどまりません。都民みんなの問題です。ですから、非公開の場で議論があったか否かを隠して処分案件を承認することはやめてください。
 また、処分量定についてですが、2012年最高裁判決は、不起立を続けるだけでは「戒告を超えるより重い処分は違法」と断じました。それに従うならば、都教委が田中さんに対して2013年から減給1か月処分を強行していることは違法です。
 さらには、入学式処分の発令を5月末にして、処分期間が期末勤勉手当支給の基準日である6月1日にかかるような姑息な真似をしてまで、賃金カットを大きくしています。
 こうしたことに強く抗議し、処分発令に向けた動きを中止するよう要求します。

1. 豊田校長には、事故報告書を取り戻すよう要求する。
 豊田校長は田中さんとこれまで一緒に働いてきて、田中さんが子どものことを第一に考え働いてきたことをご存じのはずです。

2. 人事部職員課服務担当は事情聴取をしないこと。処分に向けた作業の一切を止めること。

3. 1,2が遂行されず、田中さんの処分案件が定例会の議題となった場合、教育委員長及び教育委員はこれを非公開議題としないこと。傍聴者の前に、議論を丁寧に示すこと。
 減給以上の処分が違法であることを認識したうえで議事に臨むこと。

以上

要求書へのリンク



東京都研修センター要請書

201543

2015年4月3日

東京都研修センター長殿

河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会

要 請 書

 東京都教育委員会は、先日3月30日に「君が代」斉唱時の不起立に対し、またしても処分を強行しました。板橋特別支援学校の田中聡史さんは今回で8回目の処分を受けたことになります。都教委はある裁判で、不起立をした翌年に起立をしている教員に「思想及び良心の自由」を主張する権利はないと述べていました。処分をもって脅しながらよくそんなことが言えるものだと驚きましたが、田中さんは不当処分や不利益を受けながらも、譲れないものとして連続8回の不起立を貫いています。都教委は教員としての個人の思想良心の自由を認めるべきです。
 処分を構えて教職員を起立させ、ひいては子どもたちに起立を強制するやり方は、教育とはいえず、不当な政治介入というべきです。過去の戦争で「日の丸・君が代」がはたしてきた歴史的経緯を反省し総括することなく、教育で「国旗・国歌」を強制する国のあり方は、国際社会から見れば異常というほかありません。(国連・自由権規約委員会の「日の丸・君が代」に関する総括所見には「……思想、良心、宗教の自由や表現の自由の権利に対するいかなる制約をも押し付けることを差し控えるように締約国に要求する。」とある。)
 不当処分の撤回を要求します。

 また、処分をした上に、何度も、以下のような同一内容の研修

①「地方公務員として上司の職務命令に従って職務を遂行しなければならないことについて」
②「適正な教育課程の実施にむけて関連法令や学習指導要領に基づいた教育活動について」
③「小中高の各段階における学習指導要領の国旗国歌の指導に関する記述について」
④「国歌起立斉唱命令に関する最高裁の判決について」
⑤「高等部学習指導要領特活の編成の取り扱いの内容について教員としてどのように指導を行うべきか」
⑥「今年の卒入学式でなぜ地方公務員としての行動がとれなかったか」
⑦「学習指導要領をふまえ、あなたはどのように国旗国歌を指導しなければならなかったか」
⑧「これまでの研修を通して、理解が深まったこと及び所感を記述せよ」。

を受けさせ、非を認めさせようと個人の内心の自由に踏み込み、精神的苦痛を与える「再発防止研修」という名の研修が、違憲違法な人権侵害だということを指導主事は認識しているのだろうか。考えてみたことがあるのだろうか。研修にあたる指導主事こそ、人としての良心に立ち返ってもらいたいものです。

 さらに、2013年度からは「再発防止研修」の回数が合計20回近くにもなり、傍目から見ていると、つまらない授業を子どもたちに強いる、創造性のない何も考えない教育者の容貌と指導主事とが重なってくる。また、それを受けさせられる当該の気持ちになって考えると、まるで拷問、いじめのようなやりかたを想起してしまいます。
 「再発防止研修」という名の研修は、減給1か月という処分をした上での、二重処分というべき内容を持っていると考えます。
 人権侵害である再発防止研修を中止することを要求します。

以上

要請書へのリンク



2015/04/07

田中さん石神井入学式チラシ

F20150407

2015.4.7

新入生の皆さま 保護者の皆さま
ご入学おめでとうございます

 今日から始まる新しい学校生活に胸を膨らませていることでしょう。楽しいスタートが切れますよう、そしてたくさんの出会いがありますよう祈念しています。

■入学式に「君が代」斉唱 なぜ?

 半月前に行われた卒業式でも「君が代」斉唱が行われましたが、きょうの入学式でも「君が代」起立・斉唱を求められます。文科省や東京都教育委員会が卒業式・入学式で、「日の丸」を掲揚し「君が代」を起立し斉唱することを強制しているからです。
 「日の丸・君が代」をめぐってはさまざまな理由から肯定できない人が少なからずいます。また、人びとに国家の思想を押し付け、反対した人を弾圧した戦争中の政治への反省から、戦後制定された日本国憲法は思想・良心の自由や表現の自由を保障しました。わたしたちには、自分の考えを持ち、それを表現する自由があります。
 学校は、自分の頭で考える力を育てるところ、一人ひとりの違いを認め合い、個性を大切にして学び育つところです。強制し従わせることは、それに反する、学校がもっともしてはいけないことです。

■「君が代」起立の命令に 従わない教員を処分 なぜ?

 東京都教育委員会は「君が代」起立を徹底させるために、2004年から校長を介して教員に職務命令を出し、起立をしない教員を「職務命令違反」で処分をしています。間違った職務命令には従ってはならないと、自己の不利益を覚悟で起立を拒否し、これまでに延べ464名の教員が処分を受けています。
 この学校に今年転勤してきた田中聡史先生も2011年から毎年処分を受けてきました。

■「徴兵に志願せよ」と言われたら?

  安倍首相は昨年7月に集団的自衛権の行使容認を決め、いつでも戦争を始められる準備をしています。先日は、自衛隊を「わが軍」とも言いました。自衛隊員を真っ先に戦闘に参加させるゆえのことばです。自衛隊員で足りなくなれば、いろいろなかたちの徴兵がされるでしょう。
 「徴兵に志願せよ」と言われたら、そのとき、あなたは拒否することができるでしょうか。お子さんの出兵を止めさせることができるでしょうか。
 こうしたときに拒否できなくするために、日ごろから指示・命令には考えずに従うことを教え込む。そのために卒業式・入学式で「君が代」起立をさせるのだと私たちは考え、これに反対しています。

河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会

チラシへのリンク



2015/04/02

法廷カレンダー

法廷カレンダー、2015年4~5月を更新しました。

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