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2018年6月

2018/06/28

都庁前通信  2018年6月28日号

F20180628

日大アメフト部傷害事件は日本の縮図


 監督、コーチが「反則してでも相手のクオーターバックを潰してこい」と言い、それを実行させられた選手。上からの指示・命令には考えずに従わせる・従う体質は、軍隊のそれである。戦前の日本軍は「軍人勅諭」で「上官の命令は天皇の命令」と説き上官への絶対服従を要求した。こうして、侵略した先の中国では、初年兵に銃剣を持たせ、「度胸をつけるため」、捕虜を刺殺・試し切りさせた。日本軍の中国・アジア侵略で2000万人にものぼる人々が亡くなった。そしてこのアジア・太平洋戦争で軍民300万の日本人の命が失われた。
 この軍人勅諭とセットにして、国民に天皇への絶対服従の精神を植え付けようとしたのが、「教育勅語」だ。これを森友学園塚本幼稚園が園児に朗唱させていた。そして、安部首相夫人・昭恵氏が森友学園の新設予定の小学校名誉校長になっていたのが森友問題の発端で、政権が嘘に嘘を重ねることになる。
 ところで、今回の日大アメフト部傷害事件の背景には、日大の内田正人前監督を頂点とした強権的な支配体制がある。内田氏は日大の中で運動部の予算を管理し、人事とカネを握っていた。そしてコーチ陣を人事権で支配し、アメフト部の指導方法は「徹底した上意下達」だった。こうした上命下達の思考が、傷害事件を起こさせた。事件の当該選手が記者会見し、監督・コーチの指示を告白し、自分の非をわびたが、内田正人前監督は悪質タックルを指示した事実を認めようとしなかった。
 多くの人びとが今回の事件と森友・加計問題の構図があまりにも似ていることを感じ、マスコミもそのことを取り上げている。ただし、自らの非を認めた選手の記者会見での勇気ある態度、さわやかさと、ひたすら上の意向を「忖度」し、嘘を積み重ね、そのために一職員が自殺しても意に介さず、国会で虚言答弁を平然とやる安倍首相や麻生財務大臣、そして官僚などの無責任で恥知らずな態度との違いは対照的だ。
 大学だけでなく、中学校・高校の部活動にも、また、企業にもパワハラ、しごきやいじめがかなりの頻度で起きている。今回の日大アメフト部事件は日本社会の一つの縮図・病巣をあらわしているのではないか。
 こうした現実を見るにつけ、「日の丸・君が代」の尊重や指示命令に従うことを子どもたちに刷り込む教育を止めさせねばと強く思う。

教育勅語の現代版を狙う道徳 教科書展示に足を運んでみませんか!

 戦前の教育の反省に立てば、政権の道徳観・価値観を子どもたちに押し付けることは、してはならない。しかし、安倍政権は教育基本法を変え、道徳を、教科書を使い評価する教科にした。評価することを通して子どもたちには一定の価値観「正解」が注入される。再び、戦前と同じように政府の価値観を植え付けられた子どもたちがつくり出されることに、私たち市民・保護者は黙っていてはいけないと思う。
 現在、来年度使用の中学校道徳教科書の採択に向けて各区市町村教委が見本本の展示を行っている。8社のどの教科書も、検定を通過したのだから、文科省の指示する 22 の徳目を網羅する教材を並べ、最後に自己を評価するページを設けていて、大同小異の感はある。
 しかし、とりわけ問題なのが、日本教科書会社と教育出版の教科書。日本教科書会社は、育鵬社の歴史・公民教科書を作成した日本教育再生機構理事長の八木秀次氏が立ち上げた出版社で、現在の代表は武田義輝氏。武田義輝氏は晋遊舎会長を兼ね、両社は事実上一体の会社。晋遊舎はヘイトスピーチ本『マンガ嫌韓流』や児童ポルノ本で知られた出版社である。
 この2年生用教科書には、「込められた想い『和解の力』」と題して2016年12月27日に安倍首相が真珠湾で行った演説を掲載。安倍首相は「パールハーバーを和解の象徴として記憶し続けてくれることを私は願います。」と言う。まるで、安倍首相の言う「日米同盟は世界最強の同盟」の宣伝のようだ。しかし日本にとっては、かつて日本が侵略したアジアの人々との和解(=日本の謝罪あっての和解)こそが、今なお求められている。森友、加計問題で嘘をつき通し、官僚にも文書改ざんや嘘の証言をさせる、あるいは忖度させるような人物の道徳観を子どもたちに教えられてはたまらない。
 また、コラム「台湾に遺したもの 統治下での教育」では、台湾の人たちが日本の統治を喜んだと書く。そこには台湾を日本の植民地にしたことへの反省はない。日本の統治下で起きた抗日抵抗運動とその徹底的な弾圧にはまったくふれない。これでは、一面的な歴史認識を子どもたちに教えることになる。
 最後は、「心の成長を振りかえる」として、「日本人としての自覚をもち」「国を愛し、伝統や文化をうけつぎ」等、22の心を4段階で自己評価させる。
 教育出版の教科書は、小学校道徳教科書と同じく、こちらも日本会議系の学者である貝塚茂樹氏らの執筆。
 都立中学校の教科書採択は、都教委定例会で教育委員が行う。そこにも声を寄せましょう。


5月24日都教委定例会傍聴記


①「東京都がん教育推進協議会」提言について

 国ががん対策推進に乗り出したことから、都は外部講師を活用したがん教育をすべての学校で行っていくことを提言にまとめたとの報告。
 提言は、福島県の小児甲状腺がん及び疑いの子どもたちが196人(2018年3月調査)という現実や、その福島への帰還政策を国にならって進めてきた都の施策については一言も触れずに、「がんについての正しい知識とともに命の大切さを子どもたちに教える」という。「がんに対する正しい知識」を言うなら、被爆に言及するのは当然である。にもかかわらず、教育委員の誰一人として、それを指摘し福島に触れる人はいなかった。
  
②都民の声(教育・文化)について[昨年度下半期]

 寄せられた「都民の声」1913件のうち、「苦情」が最多の1338件(69、9%)、次が「要望」の270件(14、1%)。これまでと同じ傾向という。
 「高校の室外機の騒音がうるさく、平日は仕方ないが、土曜日のエアコン使用は迷惑」という近隣住民からの苦情には、「副校長から申し出者に謝罪するとともに、室外機を移設した。」「体育の授業におけるマラソン指導において、教員から生徒に掛ける言葉が汚く、聞き苦しい」という苦情には、「校長から当該教員に厳しく指導した」など、素早い対応をしたとの報告。
 陳情等(団体要請)40件のうち、「学校運営」に関するものが19件(47、5%)であり、そのうち、「学校教育の充実について」が12件。障害児教育の充実を求める要望、発達障害に対する支援の充実を求める要望である。陳情等の2番目は「教職員」に関するもので18件(45、0%)、そのうち、「国旗掲揚・国歌斉唱と教員の処分について」が14件。請願3件のうちの1件も、「国旗掲揚・国歌斉唱と教員の処分について」だった。
 「苦情」に対してはすぐに改善策をとるのに、「君が代」不起立処分については今回も、「本通達を撤回する考えはありません。懲戒処分の撤回は考えていません。服務事故再発防止研修を実施します。」と請願者に通知したとのこと。都教委の方針と異なる意見に対しては、都教委は「都民の声」とは思わないのだろうか。謙虚に批判を受け止め、論議し再考する姿勢を示すべきだ。

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2018/06/07

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