フォト

掲示板

停職「出勤」日記2009

停職「出勤」日記2008

停職「出勤」日記2007

停職「出勤」日記2006

停職「出勤」日記2005

投稿欄

ちらし置場

リンク集

« 都庁前通信 2015年7月23日 | トップページ | 田中さん再防研中止要請文 »

2015/07/24

都庁前通信 2015年7月23日(本文)

都教委が恐れるのは子どもたちが
思想・良心の自由を獲得すること

 戦争法案を何としてでも通そうと企む安倍内閣に若い人たちが大きく「反対」の声をあげている。最近、マスコミもそれを報じている。この新聞記事の福田さんは、「君が代」不起立で減給処分に始まり、停職6か月処分を3回受け続けた根津公子さんが1年間在職した中学校の、当時の生徒だった。
 彼女は、根津さんが停職中に校門前に立ち、停職処分にされた事実を示し、抗議していた姿から学び、行動を始めたという。

 都教委が「君が代」起立を拒否する教員を処分するのは、子どもたちが社会には異なる考えがあることを知り、それをもとに自分で考え、発言し行動するようになってはまずいと考えるからであろう。子どもたちが思想・良心の自由を獲得することを恐れるのだ。
 都教委がどんなに“異なる考え”を持つ教員を排除しても、排除できるものではないことを、この記事は示している。
 2004年に当時の教育委員であった鳥海巌委員は「君が代」起立斉唱の徹底と処分について、「1人、2人だからいいじゃないのと言うかもしれませんけれど、・・・何しろ半世紀の間につくられたがん細胞みたいなものですから、・・・少しでも残すと、またすぐに増殖してくる。徹底的にやる。曖昧さを残さない」と発言。このことばのとおりに都教委は重い処分を強行したけれど、それを反面教師に思想を獲得する子どもがいる。子どもを侮ってはいけない。
  さまざまな題材をもとに考え判断し、行動できる子どもたちを育てることが学校の仕事であり、社会をよくする道である。


7月9日都教委定例会傍聴報告

■都教委は事実上、請願権を奪っている■
 都立中学校(中高一貫校の中等教育学校、特別支援学校中学部を含む)教科用図書選定審議会の答申について報告する。

 中学校教科書採択の手続きの1つとして、都教委が検定を通ったすべての教科書についてその記述を調べるよう審議会に諮問していた「教科書調査研究資料」の答申が、前回の定例会で報告された。今回は、それをもとに、都教委が各中学校の特色を考慮して作成したという各学校の「教科書調査研究資料」及び「教科書採択資料」が、審議会で「適切」と答申されたとの報告だった。
 資料は都教委の教育目標及び各学校の基本方針を考慮して作っているというものの、各学校の基本方針は都教委に縛られているから、独自性など見えず、どの記述も各学校ほとんど変わらない。これを作る意味が感じられなかった。

 この議題の中で、都立中学校の教科書採択に関し、25件・2170名の請願があったことが報告された。請願の趣旨は、≪ア.教科書の採択に当たっては、当該校の意向を尊重すること  イ.当該校の意向尊重のための制度的保障を検討すること  ウ.憲法を軽視し、過去の戦争を肯定するような教科書を学校に押し付けないこと  エ.採択に当たっては、それぞれの教科書を選んだ理由を明らかにすること≫。
 2001年度から現場の声を無視して、都教委が扶桑社、自由社、育鵬社の社会科(歴史分野・公民分野)教科書を都立中学校の生徒たちに使わせてきたことから、それを改めよという請願であった。
 これに対し遠藤委員が、「請願の取り扱いについて、法的位置づけはどうなっているのか」と質問した。対して、事務方の回答は、「請願の内容が初めての場合は教育委員(会)で検討するが、過去に同趣旨の請願があったものについては検討せず、教育長等が回答する」。したがって、この25本の請願は全く検討されず、受領印だけが押されただけ。かたちだけの請願権。都教委は都民の請願を握りつぶし続けてきたのだ。
 都教委が扶桑社版社会・歴史分野を採択したのは2000年、これを採択した時の教育委員は全員退任したというのに、それ以降の同趣旨の請願について検討しない(しなかった)というのは、都教委は亡霊の支配するところか。現行の教育委員は自分たちの目で見て、請願について考え、話し合うべきではないか。それをしないのは、都民の声を無視し、都教委の責任と権限を放棄することではないか。
 事務方の回答に続けて中井教育長は、「資料を参考にして採択する。請願については事務局対応で」とまとめたが、質問した遠藤委員も他の委員も沈黙で通した。不文律があるかのように。

◇憲法16条  請願権
何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。

  つい数日前のこと、「神奈川県教育委員会へ高校日本史の採択について請願に行ったところ、5分の意見陳述ができた」(高嶋伸欣琉球大名誉教授)という。神奈川でも、過去に同趣旨の請願はされてきたところだ。
 都教委は、請願権を奪っていることを認識し、憲法に基づく対応をせよ。

通信へのリンク



« 都庁前通信 2015年7月23日 | トップページ | 田中さん再防研中止要請文 »

ちらし置場」カテゴリの記事